びわ湖大花火大会4年ぶり開催、大津市で8月8日

2023年7月21日(金) 配信

約1万発の花火が夜空を彩る
 滋賀県大津市で8月8日(火)、湖国の夏の風物詩「2023びわ湖大花火大会」(同実行委員会主催)が4年ぶりに開催される。
 
 同市の県営大津港沖水面一帯で、午後7 時30分から8時30分まで、約1万発の花火が打ち上げられる。今年のテーマは「〜夏のシガリズム〜復活のびわ湖大花火大会」。子供たちの夢や平和への祈りを花火で表現するという。
 
    前回大会(2019年)の来場者数は約35万人。毎回大津港周辺は大混雑することから、実行委員会は今回、新型コロナ感染症対策として、一般観覧場所(無料)を大幅に減らし、有料観覧席を充実させる。ペアシートや桟敷席のほか、スムーズに帰路に就けるように「駅チカシート」などを設ける。
 
    会場へのアクセスはJR琵琶湖線大津駅から徒歩約15分、京阪電車びわ湖浜大津駅から徒歩約5分。
 

歴史探索スタンプラリー開始、香川県ことでん沿線で

2023年7月21日(金) 配信

劇画調のポスター

 高松琴平電気鉄道(真鍋康正社長、香川県高松市、ことでん)は7月15日(土)から、同市内を中心とすることでん沿線でスタンプラリー企画第4弾「電磁車輌コトディーン ルート志度〜神櫛王の脱出・中編」を始めた。

 沿線の史跡や遺跡の魅力を体感する歴史探索スタンプラリーで、参加者はスマホで動画を見ながら各駅を巡る。動画では劇画的ビジュアルの登場人物がミステリー仕立てのストーリーを展開し、沿線の魅力を掘り下げていく。

 ことでんの「高松築港駅」「瓦町駅」の窓口でスタンプ手帳を購入(400円)して参加する。通常スタンプと動画が読み込めるQRスタンプの2種類がある。スタンプを集めると瓦町駅でコトディーングッズがもらえる。

 スタンプラリーは、ことでんと香川県の魅力を一味違った角度から発信しよう2019年に始めた。2021年度の「前編」も同日からリバイバル開催し、現在は前編と中編が同時に楽しめる。

 真鍋社長は「ローカル鉄道存続の危機が叫ばれるなか、新たな鉄道の価値へスポットを当てる試み。楽しむ乗り物としての鉄道の魅力を発信していきたい」と話す。

観光行政に携わった経験生かす 髙橋観光庁長官が初会見開く

2023年7月21日(金) 配信

観光庁の髙橋一郎長官は7月19日(水)、就任後初の会見に臨んだ

 観光庁の髙橋一郎長官は7月19日(水)、就任後初の会見に臨んだ。「観光の持つ揺るぎないポテンシャルと発展の可能性を信じている。全国の観光産業に携わる人々が、一層の誇りをもって取り組みを進めて行けるようにその声に耳を傾けて、観光行政に携わった経験を通して全力を尽くしていく」と抱負を語った。生産性向上や人材不足の課題については、関連業界との連携のもと、持続可能で力強く稼げる産業・日本の基幹産業に変革を目指して注力する方針を示した。

 新型コロナ禍により顕在化した観光産業の構造的な課題については、「成長戦略の柱であり、地域活性化の切り札である観光と、これを支える観光産業については、この構造的な課題を解決することが肝要。収益性・生産性を高めることや、観光地・観光産業の高付加価値化、観光DXの推進などに取り組んできた」と振り返った。

 今後は、従業員の待遇改善や賃金水準の引き上げの呼び掛け、国内人材の確保、外国人材の活用などにも積極的に取り組んでいく考え。

 

官民一体で海旅回復 インアウトの両輪で

 2023年6月の訪日外国人旅行者数は207万3300人となり、単月で200万人を超えたのは、コロナ前の19年以来、3年5カ月ぶり。19年同月比では72%まで回復した。

 一方で、出国日本人数は、70万3300人となり、19年同月比では46%の回復に留まった。

 髙橋長官は、日本人の海外旅行について、「日本の国際交流はおもに航空ネットワークで支えられている。需給のバランスが悪いと、航空ネットワークの回復も遅れ、さらなる拡大につながらない」と危機感を示した。

 また、「日本人の海外旅行促進は、国際感覚の向上や国際間の相互利益の増進に直結する。観光とは平和産業であるので、安定的な国際関係の構築にもつながる。インアウト双方向での需要回復は不可欠」という認識を示した。

 観光庁は、海外旅行マインドの醸成と、このきっかけとして日本旅行業協会(JATA)と官民一体となり「今こそ海外!」キャンペーンに取り組んでいる。

 さらには、アウトバウンドの本格的な回復に向けた政策パッケージとして、24の国・地域を選定した重点デスティネーションを通じ、現地の観光情報を定期的に観光庁のホームページやインスタグラム、SNSで発信を行っている。

