静岡県立美術館、「屏風爛漫」展開催へ 300年にわたる屏風の名品が一堂に会す 

2019年4月19日(金) 配信

チラシ

 静岡県立美術館はゴールデンウイーク最終日の5月6日(月・祝)までの期間限定で、「屏風爛漫」展を開いている。

 伊藤若冲の「樹花鳥獣図屏風」をはじめ、桃山時代から現代までの300年にわたる屏風の名品が一堂に会す。

 屏風は絵画である前にまず調度品であり、間仕切りや風よけとして人々の生活のなかにとけ込んでいた。一方で、「こうしたモノとしての特徴は、そこに描かれる絵にも影響を与え、屏風絵ならではの魅力ある造形を生み出してきた」(同館)という。

 今回は屏風のカタチや機能に注目しながら、この楽しみ方を再発見できるよう企画。同館は「花開く屏風絵の世界をぜひご堪能ください」とコメントした。

「屏風爛漫」展概要

展覧会名:「屏風爛漫-ひらく、ひろがる、つつみこむ-」

所在地:静岡県静岡市駿河区谷田53-2

アクセス:JR東海道線「草薙」駅県大・美術館口から、徒歩約25分またはバス約6分▽静岡鉄道「県立美術館前」駅南口から、徒歩15分またはバス約3分

開館時間: 午前10時~午後5時30分(展示室への入室は午後5時まで)

休館日:毎週月曜日【※4月29日(月・祝)と、5月6日(月・祝)は開館】

観覧料: 一般800円(600円)、70歳以上400円(300円)、大学生以下無料【※( )内は前売・20人以上の団体料金】

主催者:静岡県立美術館

関連行事:館長美術講座「屏風は絵なのか道具なのか」…4月21日(日)午後2時~午後3時30分(開場午後1時30分)▽講師は木下直之(当館館長)▽聴講無料▽申込不要先着順(定員40人程度)

貸切バスの「下限割れ」防止へ 国が手数料記載を義務化

2019年4月19日(金) 配信

安全コストの確保へ(画像はイメージ)

 国土交通省は、貸切バス運賃の「実質的な下限割れ」を防ぐため、体制強化をはかる。貸切バス会社が旅行会社に支払う「手数料」によって、国が定める運賃の下限を下回ることが疑問視されていた。第三者委員会とも連携し、国が積極的に調査していく。5月からは手数料支払額の記載、19年度からは手数料の年間額を毎年度国に報告することを義務付ける。

 2016年1月の軽井沢スキーバス事故以後、安全安心を確保できるよう新たな運賃制度を敷いた。ただ業界からは手数料が負担で安全コストが阻害されているとの声が少なくなかった。

 バス運行時、集客した旅行会社に対し、営業活動費として運賃の15%ほど手数料を支払うことは慣習化していた。「手数料を断れば使ってもらえなくなる」――。バス会社からすれば新運賃後の値上げに合わせ手数料率を上げられても、受け入れざるを得なかった。表向きは下限で運行引受書を交わし、受取額との差額を手数料とすることも後を絶たなかった。

 一方、業界をまたいで対策を打ってきた。日本旅行業協会(JATA)と全国旅行業協会(ANTA)、日本バス協会、弁護士らで、16年8月に第三者委員会を設立した。通報窓口を設け、過度な手数料などの取引で行政指導が必要な場合は、国に通知することとしていた。

 ただ委員会への通報はこれまで53件あったが、国への通知はゼロだった。委員会には必要な証拠となる資料の提出を求める権限がない。資料がなければ調査に踏み切ることができず、そのまま長引いて行き詰まることがあった。

 今回の調査体制の強化として、委員会への通報があった場合にすみやかに国へ通知する体制を整える。「これまで権限が無いため、調査が進まなかった事案でも、我われが引き取り、主体的に調査していく」(観光庁)という。第三者委員会は、手数料の商慣習上の取引実態を、専門的な知見から助言し国の調査をサポートしていく。

