日本クラシックホテルの会が「スイートルームフェア」 1月6日~3月31日まで

2024年12月25日(水) 配信

9ホテルが加盟

 日本クラシックホテルの会は2025年1月6日(月)~3月31日(月)まで、共同企画「スイートルームフェア」を開く。より多くの人にクラシックホテルの魅力を体感してもらうため、各加盟ホテルがスイートルームを特別価格で提供する。宿泊者には1泊につき1部屋1本、オリジナルラベルワインをプレゼントする。

 同会は、明治の文明開化以来、西洋のホテル文化を日本で導入し、歴史と伝統を守っている9ホテルがよりクラシックホテルの魅力を発信しようと2017年に発足した。共同で販促商品の企画やPR活動を展開している。加盟ホテルは日光金谷ホテルと富士屋ホテル、万平ホテル、奈良ホテル、東京ステーションホテル、ホテルニューグランド、蒲郡クラシックホテル、雲仙観光ホテル、川奈ホテル。

 スイートルームフェアのプランは各ホテルにより異なる。予約や詳細は各ホテルのホームページへ。

ミキハウスとのコラボルームを開始 杉乃井ホテル、旗艦棟の「宙館」で

2024年12月25日(水) 配信

宙館ミキハウスルーム イメージ

 別府温泉杉乃井ホテル(鞍馬達也総支配人、大分県別府市)はこのほど、三起商行(ミキハウス、木村皓一社長、大阪府八尾市)とのコラボルームの展開をフラッグシップ棟「宙館」で開始した。同ホテルでは、子供にも楽しんでもらうため、レストランでの子供向けメニューの提供や施設内でのキッズエリアの設置などをしているが、未就学児の子供を持つ家族向けに、より安心安全に過ごしてもらえる施設を目指す。

 コラボルームは、ミキハウスのキャラクター「ブッチー」と「うさこ」が、杉乃井ホテルの大露天風呂を楽しむようすなど、オリジナルデザインが施されている。つまみを回して遊ぶ歯車などが付いたバス型のプレイウォールも備え、客室内で遊ぶことができる。また、宿泊記念にアメニティのミキハウスのオリジナルグッズを持ち帰ることができる。

 客室内にはトイレ補助便座とオムツ用ゴミ箱、洗面所用踏み台を準備するほか、無料の貸出品として、ベッドガードやバンボ、バウンサー、ベビーカー、調乳ポットを用意する。ベビーベッドは有料で貸し出す。

 宿泊プランは「1日2室限定 お子さまとのお祝い旅行に 宙館ミキハウスルーム」で1泊2食付きとなる。5人1室利用時1人2万3500円から。予約は公式Webサイトからのみ受け付けている。

【日本秘湯を守る会】第50回総会開く 「理念」に立ち返り、仲間との結束強める

2024年12月25日(水) 配信

「日本秘湯を守る会」の星雅彦会長

 日本秘湯を守る会(星雅彦会長、139会員)は12月19日(木)、福島県・磐梯熱海温泉のホテル華の湯で、第50回「2024年度定時社員総会」を開いた。創立50周年を経て、次世代へとつなぐ、仲間とともに生きる理念“旅人の心に寄り添う 秘湯はひとなり”を大切にしていくことを再確認した。

 任期満了に伴う役員改選では、星会長ら役員の留任を決めた。

 星会長は冒頭、「皆さんのご協力のおかげで今年3月には、大きな節目となる50周年記念式典を盛大に開くことができた」と謝意を述べた。さらに、「『人はなぜ旅に出るのか』を求め続けて宿をつくっていくことは、これから先何年たっても変わらない。皆で前に向かって歩いて行くときに、理念の共有はとても大事」と語り、会の理念に立ち返り、仲間との結束を強めていく姿勢を示した。

 今年度は、公式Web予約サイトでの販売増を目指し、外国語対応も進めていく。会員宿の紹介冊子「日本の秘湯」23版の出版も検討していく。

 また、同会は東京都第2種旅行業登録をしており、今後旅行業としての事業も拡大していく考えだ。

日本温泉文化を守る会「素のままで対応できる」

 

「日本温泉文化を守る会」の佐藤和志会長

 続いて、日本温泉文化を守る会(佐藤好億名誉会長、佐藤和志会長)の第4回「2024年度定時社員総会」を開いた。任期満了に伴う役員改選では、全役員の留任を決めた。

 同会は、「日本秘湯を守る会」(星雅彦会長)、「日本源泉湯宿を守る会」(桑原清会長)、「日本文化遺産を守る会」(小山田明会長)の3部会の親会。佐藤和志会長は「国はインバウンド6000万人を方針として掲げているが、外国人旅行者が何を求めているかと言えば、『素のままの日本』ではないか。我われは『素のまま』で十分に対応できるグループだと思っている。これからも長く日本の伝統的な温泉文化を残し、守っていこう」と呼び掛けた。

 地熱発電開発問題への対応では、各部会と連携しながら、モニタリングや調査などを実施しデータの蓄積を行っていく。環境省の坂口隆温泉地保護利用推進室長や、エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)の西川信康特別参与も出席し、会員宿と意見交換を行った。無秩序な地熱開発とならないよう、お互いがコミュニケーションを取り合うことの重要性を認め合った。

