大賞は金沢市「フルキ、ヨキ、ミライへ。」第66回日本観光ポスコン

2018年5月16日(水) 配信

「フルキ、ヨキ、ミライへ。」
KANAZAWA

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本観光振興協会(山口範雄会長)はこのほど、「第66回日本観光ポスターコンクール」の審査の結果、大賞の国土交通大臣賞に「フルキ、ヨキ、ミライヘ。 KANAZAWA」(出品・石川県金沢市、制作・金沢美術工芸大学)を決定した。 また、「フルキ、ヨキ、ミライヘ。KANAZAWA」は訪日外国人観光客への訴求に優れた作品として、今年から新設された「インバウンド賞」も併せて受賞した。

 同コンクールは、観光宣伝ポスターの質的向上と国内観光振興の促進を目的に、1947(昭和22)年から開いている。今回は全国から187作品の応募があり、53作品が第1次審査を通過した。この53作品を対象に、2018年4月27日、東京都・日本消防会館で審査会を開催。専門審査員に評論家の山田五郎氏、写真家・映画監督の宮澤正明氏、グラフィックデザイナーの左合ひとみ氏などを迎え、専門的な見地を交えて選考した。 

ストーリーのあるまち香美町

 この結果、総務大臣賞には 「ストーリのあるまち香美町」(出品・兵庫県香美町、制作・コパン・デザインソース )、観光庁長官賞には「幕末維新やまぐちデスティネーションキャンペーン」(出品・JRグループ、制作・JR西日本コミュニケーションズ)、日本観光振興協会会長賞には「富田林観光ポスター※イラストVer.」(出品・大阪府富田林市観光交流施設きらめきファクトリー、制作・同)など各賞を決定した。

 なお、表彰式は6月8日に開催する日本観光振興協会の通常総会で行う。

幕末維新やまぐちデスティネーションキャンペーン
富田林観光ポスター

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第66回結果発表
http://www.kankou-poster.com/66vote_result.html
日本観光ポスターコンクールの結果発表は専門的な観点から各賞を決定するものです。審査員は、評論家の山田五郎氏、写真家・映画監督の宮澤正明氏、グラフィックデザイナーの左合ひとみ氏をお迎えいたしました。

「ホテルグリーンプラザ軽井沢」が20室リニューアル

2018年5月16日(水)配信

お部屋で遊べるルーム 1Fイメージ

群馬県・嬬恋村の「ホテルグリーンプラザ軽井沢」は2018年4月から、客室で約20種類のおもちゃで遊べる「お部屋で遊べるルームプラン」20室をリニューアルオープンした。今回は「メゾネットタイプ」といわれる下層フロアが和室、上層フロアに寝室がある客室の寝室部分のリニューアルを行った。リニューアル前の寝室はシングルベッドが2台のツインベッドルームであったのに対して、キングサイズベッドを導入し、親子3~4人が一緒に寝られるようになった。

 リニューアルの背景は、シングルベッド2台では小さな子供と寝るときに、親と添い寝する形になり、「ベッドから落ちる」「窮屈である」との声があった。そこで幅120㌢のセミダブルサイズのベッドを2台並べることで、両親と子供1~2人が一緒に寝られるようになり、ゆったり快適に寝ることができるようになった。

 今回のリニューアルにより、家族みんなで部屋内のおもちゃで遊び、一緒に寝ることができ、家族の絆づくり、思い出づくりに最適な客室になった。

お部屋で遊べるルームプラン概要

お部屋で遊べるルーム 寝室キングサイズベッド

客室数 :20室

客室面積:37・9平方㍍(7.5畳+ベッドルーム)

料金  :1泊2食大人1人1万2100円~(1室4人利用の場合)

     消費税込、入湯税150円別

     子供料金 小学生 大人料金の70%

     3才から小学生未満 大人料金の50%

夕食  :70種類の和洋中バイキング(キッズコーナー、離乳食あり)

朝食  :和洋バイキング

チェックイン:午後3時

チェックアウト:午前11時

宿泊プランの特典:宝探し、売店お買い物10%割引券、

         レイトチェックアウト11時(通常10時)

