三島市 「ドラゴンキャッスル」誕生 天空タワーアスレチック

2022年8月22日(月) 配信

ドラゴンキャッスル

 静岡県三島市の史跡・山中城址公園の隣接地に8月8日、高さ18㍍、幅32㍍の六角形の巨大天空タワーアスレチック「ドラゴンキャッスル」が誕生した。同市で日本一の歩行者専用吊橋「三島スカイウォーク」を運営するフジコーが整備したもの。

 ドラゴンキャッスルは高さ1㍍のキッズコース、3㍍・8㍍・13㍍のアスレチックコース、高さ17㍍の展望デッキの6階層に分かれている。アスレチックコース(全92アクティビティ)は六角形状に組まれた18本の鉄柱のそれぞれに3階層に分かれた木製のプラットフォーム(足場)があり、各プラットフォーム間にはボートやワイン樽など普通のアスレチックにはない遊具が配置されている。基本的に階層が高くなるにつれ難易度も増す。これらを利用者は落下防止の安全器具を装置し、60分好きなだけ楽しめる。

 キッズコース(全16アクティビティ)は身長100㌢以上140㌢以下、体重40㌔以下の子供が対象。安全器具を装着し、高さ1㍍ほどのプラットフォームを進む全2コースと、世界初となる木をそのまま生かした約10㍍のクライミングツリーで構成される。

 最上階の展望デッキはタワー外周を360度歩いて回ることができ、富士山や駿河湾、湾岸の街並み、伊豆・箱根の山々の眺望が楽しめる。

 所要時間は60分(安全講習含む)。利用料金は税込アスレチックコース大人4千円、中学生以下3千円。キッズコース2千円、クライミングツリー1千円、展望デッキ400円(未就学児無料)。

和倉温泉観光協会 オリジナル朱印帳販売 「御便殿」をデザイン

2022年8月22日(月) 配信

御朱印集めで町歩きを

 石川県七尾市の和倉温泉観光協会(多田邦彦会長)は8月1日、国登録文化財に指定されている「和倉温泉御便殿(ごべんでん)」をデザインしたオリジナル御朱印帳と、PRキャラクター「わくたまくん」のオリジナル御朱印の販売を始めた。

 和倉温泉御便殿は1909(明治42)年に、東宮殿下(後の大正天皇)が和倉行啓の際の休憩所として建てられた。建物全体に宮内庁の木曽御用林のヒノキ材が使用され、「御座所」内部では格式高い折上げ格天井を施した和風意匠が見どころだ。

 御便殿は本殿と、供奉殿の2棟で構成されている。本殿は青林寺に、供奉殿は信行寺にそれぞれ移築保存され、四季折々の風情が感じられる人気の観光スポットとなっている。

 御朱印帳は表紙には、御便殿の創設当時の風景をデザインし、裏面には開湯1200年余りの和倉尾温泉の青い海とシラサギを描いた。青林寺では能登キリシマツツジ、信行寺ではツバキをモチーフにした御朱印を用意した。

 いずれも赤い花とわくたまくんが映えるデザインだ。

 料金は御朱印帳が1800円、御朱印は各300円。御朱印帳は青林寺、信行寺のほか、同観光協会でも販売する。

宮古市 「宮古うみねこ丸」 新たな遊覧船運航開始

2022年8月22日(月) 配信

宮古うみねこ丸

 岩手県宮古市に7月17日、新たな遊覧船「宮古うみねこ丸」が運航を開始した。昨年1月に「みやこ浄土ヶ浜遊覧船」が運航を終了したが、県を代表する景勝地の遊覧船の復活を望む声が多く、市が新たな船を建造、岩手県北自動車が運航を行うことになった。

 宮古うみねこ丸は全長18・8㍍、幅5・4㍍、総トン数約19㌧。2階建てで、横波に強い双胴船。デザインは浄土ヶ浜の色を意識したカラーを使い人々の想いが輪となり線となり、未来へ伸びていく姿をイメージした。乗客定員は80人。船内では三陸ジオパーク・ジオガイドがみどころをガイドする。また、ウミネコの餌付け体験(エサ代200円)もできる。

