ANTA、四国地方で初開催 「第13回国内観光活性化フォーラムinこうち」

2018年2月15日(木) 配信 

二階会長があいさつ

 

全国旅行業協会(ANTA、二階俊博会長)は2月14日(水)に、高知県で「第13回国内観光活性化フォーラムinこうち」を開いた。四国地方での開催は初となる。

 二階会長は冒頭、「多くの偉人を生んだ日本の歴史にとって重要な地。観光旅行産業の発展は高知県から火をつければ、大きく飛躍できるはず。皆様の一層の協力、リーダーシップを期待したい」とあいさつした。

 フォーラムでは観光庁の田村明比古長官が基調講演を実施。尾崎正直県知事らが記念講演を行ったほか、石川県送客キャンペーンや、学生による高知県の着地型商品プランコンテストの表彰をした。今年4~12月の9カ月間は「高知県送客キャンペーン」を展開していく。

 一方、1月23日に発生した群馬県草津町本白根山の水蒸気噴火を受け、ANTA草津温泉支援決議が採択された。会員や旅行者に対して正確な情報を提供し、風評被害の払拭、送客支援に努めていく。

 フォーラム終了後は懇親交流会が開かれ、盛会裡に終了した。なお、次回開催地は福島県を予定している。

柳谷観音、採燈大護摩供を実施し厄除け・招福を祈願

2018年2月15日(木) 配信

2017年の大護摩供の様子

眼病平癒の祈願所として信仰されてきた京都府長岡京市の柳谷観音で2月17日(土)、江戸時代から続く厄除け・招福祈願の伝統行事「柳谷観音 採燈大護摩供(さいとうおおごまく)」が行われる。 

 採燈大護摩供とは、人の分身として扱う人形(ひとがた)とよばれる紙に、家内、縁者の願い事と氏名を書き、それをお焚き上げすることで厄除けと招福の祈願を行う法要。柳谷観音では五色のオリジナルの人形を用意し、それぞれ願い事に合わせて選択できる。当日は、吉野の大峰山から山伏を招き、聖域に祭壇を設け、山主や僧侶と共に祈祷を行う。また参拝者には、この1年の厄を払い福を招く特別御朱印を香り守「御福香」と共に授与する。 

イベント概要

実施:2月17日(土)午前11時厳修

場所:柳谷観音(京都府長岡京市浄土谷堂ノ谷2)

※上書院への入場は500円のお納めが必要

白井市(しろい市)がPR動画を発表、ホリさんやジョニ男さんも出演

2018年2月15日(木) 配信

白井市(千葉県、伊澤史夫市長)がこのほど、市のPR動画を作成、公開した。同市出身のものまねタレントホリさんや、岩井ジョニ男さん(イワイガワ)も出演。その魅力を発信する。交流・定住人口の増加につなげる狙いもある。

 千葉県北西部に位置する白井市は、ナシの生産地として有名だ。滝田家住宅(国指定重要文化財)や、富塚の神楽(県指定無形民俗文化財)を擁するなど、文化財も豊富。中央競馬会(JRA)競馬学校も市内に位置する。

白井市が大規模なPRを行う

 読み方は「しろい市」。PR動画とともにポスターやリーフレットの制作も行った。JR西日本やJR四国、JR北海道、阪急電鉄など、全国主要エリアの駅構内で掲示する予定だ。認知度を高め、交流・定住人口の増加を狙う。

 都心部から電車で約45分の立地や、満点の星空、千葉ニュータウンに代表される閑静な住宅エリアなど、白井市を訪れる魅力はあまたある。「無名!だけど知るほど、おも白井(しろい)市」というキャッチコピーのもと、全国に対しその存在感を発揮する構えだ。

2/24・25 富山マーケットin代官山2018~大人の遊び、33の富山旅。~」開催

2018年2月15日(木) 配信

富山県と県内13市町は、2018年2月24日(土)・25日(日)、渋谷区「代官山T‐SITE GARDEN GALLERY」で、観光物産PRフェア「富山マーケットin代官山2018~大人の遊び、33の富山旅。~」を開催する。