客室備品:空気清浄器、ベビーゲート、子供用ハンガー、DVDプレイヤー、おむつ用ゴミ箱

<おもちゃの内容>

対戦ボードゲーム、バランスゲーム、ブロックパズル、ミニカー、ままごとセットなど約20種類

※おもちゃの変更はできない。

※おもちゃは予告なく変更する場合もある。

施設概要

ホテル外観

名称  : ホテルグリーンプラザ軽井沢

所在地 : 群馬県吾妻郡嬬恋村大前細原2277番地

客室数 : 450室

収容人数: 1880人

施設  : 温泉露天大浴場 暁の湯、チャペル、ドッグホテル、

      わんわんヴィレッジ(愛犬と泊まれるコテージ)

TEL   : 0279-86-4111(代表)

地域のアウトドア情報を無料で編集・リライト、4億PVのオウンドメディア群に転載 (スペースキー)

2018年5月16日(水) 配信

スペースキーが、地域のアウトドア情報を収集・再編集し、オウンドメディアに転載するサービスを始める。自治体や観光協会、事業者らは、無料で利用できる(図は、同社報道資料より)

「CAMP HACK」や「YAMA HACK」「TSURI HACK」といったアウトドアユーザー向けの情報発信サイトが、さらに充実しそうだ――。これらウェブサイトを運営するスペースキー(佐藤祐輔社長、東京都渋谷区)はこのほど、地方行政や観光協会、DMO(デスティネーション・マネージメント・オーガニゼーション)、事業者らが発信する情報を集約し、転載・リライトしたうえで、自社運営サイトに掲載するサービスを提供すると発表した。

 運営するこれらサイトの年間PV(ページビュー)数は4億以上。地域にとっては、新しいタッチポイントを獲得できる良い機会となる。情報のリーチが大きな課題であった地域にとっては、該当する検索ワードの増加を期待できる。記事や写真など、既存の情報コンテンツを再活用するため、新たに予算を割くことなく地域情報を発信できることも魅力的だ。

 編集やリライト時には、同社の各媒体担当者が携わる。アウトドアに関する知見を有するスタッフが作業に当たるため、コンテンツのブラッシュアップにも期待したい。行政関連だけでなく、地域でアクティビティなどを提供する事業者も利用できる。

 各地域や団体は無料で利用できるため、気になる担当者はぜひ一度問い合わせてみてほしい。問い合わせたところ、同社で地域活性プランナーを務める姉崎氏が質問や申し込み方法の説明に応じるという。三条市(新潟県)や、日南市(宮崎県)、水俣市(熊本県)、富士見町(長野県)など、すでに活用している自治体もある。

掲載希望地方行政・団体向け問い合わせ先

メールアドレス:od_chiiki☆spacekey.co.jp(☆を半角アットマークに変えて)

TEL:03-6809-0971

担当者:地域活性プランナー、姉崎弥生氏(総合旅行業務取扱管理者)

今夏はエーゲ海気分が楽しめる恋人の聖地・岡山牛窓へ

2018年5月16日(水) 配信

オリーブ園から見下ろす牛窓の海

楽しみにしていたゴールデンウイークがあっという間に終わり、待ち遠しい夏休み。そろそろ計画をたて始めている人もいるのでは。岡山県の東の端っこにある瀬戸内市牛窓町は、ヨットハーバーやリゾートホテルが並び、日本のエーゲ海とも評される南欧のような雰囲気で、夏の旅行におすすめだ。

 気象や風土がオリーブ栽培の盛んな地中海地域と似ているため、小豆島に並んで日本有数のオリーブ産地として発展。夏には黒島や前島での潮干狩り、海水浴やヨット、シーカヤックなどのマリンスポーツも楽しめる。