 発着場は以前からの浄土ヶ浜と県が新たに整備したシートピアなあど近くの出崎ふ頭の2カ所。これにより浄土ヶ浜周遊(30分)のほか、両地点を結ぶ(10分)海上交通としての利用もできるようになった。

 運航ダイヤは出崎発午前9時―浄土ヶ浜着9時10分―浄土ヶ浜発9時30分―出崎着10時。以降午後4時10分出崎出航まで毎時10分に出航する合計7便。ただし9月以降は火曜日運休のほか、11月―1月9日は6、7便が運休。さらに冬季間は整備運休がある。

 料金は出崎―浄土ヶ浜が大人500円、子供250円。出崎―浄土ヶ浜―湾内周遊―出崎(途中、浄土ヶ浜での下船及び再乗船可)が同1500円、同750円。浄土ヶ浜―湾内周遊―出崎―浄土ヶ浜(途中、出崎での下船及び再乗船可)が同1500円、同750円。15人以上の団体は同1350円、同680円。

「観光人文学への遡航(26)」 空海の求道の旅②

2022年8月21日(日) 配信

 松下幸之助はリーダーの条件として、「運」と「愛嬌」のある者と表現した。とくに運の強さを強調し、松下政経塾の面接でも、本人に「君は運は強いほうか」と尋ね、強いと答えなかった候補者はほかの成績がいくら良くても採用しなかったという。

 

 空海はものすごい強運の持ち主である。まだ若い修行僧の身分であるにもかかわらず、遣唐使に抜擢されたこと、唐への道中、悪天候により、遣唐使船団4艘のうち2艘が遭難したにもかかわらず、空海の乗った船はなんとか唐に辿り着いたこと、恵果阿闍梨という素晴らしい師匠に出会え、恵果阿闍梨が持つ密教の奥義をすべて伝授してもらったことを先月紹介したが、今月もまたそんな強運のエピソードが続く。

 

 恵果阿闍梨は自らの死期を悟り、空海に対して、伝えた密教を早く日本に帰って伝道せよと命じた。そして、死んだら今度は日本で生まれ変わって空海の弟子になろうと言った。そうやって永遠に生まれ変わり続け、互いに弟子になったり師匠になったりして、密教を伝え続けていくということを約束した。最高の師弟愛だ。

 

 空海はもともと無名の留学僧なので、20年唐で学んでくるという約束で遣唐使船に乗せられた。それを1年半でもう帰るというのだから、もしかしたら帰国後に咎められるかもしれない。だが、恵果阿闍梨との約束を果たさなければならないとの使命感のもと、ちょうど次の遣唐使船団がやってきたので、それに乗って帰ることにした。

 

 ここでもまた空海の運の強さが見て取れる。ちょうどいいときに次の遣唐使船団が来たということがまず挙げられるが、このチャンスを逃していたら、その次の遣唐使船団が唐に入るのはなんと30年後になるそうである。このタイミングであれば、空海は唐で寿命を迎えていることになり、日本に密教は伝わらなかったかもしれない。

 

 そして、空海の乗った船は無事、筑紫に到着する。本来は20年のところ、わずか1年半で帰ってきたため、平安京に戻ることを許されず、太宰府の観世音寺に留め置かれた。

 

 1年後、和泉に移され、晴れて真言宗という新しい宗派を開くことが許されるのである。それからの空海の活躍は、若い嵯峨天皇の応援もあって破竹の勢いであった。

 

 最新の脳科学では、運というのはたまたまなのではなく、確実に運を引き寄せる人がいるという。運のいい人は、理屈や論理で決断するのではなく、感性で決断する。その感性での決断は、単に思いつきや行き当たりばったりのように見えるけれど、実は脳はものすごい情報を瞬時に処理して、総合的に決断を下している。

 

 空海は一瞬一瞬に、何億年にもなる生まれ変わりの人生を凝縮させて決断をしているのだなと感じる。

 