【特集No.521】平成の観光を振り返る デジタル化が旅を大きく変えた

2019年4月19日(金) 配信

1752号1面

 「平成」最後の紙面となる今号は、「平成の観光を振り返る」をテーマに特集した。観光業界では、2008年10月の観光庁創設が大きな転換点となり、その後の訪日外国人旅行者拡大の礎となった。期を同じくして、日本でのiPhoneの販売が始まった。IT化の急速な進展により、OTA(オンライン旅行会社)での旅行予約が主流化した。スマートフォンの登場によって、リアルタイムでの情報収集や、SNS(交流サイト)での発信が可能となり、デジタル化が旅のスタイルを大きく変えた時代ともいえる。

【編集部】

 

 平成がスタートした1989年の年末は日経平均株価が史上最高の3万8915円を記録し、バブル経済の絶頂期だった。日本人のFIT(個人海外旅行)も増え始め、海外格安航空券販売で若者の支持を得たエイチ・アイ・エス(HIS)の躍進が目立つ時期でもあった。

 宿泊業界では「旅館が旅の目的地」としての地位を確立し、豪華さを競い合った。80年代には8万軒を超えた旅館軒数も平成に入ると減少傾向に歯止めがかからず、16(平成28)年度には半減し、4万軒を割り込んだ。

 一方、ホテルの営業軒数や客室数は増加傾向にあり、09(平成21)年度にはホテルの客室数が旅館を上回り、その差は年々拡大している。

08年に観光庁創設

 08(平成20)年10月に国土交通省の外局として観光庁が創設された。初代長官は本保芳明氏。日本の観光行政は長く、旧運輸省、国土交通省の中でも〝傍流”でしかなかったが、観光業界は観光庁の誕生に新しい時代の到来を感じ、大きな期待を抱いた。

 訪日外国人旅行者数の激増は、その期待がかたちとして表れた一つだ。89(平成元)年には284万人だったが、18(平成30)年には10倍以上の3千万人超えを達成。15(平成27)年には45年ぶりに出国日本人数を上回った。

 08年という年は、観光業界だけでなく、日本のこれから進むべき道を大きく変えた転換点だった。今から振り返ると幾つかの事象が符合する。

 例えば……

【全文は、本紙1752号または4月25日(木)以降日経テレコン21でお読みいただけます。】

ブッキング・ドットコム、「サステイナブル・トラベル」の調査結果発表 日本人の意識低く世界との差 鮮明に

2019年4月19日(金) 配信

表1

 ブッキングドットコムジャパン(アダム・ブラウンステイン代表)は4月22日のアースデイに先駆け、2019年度版の「サステイナブル・トラベル」(旅行先の環境やコミュニティに配慮した旅行)の調査結果を発表した。今年で4回目。世界ではエコでサステイナブルな旅への認識や意識が高まっているものの、日本は立ち遅れている状況にあることが分かった。

 旅行者のおよそ4分の3(72%)は「次世代のために地球を守るには、人々は今すぐ行動しサステイナブルな選択を行う必要がある」と回答したが、日本は40%のみだった。

 旅行先での過ごし方に関しては、世界の旅行者の52%が「サステイナビリティを高めるために旅行中の行動を変え、可能な限り徒歩や自転車の利用、ハイキングを行うようになった」と答えた。日本人だけでみると、旅行先で行動を変えたのは34%に留まる。

このほか、世界の旅行者の41%は、「旅行中によりサステイナブルな行動をとるためのアドバイスを旅行会社から得たい」と答えた一方、日本人は22%のみ。情報収集にも消極的だった。

表2

エコな宿泊施設が人気

 ブッキング・ドットコムでは、世界的にサステイナブルな宿が人気を伸ばしているという。今後1年間の間に「エコな宿泊施設、または“グリーン”な宿泊施設に1回以上滞在する予定である」と答えた旅行者は、全体の73%に上った。この回答者の割合は、16年に62%、17年に65%、18年に68%と、4年連続で増えている。

