「台湾観光通信」~台湾の最新情報一挙公開~②

2024年9月2日(月) 配信

台湾流「中秋シーズン」の過ごし方2024年9月17日旧暦8月15日

文旦イメージ

 今年の9月17日は、1年で一番美しい満月を観賞できる日である台湾4大節句のひとつ中秋節(旧暦8月15日)にあたるため、台湾では祝日となります。

 この時期には、各店自慢の月餅や蛋黄酥など、満月にちなんだ丸いお菓子を贈り合い、家族や友人が集い月見を楽しみながらバーベキューをするなど、台湾スタイルの中秋イベントを賑やかに過ごします。

 また、中秋の必食フルーツの代表格である台湾の文旦=写真=は、レトロな街並みが残る台南市麻豆や、花蓮県瑞穂を筆頭に、中南東部各地で栽培され、一般市場に出荷されます。

 独特な甘さと、酸味の絶妙な味わいをお楽しみいただきながら、台湾流の中秋シーズンをぜひ本場でご体感ください。

「東港迎王平安祭」屏東県東港・東隆宮(2024年9月28日~10月5日)

東隆宮(台湾観光庁)

 台湾の無形文化資産(民俗)に登録されている「東港迎王平安祭」は、南部の屏東県東港の東隆宮にて8日間をかけて疫病を鎮める神様「王爺」を海へ送り出す、平和を祈る民俗行事です。

 東隆宮は東港鎮の中正路上に位置し、正門には純金で作られた巨大なゲートがあり壮観です。ここは東港の人々にとって信仰の中心となっています。

 辰年の今年は3年に一度の開催年を迎え、同祭のために紙や木材で建造した祭事用の巨大な船(画像)に「王爺」の旅路に向けたさまざまな儀式や練り歩きが行われ、祭りの最高潮を迎える最終日「送王」では、同船に火を放つ迫力満点の厄払い「焼王船」が盛大に催されます。

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台湾各地の観光代表団が来日 TEJに「台湾館」9月26~27日業界日、28~29日一般日

今年のTEJ台湾観光館は過去最大規模に

 2年ぶりに東京ビッグサイトで開催する世界最大級の旅の祭典「ツーリズムEXPOジャパン」に、台湾観光庁(観光署)・台湾観光協会ほか、各地の自治体や旅行会社、ホテル、観光施設など総勢120人を超える観光関係者が台湾観光代表団として来日し、観光プロモーションを展開します。過去最大規模となる今年の台湾館(パビリオン)では、多彩なステージプログラムやワークショップ体験、商談コーナーなどを設けて台湾各地の個性あふれる魅力やお得な観光情報をご案内します。

 台湾観光庁では、9月26日のTEJ開幕に向けて、協賛旅行会社各社とのTEJ台湾ツアーキャンペーンをはじめ、お得なプランを台湾観光庁「いくたび、ふたたび台湾」サイトにて順次発表を予定しています。ぜひお見逃しなく。

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台湾観光庁

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【旅館革新のすゝめ~運営支援の最新動向~】全国の旅館を対象に「防災・減災アンケート2024」実施

2024年9月1日(日) 配信

 今年も自然災害が日本各地で発生し、甚大な被害が出ている。9月1日の「防災の日」に合わせて、本紙は災害への備えや防災・減災への取り組みについて、主要な旅館を対象にアンケート調査を行った(有効回答施設数は29軒)。これによると、地震や台風、豪雨などの被災経験は、全体の82.8%が「ある」と回答。既に導入している対策や備蓄、購入して良かった商品、災害に対する「備え」で不足しているもの、課題についても聞いた。

【本紙取材班】

「非常用電源」は86%が導入 人や、食料品など備蓄不足も

 回答のあった29施設の客室数の内訳は、「100室以上」が34・5%、「75―99室」が17・2%、「50―74室」が17・2%、「25―49室」が10・3%、「24室以下」が20・7%だった。

 ブロック別では、東北が4軒、関東が8軒、中部が7軒、北陸が3軒、東海が2軒、関西が2軒、中国・四国が1軒、九州が2軒。

 29施設のうち、地震や台風、豪雨、津波などの被災経験については、82・8%が「ある」と回答(表A参照)。海辺や川沿い、山間部など自然豊かな場所に存在する多くの旅館にとっては、自然災害とは切っても切り離せない関係にあることが分かる。

