ピーチ、訪日旅客誘致企画で関西復興へ

2018年9月27日(木) 配信

今後も関西空港から日本のインバウンド需要を牽引(写真はイメージ)

ピーチ・アビエーションは10月5日(金)から、観光庁・日本政府観光局(JNTO)が主導する「関西インバウンド観光リバイバルプラン」に連動した取り組みを行う。同社が就航している韓国、香港、台湾の訪日旅客を対象に実施。台風21号の影響を受けた関西エリアに安心して来てもらうべく、SNS(交流サイト) を活用したキャンペーンの実施や航空券のセール展開、旅行系メディアやブロガーの活用などを通じ、関西への旅行需要の喚起をはかる。

 関西国際空港を本拠点とする同社 ならではの取り組みの一つ「Osaka もKansai も負けへんで!写真投稿キャンペーン」では、関西在住の人と関西を訪れる韓国、香港、台湾旅行者から、関西の現在のようすを撮影した写真を募り、関西の元気な姿を広くPR 。投稿者には抽選でピーチポイントを進呈する。また韓国ではブロガーによる情報発信やSNSを活用したキャンペーンを実施するほか、香港では若者向けアプリ「Spotify」を用いた関西への旅行喚起及び旅行メディアを通じた情報を発信。台湾でも、現地発信の企画を検討している。

 井上慎一CEOは、「関西へのインバウンド旅客の賑わいを取り戻すことは、関西空港に本拠点を構える我が社の使命。また、関西空港を玄関口とする関西エリアは、すでにアジアのお客様をお迎えする準備が整っている。関西の航空会社として、地元の皆様とともに、関西の底力を世界に発信する」と語った。

企画概要

「OsakaもKansaiも負けへんで!写真投稿キャンペーン」

対象:韓国、台湾、香港からの訪日旅客

実施期間:10月5日(金)~10月31日(水)

内容:

同社公式SNS(Facebook/Instagram)を活用し、9月21日(金)以降の関西の街の様子を撮影した写真を地元の方々と訪日旅客から募り、復興している関西の“今”を双方の投稿者視点で共有することを通じて、関西旅行への不安払拭をはかる。

「OsakaもKansaiも負けへんで!セール」

対象: 韓国、台湾、香港からの訪日旅客

内容: 関西空港発着便を含む路線でのセール販売を開始

実施期間: 2018年10月上旬予定。詳細は決定次第、公式ウェブサイトにて発表

全旅連青年部 鈴木治彦氏(奥津荘)が次期部長へ

2018年9月27日(木) 配信

全旅連青年部の鈴木治彦次期部長

全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会の青年部(西村総一郎部長)は9月26日(水)、臨時総会を開き、次期青年部長(2019~20年度)に政策担当副部長の鈴木治彦氏(岡山県・名泉鍵湯 奥津荘社長)の就任を決めた。

 今回の次期青年部長選挙に立候補したのは、鈴木氏のみだった。47都道府県部長らの前で所信表明演説を行ったのち、第24代青年部長として承認された。「Challenge for the future~より良いかたちを次代へ~」をスローガンに、喫緊の課題である「雇用の安定と確保」と、「旅行離れが進む若年層への旅の魅力発信」に取り組んでいく。

 鈴木氏が経営する奥津荘は8室と小規模旅館。7期連続(14年間)で青年部に出向することで、「宿の経営だけでなく、先輩や仲間から幅広く学ぶことができた」と述べ、「もし青年部に出向していなければ、宿はつぶれていたかもしれない」と語った。「子供たちの世代に“夢のある業界”としてバトンタッチできるように、一歩ずつ前進しよう」と呼び掛け、「未来の観光業や、宿泊業を語り合う機会を増やしていきたい。2020年の東京五輪後を見据え、青年部組織がチーム一丸となって、新しい時代に向かって挑戦し続けていきたい」と攻めの姿勢を示した。

鈴木治彦次期部長(左)と西村総一郎部長

 西村青年部長は17年4月からスタートした今期を振り返り、「あっという間に1年半が過ぎた。残りわずか半年だが、10月30日には長崎で全国大会、来年2月20日には旅館甲子園という大きなイベントが控えている。しっかりと準備を進め、今期を締めくくりたい」と力を込めた。

    ◇

 鈴木 治彦氏(すずき・はるひこ)1978年8月15日、岡山県生まれ。40歳。98年中村調理師専門学校(福岡県)卒業後、2000年10月アルペン入社。04年6月同社を退社し、同年7月に奥津荘入社。13年12月に社長就任。

 【青年部活動】05―06年度「旅館未来委員会」▽07―08年度「宿の魅力伝承委員会副委員長」▽09―10年度「宿の地位向上委員会委員長」▽11―12年度「組織担当副部長」▽13―14年度「中国ブロック長」▽15―16年度「総務担当副部長」▽17―18年度「政策担当副部長」

