人工乳房の温泉入浴テストを開催 花巻温泉郷、10月のピンクリボン月間に

2023年9月29日(金) 配信

人工乳房を温泉に浸してテストする「おっぱいリレー」

 ピンクリボンのお宿ネットワーク(略称・リボン宿ネット)に参画する、岩手県花巻温泉郷の結びの宿愛隣館、湯の杜ホテル志戸平、大沢温泉、花巻温泉ホテル紅葉館・佳松園は、10月のピンクリボン月間に合わせ、人工乳房の温泉入浴テストなどを行う「おっぱいリレー2023」を開催する。

 各施設で温泉に人工乳房を浸け、色の変化や異常がないかを確認する。日程は愛隣館が10月1~6日、大沢温泉が8~13日、志戸平が15~20日、花巻温泉が22~27日。

 また、各施設ではこのほかの企画も実施する。

 このうち愛隣館では10月1日を「愛隣館ピンクリボンDay」としてクーポン提示(クーポンはLINEで配布)すると女性限定で日帰り入浴が無料になるほか、2~31日の平日には同じくクーポン提示で宿泊者に限り貸切風呂が45分間無料になる。

 おっぱいリレーはピンクリボンのお宿ネットワーク参画企業の池山メディカルジャパン(愛知県名古屋市)が人工乳房をバトン代わりに、全国各地の温泉・入浴施設を巡り、温泉成分による人工乳房の変形や変色、粘着剤の安全性を検証するとともに、乳がん・ピンクリボン活動を周知するために2020年まで実施していた。今回の企画にも賛同、人工乳房の提供や終了認定証の発行などを行う。

第42回温泉関係功労者表彰 多田計介氏など14人・2団体が受賞

2023年9月29日(金) 配信

多田計介氏

 環境省は9月26日(火)、第42回温泉関係功労者表彰の受賞者14人・2団体を発表した。このなかで、全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会の元会長で、日本温泉協会副会長の多田計介氏が受賞した。「多年にわたり温泉の保護及び温泉の適正利用に関し普及啓発活動を行い、顕著な功績があった」ことが評価された。

 同賞は、温泉の保護や温泉の採取などに伴い発生する可燃性天然ガスによる災害の防止や、温泉の適正利用への普及啓発活動、学術研究や研究開発、温泉地の活性化に向けた活動、温泉行政の推進などに取り組み、とくに顕著な功績があったとされる人物に贈られる。

 表彰式は10月6日(金)午後、環境省で行われる。

 表彰者は次の各氏。

【個人】

田村徹(群馬県温泉協会副会長)
久保寺公正(箱根町温泉専門技術員)
大谷具幸(岐阜県自然環境保全審議会会長、同温泉部会会長)
三田村宗樹(大阪公立大学大学院理学研究科教授)
本仲純子(徳島県環境審議会会長、同温泉部会委員)
大沢信二(京都大学大学院理学研究科附属地球熱学研究施設教授)
三島里都子(マリンバックス法律事務所弁護士)
多田計介(日本温泉協会副会長)
泉從道(室賀診療所所長、研成会諏訪湖畔病院医師、長野県厚生農業協同組合組合会鹿教湯三才山リハビリテーションセンター三才山病院名誉院長)
宮田昌明(鹿児島大学医学部保健学科教授)
板寺一洋(神奈川県温泉地学研究所所長)
桑野和泉(玉の湯代表取締役社長、由布市まちづくり観光局代表理事、由布院温泉観光協会常任顧問)
下村彰男(國學院大學観光まちづくり学部教授)
朝野泰昌(湯村温泉観光協会会長、新温泉協会観光振興協議会会長、朝野家代表取締役、麒麟のまち観光局副社長)

【団体】

湯浜温泉源泉
湯田温泉配給協同組合

富士山麓で日本ワインを楽しむ旅 ジャルパック

2023年9月29日(金) 配信

ワイナリー見学

 ジャルパックはこのほど、山梨・富士山麓で日本ワインを楽しむ旅を売り出した。2日間コースは11月11日(土)、3日間コースは11月10日(金)出発で、全国発のフライト付プランは3日間コースのみ。ツアー名は「石和温泉宿に泊まる 日本のワイナリーを楽しむ 富士山麓の旅 2・3日間」。