島川 崇 氏

神奈川大学国際日本学部・教授 島川 崇 氏

1970年愛媛県松山市生まれ。国際基督教大学卒。日本航空株式会社、財団法人松下政経塾、ロンドンメトロポリタン大学院MBA(Tourism & Hospitality)修了。韓国観光公社ソウル本社日本部客員研究員、株式会社日本総合研究所、東北福祉大学総合マネジメント学部、東洋大学国際観光学部国際観光学科長・教授を経て、神奈川大学国際日本学部教授。教員の傍ら、PHP総合研究所リサーチフェロー、藤沢市観光アドバイザー等を歴任。東京工業大学大学院情報理工学研究科博士後期課程満期退学。

東伊豆町 カーシェアを推進 観光協会一本化も報告

2022年8月21日(日) 配信

加藤昌利会長(左)と井坂浩樹事務局長

 静岡県・東伊豆町観光協会の加藤昌利会長と、井坂浩樹事務局長がこのほど本紙を訪れ、観光情報などを説明するとともに、今春に各温泉地にあった観光協会を一本化したことを報告した。

 東伊豆は通年で温泉郷のライトアップを実施しているほか、毎年秋には細野高原ですすきイベントを開催している。

 また、新たな動きとして今年7月には伊豆稲取駅前に、カーシェアリングステーション(車種はスズキのハスラー)を整備、実証事業として運用を開始した。鉄道駅から観光目的地までの2次交通を充実させ、移動の利便性の向上をはかることが目的。期間は11月30日まで。

 利用方法はこの事業を協業しているカーシェアリングプラットフォーム「earthcar」サイトで会員登録(入会金・年会費無料)したあと、利用したい日時を予約する。

 当日は専用アプリをダウンロードし、bluetoothをオンにして車に近づくとドアロックが解除され乗車できる。時間料金は午前零時―5時45分が1千円、6時―10時45分が1500円、11時―午後5時45分が2千円、6時―11時45分が1千円(連続しての利用も可能)。距離料金は10㌔180円(最初の10㌔は無料)。支払いは登録したクレジットカードで自動決済される。

「鉄道開業150周年を契機に~寄稿シリーズ⑥」 胖太子氏「窓を開け放ち憂さを晴らす台湾の鉄道」

2022年8月20日(土) 配信

普快車の車内

 日本の鉄道の歴史150年のうち40年ほどしか見ていない私だが、近年日本の鉄道を見ていて少し寂しいことがある。

 

 それは、窓を開け放ち風を切って走る列車が減ったことだ。もちろんエアコンが付き、窓を開けなくてもよくなったことや、高速で走る列車では安全対策の必要があることも理解している。

 

 昨今の情勢などから換気対策として完全に窓が開かないわけではないことも知っている。そのうえでなお、窓を全開にして外の風を感じる列車に揺られてみたいと思うのは、私の我がままだろうか。

 

 小学生のころ、夏休みになると、当時住んでいた神奈川の藤沢から千葉の船橋にある叔母の家まで、たびたび1人で冒険をした。そのころの横須賀・総武快速線は国鉄型の113系が使われており、ボックス席は2段窓になっていた。

 

 下段の窓を子供の力で押し上げるのはときどききつかったが、それを1人で押し上げて窓を開けたときの達成感は、大人の階段を一歩上がった感じがした。

 

 窓から感じる風には、駅ビルの何か美味しそうな匂い、トンネルの湿気と独特の匂いがした。地下から出るための坂を上がる錦糸町の手前では、風と共にモーターの唸り声が入ってきて、心の中で電車を励ました。

 

 窓を全開にして走る列車は五感で船橋までの小さな冒険を楽しませてくれた。

 

 私がよく足を運ぶ台湾でも、窓を全開にできる列車はかなり少ない。台湾高速鉄道(台湾新幹線)や、日本の特急に相当する自強號はもちろん、通勤電車や日本では見る機会がなくなった長距離の客車列車でさえも窓は全開にできない。