 佐藤好億名誉会長は、「私たちは先祖から今日まで、限界集落で温泉を守り未来へとつないでいる」とし、「それぞれの宿が地域で果たす役割に、『誇り』『勇気』『自信』を持って、次の世代にしっかりと温泉文化をつないでいっていただきたい。これが日本温泉文化を守る会が目指すべき中身」と力を込めた。

年末年始の営業日のお知らせ

2024年12月25日(水) 配信

拝啓 師走の候、貴社益々のご盛栄のこととお喜び申し上げます。

本年は格別のご愛顧を賜り厚く御礼申し上げます。

早速ではございますが、弊社は2024年12月26日(木)から2025年1月5日(日)まで年末年始休暇とさせていただきます。よろしくご了承のほどをお願いいたします。

お問い合わせ購読のお申込みにつきましては、1月6日以降順次対応させていただきます。

本年中のご愛顧に心より御礼申し上げますとともに、来年も変わらぬお引立てのほど、よろしくお願い申し上げます。

敬具

 

2024年12月25日

株式会社 旅行新聞新社

代表取締役 石井 貞德

マイナビグローバル、特定技能の退職理由「業務・職場の不満」が最多 外国人材定着へ対策も解説

2024年12月24日(火) 配信

杠元樹社長

 マイナビグローバル(東京都千代田区)の杠元樹(ゆずりは・もとき)社長はこのほど、「特定技能外国人の退職理由と傾向」について語った。多くの企業で人手不足が課題となるなか、外国人材の定着率向上のために、日本の受入企業が行うことができる対策を解説した。

 同社で支援する特定技能外国人350人を対象に調査を実施。国籍の内訳はベトナムが64.5%、インドネシアが18.3%、ミャンマーが12.9%、ネパールが1.9%、中国が1.3%だった。

 退職理由(複数回答)は、「業務・職場の不満(31.4%)」が最も多かった。以降は「給与の不満(29.1%)」、「結婚・妊娠・母国の家族都合(21.4%)」、「人間関係の不満(15.1%)」と続いた。

 「業務・職場の不満」を詳細に尋ねた結果、「業務内容が合わなかった・嫌だった」が52.7%でトップだった(複数回答)。次いで、「体力的についていけなかった(20.0%)」、「仕事量が多かった」(13.6%)の順となった。

 杠社長は「企業側の『日本語能力を重視した採用』が大きな理由」と説明し、「業務の経験や親和性に重きを置き、選考してほしい」とした。日本語については、仕事を通じて能力を向上させる人が多いことから「成長を加味して採用してほしい」と受入企業に要望した。

 「人間関係のどのようなことに不満を感じたか」(複数回答)では、「日本人の同僚との関係がよくなかった」が37.7%で最多。2位は「上司との関係がよくなかった」(35.8%)、3位は「同国籍の人がいなくて寂しかった」(11.3%)と続く。

 杠社長は「給与や家族都合による退職は企業側の対応に限界がある。人間関係は対処しやすい」として、日本人との関係構築のため「特定技能人材と最も関わる時間の多い現場社員に、外国人材の必要性について理解を促してほしい」と話した。

 職場における時間の厳守や場の空気を読むことについては、「日本人の特徴。文化的背景の違いを認識することで、(日本人スタッフの)ストレスも減る」とアドバイスした。

 退職者の在籍期間は、10~12カ月が25.4%で最も高かった。この理由として、在留資格の更新期間が最大1年であることが影響しているという。続いて、7~9カ月(18.9%)、4~6カ月(14.9%)、1年1~3カ月(12.6%)、3カ月以内(7.7%)、1年4~6カ月(10.0%)、1年7~9カ月(4.0%)、1年10カ月~2年(同)、2年1カ月以上(2.6%)の順。

 一方、1年目以降の割合は少ないため、「入社1年以内での職場環境や業務特性に合わせた対策が企業に求められる」と呼び掛けた。

日旅と石川県・中能登町が包括連携協定結ぶ 関係人口拡大・地域経済活性化目指す

2024年12月24日(火) 配信 

(左から)宮下為幸町長、小谷野悦光社長

 日本旅行(小谷野悦光社長)はこのほど、石川県・中能登町(宮下為幸町長)と、中能登町の観光資源・地域文化などのさまざまな魅力を活用・発信し、関係人口の拡大や地域経済活性化に係る包括連携協定を結んだ。

 協定の項目には、①観光振興および関係・交流人口拡大②地域文化・伝統的まちなみの利活用および保全③スポーツイベントなどを通じた地域経済活性化支援④海外との人・文化の交流促進⑤滞在及び体験型の可能性調査検証事業⑥その他、Well─Being幸福度向上、特色ある産品づくりに関すること──などを盛り込んだ。