 国際的に評価が高まっており、国内でも注目されている「日本ワイン」をテーマに、山梨のワイナリー見学やテイスティング、ペアリングランチを通してワインの楽しみ方を学ぶ。日本ワイン.JPスペシャルサポーター、フードドリンクセレクターの星野奈緒氏によるワインをテーマにしたオリジナルトークイベントも用意する。

 宿泊は美肌の湯といわれる温泉や、現地の旬の素材を使用した和食会席料理が楽しめる「ホテル春日居」。

 募集人数は22人、受付は10月23日(月)まで。

関係人口の創出拡大を JALと雨風太陽が業務提携結ぶ

2023年9月28日(木) 配信

JAL×ポケマルセレクション

 日本航空(JAL)と、産直アプリなどを展開する、雨風太陽(高橋博之社長、岩手県花巻市)はこのほど、関係人口の創出拡大に向けて包括業務提携を結んだ。これまでも協働で企画を行ってきたが、今回の連携でお互いの資源活用を加速させていく。

 JALはESG戦略として「『移動』を通じた『関係・つながり』を創造する企業へ」を掲げている。一方、雨風太陽は「都市と地方をかきまぜる」をミッションとしている。

 これまで両者は、大学生と生産者の共創プログラム「青空留学」を共同運営してきたほか、雨風太陽の地方留学プログラム「ポケマルおやこ地方留学」にJAL社員が参画するなど、生産者と消費者、都市と地方をつなぐことで関係人口の創出に取り組んできた。

 今回新たに、雨風太陽が運営する産直アプリ「ポケットマルシェ」から厳選した旬の食材を「JAL×ポケマルセレクション」として、JAL公式産直ECショップ「SORAKARA OTODOKE」で10月1日から販売する。

 今後は、「ポケマルおやこ地方留学」をJALがツアー化して販売することで販路を拡大する。また、地方へインバウンドを誘客するため、JALの海外基地客室乗務員と、食に強みを持つ雨風太陽の知見を生かしながら、食を中心とする誘客コンテンツの共同開発に取り組んでいく。さらに、物流の2024年問題で生じる地域の生鮮食品流通の課題解決には、JALが持つ空輸の強みを発揮していく。

「台湾祭」熊本市で9月29日から 本場の台湾グルメ集結

2023年9月28日(木) 配信

夜市を再現した空間で台湾グルメが楽しめる

 熊本県熊本市の花畑広場みらい創造共同体事業は9月29日(金)から10月1日(日)の3日間、食を通じて台湾を身近に感じられるイベント「KUMAMOTO 台湾祭」を同市の中心市街地にある花畑広場で開く。

 台湾祭は、「365日の台湾夜市を日本で」をコンセプトに、主に関東で夜市を再現したフードイベントを開いており、九州では初開催となる。

 台湾グルメの定番「小籠包(ショーロンポー)」や小麦粉の生地に細切りネギを混ぜ焼いた「葱油餅(ツォンヨゥピン)」、麺の上にとろとろ牛肉がのる「牛肉麺(ニョウロウミェン)」など、さまざまな料理が並ぶ。台湾現地以外で飲めるのはここだけという「台湾生ビール」も限定販売する。

 会場内はカラフルな提灯の灯りなどで彩り、台湾夜市のリアルな空間を創出する。県の営業部長兼しあわせ部長の「くまモン」と台湾の人気キャラクター「喔熊(Oh!Bear)」が登場し、イベントを盛り上げる。

