金刀比羅宮参道をライトアップ 竹あかりで幻想的に演出

2025年11月28日(金) 配信

竹あかりでライトアップされた金刀比羅宮参道

 香川県・琴平町の金刀比羅宮の表参道が12月25日(木)までの毎晩(午後5時30分から10時まで)、約150基の竹あかりで幻想的にライトアップされている。地元の事業者有志で作る琴平山博覧会実行委員会の主催。

 同実行委員会は、150年前の明治時代に金刀比羅宮で開催され好評を博した「琴平山博覧会」を現代の感性で再解釈し、アートや音楽、食などを軸に関係人口の創出をはかろうと、「琴平山博覧会2025」(2025年9月1日~12月25日)を実施している。ライトアップもその一環で、「琴平×まんのう 竹あかりプロジェクト」として11月9日(日)から実施しているもの。

 「琴平×まんのう 竹あかりプロジェクト」は、琴平町と隣接するまんのう町が連携し、放置竹林の整備と夜間の参道活性化という地域課題に同時に取り組む地域共創型のアートプロジェクト。日本初の竹あかり集団「CHIKAKEN(チカケン)」を率いる池田親生氏がプロデュースを担当し、筒状に切った孟宗竹の側面にデザインされた穴をあけ、中にLEDライトを設置することで、光と影が織りなす幻想的な空間を生み出している。

多言語ガイド付き飲み比べ 愛媛・松山で新感覚体験

2025年11月28日(金)配信

日本酒飲み比べの3種

 観光地向けにオーディオガイド制作などの事業を展開するon the trip(成瀬勇輝社長、東京都港区)は11月15日(土)、愛媛県松山市の水口酒造(水口皓介社長)と連携し、同酒造で展開している日本酒とクラフトビール「道後ビール」を多言語の音声ガイドとともに味わう新しい飲み比べ体験を開始した。

 インバウンド誘客や県内周遊、観光消費額の向上を目指し、県が実施するデジタル実装加速化プロジェクト「トライアングルエヒメ2・0」の一環。

 日本酒の3種飲み比べ(1000円)と、道後ビール3種類の飲み比べ(1200円)の2種類を用意する。日本酒の飲み比べでは、「薄墨桜」、「さくらひめ」、フラッグシップモデルの「NIKITATSU2024」の風味の異なる3銘柄を順にテイスティング。ガイドでは、麹づくりの音や香りの特徴、酒造りに込められたストーリーを紹介しながら味わいを深める。

 道後ビールの飲み比べは、夏目漱石の小説「坊ちゃん」から命名されている「坊っちゃんビール」(ケルシュ)、「マドンナビール」(アルト)、「漱石ビール」(スタウト)の3種を味わう。音声ガイドは夏目漱石をイメージした語り口で、素材や製法、ビール作りに挑戦する水口酒造のチャレンジ精神などを紹介する。

人気の道後ビール

台湾・桃園市と「人財交流に関する基本合意書」を締結 西武プリンスホテルズ、横浜八景島

2025年11月28日(金) 配信

 西武・プリンスホテルズワールドワイド( 金田佳季社長、豊島区)と西武プリンスホテルズの子会社である横浜八景島(竹口豊社長、神奈川県横浜市)は11月24日(月)、台湾・桃園市と「人財交流に関する基本合意書」を締結した。桃園市からのインターンシップ受け入れを強化し、従業員同士の交流を活性化することでグローバル対応スキルが高い人材育成の強化をはかる。

 両社は2015年から桃園市の大学と個別に提携し、インターンシップ受け入れを行ってきたほか、桃園市には横浜八景島が運営する都市型水族館「Xpark」があり、友好関係を深めてきた。今回の締結で、新たに市内の複数の大学との接点ができたことから、交流の拡大が見込まれる。

 西武プリンスホテルズは15年から台湾の大学生インターンシップを約300人受け入れており、スキルアップの機会を提供。インターンシップを通し、約30人が入社し、現在も活躍しているという。同社はグローバルホテルチェーンへの成長に向けて、外国人従業員数を現状の2~3倍にすることを見据え、外国人従業員限定の手当などを制度化している。

 横浜八景島でもこれまで約30人のインターンシップを受け入れてきた。今後はインターンシップを通し、日本の水族館ノウハウを受け継いだ人材を育成することで、開業5周年を迎えた「Xpark」のさらなる発展など、両国の友好の懸け橋を担うことを期待している。