 自分がエコな宿を探しているかを問わず、旅行者の7割は「宿がエコに配慮していることを知った場合、その宿を予約する可能性は高くなるだろう」と答えた(日本:36%)。

 一方、「世界的にサステイナブルな旅への意識は高いものの、宿の見分け方に関しては少々問題がある」(同社)という。旅行者の約4分の3(72%)が「宿泊施設のエコラベル(地球環境の保全に役立つと認定された商品につけるマーク)の存在を知らない」と回答した。日本ではより顕著な傾向にあり、84%が知らないと答えた。

サステイナブルな旅行の難しさも

 旅行者の約半数(世界:46%、日本:43%)は、「日常生活よりも旅行中の方がサステイナブルな選択を行うことを難しく感じる」と回答。世界の旅行者の約3分の1(31%)、日本の旅行者の34%にとって「旅行は特別な時間であり、サステイナビリティについては考えたくない時間である」ことが分かった。

 とくに「予定があるため、選べるサステイナブルな選択肢に限りがある」と回答した日本の旅行者は約半数(49%)と、サステイナブルな選択をすることに非積極的だった。

「鯛コロッケ&鯛コロッケバーガー」南海加太線車内で発売

2019年4月19日(金) 配信 

鯛コロッケバーガー

 リゾートホテル「休暇村紀州加太」(義本英也総支配人、和歌山県和歌山市)は3月21日(木・祝)から、南海電鉄(大阪市浪速区)とコラボレーションし、「めでたいでんしゃ」内で休暇村紀州加太オリジナルの「鯛コロッケ」と「鯛コロッケバーガー」を売り出した。同コラボは、南海加太線沿線の魅力を発信する「加太さかな線プロジェクト」の一環として行われる。

 紀ノ川駅~加太駅を結ぶ南海加太線の「加太さかな線」は、「おいしいさかな」をはじめとしたグルメや風光明媚な景色、温泉など、旅の楽しみが詰まった路線となっている。そんな魅力をPRするとともに、加太までの鉄道旅行の「楽しみ」とさかなの町への「期待感」を、地域の人々と共に創り上げていくために、南海電鉄は加太観光協会、磯の浦観光協会と共同で、南海加太線沿線の魅力を発信するための「加太さかな線プロジェクト」を始めた。

めでたいでんしゃ

「さち」:「鯛」と「淡嶋神社の縁結び」をイメージしたピンク色の電車。

「かい」:加太の海をイメージし、かわいい海の生き物や海に関する仕掛けを施した水色の電車。

「こども」:2019年3月に生まれた「さち」と「かい」夫婦のこどもでんしゃ。名前は4月18日現在募集中(4月30日まで)。鯛のようなうろこ柄で「良い縁起」と「愛」を演出するデザインの赤色の電車。

「めでたいでんしゃ」車内販売概要

鯛コロッケ

期間:2019年6月2日(日)までの土・日・祝日

時間:加太駅発 午前9:24、午前10:27、午前11:27

   和歌山市駅発 午前9:55、午前10:55、午前11:55

商品:鯛コロッケ200円(税込)、鯛コロッケバーガー400円(税込)

休暇村紀州加太

 全客室オーシャンビューの絶景リゾートホテル。眼下に広がる紀淡海峡の向こうには淡路島や四国、明石海峡大橋まで見渡せる。露天に登場した「インフィニティ風呂」は湯船に浸かると、紀淡海峡と湯面が一体化する趣向となっている。

名称:休暇村紀州加太

所在地:〒640-0102 和歌山県和歌山市深山483

総支配人:義本 英也

ショウナイホテルスイデンテラスが「庄内旅応援CP」を実施

2019年4月19日(金) 配信

キャンペーンで1740円のプランを売り出す

 ショウナイホテルスイデンテラス(山形県鶴岡市)は4月19日(金)午後3時から4月24日(水)午後6時まで、「庄内旅応援キャンペーン」を実施する。ジェットスター・ジャパンが成田空港(千葉県)-庄内空港(山形県)路線の新規就航を記念したもので、庄内が身近になることへの感謝を込めて、キャンペーンを実施する。