凸版印刷、VRで福井城を復元

2018年9月27日(木) 配信

『福井城復元アプリ』より、堀の外側から眺める城郭

「デジタル文化財」の提供を推進する凸版印刷はこのほど、同社が展開する体験型VR観光アプリ「ストリートミュージアム®」で「福井城復元アプリ」を公開した。製作は三谷コンピュータ、福井放送と共同で福井県から受託。福井城の往時の姿を楽しめる。

 福井城は、徳川家康の二男で福井藩初代藩主の結城秀康が1601(慶長6)年から6年の歳月をかけて築城し、約270年間・17代にわたり越前松平家の居城として、その繁栄を示した名城。本丸を中心に四重・五重に堀が取り巻く輪郭式の大城で、本丸には四重五階、高さ約30㍍の雄大な天守がそびえていたが、大火により失われ、現在は本丸周囲の石垣と内堀のみが残っている。

 福井城復元アプリでは、城への登城口である御本城橋から本丸御殿、天守、天守からの眺望など、本丸とそれを取り囲む厳選10カ所をVRで再現。水堀に浮かぶ壮麗な姿を、音声解説とともに楽しむことができる。また、同アプリでは現代地図の上に古地図を重ねて見ることができ、城郭内の建物の配置や旧町名など、古地図でしか知ることのできない歴史的背景も確認できる。

「ストリートミュージアム」について

 VR(バーチャルリアリティ)とGPSを組み合わせた旅行者向け観光アプリ。現存しない城郭などの史跡を高精細かつ色鮮やかにVRコンテンツで再現し、スマートフォンやタブレット端末で位置情報と連動してその土地、その場所ならではの体験を提供する。旅行者はアプリを利用することでVRコンテンツを通じてバーチャル観光が体験できるほか、音声による解説で理解を深めたり、現在の地図だけでなく当時の古地図を見ながら町歩きを楽しむことができる。松本城(長野県)や福岡城(福岡県)など、全国各地の史跡を1つのアプリで楽しめる史跡観光アプリとして、現在19コンテンツを公開している。
 

19年夏、箱根・強羅地区に新ホテル開業 小田急グループ

2018年9月27日(木) 配信

ホテル棟客室イメージ

小田急電鉄(星野晃司社長、東京都新宿区)と小田急リゾーツ(端山貴史社長、神奈川県相模原市)はこのほど、神奈川県の箱根・強羅で企業の保養所・研修所として使用されていた物件を取得し、リノベーションによるホテル開発に着手する。新ホテル「小田急強羅ホテル(仮称)」の開業は、2019年8月の予定。

 同物件は、箱根登山鉄道強羅駅から徒歩5分と交通の便がよく、駅から平坦路でアクセスできる場所に位置する。また、温泉の自家源泉を有しているほか、周辺には箱根強羅公園や彫刻の森美術館などの観光施設も充実している。
 
 ホテル施設は、ホテル棟とコンドミニアム棟の2棟構成。ホテル棟は、地上5階建てで、62室の客室のほか、レストラン、大浴場、中庭、ラウンジを設ける。中庭には、ウッドデッキや焚き火炉、足湯、ハンモックを、ラウンジには、ドリンクコーナー、ライブラリー、湯上がりラウンジを設置する。
コンドミニアム棟客室イメージ

 コンドミニアム棟は、地上4階建て。全10室に温泉が楽しめるビューバスが付く。ビューバスの付いたコンドミニアムタイプの宿泊施設は、強羅エリア初展開となる。広々とした居住スペースが特徴で、短期から長期の滞在まで幅広い用途に利用できるという。
 
 同社グループは、ホテル事業を成長分野と位置づけ、地域の魅力を引き出す特徴あるホテルの出店を進めている。都市型ホテルやリゾートホテルなど、2015年度から出店を強化しており、2020年度までに15店程度を出店する計画。また、箱根地区では、グループの各交通機関の結節点となる駅やターミナル、観光施設への大型投資を開始している。強羅は箱根登山電車の終点。ホテルの開業により新たな滞在拠点を設けることで、強羅エリアの魅力の発信を強化したい考え。

相互交流1千万人へ、日韓が観光交流拡大に向け共同緊急アピール宣言

2018年9月26日(水) 配信

(左から)JNTO清野理事長、KATA梁会長、JATA田川会長、観光庁・田端浩長官

日本政府観光局(JNTO)と日本旅行業協会(JATA)、韓国旅行業協会(KATA)は9月20日(木)、東京都内で開かれたツーリズムEXPOジャパン内で、「日韓観光交流拡大に向けた共同緊急アピール」を発した。大阪北部地震に始まった相次ぐ自然災害で7、8月の韓国人訪日客数は2年ぶりに前年からマイナスに転じた。9月以降も影響が出ることが懸念されるため、急速な回復をはかり、両国観光局が掲げる相互交流1千万人の目標を達成したい考え。