 フェアでは、富山県及び県内13市町が提案する、体験型観光プログラム「大人の遊び、33の富山旅。~アート&クラフトスペシャル~」ハンドブックの配布や観光案内を行うほか、こだわりがつまった富山名物のグルメ、地酒、伝統工芸品、お土産ブランド等の販売、富山県の最東部「朝日町」に残る茶の風習「バタバタ茶体験」などを通じ、富山の魅力を発信する。

 初日のナイトタイム・マーケット(午後6:00~同8:00)では、“地酒3種+シロエビ素揚げ”ほか出店社コラボメニューの提供やトークタイムなど、誰もが気軽に立ち寄って懇親を深めてもらえるような空間作りを行う。

「富山マーケットin代官山2018 ~大人の遊び、33の富山旅。~」概要

日時:2018年2月24日(土)午前11:00~午後8:00

           ※ナイトタイム・マーケットは午後6:00~同8:00

                 2月25日(日)午前10:00~午後5:00

場所:代官山T-SITE GARDEN GALLERY

   東京都渋谷区猿楽町16-15/東急東横線「代官山駅」より徒歩5分

   

 

内容

1)出店事業者(生産者、卸売・小売業者による直接販売)

  • 富山名物 ます寿し(川上鱒寿し店/ 富山市)
  • 富山の地酒(北陸酒販/ 富山市)
  • 富山名物 シロエビ・ホタルイカ・紅ズワイガニ料理(磯炙/ 富山市)
  • 高岡クラフト(大寺幸八郎商店、漆器くにもと/ 高岡市)

2)富山いいものセレクト(伝統工芸品、お土産ブランドなど)

  • 八尾和紙「富山もよう」(桂樹舎/富山市)
  • 五箇山和紙「FIVE」(五箇山和紙の里/南砺市)
  • 越中富山「幸のこわけ」(各社/各地)
  • 上市町特産品「上市でしょうが」(上市町商工会女性部/上市町)
  • 薬都・富山のおもてなし茶「メグスリノキの九宝茶」(ティーツリーコミュニケーションズ/上市町)
  • 黒部の名水水出しコーヒー「水の時計」(水の時計/黒部市)
  • 富山名物 手延べ素麺「大門素麺」 (JAとなみ野/砺波市)
  • 後発酵茶「バタバタ茶」(あさひ/朝日町)
  • 金糸瓜の粕漬け(食彩あさひ/朝日町)

3) 地域コンテンツ体験コーナー

  • 富山県最東部「朝日町」の茶の風習「バタバタ茶」体験

4) 観光PRコーナー(富山旅行のご紹介、抽選会など)

  • 「大人の遊び、33の富山旅。」ハンドブック、県内各地観光パンフレットの配布、観光案内
  • お買い上げ抽選会(富山の物産やグッズなどをプレゼント)
  • 富山のおいしいお水配布(各日先着300人)
体験型観光プログラム「大人の遊び、33の富山旅。」~アート&クラフト~ハンドブック

主催:富山県観光振興室・(公社)とやま観光推進機構

共催:富山市・高岡市・魚津市・氷見市・滑川市・黒部市・砺波市・小矢部市・南砺市・射水市・上市町・入善町・朝日町

あなたが感動した宿 ホテル森の風鶯宿(岩手県・鶯宿温泉)

2018年2月15日(木) 配信

露天風呂付客室

旅行新聞新社では本紙付録の冊子読者やネットユーザーを対象に、「あなたが感動した宿」のアンケート調査を実施しました。人気を集めた宿のなかからおすすめの施設を紹介します。

岩手県 鶯宿温泉 ホテル森の風鶯宿

露天風呂付客室の露天風呂
ホテル全景とフラワー&ガーデン森の風

 鶯宿(おうしゅく)温泉は、傷ついたウグイスがその湯に浸かり傷を治したという逸話に由来して名付けられた、開湯から450年以上の歴史を持つ由緒ある名湯。秀峰・岩手山の絶景とともに名湯を堪能できるのが「ホテル森の風鶯宿」だ。

 自慢の露天風呂は和風と洋風の2種類があり、絶景を眺めながら、疲れた身体を心ゆくまで癒すことができる。

 四季折々の食材を盛り込んだ食事は、創作和食、御膳、囲炉裏スタイルがあり、自分好みで楽しめるのもうれしい。

 上品で落ち着きのある空間が広がる客室は、露天風呂付客室「四季彩」と、数寄屋風の離れとなる貴賓室・特別室「嘉苑」があり、満ち足りたひとときを過ごすことができる。

宿データ

住所  〒020-0574 岩手県岩手郡雫石町鶯宿10-64-1

TEL  019(695)3333 FAX  019(695)3330 

チェック IN 15:00 OUT 10:00 

風呂  和・洋大浴場各1(男女日替り)、サウナ、露天風呂 

泉質  アルカリ性単純泉

客室  全221室

料金  1万4580~3万2400円(2食付、税込)

無人島を丸ごと貸し出し JTB×VILLAGE INC.

