みなかみ町がバンコク日本博に参加 今回はオンラインでPR

2020年9月2日(水) 配信

 群馬県・みなかみ町観光協会は9月5日(土)、6日(日)にオンラインで行われる「バンコク日本博2020オンライン」に参加する。同町は一昨年と昨年、現地での「バンコク日本博」に出展し、魅力を発信してきた。今回は新型コロナウイルス感染症拡大の影響でオンライン開催となるため、新たなカタチのPRに挑戦する。

 同町は2009年から外国人観光客の受け入れを推進しており、タイからの誘客にも力を入れる。タイ出身の二階堂パサナ氏とインバウンドアドバイザー契約を結び、タイ語のフェイスブックページを運営。現在フォロワーは1万1500人という。こうした取り組みにより、タイからの入込客数は12年に350人だったのに対し、19年度は6千人まで増加するなど、順調に知名度は上がっていると考えている。

 今回、町内各所からライブ配信を行うが、メインステージはタイでも人気が高い「宝川温泉」に設定する。そのほか、アウトドア事業所のキャニオンズがツアーの案内などを行う。

 日程は、9月5日(土)の日本時間午後6:00~6:45が「Takaragawa Onsen Special Live~外国人観光客憧れの宝川温泉のすべて生でお見せします!~」、9月6日(日)の日本時間午後1:30~1:45が「キャニオンズとコラボ みなかみ町スペシャルパッケージ商品紹介」など。

バンコク日本博

 バンコク日本博は2015年から開催されており、今回で6回目。同実行委員会とタイで日本語学校などを運営するジェイエデュケーションが主催し、在タイ日本国大使館や日本政府観光局(JNTO)らが後援する。

 昨年は180団体が出展し、来場者は8万4千人だった。オンライン開催の今回は83団体が出展し、パフォーマーはフェイスブックライブ、そのほかはZoomで出展する。なお、自治体の参加は10団体で、関東ではみなかみ町のみ。

KNT首都圏×日産自動車 EVを活用した旅行商品売り出す

2020年9月2日(水) 配信

環境にやさしい電気自動車を活用

 近畿日本ツーリスト首都圏(KNT首都圏、大原浩社長)は9月1日(火)から、電気自動車(EV)を活用した新しい旅行商品「’E’Vacation(いい休暇)」を売り出した。日産自動車(内田誠社長)と共同で企画した商品で、ウィズコロナ時代の新たな旅として、移動のプライベート空間を確保するとともに、観光地の環境にも配慮した旅の実現を目指す。

 同商品は、日産自動車が展開するカーシェアリング「NISSAN e-シェアモビ」を利用し、電気自動車用充電器が設置してある旅館・ホテルに宿泊するもの。

 神奈川県内に33カ所あるいずれかのe-シェアモビステーションから出発し、神奈川県内または静岡県に宿泊。宿泊施設は、感染症防止対策を講じている龍宮殿(神奈川県・芦ノ湖畔蛸川温泉)または箱根高原ホテル(同県・芦ノ湖畔湖尻高原)、日本平ホテル(静岡県・日本平)から選ぶことができる。

 移動に利用するコンパクトカーの「リーフ」は、リチウムイオンバッテリーに蓄えられた電力で走行するため、ガソリンは使用せずCo2の排出はない。旅行代金は、1泊2食とEV利用料金込みで1人1万4800円から(1室2人利用の場合)。

 今回、日産自動車が環境負荷低減などを目指す「ブルー・スイッチ活動」とKNT首都圏が取り組む「with コロナの旅行プラン」の造成において両者が賛同し、実現した。当面は神奈川県内出発のみだが、東京都に居住する人の旅行制限解除後は、東京発も売り出す予定。

エアトリ、旅行前の感染者対応 旅行取消料を全額免除に

2020年9月2日(水)配信

エアトリで「Go Toトラベル」特別キャンペーンを行っている

 エアトリ(柴田裕亮社長兼CFO)は8月28日(金)、国内旅行予約者が新型コロナウイルスに感染した場合に、旅行商品のキャンセル代を全額免除すると発表した。総合旅行プラットフォーム「エアトリ」での予約者が対象で、旅行同行者も全額払い戻しとなる。

 対象者は次の3点すべてを満たす必要がある。①「エアトリ」で予約した国内旅行全旅行商品のうち、出発日が9月1日(火)~2021年3月末までの予約記録②出発日の前日までにキャンセル手続きが完了した旅行商品の予約に限る③新型コロナウイルスの感染発覚日から前に予約された旅行商品のうち、出発日が感染発覚日から1カ月以内のすべての商品――。