 JNTOの清野智理事長は日韓交流の数字について、17年の韓国人訪日客数は714万人、日本からの訪韓客数は231万人の計945万人で、18年前半期は双方向とも18%増と好調に推移していたことを報告。しかし、7月の韓国人訪日客数は前年同月比5・6%減、8月は同4・3%減と落ち込んだ。韓国には地震がなく、地震への恐怖心が大きいため、北海道胆振東部地震の発生により、9月以降も危機感を抱いている状況だ。「引き続き正確な情報発信に努め、共同広告や日本への旅行商品販売促進を一層支援するような施策を実施していきたい」と意気込んだ。

 JATAの田川博己会長は「日韓関係は政治情勢や自然災害の影響を大きく受けたこともあるが、KATAとはこれまでお互いに助け合って需要を回復してきた。とくに観光による自然災害からの復興は国際観光の大きなテーマであり、旅行業の大きな役割だ」とし、「今後も日韓相互交流の拡大に最大限努力する」と力を込めた。

 また、KATAの梁武承会長は「7、8月の観光客数が減ったのは災害に加え、韓国国内で大きな選挙があり、政治的な動きも要因の1つ」と説明。一方、「目標に向けさまざまな施策を備えてきた。年内には達成できるのではないか。JATAと協力し成し遂げたい」と語った。

 緊急アピールでは、JNTOと韓国航空会社、旅行会社との共同広告の取り組み強化や、自治体や旅行会社から発信された情報を相互で拡散をはかることなど3点を宣言。会見で3者が文面に署名し、連携を深めることを確認した。この場には観光庁の田端浩長官も同席し、立会人として見届けた。

長野県旅行業組合、優良組合表彰受ける

2018年9月26日(水)配信

三澤理事長

 長野県旅行業協会(三澤弘理事長、132会員)は9月12日、全国中小企業団体中央会が選出する「優良組合」に選出された。旅行商品の入手の容易化をはかるとともに、仕入れコストの削減などの組合事業に積極的に取り組み、組合員企業の経営の安定・発展に寄与したことを評価された。

 三澤理事長は「優良組合として表彰されたのは、組合設立時から運営に携わってきた理事、役員の皆様の献身と、全組合員のたゆまぬ努力のたまもの」と謝意を述べ、「この受賞をさらなる発展への節目と捉え、組合員のための組織であることを肝に銘じながら、事業拡大に取り組む」と語った。

 なお、表彰式は同日、京都府京都市内で行われた、「第70回中小企業団体全国大会」のなかで実施。優良組合39組合、組合功労者73人、中央会優秀専従者21人が表彰された。

飯山駅発着バスツアー「おさんぽバスで秋めぐり」を実施

2018年9月26日(水) 配信 

紅葉の大自然をめぐる日帰りバスツアー

信州いいやま観光局は、北陸新幹線を利用して「信越自然郷」の秋を気軽に楽しんでもらうため、日帰りバスツアー「おさんぽバスで秋めぐり」を企画した。信越自然郷エリアの広域連携事業として、DMO法人の信州いいやま観光局が実施する。

 2018年10月13日(土)~11月3日(祝・土)にかけて、6ルート、全7回のツアーを実施する予定。昨年好評だった秋山郷のツアーを含め、昼食や弁当付きの1日ルートを5回、気軽に参加できる半日ルートを2回実施する。

ツアー概要

実施期間:2018年10月13日(土)~11月3日(土・祝)の土日を中心に運行

受付・集合場所:信越自然郷飯山駅観光案内所(JR飯山駅1階)

運行スケジュール:

10/13(土)午前10:00~午後3:30

 Aルート「カヤの平高原ブナ原生林と奥志賀林道」

10/14(日)午前10:00~午後3:00

 Bルート 「妙高の紅葉、笹ヶ峰高原といもり池」

10/17(水)午前10:00~午後5:00

 Cルート「志賀高原と松川渓谷、秋の小布施散策」

10/20(土)午前10:00~午後1:00

 Dルート「なべくら高原茶屋池ブナの森」

10/24(水)、27(土)午前 10:00~午後5:30

 Eルート「秘境・秋山郷 紅葉紀行」

11/3(土)午前10:00~午後1:00

 Fルート「なべくら里山の紅葉散策」

乗車料金:

 A・Bルート  大人5,500円、小学生1,200円

 C・Eルート  大人7,800円、小学生3,500円

 D・Fルート  大人3千円、小学生500円

※未就学児無料(バス席・昼食なし)