 個性豊かなカフェやカップルに人気のスポットも多く、「恋人の聖地」にも認定されている。

この夏おすすめ 牛窓おでかけデートスポット3選

1)瀬戸内海を一望する広くゆったりとした海水浴場~牛窓海水浴場と牛窓神社

 ゆったりとしていて、前島を望む瀬戸内海の穏やかな浜にはカップルや家族連れに人気のスポット。夏には海の家が3軒営業していて、シャワー、更衣室、トイレが利用できる。

 海岸の後ろにある医師団は牛窓神社への参道で、上に登れば展望台も。牛窓神社には縁結びのご利益もあると言われ、のんびりデートに最適なスポットだ。

アクセス:JR赤穂線邑久駅から車で20分、JR岡山駅から車で50分

    岡山ブルーライン邑久インターから車で15分

駐車場:普通車100台、バス5台

2)神秘的な恋の道として有名なパワースポット~黒島ヴィーナスロード

 黒島では、潮がよく引く日の干潮時前後に砂の道が現れ、黒島、中ノ小島、端ノ小島の3つの島が弓形につながり歩いて渡ることができる。

 中ノ小島には、ハート型の石「女神の心」があり、そのハートの石に触れると、島々がつながるように、意中の相手に気持ちが伝わると言われている。

 浅瀬になるので、海の生物観察も楽しめる。

アクセス:JR赤穂線邑久駅から車で15分、または牛窓行きバス25分、本蓮寺下下車すぐ

    ザ・ホテルリマーニ&スパから送迎ボート(有料)

    岡山ブルーライン 邑久インターから車で15分

3)絶対外せない牛窓の王道デートスポット-牛窓オリーブ園

山の上のロースタリ(店内)

 牛窓のシンボルというほど欠かせないスポット。園内には山の傾斜10㌶にわたって約2千本のオリーブが茂るオリーブ園があり、高台からは瀬戸内海の島々と牛窓の町を一望することができる。2012年には牛窓地区が恋人の聖地に認定され、その象徴的な場所として記念プレートが設置された「幸福の鐘」を3回鳴らすと幸せになれると言われている。

 岡山で人気のコーヒー専門店「キノシタショウテン」のコーヒーが味わえる絶景カフェ「山の上のロースタリ」もこのほど開業した。

所在地:岡山県瀬戸内市牛窓町牛窓412-1

TEL:0869(34)2370

料金・休園日:入園無料、年中無休

アクセス:JR赤穂線邑久駅から車で20分程度。

    JR赤穂線邑久駅から東備バス「牛窓行」乗車、約20分でオリーブ園入口へ。そこから徒歩30分程度。

NAAとビックカメラがコラボイベント 総額400万円が当たる

2018年5月16日(水) 配信

40年の節目を盛り上げる

成田国際空港とビックカメラは5月18日(金)から、40人に総額400万円が当たるコラボキャンペーンを開催する。

 キャンペーンは、成田国際空港開港40周年とビックカメラ創立40周年を記念したもの。期間中成田空港、もしくはビックカメラグループ店舗 で5千円以上買い物をした人の中から抽選で40人に、海外115都市への旅行に利用できる旅行券やビックカメラグループでの買い物に利用できるギフトカード10万円分をプレゼントする。

キャンペーン概要

キャンペーン期間:5月18日(金)~7月19日(木)

応募条件:

成田空港内店舗又はビックカメラグループ店舗(東京都・神 奈川・埼玉・千葉・茨城・栃木・群馬県内のビックカメラ、コジ マ、ソフマップ及びビックカメラ.COM)で1会計5千円 (税込)以上の買い物をした人

賞品

A賞:海外旅行に使える旅行券 10万円分 20人

B賞:ビックカメラギフトカード 10万円分 20人

特設ページ:(キャンペーン開始後オープン)

エボラブルアジア、旅行事業で損失 営業・経営利益が赤字に (第2四半期決算)

2018年5月16日(水) 配信

エボラブルアジアが2018年9月期第2四半期の決算を発表した

エボラブルアジアは5月15日(火)、2018年9月期第2四半期(17年10月~18年3月)の決算(日本基準)を発表した。売上高が前年同期比38%増の34億3714万円、本業の利益を示す営業利益は、1億2732万円の赤字(同133・0%減)、経営利益でも同135・5%減となった。同第1四半期に続き、対前年比がマイナスとなった。

 前年同期と比べ売上は大きく増加したが、売上原価が同3倍増加し、広告宣伝費を含む「販売費及び一般管理費」が売上総利益を上回った。本業(全売上高の6割を占める)のオンライン旅行分野の損失のほか、一般管理費での損失が足を引っ張り、営業損失(赤字)につながった。同社の株価は5月16日(水)朝、昨日の終値より90円安い1949円となった。