 なお、法人や学校法人、各種団体などのグループ旅行は、陽性者本人のみが対象となる。

 免除の手続き方法の詳細は、エアトリ内の特設サイトから。必要事項を記載した書面と感染を証明する書面の写し、本人確認書面の返送が必要となる。

ANAのふるさと納税が総合1位 地域振興への貢献が高評価

2020年9月2日(水) 配信

オリコンエムイー(小池恒社長)がこのほど発表した、「ふるさと納税サイト」の2020年オリコン顧客満足度®調査によると、「ANAのふるさと納税」が74.44得点で総合1位に輝いた。マイル付与連携や地域振興への貢献が高評価を得た。

 2019年から始めたふるさと納税サイトの満足度調査は、今回で2回目。前回の総合1位は今回2位の「ふるさとチョイス」(74.09)だった。3位は「さとふる」(73.58)、4位は「楽天ふるさと納税」(72.81)、5位は「ふるなび」(72.55)。

 評価項目は①サイトの使いやすさ②手続きのしやすさ③キャンペーンの充実さ④返礼品の魅力⑤コンテンツの充実さ⑥地域振興への貢献――の6つ。このうち、ANAふるさと納税は「返礼品の魅力」以外で1位を獲得した。実際の利用者の声として「マイルと連動したキャンペーンがあり、さらにお得な感じがした」、「ふるさと納税の仕組みについては、一番分かりやすかった」などがあがり、評価が高かった。

 今回の結果を受けて、全日本空輸(ANA)マーケティング室カスタマーコミュニケーション部の加藤恭子部長は「ANAのふるさと納税は、日本最大の国内線ネットワークを持つ航空会社として、ANAマイレージクラブ会員を中心としたお客様と国内各地域をつなぎ、地方貢献・活性化の一翼を担うことを目的に運営している」とし、「今後も一過性だけでなく永続的な地域活性化に貢献していく」とコメントした。昨年度は大雨や台風で甚大な被害を受けた九州北部地区への災害支援や首里城の再建支援への寄付を募ったという。また、コロナ禍での取り組みとしては、「新型コロナウイルス被害ふるさとサポート」を立ち上げ、食材などの供給先に困っている事業者を支援している。

 なお、調査は2019年にふるさと納税サイトを利用して各自治体に寄付をし、返礼品を申し込んだことのある全国の18歳以上の男女を対象に、サイト16社の満足度を調査した。サンプル数は2113人、調査期間は20年4月13~20日。

〈観光最前線〉旅館の朝食風景

2020年9月2日(水) 配信

料理をテーブルまでお届け(品川プリンスホテル「ハプナ」)

 最近、宿泊施設を訪問すると「朝食」が話題にのぼる。器をそろえ、手間も掛けて、バイキングから個食へ切り替えたのだが、「評価は下がった」という声が多い。問われているのは、ボリュームではなく、バイキングならではの「ワクワク感」かも知れない。

 7月、品川プリンスホテルの人気レストラン「ハプナ」が営業を再開した。安心・安全と楽しさの両立を目指すなか、お客が料理を取りに行くスタイルを廃止。出来立てをワゴンに載せて、スタッフが客席を巡る形式にした。交流サイトの声は総じて好評だ。

 話を旅館の朝食に戻そう。個食を基本としつつ、郷土の一品など、目玉料理がテーブルを巡るのはどうだろう。これに限らず、きっと生まれてくるであろう、新しい試みを心待ちにしています。

【鈴木 克範】

九州運輸局 宿の感染対策調査 福岡市内と別府で実施

2020年9月2日(水) 配信

フロントで体温チェック

 九州運輸局は8月6、7日、Go Toトラベル事業参加宿泊施設の新型コロナ感染防止対策の実施状況について、福岡市内のホテルと別府温泉(大分県別府市)の旅館で調査した。

 6日には、福岡県・博多区のJR九州ホテルブロッサム福岡(客室数90室)に、同局とGo Toトラベル事業運営事務局の担当者4人が訪問。ホテル責任者から宿泊客対応など説明を受け、入館時のアルコール消毒やチェックイン時の対応、客室、エレベーターなど共用スペースの消毒、換気対策などを実際に確認した。

 飛沫防止のアクリル板を設置したチェックインカウンターでは、スタッフが非接触の検温器で体温を確認。体調チェックや旅行者の本人確認、館内案内、除菌シートのプレゼントなどのようすを再現した。

 チェックインでは、次客はソファーで待ち、客同士の距離にも気を配る。体温が高い客がいた場合は、専用フロアの客室に案内する。

 同ホテルは「会社全体で安心安全に取り組み、旅行前の検温などをお客様にも呼び掛けている」と話した。

アゴダ、訪れたい旅行先を発表 1位は北海道に

2020年9月1日(火) 配信

次に行きたい旅行先の2位は九州。3位は近畿だった
 OTA(オンライン旅行会社)のアゴダは8月27日(木)、「次に訪れたい国内の旅行先」の調査結果を発表した。1位は北海道(46%)で、2位が九州(43%)、第3位が近畿(24%)だった(複数回答)。

