〈旬刊旅行新聞1月11日号コラム〉激変の観光業界 息急き切って時代の先端を快走へ

2019年1月11日(金) 配信 

激変の観光業界

 
 2019年の年明け早々に世界は動き始めている。北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が1月7―10日の日程で中国・北京を訪問し、習近平国家主席と会談した。また、韓国大法院(最高裁)が新日鉄住金に元徴用工への賠償を命じた訴訟で、大邱(テグ)地裁浦項支部が、同社の韓国内における資産の差し押さえを認める判決を下した。

 
 8日には、これらのニュースがインターネット上でも、さまざまに報じられていたので、NHKの報道番組はどのように扱うだろうと、夜の「ニュースウオッチ9」をつけて待っていた。すると、トップニュースは女子レスリングの吉田沙保里選手の引退に関する特集だった。そのあとに、日産自動車前会長のカルロス・ゴーン容疑者が、勾留理由の開示手続きで東京地裁に出廷した内容のものが詳しく報じられた。

 
 そして、次のニュースは将棋の藤井聡太7段が順位戦でデビューから無敗の18連勝を記録したという話題。ここまでに20分近くが経過しており、根負けして別の番組に変えてしまった。

 
 日本は平和なのだと、感じる一方で、テレビの報道番組では、自分の知りたいニュースを見るまでに、相当の時間を要するし、報じられないこともあり得るということを、改めて強く認識してしまった。

 

 
 新聞に携わる身として、日々さまざまなニュースが飛び込んでくるなかで、どのニュースをトップ記事として扱うかを考える。だからこそ、他の新聞媒体や報道番組が示すニュースの優先順位が気になる。

 
 その意味で、NHKの報道番組が1月8日に順位づけしたニュースの優先度と、私個人の関心のある出来事との乖離が大きかった。このもどかしさは、日々ネットニュースや、SNS(交流サイト)で情報を収集している大部分の人々が感じていることだろう。公共放送という性格上、さまざまな制約もあり報道の難しさもある一方で、現在の日本の空気感を反映しているのも、NHKの報道番組だと思っている。

 

 
 1月7日から、国際観光旅客税(出国税)がスタートした。観光業界では、1年以上前から議論されていたが、一般紙でもそれほど大きく取り上げられることはなく、世間にはあまり知られていないという印象を受けていた。

 
 観光業界以外の知人に聞いても、出国税について知っている割合は低かった。年明けから出国税に関するニュースがネット上やテレビでも数多く目にすることになり、時間差を感じてしまった。

 
 自身に置き換えても、自分の懐が痛まないうちは、たとえ税の問題であっても関心を示さない。広く話題になる前の胚胎期こそが物事の勘所であり、見過ごしがちな部分でもある。

 

 
 時流についても、しばしば考える。時代と並走していれば、変化には気づかないものだ。「世の中があまり変わっていない」と感じるのなら、時代とほぼ同じ歩調で進んでいるのだろう。しかし、新しいテクノロジーや概念が次から次に現れてくると、ついていくのに精一杯のときがある。そのときは、「時代の流れから少し遅れをとっているのかもしれない」と危機感を抱く。近年、観光業界の変化は著しい。息急き切って走らなければならないが、一方で、時代の先端を快走する楽しみもある。

 

(編集長・増田 剛)

ガイドと整備士19人が新成人に はとバス、成人式開く

2019年1月11日(金) 配信

しゃぽぽ(はとバス公式キャラクター・右端)と記念撮影する新成人

はとバス(中村靖社長)は1月11日(金)、58回目の「はとバス成人式」を行った。今年、新成人を迎えたのはガイド16人と整備士3人。色鮮やかな晴着を纏い明治神宮(東京都渋谷区)を参拝した。

 同社は毎年、祝日に当たる成人の日に業務多忙になるバスガイドのために、成人式を一足早く独自に行ってきた。近年は各出身地での成人式参加が可能になったが、新成人の門出のお祝いとして続けている。

 新成人となったガイドはそれぞれ、「オリンピックに向けて入社をしたので、それまでに東京のまちをわかりやすくお客様にご紹介できるようになる」、「お客様に楽しんでいただけるガイドになる」などと抱負や決意を語った。 