 災害の種類と被災の程度も聞いた

【特集 No.660】伊予鉄グループの働き方改革 業界の先陣を切る「多様な選択肢」を

2024年8月31日(土) 配信

 伊予鉄バスや伊予鉄道などを傘下に置く伊予鉄グループ(清水一郎社長、愛媛県松山市)は、2023年10月から毎週土日に加え、水曜も休日とする「完全週休3日制」に完全移行した。伊予鉄バスや伊予鉄鉄道においても、多様な働き方ができるように選択肢を設けるなど働き方改革を進めている。慢性的な人手不足の解消に向けて、業界の先陣を切る伊予鉄グループ取締役総務本部長の藤田正仁氏と、伊予鉄バス取締役自動車部長の中川智之氏に話を聞いた。

【長谷川 貴人】

休日数8%増、平均7%賃上げ実現

伊予鉄グループ取締役総務本部長の藤田正仁氏(左)、伊予鉄バス取締役自動車部長の中川智之氏

 ――伊予鉄グループは完全週休3日制へ完全移行されました。

 藤田 完全週休3日制の導入は、コロナ禍に時差出勤もやりやすいように、2020年10月からコアタイムがあるフレックスタイム制度を導入したことがきっかけです。このときにさらに多様な働き方ができる仕組みをつくっていきたいと考え、候補の1つだった完全週休3日制を検討し、23年10月から導入しました。

 人手不足という社会問題があるなかで、いかに魅力的な企業なのか、就職活動中の人が企業を測る一つの物差しになっていると思います。完全週休3日制によって余暇が増えたり、趣味の時間や資格取得の勉強時間に充てたりできることが、企業の魅力を高める一因になるということです。勉強時間に充てるのも一つですし、旅行に出掛けて知見を広げるなど自分自身を高めていく時間に使ってもらいたいです。

 中川 完全週休3日制の導入前から業務に役立つ資格取得に対して、参考書代などの実費や受験料を補助する支援制度を設けています。さらに、以前までは合格すると祝金を支給してきましたが、今年度からは年末のたびに資格を取っている人へ支給される継続的な手当に変更しました。

 完全週休3日制を導入してから資格取得の勉強時間が確保しやすくなり、休みとなった平日に専門学校へ通えるようになったという声もいただいています。

 藤田 新卒採用はもちろん、今までの就業体験や経験を生かしてもらえるキャリア採用も力を入れています。完全週休3日制が、将来の幹部や役員候補になりうる総合職や、専門性を生かす一般職として働きたい人の目に留まる要素の一つになるのではないかと思います。

グループ本社ビルオフィスを働きやすい環境にリニューアル

 ――完全週休3日制はグループ傘下の事業会社も導入されていますか。

 中川 グループ本社と異なり、週休3日制を選択できる枠組みをつくりました。グループ本社の完全週休3日制は、概ね週平均40時間の労働時間は大きく変えずに定休日を3日間増やしたものとなり、基本給は従来と変わりません。

 一方、グループ傘下の現業部門が選択できる週休3日制は、育児や介護など家庭の事情が発生しても選べる働き方になり、そもそも労働時間が減少します。

トリプラ、シンガポール・BookandLink社を完全子会社化に

2024年8月30日(金)配信 

BookandLinkの全株式取得

 宿泊施設向けITソリューションを展開するtripla(トリプラ、高橋和久CEO)は8月20日(火)、取締役会で連結子会社であるシンガポールのBOOKANDLINK PTE. LTD.(BookandLink)の株式を追加取得し、完全子会社化することを決めた。

 BookandLinkは、インドネシアの宿泊施設向けにチャネルマネージャーを展開している。同社の株式を、2023年9月に日本政策投資銀行(DBJ)と共同で取得したことで、持株比率はトリプラ53.4%、DBJ46.6%となっていた。

 その後、BookandLinkと同社子会社であるPT. SURYA JAGAT MANDIRI(SJM、インドネシア)の運営を行うとともに、海外展開を加速するための体制を整備。今年5月、BookandLinkの主力サービスであるチャネルマネージャー「CHANNELKU」を日本向けに改良した「tripla Link」の提供を始めるなど、各社の相乗効果を発揮した新たな事業展開を推し進めた。

 こうしたなかで、意思決定の迅速化を通じて、トリプラグループの企業価値向上をはかることを目的に、BookandLinkの株式を追加取得し、完全子会社化するに至った。