 同社が2021年、中能登町ワクチン集団接種会場運営事業をはじめ、能登地域移住交流協議会(七尾市・中能登町・羽咋市)と連携した移住定住イベントなどを実施したことが連携協定のきっかけ。今後、26年1月に開かれる「どぶろく研究大会」をはじめ、さらなる中能登町の魅力発信、人・文化の交流促進、観光振興・スポーツイベントを通じた地域経済活性化拡大を目指す。

一休、12月に新たに宿4軒 「一休 Plus+」加盟へ

2024年12月24日(火) 配信

arcana izu

 高級ホテル・旅館の予約サイト「一休.com」を運営する一休(榊淳社長、東京都千代田区)は12月24日(火)、12月から4軒の宿が「一休Plus+」に加盟したと発表した。

 加盟した宿は、arcana izu(静岡県伊豆市)、Cuvee J2 Hotel Osaka by 温故知新(大阪府大阪市)、くろしお想(和歌山県・南紀白浜温泉)、ローズウッド宮古島(沖縄県宮古島市)。

 「一休Plus+」は、「一休.com」の中でもさらに厳選された宿で構成され、国内オンライン旅行予約サイトでは、同サイトでのみ予約できる。

“「いのち」に触れて「生きる」を考える“、北海道・十勝スタディツアー発売(東武トップツアーズ)

2024年12月24日(火) 配信

酪農体験のようす

 東武トップツアーズ(百木田康二社長、東京都墨田区)はこのほど、2025年夏に実施する中学生や高校生を対象とした「『いのち』に触れて『生きる』を考える北海道・十勝スタディツアー」を売り出した。旅行期間は25年7月30日(水)~8月2日(土)の3泊4日。農家のホームステイや酪農体験などを通じ、次世代の担い手育成も支援する。

 同ツアーは、北海道・浦幌町の食の絆を育む会と十勝うらほろ樂舎の協力のもと、東武トップツアーズが企画した。探究学習の一つとして、第一次産業の現場を訪問。日常生活で消費している食品の生産者から、それぞれの思いや苦労を生産現場で直接感じてもらい、「いのち」や「生きる」について考察を深めるプログラムとしている。

 命の糧・食を育む大事な場所である農村漁村とのつながりが希薄になっていると言われる現代社会。人が生きていくうえで根幹となる「食」について、食料自給率1100%超を誇る日本の食糧基地である十勝地方を舞台に本物の農林漁業に触れられる。「食」や「いのち」について、次代の担い手となる中高生に、新たな視点で考えてもらうことが狙いだ。

パンフレットの一部

 旅行代金は1人当たり8万6800円(新千歳空港発着)。募集人数は40人(最少催行人数は35人)で、定員になり次第締め切り。申し込みは25年4月25日(金)まで。

期間限定で羽田空港に赤福が出店 リニューアル後のいちご餅・チョコ餅は関東初登場

2024年12月24日(火) 配信

赤福餅(12個入)

 赤福(濱田朋恵社長、三重県伊勢市)は12月26日(木)~1月6日(月)までの期間限定で、羽田空港に出店する。第1ターミナル2階マーケットプレイスと第2ターミナル2階マーケットプレイスの2カ所で、東京都内で普段は手に入らない「五十鈴茶屋」の和洋菓子を販売する。

 関東初登場となるのは、リニューアルした「燦(さん)-SUN-」いちご餅・チョコ餅。パッケージも美しく、帰省時の土産に最適という。このほか、定番の赤福餅や白餅黒餅、赤福ぜんさいなどもそろえる。

 営業時間は午前6時からで、完売次第終了となる。

青森・道の駅奥入瀬に「かまくらドームレストラン」オープン 冬季限定でA-WORLDが営業

2024年12月24日(火) 配信

奥入瀬かまくらドームレストランの外観

 青森県十和田市の道の駅奥入瀬で、奥入瀬ビールの製造やブルワリー直営レストランの運営などを行っている、A-WORLD(古里宣光社長)は12月22日(日)から、同道の駅内で「奥入瀬かまくらドームレストラン」をオープンした。今回で3期目となる冬季限定の企画で、3月中旬まで実施する。

 同レストランは白銀や地吹雪など青森らしい風景を楽しみながら食事ができる。かまくらを連想するドーム空間で、地元の十和田や青森各地の食材を使用した「ブルワリー直営レストランのオリジナルランチ」「県産りんごづくしのアフタヌーンティー」を提供する。

 ドームごとに1組完全貸切となり、定員は4人。ランチは午前11時~午後1時または午前11:30~午後1:30。メニューは「奥入瀬ガーリックポークと青森県産和牛の選べる!2色しゃぶしゃぶ」か「青森県産魚介のうまみたっぷりアクアパッツァパスタ」の2種類で、ワンドリンク付きプランが6000円(税込)、奥入瀬ビール付飲み放題プランが8000円(税込)。

 アフタヌーンティーのメニューはりんごづくしの「Apple Afternoon Tea~あら、りんご。で味わう青森の感覚~」。こちらは午後2時~3:30か午後2:30~4:00で、料金は4800円(税込)。オプションでメニューで提供されるりんご飴を自分で飴付けする「りんご飴体験プラン」(プラス500円)も用意している。

 予約はいずれも2日前まで。定休日は水曜日と年末年始。