山形県・古窯グループ 新経営理念「一旅の記憶を、一生の感動に。」を発表 経営計画発表会2025開く

2025年5月21日(水) 配信

グループ一丸となって新たな挑戦へ踏み出す決意を固めた

 山形県内で4つの宿泊施設やグランピング施設などを展開する古窯ホールディングス(佐藤太一専務、山形県上山市)は5月8日(木)、日本の宿 古窯で「古窯グループ経営計画発表会2025」を開き、新たな経営理念「一旅の記憶を、一生の感動に。」を発表した。グループ全社員約180人が一堂に会すなか、中長期ビジョンと2025年度の具体的な経営戦略を共有し、一丸となって新たな挑戦へ踏み出す決意を固めた。

 1951年の創業以来、最高の山形体験を提供することに努めるなか、2018年のホールディングス化以降は共創型経営を推進。19年にはビジョンを策定し、人材育成に注力してきた。今回、より強固な企業文化を育み、全社員が同じ方向を向いて進むための新たな指針として、社内外の声を踏まえてミッション・ビジョン・バリュー(MVV)を刷新。新経営理念とあわせ、目指す姿としてのビジョン「日本旅館の価値を超えた、100年先のおもてなし遺産をつくる。」、社員の行動指針となるバリュー「感動職人 七か条」も同時に発表した。

 佐藤専務は発表会で、「今日発表した新MVVがこれからの古窯グループの新しいOS(基盤)となる。DXとAIを駆使し感動職人を目指しながら、皆と一緒に成長していきたい」と、力強く宣言。今年度は「DX推進と業務効率化の深化」や「地域連携と持続可能なまちづくり」「各施設のブランド強化と顧客満足度向上」に取り組む。

台北市観光アンバサダーにWEST.の中間淳太さん 万博とセットで台北旅がお得なCP展開

2025年5月21日(水) 配信

中間淳太さん(右から3人目)がアンバサダーに

 台北市政府観光伝播局(余祥局長)は5月20日(火)、大阪府で会見を開き、日本国内向けの観光キャンペーン「台北、楽しさ色々」を発表した。同キャンペーンのアンバサダーには台湾人の父を持ち、自身も台湾で暮らした経験がある、アイドルグループWEST.の中間淳太さんが就任。会見に出席した中間さんは、プロモーション動画撮影時のようすや台北の魅力などを語った。

 台湾にルーツを持つ中間さんは今回、「五感体験」をテーマに台北市を紹介するプロモーション動画に出演した。4月に行った撮影では、台北101で景色を楽しみ、夜市では大好物のフライドチキンや塩酥鶏、タピオカドリンクなどを堪能。「台北の味に触れると、まるで実家に帰ってきたような安心感があった」などと振り返った。

 現地では、人気の漁師バッグや漢方の調理パックなど買い物も楽しみ、「心も体も満たされた」という。

 今回の観光CPは11月末までの開催。今年は台北旅のモデルコース紹介のほか、現在会期中の大阪・関西万博に合わせて「大阪関西万博ついでに台北」を展開する。大阪・関西万博の入場チケットと、中華民国(台湾)以外のパスポートを提携パートナーに提示すると、台北市内の60以上のブランドや施設で特別優待が受けられるチケットがもらえる。

 台北市政府観光伝播局の薛秋火副局長は「五感で楽しめる5つのモデルコースを用意し、日本の皆様により深く台北の魅力を体感していただけるよう工夫した」と今年のキャンペーンを紹介している。

観光庁「生成AI」手引書を作成 「必ず人間による判断を」

2025年5月21日(水) 配信

 観光庁はこのほど、観光地・観光産業における「生成AI」の適切な活用に向けた手引書を作成した。

 生成AIを活用した宿泊施設の生産性向上や、観光地の経営の高度化など、効果的な事例を掲載する一方で、生成AIが有するリスクに対する具体的な対応策や、チェックリストなどをまとめている。

 手引書の冒頭では、「生成AIは観光DX推進に大きく寄与する可能性を有するが、急速に発展する技術であることに加えて、学習させる情報の取り扱いや、偽・誤情報がインターネット上に流通・拡散されるなどのリスクを有している」と背景を説明。生成AIについて「あくまでも補助的なツールとして位置づけ、必ず人間による判断を行う必要がある」と強調している。