 同キャンペーンでは1人1泊素泊まりを100室限定で、1740円から売り出す。価格は、ジェットスター・ジャパンが就航記念セールで設定した174円に合わせた。利用条件はジェットスターの同路線を利用していること、同ホテルのアンケートに回答すること、SNS(交流サイト)への投稿だ。また、キャンセルは受け付けない。

スイデンテラス概要

 スイデンテラスは、庄内地方の魅力を発信するために2018年9月に開業したホテル。設計は世界的な建築家・坂茂氏が手掛け、木造建築が田園風景に溶け込むデザインとなっている。施設からは、四季折々に表情を変える景色を楽しめるのも魅力の1つ。客室はダブル、ツイン、トリプル、スイートなど1人旅からファミリー、ビジネスまで用途に応じた利用が可能だ。館内には、源泉掛け流しの温泉や1千冊の本を備えたライブラリと、地元の食材にこだわったレストランがある。庄内空港からはタクシーかバスで20分と庄内観光の観光に適した立地だ。

キャンペーン概要

名称: ジェットスター庄内就航記念 庄内旅応援キャンペーン
予約条件:ジェットスターの成田―庄内線を利用していること。スイデンテラスでのアンケート、SNS(交流サイト)への投稿。キャンセル不可。

予約期間:4月19日(金)午後3:00~4月24日(水)午後6:00
※完売次第終了。販売期間は延長する場合がある。

宿泊期間: 2019 年8月1日(木)~10月24日(木) の平日限定
※8月8日(木)~8月26 日(月)、9月12日(木)~9月23日(月)は対象外。
販売数には限りがあり、上記期間内でも、適用されない日がある。

価格:ダブルルーム(定員2人、1人1泊素泊まり):1740円※100室限定

    スイートルーム(定員2人、1人1泊素泊まり):1万7400円~※10室限定

町工場の職人技が光るホテルが東京・蒲田に開業

2019年4月19日(金) 配信

エントランスに設置されている工作機械の旋盤機

ホテル運営会社のホテルマネージメントジャパン(東俊三社長、東京都渋谷区)は2019年4月19日(金)、東京・蒲田に「ホテル オリエンタルエクスプレス 東京蒲田」を開業した。高い技術を持つ職人と町工場が集積する“蒲田”という地域性を生かし、館内の各所に「職人の技の競演」を取り入れた新しいスタイルのホテルだ。また、音声ガイドアプリと連携し、宿泊者が専用アプリをダウンロードすると館内の展示物の案内が聴けるほか、周辺の街歩きの情報を好きなときに得ることができる。これらの取り組みは、新しい「滞在のカタチ」となりそうだ。

 蒲田がある東京都大田区は、約3500もの工場が集積する「ものづくりのまち」として知られている。ほとんどが従業員9人以下の小さな町工場だが、世界に誇れる技術を持つ職人が集まっている。周辺には職人が通う食堂や居酒屋、銭湯が点在し、大都会の東京でありながら、どこか懐かしい雰囲気を味わうことができる。

 4月17日(水)に行われた内覧会で、プロジェクトリーダーでホテルマネージメントジャパンの箕輪将臣氏は「日本ブランドである町工場の技術とホテルが融合し、蒲田に根ざしたホテル展開をしていきたい」と期待を込めた。町工場代表で太田工業連合会青年部連絡協議会委員長の関英一氏は「こんなかたちで技術をアピールできると思っていなかった。ホテルから技術を世界に発信したい」と喜びを述べた。また、ホテル館内と周辺の街案内の音声ガイドアプリを作成した「ON THE TRIP」社長の成瀬勇輝氏は「プロセスを伝えることを心がけた。街案内は夕方以降に出かける人向けに温泉や居酒屋を職人が案内するイメージで作った」と制作への思いを語った。

2019年4月17日(水)、内覧会が行われた

 エントランスには町工場で実際に使用されていた工作機械が展示されているほか、フロアごとに町工場が製作した階数表示、客室内の建築物など、ここでしか見られない職人たちの技術が随所に取り入れられている。外国人旅行客やビジネスで宿泊する技術者をはじめ、SNS映えする場所に興味がある女性も気になるホテルであり、注目を集めるスポットになりそうだ。

