売り込みに熱入る 静岡DC前に最大規模の商談会

2018年9月13日(木) 配信 

橋本専務理事があいさつ。多くの首都圏の旅行会社が集まった(9月12日、東京都内)

来春に始まる静岡デステネーションキャンペーンを前に、「ふじのくに しずおか 観光大商談会 in 東京」が9月12日(水)、東京都内で開かれた。首都圏の旅行会社や県から計330人以上が一堂に会し、同会として最大規模となった。県を5つに分けたDC地域部会がそれぞれの魅力をアピールし、続く商談会では売り込みに熱が入った。

 主催は静岡県大型観光キャンペーン推進協議会。事務局を務める静岡県観光協会の橋本勝弘専務理事は「静岡でのDCは19年ぶりとなる特別なもの。1人でも多く県に送り込んでほしい」とあいさつした。

 静岡DC本番は19年4~6月。県では目玉となる施設が出てきた。「静岡県富士山世界遺産センター」(富士宮市)、今年11月開業予定の「日本平山頂展望台(仮称)」(静岡市)、「ふじのくに茶の都ミュージアム」(島田市)など、東から西に辿る東海道沿いに立ち並ぶ。

 さらに今後は国際的なイベントが続く。DC期間中に「世界お茶まつり」、19年秋にラグビーワールドカップ、20年には東京五輪を控えている。橋本氏は「機運は高まっている」と観光需要の盛り上がりに期待を寄せた。

 第1部で観光説明会を開いた。伊豆と富士、中部(するがエリア)、中東遠、西部(浜松・浜名湖エリア)の各地域部会が見どころをPRした。

 伊豆・富士・中部地域部会では、韮山反射炉、富士山、三保松原などの世界遺産を軸にした企画を説明。西部地域部会は17年大河ドラマ「おんな城主 直虎」で注目を浴びた浜松城などを紹介した。

 一方、中東遠地域で開く「遠州三山風鈴まつり」について、部会担当者は「(6月の)開催時期の前倒しを検討している。日本一早い風鈴まつりとして開催できると思っている」とアピールした。

 このほか、各地域では夜間のライトアップイベントや自然を生かした観光素材などの紹介が目立った。

会場は熱気に包まれた

 最新観光情報は、同協会企画販売課長の鈴木勉氏が解説した。今年4月、伊豆半島が世界ジオパークの認定を受けた。鈴木氏は「静岡で一番アツいのは伊豆半島ジオパーク」とする。

 「伊豆ジオリアは伊豆半島ジオパークの拠点施設。認定を受け、すでに昨年の2倍以上の来場者がある。毎日行っているガイドが好評だ」と述べた。そのうえで「まず伊豆ジオリアに立ち寄り説明を受け、数々の名所に足を延ばしてほしい」と強調した。

 第2部では120分間の商談会を開催。県の観光施設・団体の担当者は、主要市場となる首都圏の旅行会社らに商品・企画の説明を繰り返した。長丁場のなか、話し込む声や動き回る人々で会場は熱気に包まれた。

東京・西新宿に「北九州酒場」オープン “応援ショップ”認定第1号店

2018年9月13日(木) 配信 

新鮮な刺身盛り(北九州酒場)

東京・西新宿に9月12日(水)、北九州市(福岡県)の料理と、お酒がメインで提供される「北九州酒場」がオープンした。

 同店は北九州市(北橋健治市長)が今年度から実施している、首都圏における「北九州市応援ショップ」事業の認定第1号店。今後、同市は地元の食材を使ったレストランなどを「応援ショップ」として順次認定していく計画だ。

 同市東京事務所の池永紳也所長は「豊富な魚介類に加え、門司港焼きカレー、肉肉うどんなど独特の食文化がある北九州市の本当の素晴らしさが、首都圏で十分に認知されていない」と話す。まずは情報発信拠点を30店舗ほどまで増やし、同市のファンをつくりながら、旅行や移住にもつなげていきたい考え。

合馬のたけのこ炭焼き(北九州酒場)

 北九州酒場はオープン当日、メディア関係者らを招き、マグロやヒラメ、タイ、関門タコなど新鮮な刺身盛りや、合馬のたけのこの炭焼き、焼きカレー、鶏のどぶ漬け唐揚げ、門司のバナナミルクハイなど、地元名物料理を提供した。

