HISとニュージーランド政観、映画マインクラフト記念CP ロケ地への需要喚起へ

2025年4月20日(日) 配信

CPのイメージ
 エイチ・アイ・エス(HIS、矢田素史社長)とニュージーランド政府観光局は5月4日(日)まで、映画「マインクラフト/ザ・ムービー」の公開を記念し、リアル・ニュージーランド・キャンペーンを実施している。
 
 マインクラフトは2011年に発売されたゲーム。売上本数が3億本を突破し、世界的に人気だという。HISとニュージーランド政府観光局はロケ地となったニュージーランドへの需要を喚起するため、ニュージーランドツアーを予約した人に、特製エコバッグを贈呈。さらに、抽選で3人にマインクラフトのゲームソフトをプレゼントする。
 
 またニュージーランドをより身近に感じてもらおうと、同観光局はマインクラフト/ザ・ムービーのロケ地を再現したゲーム「アオテアロア・ニュージーランド」を作成した。プレイヤーはゲーム内でワイトモ洞窟やアベル・タスマンなどを訪れ、現地のアクティビティを楽しむことができる。
 

伊東市の小室山公園でつつじ鑑賞会開催中 4月30日まで

2025年4月19日(土) 配信

小室山公園つつじ園

 静岡県伊東市(小野達也市長)は4月30日(水)まで、小室山公園で「小室山公園つつじ観賞会」を開催している。広大な園内に40種類約10万本のつつじが植栽されており、見ごろには赤い絨毯のように一面に咲き乱れるという。天気が良い日には、真っ赤なつつじと一緒に富士山を眺めることもでき、絶景の写真スポットとなる。

 園内ではつつじのトンネルも人気で、人間の背丈よりも大きく色鮮やかなつつじの中を歩くことができる。恐竜広場という大きな恐竜のモニュメントやアスレチックのあるエリアもあり、小さな子供連れの家族も楽しめる。

 また、小室山山頂には「小室山リッジウォーク“MISORA”」があり、「Cafe・321」を併設。「小室山リッジウォーク“MISORA”」からは相模灘や伊豆諸島、富士山などが一望できる。「Cafe・321」は、全席オーシャン&スカイビュー。カフェ利用者限定のウッドデッキでくつろぐこともできる。


NBIホールディングス、「星野リゾート 界 阿蘇」取得

2025年4月18日(金) 配信

現状の「星野リゾート 界 阿蘇」

 NBIホールディングス(金谷隆行社長、東京都港区)はこのほど、子会社のNBI地方創生インベストメントを通じ、「星野リゾート 界 阿蘇」を取得するため、売主の星野リゾート・リート投資法人(秋本憲二執行役員、東京都中央区)と不動産売買契約を締結した。

 「星野リゾート 界 阿蘇」(大分県・九重町)は客室数12室。全客室露天風呂付きのヴィラタイプ。取得後は、一定期間経過後に改装工事を実施し、「さらなる地域の魅力を感じられる宿泊施設として展開していく」(同社)予定という。

那須地区ホテル&レジャー施設連絡協議会、現地商談会を開催 会員と旅行会社33社参加

2025年4月18日(金) 配信

あいさつする大輪洪一会長

 那須地区ホテル&レジャー施設連絡協議会(会長=大輪洪一・関東自動車執行役員)は3月17日(月)、ホテルラフォーレ那須(栃木県・那須町)で旅行会社やバス事業者向けに現地商談会を開いた。会員施設の魅力をアピールし、地域内での滞在時間の増加につなげたい考え。

 当日は那須町観光協会が、同エリア全体の魅力を紹介。その後、同会会員の宿泊・観光施設20社が、出席した旅行会社やバス会社13社に各施設の魅力をアピールした。

 夜には懇親会も開かれ、出席者は交流を深めた。

大船渡市観光PR隊、山林火災から観光復興へ 「大船渡で海の幸を味わって」

2025年4月18日(金) 配信

観光PR隊。中野主事(中央左)、多田係長(中央右)

 岩手県大船渡市(渕上清市長)の観光PR隊は4月18日(金)、旅行新聞東京本社を訪れ、山林火災からの復興へ、観光促進に向けた取り組みをアピールした。

 訪れたのは、大船渡市観光物産協会の中野貴之主事と、同市観光交流推進室の多田宗係長に加え、岩手県の観光担当者4人の計6人。

 今年2~3月にかけて山林火災が発生した大船渡市は、4月7日に鎮火を宣言した。火災があった地域は山側で、碁石海岸など人気観光地や、宿泊施設のある市街地は影響を受けていないものの、「観光控えにより宿泊予約などはかなり少ない状況」という。