木材を多用したクラシカルなサロン空間の内装 豪華観光バス「クラブツーリズム フアースト」デビュー

2019年1月11日(金) 配信

深く上品な赤と黒の車体

クラブツーリズムから1月10日(木)、豪華観光バス「クラブツーリズム フアースト」がデビューした。国内を走る多くの観光列車を手掛ける水戸岡鋭治氏が、「心に残る旅立ちのステージを」をテーマにデザインした。木材を多用したクラシカルなサロン空間の内装が特徴。「乗ることが目的になる」新しい旅のカタチを提供する。

 座席数は、添乗員席を含め18席のみ。天井には「格天井」をバスで初めて採用、床には職人が手掛けた寄木のタイルが敷かれている。解放的な車窓からの風景が楽しめるよう頭上の荷物棚をなくし、座席背面に本革の荷物入れを設けた。

格天井は、宮大工が手掛けた

 また、バス後方には、引き立てコーヒーなどを用意するためのバーカウンターを設置。お茶ソムリエの高宇政光氏と珈琲技巧士の毛利善伸氏による、同バスオリジナルブレンドのお茶やコーヒーなどを揃え、1日最大3回のカフェタイムによるくつろぎの旅を演出する。

バーカウンター

 ツアーは、シニア層やバスツアーに参加したことのない情報感度の高いミドル層(35~55歳)女性をメインターゲットに、月10~15本造成。水戸岡氏が手掛けた観光列車「ろくもん(しなの鉄道)」や「ザ・ロイヤルエクスプレス(東京急行電鉄・伊豆急行)」とのコラボレーションツアーも用意したほか、ゴールデンウイーク10日間の日程で東北を一周するツアーなども計画する。現在は東京発着のツアーのみだが、今後京都や大阪発着のツアーも造成予定だ。

 1月9日(木)に行われた会見で水戸岡氏は、「懐かしさと新しさを兼ね備えた走る茶室という感覚でバスをデザインした。今後クラブツーリズムがお客様の意見を聞きながら世界一贅沢で、豊かなバスに仕上げてくれると期待している」と語った。

水戸岡鋭治氏

生産性本部、65周年へ改革加速 すべての運動と事業を結集

2019年1月11日(金) 配信

茂木友三郎会長

日本生産性本部(茂木友三郎会長)は1月9日(木)、ホテルニューオータニ(東京都千代田区)で新年互礼会を開いた。茂木会長は「今年は第1次中期運動目標に掲げた5つの柱(目標)を実践し、内外に向けて発信を始める年。2020年3月の生産性運動65周年に向け、すべての運動と事業を結集し、生産性改革を加速する」と宣言した。

 第1次中期運動目標は、18年4月に決議された。テーマは、「人口減少下の新たな生産性運動の基盤整備」。生産性本部は「日本の経済社会を次世代に引き継ぎ、未来への責任を果たすため、今が官民、労使を挙げて、生産性改革に取り組む時期」との見解を示す。そのうえで、「発足当時に匹敵する覚悟で生産性運動を再起動する」とした。

菅義偉官房長官

 同目標は、生産性のハブ・プラットフォームとしての組織体制の構築②社会経済システム改革に向けた合意形成活動の展開③日本の人材戦略の再構築と中核人材の育成④付加価値増大を軸とした生産性改革と「成長と分配の好循環」の創出⑤国際連携体制の構築――の5つからなる。

 来賓の菅義偉官房長官は「安倍政権は経済再生を最優先する政権。5年間で250万人を超える雇用の拡大を実現した。強い経済は、国力の源。日本経済を確かなものにする皆様と連携し、日本を前に進めていく」と力を込めた。

【特集No.511】産学官連携で観光人材を育成 “マッチングシステム”の構築を

2019年1月11日(金) 配信

 魅力のある産業として、継続的に発展していくための重要な柱は、人材育成だ。とりわけ変化の早い観光業界においては、産学官の連携が不可欠。本紙の新春鼎談には観光庁で観光人材の育成政策を担当する田村寿浩参事官と、ジャルパックの江利川宗光社長、跡見学園女子大学の篠原靖准教授の3氏が登場。実践力を身に付けた学生の輩出や、働きやすい職場づくりなど、産学が取り組む最先端のノウハウが共有できる“マッチングシステム”構築の必要性なども語り合った。