今度の旅は○川県へ 香川と石川が合同PRイベント

2018年9月13日(木) 配信

両県の魅力をPR

「観光パートナーシップ協定」を結ぶ香川県と石川県は9月16日(日)と9月17日(月)、KITTE地下1階の東京シティアイで「石川×香川~今度の旅は○川県へ!~」を行う。

 会場内には、両県の観光PRブースを設置し、観光パンフレットなどの配布やPR映像の放映などを行う。また、ステージイベントでは、ご当地キャラクターや高松ゆめ大使が両県観光資源の魅力を紹介するほか、来場者参加によるクイズ大会を実施し、景品をプレゼント。特産品物販ブースでは、石川県のアンテナショップ「いしかわ百万石物語・江戸本店」と香川県と愛媛県共同のアンテナショップ「香川・愛媛せとうち旬彩館」による、両県特産品の販売も行われる。担当者は「石川と香川、両県が地元の魅力を皆様にご紹介します。両県の魅力を知っていただいて、次の旅行はぜひ○川県にお越しください」とPRに力を込める。

イベント概要

日時:9月16日(日)、午前10:00~午後5:00

     17日(月・祝)、午前10:00~午後4:00

場所:東京シティアイ(丸の内KITTE地下1階)

   ※東京駅丸の内南口徒歩1分

参加自治体・参加キャラクター:

【石川県】石川県、金沢市、七尾市、ひゃくまんさん、わくたまくん

【香川県】香川県、高松市、丸亀市、高松ゆめ大使、さぬどん

※金沢市と高松市は「文化・観光交流協定」、七尾市と丸亀市は「親善都市提携」を締結している。

内容:

・観光PRブース

・ステージイベント

・特産品物販ブース

・ご当地キャラクターのぬり絵コーナー

・ガラポン抽選会

・アンテナショップ&写真展企画

(会場内で配布するチケットを持って「いしかわ百万石物語・江戸本店」または「瀬戸大橋開通30周年記念フォトコンテスト写真展」に来場された人に県産品をプレゼント)

泊まれて食べれる「チョコレートコテージ」販売へ 壁や小物もすべてチョコ

2018年9月13日(木) 配信 

あらゆるものがチョコレート

ブッキング・ドットコム・ジャパン(アダム・ブラウンステイン代表、東京都港区)は9月19日(水)から全世界同時で、約1・5㌧のチョコレートで造られた「チョコレートコテージ」の宿泊予約を始めると発表した。宿泊は10月5日(金)と6日(土)の2日間限定。宿泊者は実際に食べることができるという。

 壁や屋根はもちろん、室内の暖炉やドレッサー、時計、カップ、本、シャンデリアに至るまで、すべてがチョコレート。コテージの外にはホワイトチョコレートの池もある。同社は、「ここに宿泊できる幸運な人だけの特典として、コテージ内の美味しそうな品々を実際に食べていただけます」とコメントした。

チョコレートステージ

 チョコレートコテージは、セーヴル陶磁器博物館の庭園内に建てられる。チョコレートコテージは、チョコレート彫刻職人として有名な、ジャン・リュック・デクルゾー氏が手掛ける。同氏は、フランスのセーヴル陶磁器博物館の庭園内にあるガラスの家、オランジュリー・エフェメール内のショコラティエ。

 同氏は、「人間が泊まれるサイズのチョコレートコテージを造る機会をいただけるとは想像もしていなかった。宿泊するゲストには、この独特で甘い体験を、思う存分味わってもらえたら」と話した。

 予約は日本時間の9月19日(水)午後6時~、 9月26日(水)午後6時~となる。宿泊日は10月5日(金)と6日(土)の各1泊のみ。宿泊料金は 1泊50ユーロ(約6500円)。予約は下記から。

バスドライバー・バスガイドが「北海道の今」をレポート 札幌観光バス

2018年9月13日(木) 配信

定山渓、崖も多い地域ですが、まったく問題ありませんでした(9月11日の報告から)