 注力する広告宣伝では、テレビコマーシャル放映後、一般ユーザー向けの旅行商品販売サイト「エアトリ(AirTrip)」の認知度の向上は著しい。国内航空券分野を主軸とするブランディングが成果を見せ始め、会員数が急増している。

 5月にはDeNAトラベルの子会社化を発表、海外ホテルやツアー商品、海外航空券などの商材獲得のほか、会員数の大幅増も視野に入れる。DeNAトラベルの会員数はエアトリの4倍。子会社化後には254万人の会員規模となる。なお、買収には12億円を費やした。今後どう回収するのかに注目が集まる(譲受は5月末を予定)。

 現在、同社の投資先は32社。その中の1つ、インバウンド向け小売事業者「和心」がこのほど、東証マザーズに上場を果たした。4月にはインバウンド向けWi―Fiレンタル事業者Destination Japanを傘下に治めており、旅行事業の領域拡大を推進している。

 好調が続くITオフショア事業の売上高は10億円。エンジニア数が900人規模となるなど、順調に成長を遂げている。このほど新たに、NTTドコモら9社からの受注を取り付けた。ビジネス出張向けの手配業(BTM)でも、クライアント数を伸ばした。

ワールドカップロシア2018開催間近 HISが旅行予約動向を発表

2018年5月16日(水) 配信 

ワールドカップロシア2018まであと1カ月

 

エイチ・アイ・エス(HIS)はこのほど、開幕まで1カ月に迫った「ワールドカップロシア2018」に対し、期間中(18年6月14日~7月15日)のロシア旅行動向のとりまとめを発表した。サッカー大会開催時期に、同社に申し込まれたロシアへの旅行予約は、前年同期比で約4倍という高い伸びで推移している。

 ロシアは 5~9月が温暖な気候でベストシーズンといわれ、レジャー渡航需要が高まる時期だという。例年はモスクワとサンクトペテルブルクの2大都市を中心とした観光が含まれたパッケージツアー予約が主流。一方、今年は日本戦の試合会場がある都市サランスクとエカテリンブルク、ヴォルゴグラードへ訪れる人が急増し、「サッカー観戦を目的とした旅行需要が高まっている」(同社)と分析する。

 予約者の主な客層は、前年は女性が8割だったが、今年は男性が7割と逆転した。年齢層では、前年は60代が3割で、今年は20~60代まで幅広い層からの予約があった。

 前回大会(ブラジル/14年開催)に比べ、 日本戦観戦サポートツアーの予約は4割増となった。ブラジルに比べ、フライト時間の短縮と、航空券代金が安価になったこと、ビザ手配の緩和(FAN ID注1の発行)などが好調さを牽引したとみる。

観戦サポートツアーに関する問い合わせ先

エイチ・アイ・エス 東京スポーツイベントセクション

TEL:03-5360-4681

営業時間: 平日)午前11:00~午後7:30、土曜)午前11:00~午後6:30、日祝)午前11:00~午後6:00

※調査日:2018年4月30日 / 対象商品:H.I.S.ロシア行きツアー・航空券 / 対象出発日:2018年6月14日~7月15日、前年同期比で算出

(注1)FAN ID — ワールドカップロシア2018の試合を観戦する方はFAN IDの発行を受ける必要がある。FAN IDを所持することで、期間中無査証でロシアに入国、公共交通機関の無料乗車が可能となる

スカイマークが今夏に鹿児島―名古屋、奄美大島線を開設

2018年5月16日(水) 配信

新たな観光需要の掘り起こしへ(写真はイメージ)

スカイマークは8月1日(水) から、「鹿児島-名古屋(中部)線」と「鹿児島-奄美大島線」を開設する。

 便数は、それぞれ1日2往復4便。キャンペーン運賃の設定も予定している。鹿児島県の三反園訓県知事は4月25日(水)に開いた知事記者会見で「観光客のさらなる利便性の向上がはかられ、とくに奄美大島の交流拡大が見込まれる。奄美群島の観光振興をはかるうえでも非常に喜ばしい」とコメントした。

運航ダイヤ

あなたが感動した宿 ホテル森の風立山(富山県・あわすの温泉)