 開催時間は29日(金)が午後4時から午後9時、30日(土)が午前11時から午後9時、10月1日(日)が午前11時から午後7時。入場料無料。

相乗り型輸送サービス「そら席」 都内から成田空港まで1800円

2023年9月28日(木) 配信

そら席予約サイト画面イメージ

 GREEN TOMATO(金子愛代表、千葉県・芝山町)は10月2日(月)から、東京都内から成田空港へ向かう人向けに、相乗り型輸送サービス「そら席」を売り出す。

 同社が2012年から訪日旅行客向けに販売している空港送迎サービス「エアポートシャトル」の空席を利用している。予約済みの東京都内15区のホテルから成田空港に向かう車に乗ることができる。

 日時・場所が指定されるため、エアポートシャトルが片道料金6600円なのに対し、そら席は片道1800円とお得に利用できる。

 運行開始を記念して、12月28日(木)乗車分まで有効な500円オフクーポンキャンペーンを実施する。

 利用はそら席予約サイトから受け付けている。

中国の訪日旅行動向「影響は限定的」 24年を日米観光交流年に(髙橋一郎観光庁長官)

2023年9月28日(木) 配信 

観光庁の髙橋一郎長官は9月27日(木)、会見を開いた

 観光庁の髙橋一郎長官は9月27日(水)に開いた会見で、8月の訪日外国人旅行者数が、3カ月連続で200万人を超えたことを報告した。一方で、中国における団体旅行解禁の2週間後にALPS処理水の海洋放出があり、旅行控えの懸念があったが、現地の旅行会社にヒアリングしたところ、影響は限定的とした。髙橋長官は、「今後の動向や実績に注視し、プロモーション活動や必要な取り組みを進めていく」考えを示した。

 日本政府観光局(JNTO)によると、2023年8月の訪日外客数(推計値)は、前年同月比1169・5%増(19年同月比14・4%減)の215万6900人だった。1~8月の累計では、同1747・7%増(19年同月比31・4%減)の1519万人。

 中国の訪日外客数は、前月31万人から16%増加し、8月は19年同月比63・6%減の36万4100人となった。前月から回復率の増加がみられ、観光庁では、回復傾向が継続しているとの見方を示している。

 観光庁は、JNTOを通して現地の旅行会社にヒアリングを行った。この結果、9月25日時点で、中秋節・国慶節期間の予約状況について、「19年同時期の件数を既に超えている」「キャンセルと新予約がそれぞれ発生している」「一定程度のキャンセルが発生している」などの回答が混在しており、「影響の有無や大小については、旅行会社ごとに異なっている」とした。

 また、訪日中国人の旅行形態の約7割を占めているFITについては、個人旅行客向けの商品を扱う中国の大手OTA(オンライン旅行会社)から聞き取りを行ったところ、「キャンセルが相次ぐ状況にはなく、変わらず予約を受けている」との回答が得られた。

 髙橋長官は、「現時点では影響は限定的。中国からの訪日旅行市場の動向や今後の見通しについて、JNTOを通して現地の旅行会社に対する聞き取りを実施するなど、引き続き状況の把握を行っていく」と話した。

 

訪日観光レセプション 日米観光交流年定める

 米国・ニューヨーク市で9月21日(木)、訪日観光レセプションが開かれ、斉藤鉄夫国土交通大臣と髙橋長官が出席した。レセプションでは、JNTOや日本旅行業協会(JATA)、元メジャーリーガーの松井秀喜氏、米国の旅行雑誌編集長、テレビパーソナリティなど、観光事業者やメディア、政財界から約200人が参加した。

 「これまでにない体験」をテーマとし、アドベンチャートラベルや日本食、日本文化など、それぞれの新しい日本の魅力を発信し、訪日観光の促進と日米双方向の観光交流の拡大を強く訴えた。

 斉藤大臣が訪日観光の魅力をPRし、来年24年を「日米観光交流年」と定めて、相互交流拡大を推進していくことを発表した。

 また、岸田文雄首相はビデオメッセージにて、「日米で協力して日米観光交流年を盛り上げていきたい」と話した。

 