【増田 剛】

 田村 観光庁は2017年7月、観光産業課の中に観光人材政策室を設置しました。それまでは観光人材の関係は数人の係で担当していたのですが「室」に格上げされ、私はこの室の担当参事官として就任しました。

 観光庁が行っている人材育成の政策は、①高いレベルの経営人材②地域の中核となる人材③これからの観光産業を担っていく実務人材――の大きく3つのアプローチで構成されています。

 経営人材や、中核人材が注目されがちですが、宿泊業や、旅行業を含め観光業がもっと魅力ある産業に変わっていくためには、実務人材、つまり若い世代の育成がとりわけ重要だと思っています。

 全国にある観光系大学の学部・学科の卒業生が、観光業に就職する比率は決して高くありません。また、せっかく就職しても長続きせずに転職してしまうといったデータもあります。

 観光庁としても以前から「産業界と観光系大学との間でミスマッチ、ギャップがあるのではないか」との問題意識から、篠原先生にもメンバーに入っていただき、17年度に「産学連携による実務人材育成ワーキンググループ」を実施し、産業界や大学からもさまざまな意見が出されました。

 篠原 観光庁が実施した実務人材育成WGの一員として、産業と大学が同じテーブルで、どのような観光人材の育成が必要かと議論してきました。

 観光系大学では、それぞれが特徴を生かしながら①グローバル②ローカル③経営④情報⑤計数感覚⑥ホスピタリティ――などの専門知識の習得を目指し、観光人材の育成を行っています。

 一方、産業界が求める人材像としては、「変化やニーズを分析できる人材」や「新しい価値を創造できる人材」、「地域の魅力を伝え、活用できる人材」を必要としていることが分かります。

 WGで1年間議論を深め、検討を進めてきた結果、大学での観光教育は産業界や、地域の方々と協力しながら、「俯瞰できる力」や、「問題提起力」、「課題解決力」を養っていく方向性が示されました。

 これを受けて早速、跡見学園女子大学観光コミュニティ学部の篠原ゼミは、熊本地震で被災した南阿蘇村の地域の皆さんの協力を得ながら、学生が主体となって観光資源の発掘に取り組みました。

 防災ツーリズムや、インフラツーリズム、ジオツーリズムなど複合的な視点から、新しい魅力づくりに着手し、実学をベースに学生の「問題提起力」、「課題解決力」育成に取り組みました。これが南阿蘇村観光未来プロジェクトです。

 同プロジェクトでは、産業界からジャルパックさん、官からは国土交通省さんの支援をいただきながら、11月には東京発のモニターツアーを実施しました。学生が何度も現地を訪れ、掘り起こした観光資源が、いずれ着地型の旅行商品へと育っていければと願っています。

 江利川  篠原先生のお声掛けによって、産学連携の素晴らしいプロジェクトが実現したと思っています。これを恒常的に、常設的な仕組みの中で実現できないかと考えています。観光庁や日本旅行業協会(JATA)も枠組みに入り、地域活性化へ強い想いや最先端のノウハウを持つ旅行会社と大学、地域をマッチングするシステムを構築できないかと思っています。

 産学官が連携して人材を育成していくことは観光業界ではとても重要な課題です。そのなかで当社は、日本航空(JAL)グループの旅行会社として「提供できる価値は何か」を明確にし、立ち位置をしっかりと定めていかなければならないと認識しています。……

【全文は、本紙1741号または1月17日以降日経テレコン21でお読みいただけます。】

ブッキング・ドットコム、「2019年に注目すべき旅行先10選」発表 おすすめ宿泊施設も

2019年1月11日(金) 配信 

ワディ・ラム(ヨルダン)/メモリーズ・アイシャ・ラグジュアリー・キャンプ(右)