 

 そんななかで、冷房もなく、窓を開けっぱなしで台湾南部の南廻線を走る「普快車」と呼ばれる列車は貴重な存在だった。

 

 車両は数十年前に製造された、よく言えばレトロ、悪く言えばオンボロな車両だったが、窓を全開にして走る楽しさにあふれる車両だった。

 

 ヤシの木が続く海辺の道と、背後にある東シナ海、私の大好きな台湾マンゴーが育つ畑、先頭のディーゼル機関車から漂う煙の匂い、育ち盛りの青草の匂い、トンネルの中のひんやりとした空気、その先に見えた太平洋の青い海と少しごつごつとした海岸……。

 

 夏場列車が駅で止まると、自分がポークジャーキーになってしまうのではないかと思わされたが、そんなことも含め、南の異国・台湾を感じるのには最高の列車だった。

 

 ここまでの「だった」という表現でお分かりの通り、現在南廻線に普快車は走っていない。コロナ禍で台湾に渡航ができなかった2020年12月に南廻線が電化されたのと同時に、惜しまれながら普快車は廃止されてしまった。

 

 しかし、現地でも愛されていた列車だったことから、すぐにクルーズトレイン「解憂號」として復活した。穴の開いた歴史あるシートなどはさすがに補修されたそうだが、普快車時代と変わらず、今でも青い車体に冷房なし・扇風機のみ・窓を全開にして、南の鉄路を走っている。

 

 さまざまな制限がなくなり、海外との自由な往来が再開され、「解憂號」が名前の通り私の憂さを晴らしてくれる日もそう遠くないと信じたい。

          

【筆者】
胖太子(ばんたいず)氏
 観光関係の仕事で台湾を訪れるうちに、いつしか仕事を忘れて頻繁に台湾を訪れるようになった日本人。「季刊観光台湾」日本語版(㈶台湾観光協会発行)でコラム「台湾の光」を連載中。

全国の祭りが山口県に集結 第30回地域伝統芸能全国大会 10月8~9日開催へ

2022年8月19日(金) 配信

 全国の祭りが山口県に集結――。地域伝統芸能活用センター(中村徹会長)は10月8(土)、9日(日)の2日間、第30回地域伝統芸能全国大会「地域伝統芸能による豊かなまちづくり大会やまぐち」を開催する。

 メイン会場は、山口市内のKDDI維新ホール、サブ会場は中央公園。

 同イベントは、日本各地に受け継がれてきた伝統芸能の魅力を知ってもらい、開催地の観光をはじめ、地域商工業の振興と伝統芸能の活性化をはかることを目的としている。

みやぎおかみ会 日帰り入浴抽選会開く 3900を超える応募

2022年8月19日(金) 配信

抽選会のようす

 みやぎおかみ会(会長=阿部憲子・南三陸ホテル観洋女将)が宮城県制150周年を記念して、6月末まで応募を受け付けていた会員35施設に、計150人を招待する日帰り入浴の抽選会がこのほど、県庁で行われた。

 阿部会長は「ハガキで1790通、専用用紙で2122通と合計で3900を越える応募をいただいた。この数字は語呂合わせで39(サンキュー)。ありがとう、という私たちの気持ちにピッタリな結果となった」と述べ、応募者にあらためて感謝の意を表した。

 抽選会では当日出席した女将らは自身で抽選箱から当選者のハガキを引き、それ以外の宿は出席者が代理で引いた。なお、当選者には各宿から当選通知が郵送される。

〈旬刊旅行新聞8月11・21日合併号コラム〉「何でもできる旅」より――制約の大きな旅の方がワクワクする

2022年8月19日(金) 配信

 コロナ禍になって、旅行需要が激減する観光業界だが、もう一つ大きな問題としてビジネス出張の機会減少がある。

 

 Zoomなどオンラインでの打ち合わせやミーティングが一般化し、移動時間や交通費、宿泊費を抑えられるメリットの大きさから、しばらくの間出張はゼロにはならなくても、頻度が減っていくことが予想される。

