温泉ワーケーション 第1弾は嬉野温泉・和多屋別荘 イノベーションパートナーズ

2021年1月26日(火) 配信

温泉ワーケーション

   イノベーションパートナーズ(本田晋一郎社長、東京都港区)はこのほど、温泉旅館でのワーケーションを提案する「温泉ワーケーション」サービスを始めた。温泉旅館での長期滞在向け宿泊プランを売り出すほか、ワークスペースの貸出や、ご当地ならではの体験コンテンツを提案する。第1弾は、佐賀県・嬉野温泉の和多屋別荘と提携。

 同サービスでは、月額会員も募集し、全国展開を予定している。月額会員サービスでは、提携シェアオフィスの利用ができるほか、温泉の入浴料や提携する飲食店の利用が割引となる。空港までの無料送迎などの特典も付く。

 また、コンシェルジュサービスも提供し、近隣のグルメなどの観光スポットの案内や予約手配、荷物の受け取り、クリーニングサービス(有料)、ポケットWi-Fiの貸し出し(有料)などのサービスが受けられる。

 このほど提携する和多屋別荘では、ワーケーション滞在中に温泉付きの専用客室に宿泊し、「日本三大美肌の湯」に選ばれた名湯や佐賀食材を使った料理などを楽しめる。

 館内ではWi-Fiが使用可能。有料で貸切できるレンタルオフィススペースも備える。

MaaSは「行けない場所に行くためのツール」(WILLER  執行役員 中島 正陽氏)

2021年1月26日 (火)配信

 地域住民や旅行者個々の移動ニーズに合わせ、複数の公共交通や移動サービスを組み合わせ、検索・予約・決済などを一括で行う「MaaS」。観光などとの連携により、地域の課題解決につながると期待される。京都府などで利用できるアプリをリリースしたWILLERに、アプリのあり方や今後の展望を聞いた。

WILLER株式会社 
執行役員 中島 正陽氏

 我われは、検索や予約、決済を含め、誰もがストレスなく移動ができるためのツールがMaaS だと考えています。

 長距離を移動する列車や高速バス、エリア内を走っている路線バス、自宅から1マイル程度を移動するオンデマンド交通がシームレスにつながり、自家用車などを使わなくても皆さんがストレスなく移動できることは大切です。

 こうしたなかで一般に言われるような「生活型」や「観光型」など、 MaaSを細分化して考える必要はないと私は考えています。
 旅行者も地域の方が日常的に使用する移動手段も同じモビリティを使うことになるからです。

 また、観光だけで交通体系が成り立つエリアは限られていて、生活があっての観光だと思っていますし、地域にとっては観光が生活の重要なファクターの一つにもなっています。両者を別々のものとして考えるのではなく、地域としてMaaSのようなシームレスに移動できる仕組みを持つことができれば、誰もが使い続けられるツールになります。

 さらに、MaaSを梃子にすることで、交通の最適化や都市の在り方、まちづくり、経済活性化までもが可能になるとみています。
 当社がリリースしたMaaSアプリは、京都府北部と兵庫県北東部を走る京都丹後鉄道沿線エリア、南山城村エリアと、11月中旬にアプリをアップデートした北海道のひがし北海道エリアなどでご利用いただけます。

 「誰もが行きたいところにストレスなく行ける」ことを目指し、既存の交通事業者とも連携しながらサービスを考えています。

 アプリでは、トヨタの超小型パーソナルモビリティ「i―ROAD」などの新しい交通手段の提供や、共通の観光地に行きたい人を相乗りさせるサービスを提供するなど、既存の交通サービスを統合するだけではなく、新しいサービスを生み出すことを目的に捉えています。

 アプリを作る際に重要なのは、利用者の目線に立ち、何が最適なのかを意識することです。

 例えば、地元の隠れた名店のような本当は行きたいけれどなかなか行けない場所に行くための交通手段として使われたり、毎日の生活の中で必要なスーパーや病院に簡単に移動できたり、小さなお子様がいる在宅勤務のお母さんが、夕方に仕事が終わると子供を保育園に迎えにいき、帰りにスーパーによって帰るという毎日の大変だった移動がスマートに行える。このようなストレスのない移動を提供することで、経済活動を活性化し、経済を回す一助になるようなMaaSをこれからも開発していきたいです。

 また、MaaSを考えるうえでは、「都市」と「地方」を分けて考えることも大事だと思っています。

 大都市では今後、コロナ禍でテレワークをする人が増えるなか、自宅周辺約2㌔の近距離圏の移動も考えなければなりません。一方地方部では、地域住民の移動手段の確保が大きな使命です。

 今後は、両者の課題を解決させるために、一歩踏み込み商業ベースで自走できるさまざまな取り組みに挑戦していきたいです。 

HIS、旅のオンラインサロン開く 世界の人との交流で将来の海旅につなげる

2021年1月26日(火) 配信

オンラインサロンのイメージ。

 エイチ・アイ・エス(HIS、澤田秀雄会長兼社長)はこのほど、旅行が好きな人が自由にコミュニケーションをとれる、旅のオンラインサロン「TABIFLEEEEEK」(タビフリーク)を開設した。