ブッキング・ドットコム・ジャパン(アダム・ブラウンステイン代表)はこのほど、今最も予約数の伸び率が高い目的地を調査し、「2019年に注目すべき旅行先10選」として発表した(*1)。 壮大な砂漠や赤茶色の渓谷が広がるワディ・ラム(ヨルダン)や、「千の丘の国」と呼ばれるルワンダ、インドネシアの秘島ヌサ・ペニダ島など、非日常を味わうことができる個性豊かなスポットが選ばれた。

 一方、同社は昨年、日本を含む世界27カ国2万人以上を対象にした旅行意識動向などの調査を行った。これによると、海外旅行者の45%が「19年の旅行は18年より冒険的な目的地を選びたい」と答えた。

調査の概要

 とくに18~34歳のミレニアル世代では58%にまで割合は増し、「19年は友人が訪れたことのない場所へ行きたい」と感じている人は半数(51%)を超えた。25~34歳をみると、「より旅行に有給休暇を充てる予定」が60%で、旅行に合わせて有給休暇を取得することが多いことが分かった。

 国内では19年から有給休暇取得が義務化となることや、「5月の大型連休は例年よりも長期となることから『プラチナウィーク』とも称されている」(同社)と、19年は例年に比べ旅行需要が高まるとみる。 

 以下、2019年注目すべき旅行先10選と、同社おすすめの宿泊施設も併記している。

 ワディ・ラム(ヨルダン)

 ヨルダンのワディ・ラムは多くの超大作映画の舞台にもなり、荒野と砂漠が広がる一帯。壮大な砂岩の山々に赤色の峡谷、見事な先史時代の岩々が織りなす風景は圧巻で、完全な自然のなかで過ごすことができるという。同社の旅行者によると、ワディ・ラムのおすすめポイントは、「素晴らしい日没と天体観測、そして砂漠」だという。

ワディ・ラム(ヨルダン)/メモリーズ・アイシャ・ラグジュアリー・キャンプ

おすすめの宿泊施設:メモリーズ・アイシャ・ラグジュアリー・キャンプ

 「究極の砂漠体験にぴったりの宿。洗練されたデザインの建物からは山の景色が一望でき、天体観測にも最適です。ほかでは見ることのできない景色だけでなく、美味しい料理を提供するレストランもあり、朝食はすべての食事制限に対応しています」(同社)。

サマルカンド(ウズベキスタン)

 ウズベキスタンのサマルカンドは古代シルクロードで最も栄えたとされ、中央アジアで継続的に人が居住していた最古の街の1つであり、数百年にわたり世界の文化の中心地となってきた。

 街は世界遺産に登録されている中世の建築物や記念碑であふれている。なかでも有名なのは、世界で最も美しい広場ランキングに入っているレギスタン広場。広場全体がモザイクで彩られ、金箔とカリグラフィーの装飾が施されている。同社の旅行者によると、サマルカンドのおすすめポイントは、「古代遺跡と建築物、そして歴史」だという。

サマルカンド(ウズベキスタン)/ジャハーンギール・ホテル(左)

おすすめの宿泊施設:ジャハーンギール・ホテル

「ホテルでは伝統的なウズベキスタン料理を楽しめるだけでなく、すべてのお部屋に伝統の織物『スザニ』が飾られています」(同社)。

バラカル(メキシコ)

 メキシコのバラカルはその美しい湖から「モルディブに次ぐ場所」と称され、七色の湖として有名な美しい自然に包まれた場所。澄み切った淡水と白い砂浜の湖は、ターコイズブルーの輝きを放ち、ダイビングやシュノーケリングに人気がある。

 湖岸には小さな漁師の家が点在し、そこで食べられるシーフードもバラカルの人気ポイントの1つ。同社の旅行者によると、バラカルのおすすめポイントは、「スイミングとリラクゼーション、そして静寂」だという。

バラカル(メキシコ)/ホテル・アイレス・バラカル(右)

おすすめの宿泊施設:七色の湖の側にあるホテル・アイレス・バラカル

 「すべてのお部屋からメキシコで2番目に大きいこの淡水湖を望むことができます。朝ごはんはビュッフェ形式で、伝統的なメキシコ料理のチラキレスも食べることができます」(同社)。

ワルザザート(モロッコ)