国交省とバス業界が意見交換 “切迫した現場の声”届ける(全国運輸環境協会 国会セミナー開く)

2025年11月28日(金)配信

国会セミナーのようす

 全国運輸環境協会(竹島美香子会長、東京都新宿区)はこのほど、東京都千代田区の衆議院第二議員会館で、バス業界の在り方をともに考える機会として、国土交通省、経済産業省の担当官と意見交換を行う国会セミナーを開いた。会発足から10年を超え、国会セミナーは今回で7回目。今回は安全対策や人手不足への対応、運賃制度の見直しなど、山積する課題の解決に向けた意見交換を通じて、参加者はバス事業の切迫した現場の声を届けた。

竹島美香子会長

 冒頭、竹島会長は「地域のバスを維持していくためには、関係省庁との連携が非常に重要。本日のセミナーで業界の現状や課題を率直に伝えさせていただき、政策立案などに生かしていただければありがたい。今後も、官民が一体となって解決策を模索する重要な機会としていきたい」と述べた。

 同協会の名誉顧問を務める柴山昌彦衆議院議員は「安全を守り、多様な人材がしっかりと業界で活躍できる環境を整えていく観点でこれまで開催してきた」とセミナーの趣旨を説明。関係省庁と連携をとって、インバウンド対策や最新機材の導入、人材不足対策など、安全確保に向けた課題解決を支援していきたい考えを訴えた。

衆議院議員の柴山昌彦名誉顧問

 第1部の意見交換会では、国土交通省物流・自動車局旅客課と都市局都市計画課、経済産業省地域経済産業政策課の各担当官が出席。バス事業に関する運行管理や人員体制、安全対策制度、人材不足対策などに関する質問や相談に答えた。

 最初に、運行管理者や点呼執行者、運転士の他事業者間での協力・貸出の法令上の可否、条件、手続きを明確化した。運行管理業務は2024年度から同一事業者内で一元化が実施可能となり、事業者を跨ぐ一元化まで視野に入れた検討を進めている意向を示した。一方、運転士はそれぞれの事業者で雇用・専任する必要があると回答した。

 点呼について、対面による点呼と同等の効果を有する遠隔点呼や、業務前後の自動点呼の制度を新たに規定。自動点呼機器の業務前の機器認定は25年8月から始まり、認定を受けた自動点呼機器は、国交省の「運行管理高度化ワーキンググループ」ページに一覧で案内していると紹介した。

 安全対策・制度活用に関しては、安全原価計算と下限運賃制度、貸切バス安全評価制度の評価基準強化、ASV(先進安全自動車)や後付安全装置の設置に対する補助金制度の検討状況などの質問が挙がった。

 第2部では、国土交通省の物流・自動車安全政策課の担当官が出席。会員からバス事業の安全向上政策に関する質問や、現場の実情を訴えた。

 国交省が25年度までを計画期間とする「事業用自動車総合安全プラン2025」のバス分野において、25年の目標達成状況や経過、次期計画の見通しを確認。このほか、車線逸脱警報や前方衝突警報などの後付け可能な装置の普及策や考え方、ASVの定義・評価課題を聞き、現行ガイドラインの更新を要望した。

 要望では、後付け「前方車両衝突防止警報装置」の特定ASV指定の追加や、「貸切バス安全性評価認定制度」における後付ASVを含む正当な評価の要望が行われ、国交省側は受け止めた。

中部国際空港、タイ国際航空の発着便に特典 航空券プレゼント企画も

2025年11月27日(木) 配信

「セントレアからタイ国際航空で、旅をもっと特別に」キャンペーン

 中部国際空港とタイ国際航空は12月1日(月)~2026年2月28日(土)まで、タイ国際航空のセントレア(名古屋)発着便搭乗者を対象に「セントレアからタイ国際航空で、旅をもっと特別に」キャンペーンを実施する。セントレア内の対象店舗や名古屋市内の「ドン・キホーテ」店舗と連携し、搭乗券を提示すると、対象店舗で割引やプレゼントなどの特典を受けられる。

 同キャンペーンは、タイ国際航空の設立65周年とセントレア開港20周年を記念して実施するもの。セントレア発着のタイ国際航空便の利用客に付加価値を提供し、旅の満足度を高めてもらう狙い。