 ハッシュタグ「今こそ海外」を官民共通の旗印として、SNSを活用した海外旅行の魅力発信を行う。

 訪日外国人の地方誘客については、地方における観光地・観光施設・宿泊施設の受入環境整備や、公共交通の利便性向上が重要な課題とした。

 観光庁では、観光施設・宿泊施設・公共交通機関における多言語対応、キャッシュレス決済対応、無料Wi—Fiの整備などの取り組みを推進している。

 髙橋長官は、「観光庁において初めて就いた課長職が外客受入担当参事官だったこともあり、受入環境整備は強い思い入れがある。インバウンドを受け入れるための大事な柱と思っているため、引き続きこのような事業を通じて、しっかりと支援をしていきたい」と話した。

那覇市内周遊バス運行、JTB沖縄と琉球バス交通

2023年7月21日(金) 配信

波の上ビーチ−那覇市内–首里城公園を結ぶ

  JTB沖縄(桂原耕一社長、沖縄県那覇市)と琉球バス交通(小川吾吉社長、同)は7月21日(金)から8月20日(日)までの毎日、首里城公園と那覇市内ホテルなどを結ぶ「那覇市内ぐるっとバス」を運行する。

 レンタカー不足やタクシー運転手の人材不足の問題が依然続くなか、繁忙期の2次交通対策として企画した。

 運行ルートは、波の上ビーチ―那覇市内ホテル―首里城公園。1日7便運行する。那覇市内は主要ホテルを中心に7カ所の停留所を設ける。

 1日乗車券大人500円、子供300円。5歳以下無料。ウェブから購入する。現金での乗車はできない。乗車は観光目的の利用者が対象だ。

7月30日までメロン食べ放題イベント開催中 山形・庄内観光物産館

2023年7月21日(金) 配信

食べ放題イベント開催を記念して「メロン食べ放題セット」を販売開始

 庄交コーポレーション(國井英夫社長、山形県鶴岡市)が運営する土産物専門店「庄内観光物産館」は7月30日(日)まで、庄内砂丘メロン食べ放題イベントを開いている。厳選した完熟の庄内砂丘メロンを45分間思う存分楽しめる。

 食べ放題の1つ目で提供されるのは半分のカットメロンのため、まずは贅沢にメロンを堪能できる。会場では食べ放題を思う存分楽しめるよう、庄内流の食べ方を提案してくれるという。

 料金は大人2300円、子供1500円。時間枠制で座席限定のため予約優先。

 なお、イベント開催を記念して通販で「メロン食べ放題セット」を売り出している。セット内容はメロン4玉と山形パインサイダー、だだちゃ豆ポテトチップ。だだちゃ豆チップを味変アイテムに、甘いとしょっぱいの繰り返しでよりメロンの甘さが引き立つ。半分カットメロンを食べたあとには、パインソーダを注いで「生メロンソーダ」にアレンジを。最後まで庄内砂丘メロンを味わえるとアピールする。

 セットは大手通販サイト内の同ショップで売り出しており、価格は5780円(税込・送料込)。

茶空間体験を再現 佐賀県観光連盟、4年ぶり東京でPR

2023年7月21日(金) 配信

嬉野市の茶空間体験

 佐賀県観光連盟(山口祥義会長)は7月11日、東京都内で旅行会社やマスコミを招き、4年ぶりに観光素材説明会を開いた。商談に加え、嬉野市の茶空間体験などで、県内の魅力を伝えた。

 会場では市町村や宿泊・観光施設が展示ブースを設け、参加者が自由に訪れる形式で情報提供したほか、商談ブース設置やステージPRも行った。また、嬉野ティーツーリズム(嬉野市)体験や、唐津市呼子町で見られるイカの一夜干し器「イカブンブン」のミニチュア展示、日本酒の試飲、竹崎カニ(多良町)の試食で参加者をもてなした。

 県観光課の永田辰浩課長は、「(コロナ禍で)本質的な価値の磨き上げを行い、心を揺さぶるような観光素材に仕上げた」とあいさつ。昨秋から10年ぶりに未調査エリアの発掘が行われている吉野ヶ里遺跡(神埼市・吉野ヶ里町)について、「まだ世紀を揺るがす発見に至っていないが、半分ほど残る『謎のエリア』の調査を待ちたい」と、期待を込めた。

〈観光最前線〉瀬長島に来春ホテル開業

2023年7月21日(金)配信

ルーフトップのインフィニティプール(イメージ図)

 東急ホテルズ&リゾーツ(東京都渋谷区)は、同社ホテルの新ブランド「STORY LINE(ストーリーライン)」の第1号店として来春、沖縄県豊見城市の瀬長島に「STORY LINE瀬長島」を開業する。

 客室はすべてオーシャンビューで全101室の予定。外観はアメリカ・フロリダ州のカラフルな建物が立ち並ぶ「アール・デコ地区」をモチーフに、シンボリックなネオンサインや波のような外壁曲線で特徴的なものとする。