 5月3~4日には毎年恒例の「大船渡碁石海岸観光まつり」が開催される。周辺地域のグルメ販売コーナーやお祝い餅まき、商品付きスタンプラリーなどが人気で毎年遠方からも多くの観光客が訪れる。

 また、5月からはホヤやウニも最盛期を迎え、港はさらに活気づく。中野主事は「市内には三陸大船渡の海の幸を満喫できるさまざまな宿もあるので、自慢のグルメを堪能してほしい」と語る。 

 多田係長は「大船渡の『さんまラーメン』はおすすめ。行列のできる人気店も多く、ぜひ味わってほしい」と話す。

NBIホールディングスが長栄館(岩手県・鶯宿温泉)取得 26年夏営業再開へ

2025年4月18日(金) 配信

 NBIホールディングス(金谷隆行社長、東京都港区)はこのほど、子会社のNBI地方創生インベストメントを通じて、岩手県・鶯宿温泉の長栄館を取得するために不動産売買契約を結んだ。

 長栄館は東北エリア有数の老舗名門旅館だったが、2024年に経営破綻し、現在は運営を休止している。

 一方、NBIホールディングスは「MACHIづくり共創会社」として、地方創生や地域活性化に寄与するホテル・旅館などへの投資事業を行っており、同館の再建に向けて不動産を取得。一部改装工事を実施し、「地域の魅力を再発見できる上質な旅館の展開を目指す」(同社)としている。26年夏の営業再開を予定。

長栄館は2026年夏の営業再開を目指す

 今後、同社は国内機関投資家や金融機関などの協力を得ながら、27年3月期までに全国のホテル・旅館などに200億円の投資を行っていく計画だ。

全旅連女性経営者の会(JKK) 新会長に山田佐知氏(ほてるISAGO神戸女将)

2025年4月17日(木) 配信

山田佐知新会長

 全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会女性経営者の会(JKK、高橋美江会長、98会員)は4月17日(木)、東京都千代田区の全旅連本部で2025年度総会を開いた。任期満了に伴う役員改選では、新会長に山田佐知氏(ほてるISAGO神戸専務・女将)が就任した。

 山田新会長は25~26年度のスローガンを「『観光を通して地域に光を!』~Strategy&Innovation」とした。

 宿の持続可能性を重点テーマに、深刻な人手不足や利益体質への転換、世代交代への対応などの課題を共に考え、学び、共有し合いながら、「宿の地位向上と、業界の発展」を目指していく考えを示した。

 さらに「JKKに参加して知識も広がり、仲間ができたことのありがたさを実感している。新しい役員とともに2年間、頑張っていきたい」と語った。

 主な新役員は、会務系副会長に吉田絹江氏(三重県)、事業系副会長に佐藤祐子氏(滋賀県)が就任。

 5つの委員会は、総務・財務委員長に有賀圭子氏(福島県)、広報IT委員長に室伏里美氏(神奈川県)、研修委員長に谷口真理氏(徳島県)、次世代観光推進委員長に野澤奈央氏(新潟県)、インバウンド委員長に中澤牧子氏(群馬県)が決まった。

高橋美江会長

 高橋会長は2年間を振り返り、「皆様のお力添えをいただいて昨年、20周年記念式典を開催できた。『オールJKK』で取り組めたことは私の人生の中で心の残る活動だった」と感謝の意を述べた。

山田新会長(右)から高橋会長に記念品を贈呈

 その後、山田新会長から高橋会長に記念品が贈られた。

コンテナホテル「HOTEL R9 The Yard 常陸太田」開業へ 常陸太田市と災害協定を締結予定

2025年4月17日(木) 配信

HOTEL R9 The Yard 常陸太田 外観

 デベロップ(岡村健史社長、千葉県市川市)は5月8日(木)、茨城県常陸太田市にコンテナホテル「HOTEL R9 The Yard 常陸太田」(茨城県常陸太田市馬場町1247)を開業する。開業に向け、同市とレスキューホテル出動に係る災害協定を締結する予定という。