 旅行者には旅行計画などの「レコメンドの提供」による利便性向上や周遊促進が期待され、観光産業や観光地では業務の効率化や経営の高度化が見込まれると、活用を促す。

 リスク面では、個人情報や著作権の保護、ハルシネーション(偽・誤情報の生成)の観点から、対策の実例などを紹介しながら、適切な活用ポイントを示している。

Kōki, さんが香港を楽しむ動画を公開 香港政府観光局

2025年5月21日(水) 配信

2階建てトラムのオープンエアバルコニー(左)、伝統的な香港の帆船「ジャンク船」

 香港政府観光局(日本支局=東京都港区)は5月20日(火)に公式SNSで、モデルで女優のKōki, さんが香港の旅を楽しむ動画「Kōki, in Hong Kong – A Journey of Inspiration」を公開した。

 動画は香港島を東西に走る100年以上の歴史ある2階建て路面電車「トラム」に乗車する場面からスタート。Kōki, さんが香港の歴史ある建物を修繕改築して公開されている複合施設「大館」(Tai Kwun)や、街中に点在するストリートアート、美しいビクトリア・ハーバーの夜景など新旧交わる香港を巡り、歴史や文化を楽しむようすが収められている。

 Kōki, さんは「今回訪れた大館のユニークな建物からセントラルの街なかにあるカラフルなストリートアート、そして乗車したトラムのベルの音からビクトリア・ハーバーの景色に打ち寄せる波の音まで、香港ではすべての瞬間がまるで映画のワンシーンのようでした。香港は、訪れるたびに新しい発見を楽しみにさせてくれる、想像力を掻き立てる街です」 とコメントしている。

旅行業務取扱管理者試験の受験手数料「大幅値上げ」 受験者減少で収支状況が悪化

2025年5月21日(水) 配信

 観光庁はこのほど、総合旅行業務取扱管理者試験と、国内旅行業務取扱管理者試験の受験手数料を見直す「旅行業法施行令の一部を改正する政令」が閣議決定したと発表した。

 これにより、総合旅行業務取扱管理者試験の受験手数料は、現行の6500円から、1万3000円と倍額となる。

 国内旅行業務取扱管理者試験の受験手数料は、現行の5800円から、8000円と大幅に値上がりする。

 受験者の減少による収支状況の悪化などを踏まえた措置で、公布日は2025年5月23日(金)で、施行日は同年6月1日(日)。

群馬県東京事務所がXでプレゼントキャンペーン 応募は5月26日まで

2025年5月21日(水) 配信

県産品のうどんが当たる

 群馬県東京事務所は公式Xアカウント「群馬県東京事務所(公式)」(@ginfo3)で5月26日(月)まで、県産品のうどんが当たるプレゼントキャンペーンを実施している。同日午後11:59まで応募した人のなかから、抽選で10人に賞品を贈る。

 同事務所は公式SNSを通し、首都圏でのイベント・物産情報や県内の旬な観光情報などを発信している。プレゼントキャンペーンは、県産品の魅力をPRすることが目的で、今回で31弾となる。

 今回の賞品は星野物産の「地粉手振りうどん380g×2&ひもかわうどん200g×4」。開催期間中に、公式Xアカウントをフォローし、キャンペーン投稿をリポストすると応募が完了する。当選者には後日、DMが送られるという。

阪急交通社と茅ヶ崎市が災害に関する協定結ぶ 茅ヶ崎は旅行会社と初の災害協定

2025年5月21日(水) 配信

阪急交通社・酒井淳社長(左)、茅ケ崎市・佐藤光市長

 阪急交通社(酒井淳社長、大阪府大阪市)は5月20日(火)、神奈川県茅ケ崎市(佐藤光市長)と災害時の連携・協力に関する災害協定を結んだ。大規模な地震や風水害などが発生した場合や、発生する恐れがある場合に備え、迅速な対応を実施する。茅ヶ崎市が旅行会社と災害協定を結ぶのは初めて。

 茅ヶ崎市は神奈川県で7番目の人口規模を持つ都市。海や里山など豊かな自然環境に恵まれているが、東京へのアクセスも良く、充実した都市機能を兼ね備えている。

 災害対策については「災害に強い安全・安心なまちづくり」を計画的に推進しており、災害発生時に市民の生命や財産を守れるよう防災体制の確立を目指しているという。一方、阪急交通社は2024年4月に自治体の災害時に緊急支援を行うDHATを発足させ、防災対策を各地で進めている。