2018年2月14日(水) 配信

JTBが、無人島丸ごと一島の貸し出しをスタートする

周囲約2㌔の無人島を貸し切りで利用できるようになる。JTBとVILLAGE INC.(橋村和徳代表)によるプロジェクトの一環で、瀬戸内海に浮かぶ無人島「くじら島」を、2万円(1泊)で泊まれるようにした。

 両社ではこれまで、「村づくり」をコンセプトに地域活性化プロジェクトを実施してきた。JTBは、VILLAGE INC.が取り組む遊休資産の活用・体験型プログラムに対し、自社の持つノウハウを注入。地域での雇用創出や特産品の開発を推進している。

 今企画である「瀬戸内 貸切 無人島 KUJIRA-JIMA」は、岡山県玉野市の日本版CCRC事業でJTBと協力関係にある宇野港土地(宮原一郎代表)が進める事業を発展させたもの。4月から、1日1組限定で、無人島「くじら島」を貸し出すことなった。

 1泊2万円(大人)の料金には、船による送迎やキャンピング・アクティビティ用品のレンタル費が含まれる。2月13日(火)より予約の受付を開始し、4月28日(土)から宿泊が可能となる。詳細は下記公式ホームページまで。

客室設置型タブレット 「白玉の湯 泉慶」など全客室に導入

2018年2月14日(水) 配信 

トップ画面イメージ

新潟県月岡温泉の「白玉の湯 泉慶」「白玉の湯 華鳳・別邸 越の里」は、ホテルや旅館の客室設置型タブレット「ee-TaB*(イータブ・プラス)」を2018年3月1日(木)から全室(238室)に導入する。

 イータブ・プラスは、システム開発のテックファーム(千原信悟社長、東京都新宿区)と、ミライト(鈴木正俊社長、同江東区)が業務提携し提供している、ホテルや旅館の客室に設置するタブレット型端末。旅館への本格導入開始の皮切りとして、客室から貸出品の注文を受け付けるオーダーシステム機能や、旅館ならではの館内情報のリアルタイム配信などの機能を提供する。

旅館のおもてなしを向上する機能をフルカスタマイズ

客室から貸出品の注文が可能

 これまでイータブ・プラスは、ホテルを中心とした宿泊施設向けに館内案内、天気、観光スポット案内や、VR動画、電子書籍など、客室内の利便性やエンターテイメント性向上をはかるためのコンテンツを多く提供してきた。今回は、旅館ならではのおもてなしや世界観の表現を実現すべく、デザインや使い勝手ともに旅館向けにフルカスタマイズして提供を開始する。

 機能面では、テックファームとミライトが共同開発したオーダーシステム機能を活用し、無料の浴衣やその他の有料の貸出品の注文を、客室に設置されたイータブ・プラス端末から担当スタッフへ迅速・正確に届けることができる。そのほかにも、大浴場に関するお知らせや貸し切り風呂の予約状況をリアルタイムで確認できる仕組みとした。

 地方自治体の観光誘致や訪日外国人の増加により、旅館で提供するサービスは品質の向上とともに、多様化が求められている。イータブ・プラスは、これらのサービス提供をサポートするため、おもてなし向上と業務効率化の両方を実現する機能・デザインを、全国の宿泊施設向けに幅広く提供していく。

注文履歴で受注状況も確認できる

「イータブ・プラス」とは

 ホテルや旅館の客室にタブレットを設置し、多言語コンテンツを配信するサービス。施設ごとにカスタマイズが可能なため、運営形態や立地環境にあわせて最適なメニューをそろえられる。フロントでの一括管理が可能なため、ホテルスタッフの手を煩わすことなく運用ができるほか、アメニティ注文の受付や清掃状況の管理など、運営サポートをする機能も提供している。