 対象店舗は空港内12店舗のほか、免税店の利用者限定で名古屋市内の「ドン・キホーテ」4店舗(栄店、栄3 丁目店、大須店、納屋橋店)。日本、タイ両国の旅行者にとって魅力的な空港体験となるように構成。日本人旅行者向けには、セントレア発着便の運航時間(午前発・早朝着)に合わせ、朝食ニーズに応えるモーニング提供店舗を選定している。

 一方、タイ人旅行者向けには、抹茶や食品サンプルなど日本らしさを感じられる商品を扱う店舗に加え、フルーツやシーフードなど親しみのある食材を取り扱う店舗を中心に選定し、インバウンド人気の高い「ドン・キホーテ」も対象に含めた。

 中部国際空港は、25年10月にタイ空港公社(AOT)と姉妹空港提携を締結したことを契機に、タイとの連携を一層強化しており、今後もこうした取り組みを通じて、タイ路線の魅力向上と相互需要の拡大を目指すとしている。

 対象店舗・特典内容の詳細は、中部国際空港セントレア公式サイト内のキャンペーンページ(https://www.centrair.jp//information/thai-centrair-special.html)から。

名古屋~バンコク往復ペア航空券をプレゼント

 そのほか、タイ国際航空の名古屋~バンコク往復ペア航空券をプレゼントするキャンペーンも実施する。同期間中にFacebook、Instagram、Xのいずれかで、タイ国際航空の公式アカウントをフォローのうえ、タイで撮影した写真を指定ハッシュタグ(#NagoyaTHAI、#SmoothAsSilk)をつけて投稿すると応募完了。投稿内容を審査、選定のうえ、1人に往復ペア航空券が贈られる。18歳以上が参加可能。

東道後のそらともり、男性サウナを全面リニューアル

2025年11月27日(木) 配信

音、香り、熱が巡る新サウナ「LUMO SAUNA」

 そらともり(後藤光伸社長、愛媛県松山市)は11月28日(金)、運営する同市の宿泊温浴施設「東道後のそらともり」の男性大浴場サウナを全面改装し、「LUMO SAUNA(ルモ・サウナ)」としてリニューアルオープンする。

 新サウナはサウナ音楽家・とくさしけんご氏と、音響設計を手掛けるWHITELIGHTの共同開発によるもので、3つの音源がレイヤー状に重なり合う国内でも珍しい音響システムを導入した点が特徴だ。サウナの前室専用に制作した音楽とあわせ、サウナ滞在そのものを“音の旅”として楽しめるよう設計したという。

 サウナ室には、愛媛県内子町の作家・児玉惇平氏による特注の反射板を設置。和蝋燭の燭台づくりの技術を生かし、5枚の反射板を重ねた独自構造で熱と音の巡りを生み出す。また、自社開発のアロマオートロウリュウ装置を備え、高所からシャワー状にアロマ水を放出。光に照らされながら降り注ぐ演出により、香り・音・熱が一体となる空間を創出する。

2026年2月に「THE ORIENT」へ改称、オリエンタルホテル神戸

2026年11月27日(木) 配信

神戸・旧居留地で親しまれているオリエンタルホテル神戸

 ホテルやレストラン事業などを国内外で展開するPlan・Do・See(浅葉翔平社長、東京都港区)は11月27日(木)、運営する兵庫県神戸市の「オリエンタルホテル神戸」の名称を2026年2月1日(日)付で、「THE ORIENT(ジ・オリエント)」に改称すると発表した。

 名称変更は、10年3月の開業以来続いていた「オリエンタルホテル」商標の使用許諾契約の終了に伴うもの。新名称には、ホテルが建つ旧居留地の歴史・文化への敬意と、さまざまな文化が交わり合う非日常性の世界観を表現したという。