 同サロンは、非公開のFacebookグループでの交流や最新情報を発信する。このほか、1カ月に最低4回開催する無料のオンラインイベントや火または木曜日に世界のいずれかの場所からLIVEでの配信、1カ月に4回まで無料でオンラインツアーに参加できる。2021年4月までは入会金を無料にしている。

 新型コロナウイルスの世界的な蔓延で、各国・地域の入国制限や行動制限などが設けられ、自由に各国を往来することが困難ななか、同社は海外拠点網を活用し、消費者が旅先との接点を持ち続けられるようオンライン体験ツアーを実施してきた。今回のサロンでは、「旅が好き」という想いを共有し、世界中の人と自由なコミュニケーションを取れる場として活用することで、外国を身近くに感じ、将来の旅につなげてもらいたい考え。

 同社は「新しい旅のスタイルをオンラインサロン内で皆様と探しながら、世の中に新しい旅の魅力を一緒に創出したい」とコメントした。

非接触型アプリ試験導入 スマホで予約からチェックアウトまで 東急ステイ

2021年1月26日(火) 配信

 東急リゾーツ&ステイ(田中辰明社長、東京都渋谷区)はこのほど、同社が運営する「東急ステイ」の一部店舗で、宿泊客がチェックイン、部屋選択、チェックアウトを自分のスマートフォン上で完了できる非接触型アプリを試験導入する。

 フロントでの宿泊手続きや順番待ちで混雑会費により、新型コロナウイルスの感染防止対策効果が期待される。また、手続きの省略で、宿泊客のストレスや時間のロスを解消できることを見込む。

 同サービスは、東急ステイ公式Webサイトでのアプリ取得と、公式サイトで販売している専用宿泊プラン予約が対象となる。

 宿泊日当日に、アプリで対象となる予約を検索し、部屋を選択する。事前チェックインとして電子署名などをスマートフォン上で完了させる。ホテル到着後は、アプリに表示されるQRコードをフロントに設置された専用端末にかざし、カードキーを発行することで入室ができる。

 チェックアウトもアプリを操作して完了できる。ルームキーを客室に残したまま、フロントに立ち寄ることなく出発できるのが特徴。

 東急ステイは今後、「アプリを活用し、さらなる公式予約サイトの利便性や、ゲストのホテル滞在価値の向上をはかっていく」考えだ。

貸切・路線バスの運転士対象に「おもてなし研修動画」教材を販売 西川丈次氏のセミナー収録 観光ビジネスコンサルタンツ

2021年1月26日(火) 配信 

バス運転士向け研修講座収録USB チラシ

 観光ビジネスコンサルタンツはこのほど、貸切バス・路線バス運転士のおもてなし研修の動画を収録したUSBを販売する。同社社長で、おもてなし経営研究所代表の西川丈次氏が講師を務めたオンラインセミナーの内容を完全収録。新型コロナウイルス禍の今だからこそ学んでほしい、接客の基本やコミュニケーション活用術を教材としてまとめた。

 貸切バス向けの研修動画は、A基本編「おもてなし接客の基本を学ぶ」、B実践編「現場で使える接客の行動基準」、C活用編「コミュニケーション活用術」。各3時間程度の内容で、それぞれ2万5000円(税別)。

 A、B、Cが1つにまとめられたS3講座セットは5万円(税別)。

 貸切バス運転士向けのオンラインセミナーが好評を博し、要望に応えて作成した路線バス向け研修講座は、「ドラ研シリーズVol.1」として販売する。

 研修講座は全6回を収録。教育担当者や経営者向けの教材として3つの特典講座も収録する。

 各30分の6つの研修講座と3つの特典講座が収録されているUSBの価格は5万円(税別)。

 研修教材USBは、社内利用に限り、各営業所へのコピー・複製配布を許可している。

 バス業界の人材育成に尽力してきた西川氏は、「セミナーや講演ができないなかで、依頼を受けて企画したオンラインセミナーの評判が良かったことから今回の販売に至りました。ドラ研の第2弾は3月を目途に、タクシー運転手向けを考えています」と語った。

 商品注文・問い合わせ=☎06(6885)6335。

「通訳ガイドのチカラ」オンラインイベント 1月27日に開く

2021年1月25日(月)配信

インバウンドのキーマンを招いたトークセッションを行う

 MATCHA(青木優社長、東京都台東区)は1月27日(水)、Japan Exploration Tours JIN-仁代表の​藤本賢司氏、JAPONISMEガイド・全国通訳案内士の白石実果氏を招き、オンラインでトークセッション「通訳ガイドのチカラ」を開く。