 日本人がこれまでに訪れたことがある観光地も発表した(複数回答)。関東の83%に次いで、近畿(72%)、九州(62%)、中部(57%)、北海道(56%)、東北(49%)、中国(48%)、四国(43%)となった。 

 また、全体の回答者のうち、57%が地方を来訪を希望。都市部は47%が訪問を望み、ビーチを希望する回答者は40%だった。北海道と東北、四国の回答者は、都市部や大都市圏への旅行を希望する傾向が強く、北海道からの旅行者の37%が次回の旅行先として関東を選択した(複数回答)。

 旅行の同行者についての調査では、友人との旅行(18%)は、家族旅行(58%)に次いで人気が高く、男性(13%)よりも女性(22%)の方が友人との旅行を重視していることがわかった。

 

山梨県、秋の観光CP実施 JR東日本の各駅で情報発信 立川駅で物産展開催

2020年9月1日(火) 配信

秋のやまなしキャンペーン ポスター

 山梨県とやまなし観光推進機構、JR東日本八王子支社は9月1日(火)から11月30日(月)の3カ月間、秋の観光キャンペーン「富士の国やまなし~風林火山 500年の時を越えて~」を実施する。2019年のこうふ開府500年から2021年の信玄公生誕500年までの3年間を象徴する「500年の時を越えて」という表現を用いて、さまざまな魅力をPRする。

 首都圏にあるJR東日本の各駅でポスターの掲示やPR動画の放映を実施するほか、やまなし観光&イベントガイド「ワイン県やまなし 秋号」を首都圏の駅や山梨県内の観光案内所、道の駅などで配布する。

 キャンペーンに併せてJR立川駅では9月16日(水)~9月22日(火・祝)、旬の果物や野菜を取り扱う山梨物産展を開く。山梨県産のシャインマスカットや小規模ワイナリーのワイン、星屑レストランガイヤのシェフ監修のワインに合う肉料理などのテイクアウトメニューを用意する。

小径散策しながらはしごグルメ 食に特化した商業施設「JINGUMAE COMICHI」、9月11日オープン

2020年9月1日(火) 配信

JINGUMAE COMICHI 内観

 食に特化した商業施設「JINGUMAE COMICHI(じんぐうまえ こみち)」が9月11日(金)、神宮前・原宿エリア(東京都渋谷区)に開業する。

 全国各地から地元で愛されている人気店や、東京初出店の店舗など、18店舗が集結した。エリア全体を1つのまちに見立て、小径散策をしながらいくつもの飲食店をはしごしながら楽しめる空間を演出。各店舗、価格もリーズナブルに設定している。

 ミシュランガイドビブグルマンで星を獲得した「ギョウザマニア」の姉妹店、「小籠包マニア」では、中国の自家製天然酵母「老面」を加えた薄めの皮を使用することで、「スープを食べている」ような小籠包を提供する。小籠包は、出来立てを味わってもらうために、注文後に皮を伸ばし、客のテーブルで蒸し上げる。

小籠包マニア 料理

フレンチのL’orgueil(オルグイユ)の新業態Lac olere(ラ・コレール)では、薄い生地にフレッシュチーズと、薄くスライスした玉ねぎとベーコンをのせて焼いた料理「タルト フランベ」など、フランスアルザス地方の郷土料理が味わえる。同店では焼き方にもこだわり、一度生地だけを焼くことで、ソースや上に乗せる具材がちょうどいい状態を保てるよう工夫する。

 東京初出店の黒豚・地鶏ダイニング SATSUMAでは、市比野温泉の温泉水のアルカリイオン効果で、鹿児島の南州黒豚の甘みをさらに際立てさっぱりとした味に仕上げたしゃぶしゃぶが味わえる。

 10月以降は、施設の半径約2㌔圏内で「デリバリーはしご」も展開する。自宅にいながら、同施設のコンセプトを体験することも可能だ。

大江戸温泉物語ホテルズ&リゾーツ、「仙台 秋保温泉 岩沼屋」を取得

2020年9月1日(火) 配信

仙台 秋保温泉 岩沼屋 外観

 大江戸温泉物語ホテルズ&リゾーツ(森田満昌社長、東京都中央区)は8月31日(月)、「仙台 秋保温泉 岩沼屋」(宮城県仙台市)を取得した。

 「温泉と旅の楽しさをもっと気軽に何度でも」をコンセプトに、全国に温泉宿・温浴施設を展開する大江戸温泉物語の39カ所目の施設として、今年11月に営業を再開する予定だ。

 同社は、「東北エリア7施設となる仙台 秋保温泉 岩沼屋を取得したことで、これまで以上に東北エリアをはじめ全国のお客様に、より一層喜ばれ、親しんでいただける宿泊事業を積極的に展開したい」とコメントを発表した。