札幌観光バス(札幌市)のバスドライバー・バスガイドが自ら近隣の観光地を訪れ、Facebookで「北海道の今」をレポートしている。

 「平成30年北海道胆振(いぶり)東部地震」を受け、北海道内の主要観光地では通常営業をしているにも関わらず、旅行控えなどでキャンセルが相次いでいる。被害状況の報道に比べて、被害がない、あるいは通常営業に戻ったという情報が少ないなか、同社ではバスドライバーやバスガイドから「自ら実際に現地を訪れレポートしたい」との声があがったという。
 9月11日(火)から、空の玄関口「新千歳空港」や「白い恋人パーク」(札幌市)、「登別地獄谷」(登別市)、小樽運河(小樽市)などを訪れ、「地元側は普段どおり」という道内各地の今を伝えている。

 早いところでは9月の下旬から紅葉が始まる北海道。これから美しい風景や実りの秋を実感できる季節を迎える。
 余震が続くうちは、北海道控えが続くことも無理はないとしつつも、「近い将来、観光客の皆様に各地へ足をお運び頂くことで、北海道を応援してもらいたい」(同社)という。「それが何よりも、被害の大きかった各地への力にもなると信じています」。

ホテル華の湯 約400人が盛大に祝う 新施設の披露パーティー開く

2018年9月13日(木) 配信

 ホテル華の湯(菅野豊社長、福島県・磐梯熱海温泉)は8月27日、「ツインコンベンション」と「ツアービュッフェダインニング」の披露パーティーを開いた。政財界や観光関係者約400人が出席し、盛大に祝った。

 式典では橋本妙子(ソプラノ歌手)さんによるオープニングのあと、ホテル華の湯の歩みが映像で紹介された。菅野社長は「3年半の構想のち、さまざまな会議や大会、MICEに対応できるコンベンション。女性の視点も多く取り入れた施設として皆様に愛されるよう努力していきたい」と、あいさつした。

 来賓として、品川萬里郡山市長、北村清士東邦銀行頭取、高橋隆助福島県中小企業団体中央会会長、大橋信夫JA福島五連会長、森吉弘JTB執行役員東北広域代表らが出席し、それぞれの立場で祝辞を述べた。

 滝川クリステルさんからのビデオメッセージが紹介されたあと、両会場二手に分かれ41人による鏡開きが同時に行われ、佐藤政喜郡山市議会議長による乾杯で祝宴に入った。

 宴はマグロの解体ショーや豪華抽選会が行われ、地産地消の料理で堪能した。菅野豊臣総支配人の言葉で盛会裡に終わった。

 今回の施設は、7月中旬に、〝巡りながら味わう〟をコンセプトとしたツアービュッフェダイニング「飛翔」と、3月に会議室「けやき」「五百川」、コンベンションホール「風の杜」、5月に同じく「華胥」がリニューアル。ワンフロアのスムーズな移動・運営が可能になり、さまざまな会議、大会に対応できる、MICE会場として生まれ変わった。

50周年祝い記念式典 天童温泉・滝の湯で開催 山形旅組青年部

2018年9月13日(木) 配信

記念式典であいさつする髙橋部長

 山形県旅館ホテル生活衛生同業組合青年部(髙橋治部長)の創立50周年式典が9月5日、天童温泉のほほえみの宿滝の湯で開かれ、旅館関係者や取引企業各社から約150人が出席し、節目を祝った。

 記念式典であいさつに立った髙橋部長は「経営者の心構えやお客様と向き合う姿勢、地域との関わりを諸先輩から学んだ」と振り返り、「さまざまな変化に対応すべく、信念をもって活動を続けていきたい」と次の50年に向けた決意を伝えた。来賓には吉村美栄子山形県知事(代理出席)や参議院議員の大沼瑞穂氏、舟山康江氏らが祝辞を述べた。

 記念事業は2部立てで実施した。第1部では、神奈川県・鶴巻温泉、元湯陣屋の宮﨑知子女将が「IT活用による旅館改革とその展望」と題して講演を行った。独自に開発したクラウド型ホテルシステム「陣屋コネクト」を活用した改革を伝えたほか、同システムを利用する施設同士が、食材や備品、人材などを補完し合うネットワーク「JINYA EXPO」も紹介した。

 第2部では、日本舞踊五月流の3代目家元で、個性的なビジュアルからギャル家元として注目されている五月千和加さんが登壇。安珍清姫伝説を題材にした古典舞踊「鐘の岬」や、歌謡曲メドレーにのせて舞う創作舞踊を披露した。