 今回の連携・協力内容は①福祉避難所などの開設および運営に関する事項②市内に開設する指定避難所その他避難所への運営スタッフなどの派遣に関する事項③被災者および本市に派遣される応援職員が必要とする宿泊施設、交通手段、食事および保険などの手配に関する事項④救援物資の発注および管理に関する事項⑤茅ヶ崎市が応急対策活動および復旧・復興活動に必要な物品、器材および車両などの手配に関する事項⑥災害時コールセンターに関する事項⑦そのほか、双方の協議により必要と認められる事項――。

東武トップツアーズ、宝島社とコラボ本 ショルダーバッグ付き発売

2025年5月21日(水) 配信

東武トップツアーズが考案したショルダーバッグ

 東武トップツアーズ(百木田康二社長、東京都墨田区)は6月26日(木)、宝島社とのコラボレーション企画として、初のブランドブック「東武トップツアーズが考えた 旅に出たくなる機能派ショルダーバッグBOOK」を売り出す。同商品は本とアイテムがセットになった出版物で、このほど先行予約を開始した。

 東武トップツアーズが考案したショルダーバッグは、観光や買い物などでアクティブに動けるように「手ぶら」を重視。大容量の収納力と多数のポケット、出し入れしやすい大きめの開け口、撥水加工など、旅行者には嬉しいポイントが詰まったバッグに仕上げた。サイズ(約)は縦23×横26×マチ10センチ。

 誌面では、東武トップツアーズがおすすめする「東武鉄道特急スペーシアXで行く 日光グルメと社寺めぐり」と題し、スペーシアXで行く1泊2日のおすすめモデルプランと人気のスポットなどを紹介している。

 定価は税込3289円。予約は宝島社ホームページやAmazonなど。6月26日(木)から全国書店でも発売予定。

蕎麦屋・川上庵、6月2日に「善光寺表参道 たき澤」開業 蕎麦とかしわ料理の新ブランド

2025年5月20日(火) 配信

かしわ天せいろ

 長野・軽井沢発祥で東京都内にも複数の店舗を展開する蕎麦屋、川上庵は6月2日(日)、長野県長野市・善光寺の参道内に「善光寺表参道たき澤」をオープンする。蕎麦とかしわ料理、信州の酒を提供する新ブランド。

 蕎麦は信州産のそば粉を中心に使用し、石うすで曳いた細目の田舎蕎麦。数量限定で太打ちの十割蕎麦も用意する。信州の高級地鶏「真田丸」を使用した「かしわ天せいろ」や「真田丸手羽煮込みそば」のほか、昼は親子丼、夜は真田丸の串焼きなど一品料理も提供する。

 店舗の建物は築100年以上の古民家で、「滝澤商店」というガラス屋を改築した。敬意を払い名を残し、長野県ゆかりの書道家・秋山白巖が書いた看板を当時のまま使用するという。

 営業時間はランチが午前10~午後4時まで、ディナーが午後4~10時まで。座席数はテラスを含み95席。

23万本のチューリップが見ごろに 札幌市・国営滝野すずらん丘陵公園

2025年5月20日(火) 配信

彩の丘(カントリーガーデン上段):2025年5月19日撮影

 国営滝野すずらん丘陵公園(北海道札幌市)では、5月19日(月)からチューリップ全体が見ごろを迎えている。今年は約120種、23万本のチューリップが広大なカントリーガーデンを彩る風景が楽しめる。6月1日(日)までは、「チューリップ・すずらんフェスタ」が開かれている。

 上段はカラフルな色が混ざり合うモザイクアートのような花畑、下段は美しいアーチを描く虹の花畑となる。また、東口とカントリーガーデンをつなぐ「KINOTWON」に皇室献上品種として選定されている富山県産チューリップ6品種が初登場。すずらんの開花時期に合わせてさまざまなイベントも開催するという。

 園によると、気温や天候にも左右されるが1週間ほどは見ごろが続く見込み。

 開園時間は午前9時~午後5時まで。入園料は15歳以上の大人が450円、65歳以上は210円。子供は無料。駐車料金は普通車500円。