職人たちの技

【1】各階表示

 6階のフロア表示。テーマは「曲げる」。技術、溶接技術、表面を処理する技術が間近に見ることができる。素材はステンレスパイプ。2階は「掘る」、3階は「削る」など、各階ごとに作品が異なる。

【2】館内の建築素材

 客室のヘッドボードは、複数枚のベニアを交互に重ねて接着。高い強度を持つ。木材をふんだんに取り入れた客室は、温かみが感じられる。

 客室外側の壁は、アルミニウムと亜鉛合金めっき鋼板。防食性が高い。通常、建物の外壁や屋根などに用いられる。

 ロビーの天井や廊下にエキスパンドメタルを使用。軽量だが強度がある。

【3】朝食

 かつて職人が食べたであろう「お弁当」をイメージしたスタイル。バイキング形式で、おかずやおにぎりを皿でなくお弁当に詰める。おにぎりなどの和食のほか、パンやヨーグルトの洋食も用意されている。出来上がったお弁当は、レストランか客室で食べられる。

客室の一例

シングルルーム

 シングルルームは、客室数36、広さ13.5平方㍍。ダブルルームは、客室数32、広さは13.5平方㍍。

ツインルーム

 ツインルームは、客室数78、広さは17.0平方㍍。

トリプルルーム

 トリプルルームは、客室数11、広さ20.0平方㍍。ユニバーサルルーム(車椅子対応)は、客室数1室、広さ20.0平方㍍。

ツイン・バスルーム
部屋着はユニクロ製

ホテル概要 

名称:ホテル オリエンタルエクスプレス 東京蒲田
開業日:2019 年4月19日(金)
所在地:〒144-0035 東京都大田区南蒲田1-3-15
電話番号:03-3733-5511
施設規模:地上6階
客室数:158室(シングル36室、ダブル32室、ツイン78室、トリプル11室、ユニバーサル1室)
レストラン:エクスプレスカフェ(宿泊者限定)【朝食】午前6:30~10:00 、【カフェ】午前10:00~午前0:00
アクセス:京浜急行線「京急蒲田」駅東口より徒歩3 分

KNT首都圏 GWに日帰りバスツアーペア140組にプレゼント

2019年4月19日(金) 配信 

メルマガ登録で日帰りバスツアーが当たる

 近畿日本ツーリスト首都圏(KNT首都圏、田ヶ原聡社長、東京都新宿区)は2019年4月27日(土)~5月6日(月・祝)のゴールデンウイーク期間、会社創立1周年を記念し、管内の55営業所で「新・見聞録 旅してヘルシー ~歩く・見る・聞く・旅して美味しい~」と題したキャンペーンを実施する。

 キャンペーンのテーマである「旅してヘルシー」は、普段から利用客と接する社員から、アイデアを公募して誕生した。現在、「健康」が利用客にとって関心の高いテーマとし、旅でも「健康」すなわち、「歩く」「見る」「聞く」そして「美味しい」体験が求められていると考え、同テーマにちなんださまざまな「旅してヘルシー」に関する展開を行っていく。

 期間中、「KNTメンバーズクラブ」の「メルマガ会員」に登録した人の中から抽選で、2人1組・計140組280人を「旅と健康」をテーマにした日帰りバスツアーに招待する。コースは7コース、定員は各コース20組40人。各コースとも旅先で自然に触れたり、ウォーキング、パワースポット訪問や座禅、産学連携の健康プログラムを体験したり、健康的な食事を味わえるなど工夫を凝らした。

 そのほか、同テーマに沿った国内旅行商品「旅してヘルシー」(設定:6~9月)の販売や、来店客に楽しんでもらえるようなさまざまな展開を行う。一部店舗では、キャンペーンでプロモーションする地域の物産品が買えるアンテナショップの実施や、ご当地キャラクターが登場するなど、旅行気分を盛り上げる。