 立地は常磐自動車道「日立南太田IC」から車で約12分、「那珂IC」から車で約20分。電車ではJR水郡線「常陸太田駅」からタクシーで約7分。

 客室数はダブルルーム43室、ツインルーム6室の計43室。料金は1人6200円から。なお、予約は5月1日(木)午後3時から受付を開始する。

JATAのJOTC教育旅行部会が初の商談会開く 海外教育旅行全体は順調、課題は修旅

2025年4月17日(木) 配信

商談会のようす

 日本旅行業協会(JATA)のアウトバウンド促進協議会(JOTC)教育旅行部会(会長=福田叙久ATI取締役相談役)は4月17日(木)、東京都内で教育旅行商談会を開いた。JATAが教育旅行に特化した商談会を開くのは初めて。航空会社や各国・地域の政府観光局、ランドオペレーターなどサプライヤー側が52団体、バイヤーの旅行会社などから15団体が参加した。

福田叙久

 福田会長は冒頭のあいさつで、2020年に教育旅行部会をスタートして以降、「部会の活動はコロナとの戦いだった」と言及。現状は「海外旅行全体では19年比で約6割の戻りだが、教育旅行に限れば19年の水準に回復した。団体の中心は教育旅行といえる」と順調に推移しているとした。

 一方、教育旅行のなかで「修学旅行」は苦戦を強いられている。航空運賃の高騰や円安、団体の予約が取れないなど課題は多く、コロナを経て国内旅行へシフトした学校も多い。物価高騰で旅行費用が高止まりするなか、地域が定める修学旅行費用の上限額が大きなネックになっているが、「東京都からは11万5000円の上限を標準額に変更すると返事をいただいた」と明るい話題も紹介したうえで、「来年度からの私立高校の無料化も追い風になるのではないか」と期待した。

 課題が残るのは団体予約だ。アメリカの国内線は10人以上の予約が取れないなど、厳しい現状があるという。今後は1つの学校でも小グループに分け、時期や行先などをずらして対応するなどの工夫が必要になる。「我われの使命は子供たちに海外経験を提供すること。国も学校も諦めてはいない。各団体などと協議して、海外修学旅行をどう復活させるのか話し合っていきたい」と力を込めた。今後はさまざまな質の向上も必要になるなか、「サプライヤーの力が必要。コンテンツの訴求力を一緒に高めてほしい」と呼び掛けた。

 商談会は旅行会社のテーブルをサプライヤーが訪れるスタイルで実施。1商談15分に設定し、各テーブルで熱心な商談が行われた。

2025(令和7)年観光関係功労者国土交通大臣表彰 柊家女将・西村明美氏ら21人が受賞

2025年4月17日(木) 配信

 国土交通省(中野洋昌大臣)はこのほど、2025(令和7)年観光関係功労者国土交通大臣表彰の受賞者を発表した。

 受賞者は21人で、内訳は柊家女将の西村明美氏ら旅館業関係5人、旅行業関係10人、観光レストラン業関係1人、ホテル業関係5人。

 表彰式は4月21日、同省内で行われる。

受賞者は次の各氏。

 【旅館業(経営者)】山岸隆(ホテルノース志賀社長、日本旅館協会北陸信越支部連合会長野県支部常務理事)▽荒木靖子(荒木旅館代表社員)▽西村明美(柊家取締役六代目女将)▽福間昌子(福間旅館福間館取締役専務〈女将〉)▽前田惠美子(芦原国際ホテル美松女将)

 【旅行業(経営者)】原優二(風の旅行社社長、日本旅行業協会副会長)▽與座嘉博(国際旅行社社長、日本旅行業協会沖縄支部支部長)

 【観光レストラン業(経営者)】土江征典(花のれん社長、国際観光日本レストラン協会理事)

 【旅行業(従事者)】大金幸子(TEI・添乗員)▽小堀明(近鉄HRパートナーズ・添乗員)▽柳田実(J&Jヒューマンソリューションズ・添乗員)▽市原敏次(フォーラムジャパン・添乗員)▽小林義弘(ティーシーエイ・添乗員)▽上村博美(フォーラムジャパン・添乗員)▽東幸至(J&Jヒューマンソリューションズ・添乗員)▽水谷由佳(TEI・添乗員)

 【ホテル業(従事者)】佐藤誠(帝国ホテル技術ソリューション部担当部長)▽穐山敏信(京王プラザホテル調理部副部長兼セントラルキッチン調理長〈製菓調理担当・兼〉ペストリー・ベーカリーセクションシェフ)▽生島雄一郎(ホテルオークラ東京和食調理部和食調理課課長)▽田中了介(観光ホテル淡州執行役員総料理部部長)▽落合吉紀(西武・プリンスホテルズワールドワイドグランドプリンスホテル広島料飲部門総料理長)