混雑未然防止抑制へ 今秋にも取りまとめ

 髙橋長官が議長を務める「オーバーツーリズムの未然防止抑制に関する関係省庁対策会議」が9月29日(金)、第2回会議を開く。

 髙橋長官は、「地域の関係者の方や代表の方々にお越しいただき、ヒアリングを行う。さらに、観光庁からオーバーツーリズムの未然防止抑制に掛かる施策の柱立てを提示・提案し、現段階での施策案を関係省庁に発表してもらい、意見交換を行う」とした。「今秋に向け、第3回会議を目途に対策の取りまとめを行うことを目標とし、関係省庁と連携しながら議論を進めていく」考えだ。

 訪日客が増加するにつれ、各地の観光地でタクシー運転手が不足している。国交省や観光庁において、一般ドライバーが自家用車を使って有料で乗客を運ぶ「ライドシェア」について検討の段階にはないものの、髙橋長官は、「観光地において旅行者のアシを確保することは、国交省各部局共通して重要な課題。しっかり本省と本庁が連携し、交通手段の確保増強に取り組んでいきたい」と話した。

ベトナムランタン200個が彩る 10月7、8日に多摩市でランタンフェス

2023年9月28日(木) 配信

J Smile多摩八角堂でライトアップ(2022年のようす)

 東京都多摩市で10月7(土)、8日(日)の2日間「多摩ランタンフェスティバル2023」が開かれる。日本総合住生活とニューマチヅクリシャ、京王電鉄が主催し、多摩市後援、ベトナム航空協賛のもと実施する。今年で5回目を迎えるイベントで、昨年は1万4000人が訪れた。

 ベトナムの世界遺産「ホイアン」を彷彿とさせる200個のベトナムランタンのライトアップが名物で、今年は終了時間を午後8時までと昨年から2時間延長する。周辺エリアでは、「ニュータウンの夜長」をテーマに、さまざまなイベントを実施。アジアフードが味わえるキッチンカーや、アジアの三輪タクシー「トゥクトゥク」乗車体験などを企画する。

 なお、ランタンのライトアップは10月2日(月)から行うという。

世界遺産・法隆寺でライトアップ 国宝・南大門などデジタルアートで彩る

2023年9月28日(木) 配信

国宝・南大門のライトアップイメージ

 奈良県・斑鳩町は10月21日(土)から11月5日(日)まで、世界遺産・法隆寺で「世界遺産登録30周年記念 法隆寺特別ライトアップIN斑鳩町」を行う。

 デジタルアート演出を手掛けるネイキッド(村松亮太郎代表、東京都渋谷区)が、同寺の国宝・南大門などで歴史的な造形美を引き立てるライトアップと、プロジェクションマッピングを行う。

 光る提灯を持って歩く参加型アート「NAKEDディスタンス提灯」も行う(10月28日は除く)。

石垣島初のホテルコンドミニアム 「VIVOVIVA石垣島」2024年3月開業へ

2023年9月28日(木) 配信

ウォーターガーデンのイメージ図

 京阪電鉄不動産(道本能久社長、大阪府大阪市)とセキスイハイム東海(小林昭次社長、静岡県浜松市)が開発し、会員制リゾート事業などを行うリロバケーションズ(田村佳克社長、東京都新宿区)が運営を行うホテルコンドミニアム「VIVOVIVA(ビボビバ)石垣島」が2024年3月、沖縄県石垣市に開業する。10月31日(火)から宿泊予約を受け付ける。

 オーナーが所有する1室を運営会社との契約に基づき賃貸する「ホテルコンドミニアム」の制度を取り入れる。オーナーが利用しない日を運営会社が一般客に販売する仕組みだ。

 ホテルは市中心部から車で約15分の新川舟蔵に位置する。敷地面積は約15,000平方㍍、延床面積は約8700平方㍍。3棟で構成し、大部分から海の絶景を望む。

 客室は全98室。すべて50平方㍍以上のオールスイート仕様で、キッチンや各種家電が備わる。98室のうち82室がオーシャンビューで、さらにそのうち28室にはプライベートプールが付く。

 パブリック施設はスパやフィットネスジム、レストランなどが充実する。棟を挟むように敷地内には「ウォーターガーデン」を設け、ラグジュアリーな雰囲気を創出する。