基本機能:

館内案内、天気、観光スポット案内や、動画、電子書籍・地域コンテンツ、メッセージ配信など

オプション機能:

アメニティなどのオーダーシステム機能、清掃管理システム機能、スマートフォンを活用した客室内決済コンテンツの提供など

そのほか、詳細は以下のイータブ・プラス紹介webページを参照。

問い合わせ

「白玉の湯 泉慶」公式HP:

「白玉の湯 華鳳」公式HP:

「別邸 越の里」公式HP:

「テックファーム株式会社」公式HP:

※ 基本機能以外のコンテンツサービスを要望する場合、別途費用が発生する。

※ 記載の商品名、サービス名および会社名は、各社の商標または登録商標。

箱根湯本で温泉とほたるの観賞を

2018年2月14日(水) 配信 

宿泊者限定で、ほたる観賞会開く

 

神奈川県・箱根町湯本で旅館を経営する春光(米山雄二郎代表取締役)は2018年6月8日(金)~下旬まで、源泉湯治・養生の施設である『養生館はるのひかり』で「ほたる観賞会」を開く。

 ホタルの発光パターンには、ロウソクの炎の揺れ方や小川のせせらぎ、木漏れ日などと同様の「1/fゆらぎ」が含まれている。この光を見ることで、脳内がα波に導かれリラックス状態になるといわれている。養生館はるのひかりでは、玄米菜食と源泉浴などを提供。さらにホタルの光で「より一層の癒し効果を体感してもらえる」(同社)とする。

 開催場所の養生館はるのひかり敷地内にある「ほたる水路」では、至近距離でホタルの観賞ができる。しばらく待つと、蛍が着衣にとまったり、手のひらに乗ることもある。「離れた場所で蛍を眺めるのではなく、身近に触れ合っていただき、儚い生命の眩しい位の光を感じてもらえる。ここからほんの少しでも自然のすばらしさや、野生生物との共存など身近に体感してもらいたいと考え、毎年ほたる観賞会開いている」(同社)。

 養生館はるのひかりは「箱根ほたる愛護会」技術普及委員として箱根全域のほたる復活や保護に努めている。同館で観賞できるゲンジボタルは、箱根町湯本の早川水系(半径5㌔圏内)の成虫を種蛍として種が絶えないように「繁殖飼育」を行っている。

ホタル観賞会概要

期間:2018年6月8日(金)~下旬まで

場所:養生館はるのひかり敷地内のほたる水路(1階ロビー裏手)

時間:午後8:00~

種別:ゲンジボタル

対象:宿泊者のみ(外来不可)

※強風・雨の日は飛翔しないことがある。自然生物ですので6月下旬以降は飛翔数が減ることが予測される

養生館はるのひかり:

宿概要

宿名:養生館はるのひかり

所在地:神奈川県足柄下郡箱根町湯本554

通年価格帯:1万2800円~1万4800円(外税)。宿泊料金は「年間同一料金」

休館日:年6日程度

養生館はるのひかり問い合わせフォーム:

よくあるご質問|お問合せ | 【公式HP】養生館はるのひかり
http://harunohikari.com/faq/
» よくあるご質問|お問合せ | 箱根湯本温泉 「逗留湯治」の宿

京都府舞鶴市の味覚をワンコインで 有楽町でイベント開催

2018年2月14日(水) 配信

池田酒造は約10年前に酒づくりを本格的に復活させた

首都圏では味わう機会が少ない京都府舞鶴市の銘茶・銘菓・銘酒をワンコイン (500 円)でお味見――。舞鶴市はWILLERと共催で2月15日(木)から、「おいしい舞鶴お味見フェア」を初めて開く。首都圏では味わう機会が少ない舞鶴の味覚を提供する。

 今回提供するメニューは、「癒しの一服 舞鶴茶セット」と「グイっと一杯 舞鶴地酒セット」の2つ。舞鶴茶のセットは午前11:00~午後4:00までの提供で、舞鶴茶と銘菓「鶴の里」をセットにして提供。午後5:00~午後7:00までは、地酒セットが楽しめる。こちらは市内唯一の造り酒屋・池田酒造の自社ブランド「池雲」ブランドの純米酒1合を枡酒スタイルで提供。肴には「舞鶴かまぼこ」と舞鶴のブランド野菜「佐波賀だいこん」を使った「岸壁たまり漬け」を用意した。