2018年5月16日(水) 配信

料理長自慢の創作和食

旅行新聞新社では本紙付録の冊子読者やネットユーザーを対象に、「あなたが感動した宿」のアンケート調査を実施しました。人気を集めた宿のなかからおすすめの施設を紹介します。

富山県 あわすの温泉 ホテル森の風立山

 立山連峰を貫く有数の山岳観光地で知られる立山黒部アルペンルートの玄関口に位置する「ホテル森の風 立山」。大自然の中の露天風呂は岩造りで、四季折々の立山の山並みを望みながら湯浴みを堪能できる。大浴場には内湯やジャグジー、寝湯など様々な湯船を楽しめるのもうれしい。

 客室は静かで落ち着いた山々を眺めながら、心が安らぐつくりとなっている。また、離れの「立山別邸四季彩」は源泉かけ流しの露天風呂付客室。誰にも邪魔されることなく、極上のくつろぎを味わうことができる。

 富山の恵みを贅沢にいただける夕食は創作和食。富山湾の海の幸や立山の旬の食材を贅沢に満喫できる。

宿データ

本館和室一例
開放的なロビー

住所  〒930-1454 富山県富山市原3-6 

TEL  076(481)1126 FAX  076(481)1255

チェック IN 午後3:00 OUT 午前10:00

風呂  大浴場、露天風呂、貸切風呂、サウナ

泉質  アルカリ性単純硫黄泉

客室  全60室

料金  1万9000~2万5000円(2食付)

Ctripが三井住友カードと提携、銀聯ブランドのクレカ発行へ

2018年5月15日(火) 配信

左から、会見に出席した銀聯国際の王立新副総裁と、Ctripの孫潔CEO、三井住友カードの久保健社長

中国のOTA(オンライン旅行会社)大手のCtripと三井住友カードはこのほど、銀聯(ユニオンペイ)ブランドのクレジットカード「Trip.comグローバルカード」を発行すると発表した。国内ユーザー向けにサービスを提供し、海外旅行や出張時の利用を見込む。Ctripでは、国内の予約サービスを充実させており、昨年にはメタサーチ大手のスカイスキャナーを傘下に収めた。今回の提携カード発行を皮切りに、決済サービスの充実にも注力する。5月15日(火)に、Ctripと三井住友カード、銀聯国際の3者が、東京都内で記者発表会を開いた。

 Ctripは近年、エアチケット販売がとくに好調。2017年には、前年比250%以上の成長を遂げた。中国国内のアウトバウンド市場に牽引され、グローバル会員数は3億人、時価総額は235億㌦(2・5兆円、米国・NASDAQ)に及ぶ。14年には日本法人(シートリップジャパン)を立ち上げ、中国人観光客の受け入れだけでなく、国内ユーザー向け旅行商品の販売も行っている。17年には、日本を含むグローバル市場を対象としたTrip.comブランドを立ち上げた。

Ctripの孫CEO

 主軸である旅行業の成長が国内外で好調なことから、会員をターゲットとした今提携カードの発行を決めた。提携カードを使ってTrip.comで予約を行えば、最大10%オフの割引を受けることができ、会員限定の優待制度も充実させるという。提携する三井住友カードのワールドプレゼントポイントを貯めることもでき、同サイトで利用可能な割引コードと引き換えられる。Ctripの孫潔CEOは会見で「旅行商品だけでなく、決済サービスでも日本市場に貢献したい」と強調。日本市場の取り込みに対する意欲を示した。

 銀聯(ユニオンペイ)の国内加盟店数は70万店に及び、国内外のさまざまなシーンで利用でき、徐々にシェアを拡大している。

三井住友カードの久保社長

 会見で登壇した三井住友カードの久保健社長は、「同カードのターゲットは、観光やビジネスで海外を訪れるアウトバウンドユーザー。Ctripと銀聯との提携により、気軽に訪れることのできるアジア圏に強いカードとなった。Ctrip社は中国人観光客の誘致にも実績を持っているため、ゆくゆくはインバウンドの取り込みでも連携したい」と語った。

 Ctripを使って、エアチケットや宿泊商品を予約手配する中国人観光客数は年間200万人。中国からのインバウンド数はまだまだ増加傾向にあることから、引き続き、買物やアクティビティといった国内消費に伴って発生する手数料増を期待できる。