 今後は、トリプラ、BookandLink、SJMの連携に加え、今年2月に株式取得したENDURANCE TECHNOLOGY SOLUTION PTE. LTD.(シンガポール)も含めたトリプラグループ内の事業連携を進めていく方針とした。

ファミリー向け半日体験企画「えびせんべいの学校」開催中 参加は無料 愛知県・美浜「えびせんべいの里」

2024年8月30日(金)配信

工場のなかに入り、間近で製造工程を見学できる

 愛知県知多半島にあるえびせんべいの製造直売店「えびせんべいの里 美浜本店」は、毎月第2、第4土曜日に、工場見学やせんべい焼きを楽しめるファミリー向け半日体験イベント「えびせんべいの学校」を開催している。完全予約制で、参加は無料。

 体験プロプラムは、学校の時間割に見立てて4コマで構成。1限目の「えびせんべいを知ろう!!」では、「えびはどこで生まれるの」「どんな仲間がいるの」などのマメ知識を学ぶ。2限目「DVD・工場を見よう!!」では、せんべいづくりの工程を映像で学んだ後、工場に入り焼いているようすを見学する。3限目の「えびせんべいをつくろう!!」では、顔が隠れるほど大きな、世界で1つのオリジナルせんべい焼きを体験。4時限目「えびせんべいをきわめよう!!」は、学んだ知識を専用ノートにまとめる。

 参加対象は小学校1年生から6年生までの子供を含む家族(1グループ4人まで)。開催日時は毎月第2、第4土曜日の午前9時半から正午。年末年始やお盆期間は休み。受け入れは5組までで、応募多数の場合は抽選で招待する。

 完全予約制で、希望日の3週間前までに電話で第1希望、第2希望を伝えて申し込む。申し込み先=電話0120-26-2308「えびせんべいの学校受付係」まで。

日旅、営業利益は3億4700万円(2024年度中間連結決算)

2024年8月30日(金) 配信

 日本旅行(小谷野悦光社長)が発表した2024年度中間期(24年1~6月)連結決算によると、営業利益は前年同期比95・5%減の3億4700万円となり、黒字を確保した。

 今年1月に発生した能登半島地震や、物価高の影響などによる国内個人旅行の減速に加え、海外個人旅行も円安などによりコロナ禍からの大幅な回復には至らず、売上高は同8・4%減の970億8400万円と減収。

 今期は「中期経営計画2022~2025」に基づき、ソリューション事業とツーリズム事業を両輪に、社会課題の解決に向けた取り組みを強力に推進。経常利益は同89・6%減の8億3900万円、当期純利益は同87・1%減の7億900万円となった。

 部門別(単体)にみると、国内旅行の売上高は同3・9%減の630億8300万円。自社商品「赤い風船」では、JRセットプランを中心としたWeb専用商品を強化。あわせて需要が激減した北陸エリアには「北陸支援割」や、北陸新幹線の金沢―敦賀間延伸開業に伴う専用商品に加え、独自の復興支援商品を展開した。

 国内団体は、会議や学術学会などのリアル開催の需要回復に合わせて取り組みを推進。売上高は同4・5%減の230億400万円を計上した。

 海外旅行は、団体旅行や企業出張などの単品商品の需要が回復し、売上高は同70・3%増の75億4800万円と大幅に伸長した。

 国際旅行(インバウンド)は、円安基調や国際航空便の回復を背景に、個人・団体ともに需要が急回復。売上高は同25・9%増の116億4700万円と好調に推移した。

 受託事業は、前年度に取り扱ったワクチン接種関連事業の反動減により、売上高は同64・7%減の61億1900万円と縮小した。

20周年のコリラックマがテーマ 京プラで10月1日からスイーツブッフェ

2024年8月30日(金) 配信

コリラックマの新テーマ「お空のくるりんわたあめ」の世界観表現

 京王プラザホテル(若林克昌社長、東京都新宿区)は10月1日(火)から、2階のオールダイニング「樹林」でキャラクター「コリラックマ」をテーマにしたスイーツブッフェを開催する。

 幅広い年代に人気の高い「リラックマ」に登場する「コリラックマ」。今年で20周年を迎え、9月から新テーマ「お空のくるりんわたあめ」関連グッズを随時売り出す。

 今回のブッフェでは、新テーマの世界観をパティシエがスイーツで表現。コリラックマが好きないちごをふんだんに使った人気のタルトや、かわいいパステルカラーの「ペガサスとユニコーンのミニドーナツ」、ふわふわな雲をイメージした真っ白な「らいおんのぬいぐるみのロールケーキ」などを用意する。