 サハラ砂漠への入り口として知られるワルザザート。モロッコの美しきアトラス山脈の南側に位置する街で、アイット・ベン・バドゥ(要塞村)で知られている。

 古代カサバへも近く、「この地域を探検するなら、四輪バイクで砂埃が舞う道を走るのがおすすめ」(同社)という。映画やテレビドラマの撮影地にも選ばれ、地元映画スタジオを見学することもできる。

ワルザザート(モロッコ)/リアド・ワルザザート(左)

おすすめの宿泊施設:リアド・ワルザザート

 「ワルザザート中心部に位置するカサバ式のリアドで、伝統的なモロッコ式装飾が施されたスタイリッシュな部屋には、郷土料理を楽しめる屋外テラスが付いています。夜には、ラウンジエリアでゆったりと過ごすこともできます。施設内にはツアーデスクもあり、地元の観光ツアーへの参加を計画することもできます」(同社)。

パロミノ(コロンビア)

 ビーチ沿いにあるパロミノは、コロンビアに行くなら必ず立ち寄るべき町の一つ。旅行者は多くのアクティビティを楽しむことができる。カリブ海に面した綺麗なビーチでは、サーフィンや日光浴はもちろん、猿やオオハシなどの野生動物観察も楽しめるという。

 パロミノ川ではチューブに乗ってカリブ海までの川下りをする「チュービング」にも挑戦できる。

パロミノ(コロンビア)/カーサ・デル・パヴォ・リアル・ブティック・ホステル

おすすめの宿泊施設:カーサ・デル・パヴォ・リアル・ブティック・ホステル

 「モダン・ラグジュアリーな空間をバックパッカー価格で提供しています。ビーチからわずか徒歩5分の魅力的なホステルには、屋外プール、庭園、レストラン、テラスに共用ラウンジまでそろっています」(同社)。

メスティア(ジョージア)

 ジョージアの北西に位置するメスティアは、海抜1500㍍の高地に位置している。歴史好きの旅行者は、地元の歴史と文化に浸れるスヴァネティ歴史民俗博物館、アクティビティ好きの旅行者には、コーカサス山脈の傾斜地を登り、チャラーディ氷河を目指すハイキングコースや、ウシュバ山の麓にある湖の絶景を望みながら歩くコースがおすすめ。

 地元のスヴァン料理は、ミートパイ「クブダリ」やチーズ入りマッシュポテトの「タシュミジャビ」など、食通をうならせる料理も多いという。

メスティア(ジョージア)/カーサ・デル・パヴォ・リアル・ブティック・ホステル(右)

おすすめの宿泊施設:カーサ・デル・パヴォ・リアル・ブティック・ホステル

 「雪山への入り口として、スキー収納スペースも完備しています。お得に泊まれる設備も整ったアパートメントには、専用バスルームと居心地の良いリビングルームも用意されています」(同社)。

キガリ(ルワンダ)

 「千の丘の国」と呼ばれるルワンダは近年訪れやすくなり、世界中から旅行者が集まっている。とくに火山国立公園に生息するマウンテン・ゴリラ見物が人気。キガリはアフリカ全土でもっとも安全かつ魅力的な首都とされ、ここ10年の経済成長は目を見張るものがある。

 充実した食文化ににぎわう市場、楽しいナイトライフまでそろっている。同社の旅行者によると、キガリのおすすめポイントは、「親切な人々ときれいな通り、そして文化」だという。

キガリ(ルワンダ)/ピリ・ピリ・ブティック・ホテル(左)

おすすめの宿泊施設:ピリ・ピリ・ブティック・ホテル

 「スタイリッシュなアパートメントで、美しい景色と屋外プールのほか、郷土料理からインターナショナル料理まで提供する施設内レストランもあります。スーパーマーケットやイェゴ・アーツスタジオ、ニャルタラマ・テニスクラブからも近いです」(同社)。

レーワルデン(オランダ)

 レーワルデンは、オランダのゆったりした空気が流れ、博物館やショッピングエリア、グルメスポットも多い街。町は自転車で簡単に回ることができ、フリース博物館でフリースランド州の秘宝について学んだり、レーワルデンの斜塔を見学したり、ブームスマ博物館にある家族経営の蒸留所で地元のお酒を試飲など、さまざまな場所に気軽に遊びにいくことができる。