「おいしい舞鶴お味見フェア」 概要

期間: 2 月 15 日(木)~3 月 30 日(金)までの月曜~金曜の平日限定

※3 月 12 日(月)・16 日(金)・21 日(祝・水)を除く

「癒しの一服 舞鶴茶セット」

煎茶は主に舞鶴市内で消費されるため、首都圏ではなかなか味わえない

  舞鶴市内で栽培・製茶・袋詰めまで一貫生産される「舞鶴茶」。 葉薄の茶葉を浸出したお茶は、透き通ったきれいな色が特徴。「舞鶴」の名にちなんだ「鶴の里」は、羊羹と羽二重餅で「丹頂鶴」を表現している。今回は特別に厚めに切り分けて提供する。

提供時間:午前11:00~午後4:00 

価格:500円(税込)

「グイっと一杯 舞鶴地酒セット」

 市内唯一の造り酒屋・池田酒造の「純米酒 池雲」1 合と、おつまみに舞鶴の特産品 2 種がセットになった大人限定のメニュー。 少し辛口の「純米酒 池雲」を引き立てるおつまみは、舞鶴港に水揚げされ た新鮮な魚のすり身をふんだんに使い、シコシコとした食感が特長の「舞鶴かまぼこ」と、舞鶴市佐波賀(さばか)地区が発祥で『京の伝統野菜』認定の 「佐波賀だいこん」を醤油でじっくり漬け込んだ「岸壁たまり漬け」の 2 品。 かまぼこは「塗りかまぼこ」と「焼きかまぼこ」を厚切りにして提供する。

提供時間:午後5:00~午後7:00 

価格:500円(税込)

場所: 有楽町ビル 1 階 MARUNOUCHI TRAVEL LAB(丸の内トラベルラボ)

最寄駅:JR・東京メトロ「有楽町駅」下車 徒歩 1 分

茨城県 訪日観光客に向けYouTubeチャンネルで動画公開

2018年2月14日(水) 配信

茨城県の魅力を配信するインターネット動画サイト「いばキラTV(ティービー)」は、茨城県ならではの魅力を3分間の動画に凝縮した「VISIT IBARAKI JAPAN Omnibus」を、2018年2月13日(火)に公開した。訪日観光客の増加に伴い、いばキラTV 海外向けYouTubeチャンネルを通じて、都会では味わえないローカルな魅力を広く海外に向けて発信していく。

 「いばキラTV」は、全国で唯一、民放の県域テレビ局が無い茨城県が運営し、2012年10月1日に開局したインターネット動画サイトだ。スマートフォンなどのモバイル端末で見られることを前提とした番組編成のなかで、県内高校スポーツなどの全力取材、4Kカメラやドローンを活用した観光動画、YouTuberや人気タレントを起用した動画などを配信している。

 これまでも、筋肉ムキムキの男性が入浴する「温泉PR動画」など、独自の視点から茨城県の新たな魅力を浮かび上がらせる企画作りに工夫をこらしている。

訪日観光客に向けYouTubeチャンネルに本腰

 2017年の訪日観光客数が約2,869万人(前年比19%増)と年々増加しているなかで、近年の訪問先は、東京、箱根、京都、大阪など日本の主要観光都市をめぐる、いわゆる「ゴールデンルート」から、日本人の生活文化が体験できる地方観光へとシフトしつつある。

 自然豊かで、四季折々の風景や日本の伝統文化、多様なアクティビティが楽しめる茨城県を旅行先として選んでもらえるよう、いばキラTVでは様々な動画を通じて茨城県の魅力を海外に向けて発信してく。2月13日公開の動画では、茨城県の厳選された魅力44カ所を紹介している。

動画に登場する茨城県の観光名所/グルメ

 シネマカメラを用いて撮影した本動画では、テロップなど一切の説明を省き、映像と音楽のみで構成することで言語にとらわれることなく、直感的に茨城県の魅力を感じ取ってもらえる映像づくりを意識した。茨城県に暮らす人々とのふれあいを通じて見つかる茨城県ならではの魅力のなかから、代表的な観光名所やグルメを紹介している。