定員:20人(マイクロバスでの運行となる)

最少催行人数:10人/1ルート

申込み・問い合わせ:信越自然郷飯山駅観光案内所 TEL:0269-62-7000

ハワイアンズ 10月に割引企画「東京都民感謝月間」実施

2018年9月26日(水) 配信 

高低差・長さ日本一のボディスライダー「ビッグアロハ」

常磐興産(井上直美社長、福島県いわき市)が運営する大型レジャー施設「スパリゾートハワイアンズ」は、2018年10月1日(月)~31日(水)までの期間限定、入場料金が割引となる「東京都民感謝月間」を実施する。

 10月1日の東京都民の日にあわせて10月の1カ月間、東京都在住者を対象に日頃の感謝を込めて、利用当日に窓口で入場券を購入した場合に限り、スパリゾートハワイアンズの入場料が通常料金より2割引きで入場できる。さらに、窓口で入場券を購入した人に「都民パスポート」を発行。提示するとビュッフェレストランで10%割引、ウォータースライダー3種共通一日券が1千円割引の特典もある。

第6のテーマパーク「ビッグアロハ」今年7月オープン

 昨年7月にオープンし、好評を得ている高低差・長さ日本一のボディスライダー「ビッグアロハ」に、スライダーのチューブに隣接して屋外テラス、着水プールに隣接してカフェを新設。既存のスライダーと新設した2つの施設を融合した第6のテーマパーク「ビッグアロハ」をオープンした。

 割引価格で入場できるこの機会に、スパリゾートハワイアンズと日本一のボディスライダー「ビッグアロハ」をぜひ体験して欲しい。

「東京都民感謝月間」概要

対象:東京都在住者

期間:2018年10月1日(月)~31日(水)まで

特典:

1.入場料金が、通常料金より2割引

区分

通常料金

割引料金

大人(中学生以上)

3,500円

2,800円

小学生

2,200円

1,760円

幼児(3歳~)

1,600円

1280円

2.入場券を購入者に「都民パスポート」を発行する。

「都民パスポート」の提示で、以下の館内利用特典が受けられる。

(1)ビュッフェレストラン「パーム」10%割引

(2)ウォータースライダー3種共通一日券1千円割引

 通常2,300円 → 割引1,300円

利用方法:

 東京在住であることを確認できる証明書(運転免許証・保険証など)を、入場券購入の際に窓口に提示をお願いする。1人の提示につき5人まで適用。

利用条件:

 利用当日に窓口で入場券を購入される場合のみ適用。他の割引券との併用不可。

【公式】スパリゾートハワイアンズ・ホームページ

旅して北海道を元気に! 「たびらい」が特産品が当たるCP

2018年9月26日(水) 配信 

北海道地震復興応援キャンペーン

北海道を旅して、いいものを当てよう――。パム(長嶺由成社長、沖縄県那覇市)が運営する旅行予約サイト「たびらい」は、北海道胆振東部地震からの1日も早い復興を願い、旅行を通じて北海道を元気にする応援キャンペーン(http://www.tabirai.net/sightseeing/campaign/support_campaign/index.aspx)を実施している。

 同CPは11月30日(金)までの期間に、たびらい北海道でレンタカーやアクティビティを予約・参加した人や、今秋に北海道を旅行し、指定のハッシュタグを付けてインスタグラムに写真を投稿した人の中から抽選で50人に、北海道の現地スタッフが厳選した「北海道のいいもの(特産品)」をプレゼントする。テーマは、「旅して、撮って、体験して。北の大地を元気に!」。

 たびらい北海道の事務所は、札幌市時計台の近くにある。9月6日の地震当日は停電により一時業務ができない状態になったが、9月10日から業務を再開。毎日現場に赴き、情報の収集と配信を行っている。同社は「一部食品の流通は滞っているものの、北海道は元気です。皆様、ぜひ、北海道にお越しください」と広くPRしている。

新たな旅のかたち「シェアエコツーリズム」推進へ ANAHD

2018年9月26日(水) 配信 

新たな旅のスタイル

 

ANAホールディングス(片野坂真哉社長)はこのほど、日本初のシェアリングサービスを活用した新しい旅の提案ページ「Look for your style」を開設した。

 民泊仲介大手のエアビーアンドビーなど、シェアリングエコノミーをリードする9者が参画した。同ページで、ANAマイレージクラブ会員が各サービスを予約すれば、ANAマイルが貯まるようになっている。

 利用者だけではなく、提供者を拡大する取り組みを進めることで、遊休資産(家・車・スペース・スキル(人)など)を活用する次世代ツーリズム「シェアエコツーリズム」を広げ、地域創生にもつなげていく考えだ。