 料金は大人1人平日5500円、土日祝日6000円。事前の予約で特典として、ポストカードを1人1枚プレゼントする。平日限定で、「お空のくるりんわたあめ」のイラストが入ったポーチ付きプランを数量限定で設定する(6500円)。また、1日3席限定のスペシャルテーブルプランは、特大サイズのコリラックマや「お空のくるりんわたあめ」のぬいぐるみたちが出迎える。こちらは2~4人利用となっており、予約が必要。料金は1人平日7500円、土日祝日8000円。

 なお、予約は8月30日(金)午後5時から公式LINEお友だち・ホテル公式メルマガ会員限定でスペシャルテーブルのみ先行予約を開始する。一般予約は8月31日(土)正午から。

寺本潔〈著〉「観光市民のつくり方」(日本橋出版)発刊

2024年8月30日(金) 配信

観光市民のつくり方の表紙

 玉川大学の寺本潔名誉教授はこのほど、日本橋出版から「観光市民のつくり方」を発刊した。定価1500円(外税)。

 同書では、日本が欧米諸国と並ぶ観光先進国へ成長するために必要なこととして、「観光の仕事や動向も含む観光事象を肯定的に捉え、観光振興による地域活性化や、観光を学ぶことを通して自己の考えを深める教育が必要」と記している。そのうえで、観光の学びを通して国や地域の振興に参画できる市民を「観光市民」という造語として定義。小学生から中高校生に対する出前授業を介して、教材開発した具体的な方法や児童・生徒の作文などを掲載した。

 観光市民を育成することは、地域振興に向けた企画力や多角的な思考力、地域への愛着と誇地が生まれるため、教育関係者だけでなく旅館や土産物店、交通事業者、DMO、地域振興に関与するNPOなど観光に関わる人の閲覧も勧めている。

 寺本名誉教授は「観光振興を志向する子供の姿を周囲の大人が知ることになり、地域全体で行う観光振興へつながる、社会に開かれた教育課程を制定する契機にしたい」と思いを込める。

JALとジャルパックがジャパニーズウイスキー楽しむツアー 鹿児島「日置・嘉之助蒸溜祭2024」へ

2024年8月30日(金) 配信

 

 日本航空(JAL、鳥取三津子社長、東京都品川区)とジャルパック(平井登社長、東京都品川区)はこのほど、小正嘉之助蒸溜所(小正芳嗣社長、鹿児島県日置市)が11月10日(日)に開催する「日置・嘉之助蒸溜祭2024」を訪れるツアーを売り出した。

 JALは日本に点在するクラフト蒸溜所でつくられる「ジャパニーズクラフトウィスキー」を販売し、その体験をきっかけに日本各地に足を運んでもらうことを目指している。小正嘉之助蒸溜所は焼酎造りの技術を生かして世界に挑むジャパニーズウイスキーを製造しており、JAL国際線の機内販売では、同蒸溜所の商品を販売している。今回は、現地でウイスキーを楽しんでもらおうとツアーを企画した。

 同ツアーだけの体験プログラムとして、蒸溜祭前日に特別開催セミナー付の蒸溜所見学に加え、同蒸溜所初開催の原酒でのブレンディング体験、ブレンディングしたボトルへのラベル貼りや試飲ができる。また、通常は抽選販売が基本の「蒸溜祭限定ボトル」の購入権も付く。料金は別途必要。

 日程は11月9日(土)~10日(日)の1泊2日。羽田発のほか、鹿児島空港発の現地ツアーも用意する。定員は30人。航空機利用の旅行代金は1人15万円から。

関西エアポートがオリジナル万博ビジュアルを作成 関空など3空港で掲出

2024年8月30日(金) 配信

「歩こう、大阪・関西」

 関西エアポートグループはこのほど、2025年の大阪・関西万博の機運を高めるため、オリジナルの万博ビジュアル「歩こう、大阪・関西」を作成した。グループが運営する関西国際空港と大阪国際(伊丹)空港、神戸空港の各エリアに掲出する。

 同ビジュアルは、関西を訪れた人が大阪・関西のさまざまな場所を歩くことで、まだ知らない日本文化や人々に出会い、おもしろさや魅力を再発見してもらいたいとの思いを込めた。空港からの出発時には旅で出会った人々との思い出を振り返り、旅の余韻に浸ってもらうのが狙い。