キャンペーン概要

「旅してヘルシー」専用パンフレット

実施期間:2019年4月27日(土)~5月6日(月・祝)

実施場所:KNT首都圏管内の55営業所(葛飾区役所営業所を除く全営業所)

※店舗を7つのブロックと、以下の3期間に分けて実施。

 A(4月27~29日)、B(5月2~4日)、C(5月4~6日)

キャンペーン内容:

(1)北海道、関東甲信地区(ブロックごとに異なる)をキャンペーン方面とした展開

 キャンペーン方面の「ヘルシーな」旅行情報発信とお客に楽しんでもらえる取り組みを行う。

キャンペーン方面のご当地キャラクターが登場

 例:静岡営業所:4月27、28日 チーバ君(千葉)

 藤沢営業所:5月2~4日 アルクマ(長野)

 大宮営業所:5月4~6日 ぐんまちゃん(群馬) など

一部営業所でアンテナショップを開催し、ご当地の物産販売

 例:北海道アンテナショップ開催営業所:浅草、蒲田、池袋、藤沢、大宮、船橋の6営業所

<販売品の例(北海道)>

(2)国内企画旅行商品メイト「旅してヘルシー」発売

 北海道や軽井沢、那須など関東甲信越地区への「ヘルシー」をテーマにした旅行を、専用パンフレットで売り出す。(全8コース、設定期間:6~9月)

(3)抽選で2人1組・計140組280人を「旅してヘルシー」をテーマにした「ペアで行く日帰りバスツアー」へ招待

応募条件:

 キャンペーン期間中、同社会員制度「KNTメンバーズクラブ」に入会してメルマガ購読登録した人。入会とメルマガ購読は無料。すでに会員の人も対象となる。

当選発表:当選者には5月20日(月)までにEメールで当選通知が届く。

日帰りバスツアーの一例:(いずれも6月15日(土)出発、昼食1回付き)

・「本当の自分さがし」座禅体験とへぎそば昼食 新潟満喫の旅(東京駅発着)

・昇仙峡トレッキング&作って食べるヘルシーほうとう(新宿・八王子発着)

・富士山のパワーを感じて!あじさいのノルディックウォーク(千葉・西船橋発着)

・健康リゾートで心も身体もリフレッシュ 健康講座と旬彩バイキング 黄金アカシアとスイーツ食べくらべ(戸塚・町田発着)

KNTメンバーズクラブ

訪客数3月は276万人で過去最高 中国市場への依存度高く 訪客数2.5割、消費額3.6割に

2019年4月18日(水) 配信 

中国だけでなく、他市場の底上げも必要に

観光庁は4月16日に会見を開き、2019年3月の訪日外国人旅行者数は276万100人で3月として過去最高だったと発表した。前年同月から約15万人上回ったものの、伸び率でみると5・8%に留まった。訪日中国旅行者数は全体の25%を占めた。19年1~3月期の訪日外国人旅行消費額は1兆1182億円で、うち中国が4021億円(構成比36%)となった。旅行者数と消費額ともに中国市場への依存度が高く、危うさがうかがえる。

 中国は同16・2%増の69万1300人と好調。1 月から始まったビザ緩和による個人旅行(FIT)需要の高まりや、新規就航や増便による航空座席供給量の増加が寄与した。このほか、訪日外国人旅行者数の重点20市場のうち、韓国と香港、フィリンピン、豪州、スペインを除く15市場で3月として過去最高を更新した。

 一方、東アジア4市場(韓国、中国、台湾、香港)全体をみると、動きが鈍い。全体における同市場のシェアは2月に77%あったが、3月は67%に落ち込んだ。とくに韓国と香港が伸び悩む。韓国は同5・4%減の58万5600人、香港は同12・4%減の17万1400人で、今年1~3月累計も韓国と香港はマイナスだった。

 このまま韓国と香港が減り続ければ、中国一強の状況が顕著になる。米国が同17%増の17万6600人と伸びているが、未だ中国の4分1程度だ。日中関係が悪化すれば一気にひっくり返る危険もはらんでおり、他市場の底上げが急がれる。