レーワルデン(オランダ)/シティ・センター・デ・ローゼンブーム(右)

おすすめの宿泊施設:シティ・センター・デ・ローゼンブーム

 「 17世紀の記念建造物内にあり、オルデホーフェ斜塔と陶器博物館を望むことができます。わずか100㍍圏内には、散歩にぴったりのプリンセス庭園やハーモニー劇場、数々のお店やレストラン、バーがあります」(同社)。

クサミル(アルバニア)

 南アルバニアにあるクサミルは、美しいビーチのある隠れた秘宝ともいえる町だという。湧き出る水によってできる泡が目のように見えることからブルーアイと呼ばれるシリカルタや、世界遺産に登録されている都市遺跡のブトリントがあり、観光に出かけるのもいい。

クサミル(アルバニア)/ホテル・ミラ・マーレ

おすすめの宿泊施設:ホテル・ミラ・マーレ

 「ビーチから徒歩1分のところにあり、海または山の景色が望めるテラス付きのお部屋を提供しています。自炊したい人はキッチン設備も利用できます。親切なスタッフもいるのでブトリント国立公園など、近場の観光地までの小旅行の計画もおすすめです」(同社)

ヌサ・ペニダ島(インドネシア)

 インドネシアといえば、ギリ島やバリ島をはじめとする人気スポットを訪れる旅行者が多いため、ヌサ・ペニダ島は未だあまり知られていない穴場スポット。ヌサ・ペニダ島はバリ島の南西に位置し、人の手がほとんどつけられていない景観が残っている。

 ダイビングに挑戦したり、ギリ・プトゥリ洞窟寺院やエンジェル・ビラボン(天使の水溜まり)といった自然が織りなす不思議な造形を楽しむことができる。

ヌサ・ペニダ島(インドネシア)/カベ・ジャティ・ガーデン・ヴィラ・アンド・レストラン

おすすめの宿泊施設:カベ・ジャティ・ガーデン・ヴィラ・アンド・レストラン

 「敷地内にアジア料理とアメリカ料理を提供するレストランがあり、居心地良く滞在することができます。山の上にあるので、島の景色が360度見渡せ、ビーチや地元の港までも車ですぐに行くことができます」(同社)。

* 調査はブッキング・ドットコムによって、 2016~2017年と2017年~2018年の9月から翌8月に行われた海外旅行予約数の比較(国内旅行者を除く)を対象に実施。選ばれた目的地は、前年比で最も伸び率の高かった場所で、過去1年間に少なくとも1万件の予約があった場所にかぎる

第30回「長崎物産展」 東武百貨店 船橋店で1月17日から

2019年1月11日(金) 配信

長崎枇杷フロマージュ

長崎県は、2019年1月17日(木)~1月23日(水)まで、東武百貨店 船橋店で県産のスイーツや海産物などの味覚がたん能できる「長崎物産展」を開催する。

 30回目を記念し、関東初出品となる「長崎枇杷(びわ)フロマージュ」や佐世保市の名物・レモンステーキを使った「30周年スペシャルバーガー」など、ここでしか味わうことのできない限定商品を販売する。東武百貨店限定の長崎県産天然赤足えび入り「長崎中華街蘇州林(ソシュウリン) 特製ちゃんぽん」や長崎カステラ、角煮まんじゅうの実演販売に加え、べっ甲、さんご、真珠などの長崎伝統工芸品も登場する。

 会場では30周年の感謝を込め、先着で「三喜屋(みきや)せんべい」のプレゼントや長崎県をたん能できる感謝袋の販売、県産品が当たる抽選会も行う。

第30回『長崎物産展』概要

30周年スペシャルバーガー

期間:2019 年1月17 日(木)~1月23日(水)

時間:午前10:00‐午後7:30 (最終日は午後4:00まで)

場所:東武百貨店 船橋店 6 階イベントプラザ
   (千葉県船橋市本町7-1-1)