▼「国営ひたち海浜公園」(ひたちなか市)

春のネモフィラ

開園面積約200ヘクタールの広い園内は7つのエリアに分かれ、自然の中で楽しめるレジャースポットや花畑がある。園内には四季折々の草花が咲き誇り、とくに「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」にも選ばれた春のネモフィラや、秋のコキアの時期には世界中から観光客が訪れる。

▼「偕楽園」(水戸市)

梅林が美しい偕楽園

偕楽園は金沢の兼六園、岡山の後楽園とならぶ「日本三名園」のひとつ。天保13年(1842年)に水戸藩第九代藩主・徳川斉昭公が、千波湖に臨む七面山を切り開き、領内の民と偕(とも)に楽しむ場にしたいと願い造園した。園内には約100品種・3千本の梅が植えられ、早春には観梅客でにぎわう。2月17日(土)~3月31日(土)までは第122回「水戸の梅まつり」が開かれる。

▼「牛久大仏」(牛久市)

青銅製立像では世界最大

牛久大仏は、浄土真宗の開祖である親鸞聖人が1207年に越後国に流罪に処せられ、赦免された後、常陸国(現在の茨城県)に入り、関東における布教の拠点としたことから、この地に建立された。高さは120㍍と青銅製立像として世界最大で、ギネスブックにも登録されている。

▼「弘道館」(水戸市)

徳川斉昭が創設した藩校

1841年に水戸藩第九代藩主・徳川斉昭公の手によって創設した藩校。「教育によって人心を安定させ、教育を基盤として国を興す」という建学の精神の下、弘道館は儒学教育を礎に文武を磨く教育機関として機能した。2015年4月には、文化庁が創設した”日本遺産”に認定された。

YouTubeチャンネル活用し、海外の潜在観光客にアプローチ

 いばキラTV 海外向けYouTubeチャンネルでは、潜在観光客の興味関心を促すために、様々な手法を活用し茨城県の知られざる魅力を発信していく。

 一般の外国人旅行者が県内44カ所を巡り、人との交流から茨城県の魅力を発見していく「VISIT IBARAKI, JAPAN」のほか、外国人YouTuberが茨城県各地を巡り、おすすめポイントを伝えていく動画など、「外国人ならではの視点」で茨城県の魅力を発信する企画作りを重視している。海外向けYouTubeチャンネルを皮切りに、今後さらなる海外展開を目指す。

《外国人YouTuberによる動画》

【Rachel & Jun】Rock Solid! GEOLOGY museum

 地質調査の研究成果を展示している地質標本館を訪れる。岩石・化石だけではなく、宝石のような鉱石も見ることができるほか、恐竜の足跡から、地球の歴史を感じることができる。波のように湾曲している巨大なジュラ紀の褶曲層は圧巻。

【Only in Japan】100m Art Tower Mito

 水戸芸術館を訪れ、100㍍の高さを誇るタワーに上り水戸市内を一望する。水戸市マスコットキャラクターのみとちゃんや、茨城県非公式キャラクターのねば~る君が茨城県名産の納豆に関して紹介している。

【Uwaga Pies】Trip to beautiful Red Kochia flowers – Free Wifi Bus

 一度は行ってみたいフォトスポットとして人気の国営ひたち海浜公園で、真っ赤に燃えるようなコキアを散策し、茨城県の魅力を世界に発信している。東京駅から茨城県に向かう高速バス内では無料Wi-Fiを利用することができるなど、外国人旅行者に便利なサービスも紹介。

茨城県におけるインバウンドの取り組み

 茨城県では訪日観光客の増加を目指し、情報発信から受入れ環境の整備など様々な施策に取り組んでいる。海外の旅行博への出展、外国語ホームページの作成・プロモーションなどの認知度向上のための施策から、おもてなし向上や外国語習得のための研修の実施、多言語表記、Wi-Fi環境設備の促進など、訪日観光客が日本を訪れた際に最大限楽しめるための環境づくりに力をいれている。

 その結果、茨城県における2016年の訪日観光客数は25万9千人と前年より2万人以上増加し、年々右肩あがりに推移している。海外から茨城県を訪れるツアーも増加するなか、2016年度の周遊ツアーは台湾やベトナムを中心に大きく増加し、2,012のツアーが催行された。