 同イベントは、「今だからこそできるインバウンド観光対策」Facebookグループ活動の一環として開催するもの。同グループとは、新型コロナウイルスの影響により、インバウンドをはじめとした日本の観光業界には大きな影響が出ているなかで、「知恵やリアルな経験を共有することにより、国際観光の中で、日本の競争力を高める」ことを目的に、MATCHAが運営を行っている。

 イベントの開始時間は午後8時から、終了は9時30分の予定。MATCHAのYouTubeチャンネルで行うライブ配信から参加できる。また、Facebookグループ参加者限定のZoom配信もある。定員なし、参加無料。

Go To後も楽しめる屋台を クラファン215万円達成 大和屋本店旅館(道後温泉)

2021年1月25日(月) 配信

大和屋台イメージ

 大和屋本店旅館(奥村敏仁社長、愛媛県・道後温泉)は「Go Toトラベルキャンペーンが終わっても楽しめる屋台」を館内に作るため、1月11日(月)までクラウドファンディングを行った。達成率215%となる215万9700円の調達に成功し、「大和屋台」を1月30日(土)に設置する。

 クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」で行われた同プロジェクトでは、支援者へのリターンとして完成した屋台に支援者の氏名を刻印する。

 大和屋台は、宿泊者専用のラウンジとして、大和屋本店のB1階大浴場前・湯上がり休憩処に設置。日本酒や駄菓子など、大人も子供も楽しめるバーを作る。屋台内のドリンクやお菓子は無料で提供する。

 同旅館は、新型コロナウイルスの影響で一時期は宿泊客が前年比90%減まで落ち込んだ。年末年始から2月7日(日)にかけて、Go Toトラベルキャンペーンが全国で一時停止となったことから、「今後Go Toが終わってもお客様に『大和屋本店に行ってみたい』と思っていただけるような、新たな魅力を作りたく、今回のプロジェクトを立ち上げた」とした。

トラベリエンス、全世界の通訳と旅行者をマッチング ブランド名「ゴーウィズガイド」に変更

2021年1月25日(月) 配信

GoWithGuideのホームページ。ブランド名には「通訳ガイドと一緒に旅行に行こう」の思いが込められている

 トラベリエンス(橋本直明社長、東京都台東区)は、これまで日本在住の通訳ガイドと訪日外国人をマッチングするサービスを、「全世界の通訳ガイドと旅行者を結び付けるガイドプレイス」へと事業の拡大を目指す。

 1月14日(木)には、同サービスのブランド名をTriplelights.com(トリプルライツ)から、GoWithGuide.com(ゴーウィズガイド)」に変えた。

 「ゴーウィズガイド」のブランド名には、「通訳ガイドと一緒に旅行に行こう」の思いが込められている。

 橋本社長は、「たくさんの人達にもっと旅をしてもらうことでもっと幸せになってもらいたい」と語り、ミッション「新しい旅のスタイルを創る」の実現を加速させる。

 同サービスは既に30カ国以上に進出しており、海外のガイドは200人以上が登録している。

 今後、2年以内に160カ国へ展開する計画だ。

五稜バスの「入国者専用バス」 成田空港で2月1日から

2021年1月25日(月)配信

入国者専用バスイメージ

 五稜バス(相馬健一社長、神奈川県横浜市)は2月1日(月)から、成田国際空港への帰国者・入国者を対象に、滞在先ホテルへの「入国者専用バス」の運行を始める。入国の翌日から14日間待機する滞在場所まで、公共交通機関を使用せずに移動できる手段を提供する。

 専用バスは、成田国際空港第2・第1ターミナルから東京都内や千葉、神奈川の提携先ホテルの東横インへ直行する。大型バス利用の予定だが、予約状況で小型バス・マイクロバスに変更の可能性があり、旅客定員の2分の1以下で運行する。

 出発時刻は第2から13:30、16:15、17:15、18:30、19:30の5本、第1は各15分後に経由する。なお、運行時刻や運行先、増減便の見直しを行う場合があるため、利用時は最新の時刻表を要確認。

 乗車方法は、出発時刻の10分前から各のりばで受付を開始する。パスポートによる本人確認と滞在ホテルの確認、バス予約完了時に発行されたQRコードの認証を行い、検温を実施する。乗車時はマスク着用のうえ、乗車口で手指消毒も行う。

 料金は、千葉駅前までが大人2000円、子供1000円、天王洲・羽田まで同4000円、同2000円、横浜まで同5000円、同2500円。

 予約方法は入国者専用バス事務局のウェブページから。出発前日の午後3時までに要予約。キャンセルは、乗車日の前日午後3時から料金の10%を申し受ける。予約の変更は無料。

【企画特集】withコロナ宿泊施設応援特集

2021年1月25日(月)配信

 新型コロナウイルスを想定した「新しい生活様式」の実践が求められるなか、露天風呂付き客室や貸切風呂を生かした企画、部屋食への対応など、時代のニーズに即した企画を積極的に打ち出し、PRしている宿泊施設があります。本特集では、感染症防止策を講じつつ、コロナ禍でも旅行を楽しめる施設の話題や取り組みを紹介します。