 

 これは電話が発明された時代に、急用でわざわざ先方に走って行かなくても要件を伝えられるようになった便利さと同じ原理であるが、いくら電話やファックス、メール、SNSが浸透しても、対面の重要度は変わらないのが面白い。

 

 

 コロナ禍以前は、私も取材で地方都市や、温泉地に出張する機会が多くあった。 沖縄県知事へのインタビューで早朝に羽田空港を立ち、那覇空港から県庁に行って帰るだけの日帰り出張もあった。そのときはさすがにセツナイ気分になったが、ビジネス出張とはそもそもそんなもので、帰りの那覇空港で御菓子御殿の「元祖 紅いもタルト」を買って帰るだけでも、上出来な1日なのだ。傍から見ると小さな喜びかもしれないが。

 

 というのも、最近は「自由度の高い旅」は、普段よほど大きな抑圧を感じていない限り、爽快感は得られないということを多分に感じるようになった。

 

 日常生活では変化は無意識のうちに減っていく。大体同じ時刻に起きて、似たようなシンプルなメニューの朝食を取る。昼にはいつものコンビニでホットコーヒーを買う。家に帰ってもルーティン化した行動が楽に感じる。新聞記者という仕事は日々新しい情報と向き合うため、生活の基本部分はあまり変化を付けたいとは思わない。飽きるまで同じものを食べ続けるし、ビールも同じ銘柄だ。

 

 

 この傾向が非日常の代表格である「旅」にもつながってきていることが、若干恐く感じる。例えば、明日から「北海道5日間の旅をしよう」と想定した場合、私は過去の楽しかった記憶を手繰り寄せ、定番の小樽やニセコ、富良野なども寄ってみたくなるだろう。猿払村や留萌市の鮨屋にも行きたいと思う。

 

 だが、それらエリアに行こうとすれば、北海道は広大なため、何度も通ったルートを辿り、美味しくて忘れがたき店を再度確かめるだけの旅になってしまう。そうすると、何となく「過去に縛られるだけの不甲斐ない奴」と、自分を意味なく責めたりもする。

 

 一方で、「過去に行ったところには行かない」と固く決心し、初めて訪れるエリアの観光名所や、美味しい店、宿を5日間分、旅行前に探すのも結構面倒で、大変なのである。そうなると、5日間のうち、2日は以前に行って良かったエリアを再訪し、残り3日間は新規開拓するという、訳の分からない配分に思考が惑わされる。

 

 

 だとすれば、ハナからビジネス出張で、「1日目は終日会議のため、夜だけは繁華街で自分の好きな店を選べる」や、「2日目の午後に帰りの電車を少し遅らせれば、もしかしたらずっと前から行きたかった有名な寺社仏閣や温泉に立ち寄れるかもしれない」という、かなり制約の大きな旅の方がワクワクしてくるから不思議だ。「何でもできる旅」よりも、「ギリギリの旅」を楽しめるよう、出張再開を応援していきたい。

(編集長・増田 剛)

〈観光最前線〉秋の夜長、人生初スナックへ

2022年8月19日(金) 配信

興味はあるが遠い存在(まったくの主観です)

 雑誌「BRUTUS」に、「スナック好き。」のタイトルで特集が組まれたのは2015年。福島県広報課が動画「スナックこけし」の第1話を配信したのも同年だ。20年には「オンラインスナック横丁」なるサービスがスタート。初心者でもサクッと体験できる「チョイ飲み30分」企画も登場した。

 興味はあるが遠い存在。それゆえ、スナックは企画の素材として「面白そう」。そう感じるなか、先日「本丸」ともいうべき催しに出会った。

 札幌市のOMO3札幌すすきので9―11月、「夜更かしスナックOMO」が開かれる。期間中、すすきのでスナックを営む「ママ」がホテルに出向き、店舗に見立てた一角で、宿泊客を迎える。参加は無料(水割りと豆菓子500円税込)。秋の夜長は人生初のスナックへ。

【鈴木 克範】