 夕刻から開かれた祝賀会のオープニングでは、やまがた若旦那のPRで取り組んだ「観光大喜利」も再現。軽快なやりとりで会場を沸かせた。

ニッポンレンタカー 働き方改革の一環で24時間営業廃止へ

2018年9月12日(水)配信 

各地域の利用状況を踏まえた営業時間に

ニッポンレンタカーサービス(荒幡義光社長、東京都千代田区)は2018年9月11日(火)、働き方改革の一環として12月10日(月)までに、すべての店舗での有人による24時間営業を廃止すると発表した。

 同社は24時間営業の運営体制を終了することについて、利用客のライフスタイルの変化による早朝・深夜時間帯の需要減少や、同時間帯に働く従業員の健康的なワークライフバランスの取れた「働き方改革」を推進する観点からと説明。これまでの24時間営業所は、各地域の利用状況を踏まえ、利便性を確保した長時間営業所として新たにスタートする。

 一方で、営業拠点におけるカーシェアリングサービスの提供を順次進め、サービス補完を行うとともに、「ニッポンレンタカーアプリ」のサービス拡充をはかり、利用客がより便利でリーズナブルなレンタカーを利用できる取り組みを強化するとしている。

24時間営業終了に関する概要

24時間営業終了日:2018年12月10日(月)

対象:全国の24時間営業所

※ 東京都・神奈川県の営業所は、先行して6月に24時間営業を終了した。

読売旅行、「LINE@」でツアー情報配信

2018年9月12日(水) 配信

沖縄旅行が当たるキャンペーンを実施中(写真はイメージ)

読売旅行はこのほど、コミュニケーションアプリ「LINE@ (ラインアット)」を利用したツアー情報の配信を始めた。若年層を中心とした幅広い年齢層へのアプローチの強化と情報発信の機会を拡大する。

 アプリでは、同社アカウントを「友だち(ユーザー)登録」した人に、最新のツアー情報や、ツアーで使える割引クーポンなどを配信。毎週木曜日には、ホームページの特集面や、ツアー商品ページに誘導する情報を定期配信するほか、おすすめ商品を紹介する「お得なツアー情報」などを随時配信する。

 同社は現在、9月30日(日)までの間に「友だち登録」を行った人の中から、抽選で沖縄旅行ペア1組が当たる、「お友だち獲得1万人キャンペーン」を開催。今後キャンペーンやPR活動を通じ、早期に「友だち」の数を1万人にまで増やすことを目指すとともに、将来的には10万人規模に配信する情報発信メディアとして育てていきたい考えだ。

富山県・宇奈月 杉乃井ホテルが『黒部・宇奈月温泉 やまのは』に名称変更 19年春リニューアル

2018年9月12日(水) 配信

本館和洋室(イメージ)

富山県・宇奈月温泉の「宇奈月 杉乃井ホテル」は、館名を『黒部・宇奈月温泉 やまのは』に変更し、2019年春にリニューアルオープンする。

 2017年12月から休館し、現在リニューアル工事を行っている。本館の耐震化や客室の増設のほか、貸切風呂やリラクゼーションルームを新設する。富山の海と黒部の豊かな自然の恵みを生かしたバイキングレストランのメニューも一新する。

 同時に、旅館名称を『黒部・宇奈月温泉 やまのは』へとリブランドする。新屋号は、黒部・宇奈月温泉郷の一等地に位置し、黒部渓谷の大自然や美しい山の稜線を望むことのできる同館の魅力と、四季で色づく「山の葉」を楽しめる旅館でありたいという思いを表現した。

リニューアルの概要

客室および本館パブリックスペースの改修
 客室は黒部の大自然を意識した明るくナチュラルな色調で統一し、くつろぎに満ちた空間を演出する。機能面での充実もはかり、和洋室で幅広い年齢層の宿泊客に対応する。本館のパブリックスペースは、宇奈月の山野草をモチーフにデザイン。一層、北陸の魅力を感じていただける施設を目指すという。

貸切風呂、リラクゼーションルームの新設
 本館1階には、テーマの異なる貸切風呂3室とリラクゼーションルームを新設する。貸切風呂のトイレ・脱衣室は車椅子もで利用できる。リラクゼーションルームでは、リラクゼーションマッサージの施術を受けながらくつろげる(有料)。