2019年1-3月期の訪日外国人消費動向調査

 訪日外国人旅行消費額は中国の4021億円(前年同期比7・6%増)に続いて、台湾が1501億円(前年同期比1・4%減)、韓国が1479億円(同8・5%減)、香港が807億円(同1・2%減)、米国が621億円(同13・4・6%)の順となる。これら上位5カ国・地域で全体の75・4%を占める。

 項目別にみると、買い物代が3879億円(構成比34・7%)で最も多い。次いで宿泊費が3256億円(同29・1%)、飲食費が2467億円(同22・1%)と続く。娯楽等サービス費は453億円(同4・1%)に留まり、前年同期より7億円のマイナスとなった。田端長官は「ナイトタイムエコノミー(夜遊び経済)も含め、体験型コンテンツの磨き上げやメニューの増加などに取り組んでいきたい」と語った。

 1人当たりの旅行単価は14万3206円(前年同期比5・9%減)だった。国・地域別でみると、中国が20万7235円(同12・3%減)で、韓国が7万1086円(同9・6%減)、台湾が12万8172円(同8・8%減)、香港が16万578円(同4・6%増)、米国が17万329円(同0・5%減)となった。

鞆のまちづくりに寄付募る「鞆・一口町方衆」応援プロジェクト専用HP開設

2019年4月18日(木) 配信 

「鞆・一口町方衆」応援プロジェクト

広島県(湯﨑英彦知事)と福山市(枝広直幹市長)は4月16日(火)から、鞆地区の住民が取り組むまちづくりを支援し、鞆の歴史的な景観や町並みの保存と伝統文化を未来に継承するための寄付募集を始めた。寄付募集にあたり、専用のウェブサイト「鞆・一口町方衆」応援プロジェクトを開設し、鞆の魅力やまちづくりの取り組み状況と共に国内外に広く発信する。

常夜灯と雁木

 福山市鞆町、鞆の浦は、国内で唯一江戸期の港湾施設五点(常夜灯、波止、雁木、焚場、船番所)がまとまって存在しており、潮待ちの港として繁栄を極めたころの豪商の屋敷や、江戸期からの地割による小さな町家が連なる景観を今に留めている。近世港町の伝統文化が現在も暮らしの中に息づくこの景観は、鞆に暮らす人々が脈々と受け継ぎ、大切に守り伝えてきた。「鞆・一口町方衆」応援プロジェクトは、人々の暮らしと共にこれまで脈々と受け継がれてきた鞆の歴史、文化や伝統を未来につなぐため、寄附を通じて鞆のまちづくりを応援するプロジェクトとなっている。

寄付の仕組み

町方衆之証イメージ

 寄付募集はふるさと納税を活用して行うが、今回の趣旨に賛同した人に寄付をしてもらいたいと考えていて、寄付した人に対する返礼品はない。なお、寄付した人への感謝の気持ちとして寄付を通じて鞆のまちづくりに参加したことを証明する「鞆 町方衆之証」を発行し、鞆町内に設置予定のデジタル芳名板に名前を投影する。また、寄付金額に応じて、鞆の景色を刻印したステンレス製のカードの交付や実物の芳名板の設置を行う。

ステンレス製のカードイメージ

寄付金の使用用途

●鞆の町並み保存や歴史的な景観保全に係る取り組み

・伝統的工法による伝統的建造物の保存修理

・ヘリテージマネージャー(歴史的建造物保存活用資格者)の育成

・町並み保存団体の活動に対する支援など

●鞆の伝統文化を継承していくための取り組み 

・伝統行事に使われる用品の修理・修繕

・歴史的建造物や史跡・寺院等の案内板の設置

・古文書・資料・文献の調査など

プロジェクト概要

プロジェクト名:「鞆・一口町方衆」応援プロジェクト

寄付受付開始日:2019年4月16日(火)午前10:30から

寄付受付方法:クレジットカードまたは金融機関

寄付目標金額:年間6千万円、10年間で6億円

寄付の対象:国内外の個人・法人・団体