 8階のルーフトップには、インフィニティプールと天然温泉スパを設置する。サンセットや夜景などの景色を楽しめる。

 瀬長島は那覇空港のすぐ近くにあり、海中道路でつながる。約50店舗が集まる商業施設「瀬長島ウミカジテラス」などがある。

【土橋 孝秀】

ツーリズムEXPOジャパン2023 4年ぶりの大阪開催へ 関西で旅の未来発信

2023年7月21日(金)配信

(左から)遠藤克己JNTO理事、髙橋広行JATA会長、最明仁日本観光振興協会理事長

 日本観光振興協会、日本旅行業協会(JATA)、日本政府観光局(JNTO)は10月26―29日の4日間、大阪府大阪市の国際展示場インテックス大阪で、「ツーリズムEXPOジャパン2023大阪・関西」を開く。

 展示商談会やフォーラム&セミナー、交流事業、顕彰事業の4つを軸とした旅の総合イベントで、大阪開催は4年ぶり。

 今回のテーマは「未来に出会える旅の祭典」。前半2日間が業界日、後半2日間が一般日となる。来場者数目標は15万人。業界日は事前登録により参加無料。一般日は前売800円、当日1300円。前回まで高校生以下は無料だったが、今回から学生・専門学校生まで無料の対象を拡大する。

 展示商談会は国内外の企業・団体がブース出展する。今回目標の1245小間は、既に申込済みだという。会場にはクルーズやアカデミー、スポーツツーリズム、アドベンチャーツーリズムなど「特集企画展」を設ける。国内と訪日、海外旅行商品造成・企画担当者と出展者による商談をアポイント制で行い、件数は8千以上を予定する。

 フォーラム&セミナーでは、初日に2025年日本国際博覧会の石川勝会場運営プロデューサーによる基調講演と、各国観光大臣(10―15カ国)らが集う第6回TEJ観光大臣会合などを行う。

 また、JNTO主催のインバウンド専門の商談会「VISIT JAPAN トラベル&MICEマート」も10月26―28日の3日間、同会場で開催する。海外から旅行会社280人が参加し、6千件以上の商談を実施する。

 3団体は7月6日、同市内で概要発表会を開き、JATAの髙橋広行会長は「本格的な国際交流の再開となる今年、国内外に向けて日本のツーリズムの復活をアピールする場とし、そして閉塞感に悩んでいたお客様に新しいツーリズムを提示していきたい。世界中から注目を集める2025年の大阪・関西万博につなぐイベントだ」と話した。

よみうりランドプールWAI、9月10日(日)まで営業 新エリアや夜間営業も

2023年7月20日(木) 配信

2300㍑の水が一気に降り注ぐ「わいわいジャングル」

 よみうりランド(東京都稲城市)は、2023年7月1日(土)~9月10日(日)までの期間、「プールWAI(ワイ)」を営業している。今シーズンは新エリア「わいわいジャングル」が楽しめる。

 

 「わいわいジャングル」は13㍍の高さにある東日本最大級の巨大なバケツから、およそ4分半ごとに2300㍑もの大量の水が降り注ぐアスレチック施設。全長52㍍あるパープルスライダーをはじめ、5つのウォータースライダーが楽しめるほか、レバーでひっくり返せる小型のバケツや水鉄砲、噴水などで遊ぶことができる。

 

 このほかにも、子供に大人気の「それいけ! アンパンマンプール」や、「流れるプール」など5つのプール、高さ24・5㍍、全長386㍍の「ジャイアントスカイリバー」などバラエティー豊かな8つのスライダーがそろい、子供連れの家族、若いカップルなどから人気だ。また、7月15日(土)以降の特定日(37日間)は、午後5時30~8時30分まで、リゾート気分でプールが楽しめる「ナイトプール」も営業している。

【旅行ライター&エディター 三堀 裕雄】

 

JR西「WEST EXPRESS 銀河」、9月から紀南コースで運行

2023年7月20日(木) 配信

WEST EXPRESS 銀河

 西日本旅客鉄道(大阪府大阪市、JR西日本)は9月1日(金)から2024年3月3日(日)まで、夜行特急列車「WEST EXPRESS 銀河」を、京都・大阪と和歌山南部を結ぶ「紀南コース」で運行する。

 同コースでの運行は21年7~12月、22年10月~23年3月に続く3回目。期間中、月・水・金・日曜日を中心に、計36本運行する。

 京都駅(京都府京都市)と新宮駅(和歌山県新宮市)を結ぶ。過去2回は大阪駅(大阪府大阪市)に停車しなかったが、今回は3月18日(土)に大阪駅地下に開業したうめきたエリアに停車する。

 各停車駅ではオプションサービスやおもてなしを展開する。新たな取り組みとして、串本駅(同県串本町)で、大小40余りの岩柱が立つ景勝地「橋杭岩」観賞の臨時バスを運行する。

 新宮発京都行の「昼行」便では、新宮駅―串本駅間で、4号車フリースペースを使い「銀河熊野マルシェ」を実施する。銀河とコラボした地元ならではの食、地酒などを販売する。