 「オリエンタルホテル神戸」としての営業最終日となる26年1月31日(土)には、誰でも参加できる「感謝のひとときの場」を設ける予定。詳細は年内に発表する。

 2月1日(日)から11日(水・祝)までは館内メンテナンスを実施し、「THE ORIENT」として2月12日(木)に営業を再開する。

手入れ不要のプリザーブド盆栽「bon.」が誕生 Warldが「Art×盆栽」を提案

202511月27日(木) 配信

盆栽を現代アートに

 日本文化のプロデュース事業などを手掛ける、Warld(野場優妃社長、東京都渋谷区)はこのほど、プリザーブド盆栽の新ブランド「bon.(ボン)」を立ち上げた。日本の伝統文化である盆栽を現代アートとして再構築するもので、手入れ不要で長期的に鑑賞するための「Art×盆栽」を提案する。

 bon.は四季が移ろいゆくなか、自然が持つ「一瞬の生命の輝き」を永遠に保つ“時の彫刻(Sculptures of Time)”として表現するもの。日本人の美意識を体現した芸術で、伝統文化としての「盆栽」が持つ誇りや美意識を尊重しながら、既存の枠にとらわれない表現を追求。現代の感性に寄り添うものに再解釈している。

 水やりや剪定は不要で、通常では植えることができない素材の鉢を利用できることから、第一弾として、国内外で活躍する4人の作家とコラボレーション。「自然×素材×記憶」をテーマに、陶芸やガラス、木工などさまざまな素材との組み合わせが実現した。なお、植物検疫の対象外のため、海外の美術館やコレクターでも自国への持ち出し、展示・所蔵が容易に行える。

 作品を観賞できる展示会が11月27日(木)~12月2日(火)まで、東京・青山の「Telling Cafe & Gallery」で開かれている。「bon.-Timeless Bonsai~今、記憶そして未来~」と題し、約20点のbon.作品や書、写真を展示する。1階エントランスには伝統盆栽の作品を紹介し、「時を留めたArt盆栽」と「今を生きる盆栽」の双方が楽しめる。開場時間は期間中の午前11時~午後7時まで。30日は午後5:30までとなる。

 野場社長は「『和(Wa)の良さを世界(World)へ』——その理念のもと、伝統を守るだけでなく、新しい文化として発信し続ける。『bon.』は、その第一歩です」とコメントしている。

ジーリーメディアグループ、出国税引き上げ案受け調査 84%が「訪日計画に影響ない」

2025年11月27日(木) 配信

 政府が出国税を1000円から3000円へ引き上げを検討していることを受け、ジーリーメディアグループ(吉田皓一社長、東京都渋谷区)は11月13日(木)~14日(金)、日本旅行に関心のある台湾人と香港人に、緊急の聞き取り調査を行った。この結果、84.3%が「訪日計画には影響ない」と答えた。

 調査は、同社が運営する台湾人・香港人向けの訪日観光情報サイト「樂吃購(ラーチーゴー)!日本」のSNSユーザーを対象に実施。5600件の有効回答を得た。

 具体的には、「少し気になるが、訪日計画には影響しない」が46.0%で最多。次いで「全く問題ない、 日本旅行の魅力は変わらない」が38.3%だった。一方、「訪日頻度を減らすことを検討する」は11.2%、「日本旅行を見直し、他の国を選ぶ可能性が高い」が4.4%となった。

呑んで応援! 八丈島の東京島酒と青ヶ島の青酎を提供 焼酎ダイニング「芋蔵」

2025年11月27日(木) 配信

呑んで応援!

 ジェイグループホールディングス(新田治郎社長、愛知県名古屋市)は11月14日(金)から、全国11店舗の焼酎ダイニング「芋蔵」で今年の10月の台風22号と23号の被害を受けた東京都・八丈島と青ヶ島の復興支援を目的に、両島の焼酎を提供している。地域創生やマーケティング支援に取り組む、マインドシェア(今井祥雅社長、東京都港区)とともに手掛けるもので、八丈島の“東京島酒”と青ヶ島の“青酎(あおちゅう)”を特集。売上の一部を復興資金に寄付する。

 「呑んで応援!八丈島・青ヶ島応援フェアin芋蔵」と題し、12月末日までの開催を予定する。提供する銘柄は、八丈島から八丈興発の「情け嶋  スタンダード/鬼ラベル」と八丈島酒造の「八重椿」「江戸酎」、樫立酒造の「島の華」、坂下酒造の「黒潮」、青ヶ島からは青ヶ島酒造の「あおちゅう(青酎)」。数量限定のため、店舗により在庫などが異なる場合あり。

 ジェイグループホールディングスの林社長は「このたびの台風被害を受け、少しでも早く応援の輪を広げたいとの思いから、緊急的に本フェアを企画・開催しました。居酒屋での一杯が被災地の支援につながる――そんなきっかけを多くのお客様に届けたいと考えています」とコメントしている。