主な販売商品:
 ◆30周年スペシャルバーガー(バーガーショップベルビーチ)※各日限定50点
 ◆長崎枇杷フロマージュ(九十九島せんぺい本舗)※関東初出品 各日限定20点
 ◆渋皮栗寄せの抹茶カステラ(松翁軒)※各日限定30点
 ◆長崎角煮まんじゅう(岩崎本舗)
 ◆ながさき鯨カツ(鯨専門店くらさき)
 ◆五島手延べうどん(ますだ製麺)
 ◆からすみ(高野屋)
 ◆カスドース(平戸蔦屋)

主なイベント:
1 月17 日(木)
 ◆おおむらフラワー大使「花菖蒲」首藤 絵里さん来場
  先着100人に三喜屋せんべいをプレゼント
 ◆第30 回記念・感謝袋2,001 円(限定50 点)

1 月19 日(土)
 ◆長崎がんばらんば隊 隊長『がんばくん』来場
  先着300人に九十九島せんぺいをプレゼント

抽選会:期間中、長崎物産展の購入レシート5,400 円ごとに1 回の抽選。

1月12日から新演出 大井競馬場で行う関東最大級の光の祭典

2019年1月10日(木) 配信 

バージョンアップする「MEGA TREE GARDEN」

大井競馬場(東京都品川区)を舞台に実施するイルミネーションイベント「TOKYO MEGA ILLUMINATION」が、2019年1月12日(土)にリニューアルする。関東最大級の規模を擁し、最先端の技術・演出を用いたイルミネーションと新演出が登場。3月末までの開催期間中、バージョンアップした“光の絶景”を連日楽しめる。

バージョンアップする2つのエリア

「MEGA TREE GARDEN

MEGA TREE GARDEN

“高さ10㍍の巨大ツリー”、“両サイドに広がる3Dプロジェクションマッピング”、”2 万本超の光る薔薇” が織り成す、常識を覆す新たな光の大演出

 広場の中心に精巧に作られた高さ10㍍のメガツリー(光の大木)がシンボリックにそびえ立ち、観覧スタンドの壁面に3Dプロジェクションマッピングを展開している。

 今回のバージョンアップは、メガツリー両側のスタンド壁面に2つの3Dプロジェクションマッピングが同時に展開、さらに2万本を超える光の薔薇が咲き誇る、360度フォトジェニックな絶景スポットへ生まれ変わる。世界最高峰レベルの演出技術が結集し、大自然の力と大都市・東京のエネルギーが共存・共鳴し合う、希望に満ちた近未来の東京&地球をテーマにした壮大なストーリーを表現している。イルミネーションの常識を覆す新たな光の大演出で、そこにいるだけで元気が漲るような生命力に溢れた光世界を創造する。

「TWINKLE TUNNEL

TWINKLE TUNNEL

“未来のTOKYOへのタイムトンネル”

 大井競馬場の夜の象徴である「TWINKLE」をテーマに展開した光の回廊で、演出テーマは“未来のTOKYOへのタイムトンネル”。日常から非日常の世界へと気分を一気に切り替え、これから始まる幻想的な光の世界への期待感を盛り上げる。天井と壁面にはイルミネーションの煌めきが広がり、柱のサイネージビジョンでは宇宙空間にペガサスが羽ばたく幻想的な世界を演出する。

 今回のバージョンアップは、足元に3Dプロジェクションマッピングで投影された宇宙空間が新たに登場。360度に広がる“究極の宇宙空間”が来場者を包み込み、一歩足を踏み入れると宇宙空間の中をワープしているかのような不思議な感覚を味わえる。イベントのエントランスを華やかに彩る、日本最大級の“光の超体感型トンネル”となる。

「TOKYO MEGA ILLUMINATION」の見どころ

ダイアモンドターン アネックス

最新の技術と演出で、鑑賞型から体験型へと進化した次世代イルミネーション

 LED1球1球へのプログラムや3Dプロジェクションマッピングとの連動など、世界最高峰レベルの演出・技術により、日本初・世界初の演出を多数実現。鑑賞するのみならず、最新のインタラクティブ技術による来場者のアクションに連動した光の演出など体験を通じた新たなイルミネーションの楽しみ方を提案する。

過去から現在、そして未来のTOKYOをテーマとしたオリジナル作品

 まるでタイムスリップをするかのような光の回廊やトンネル、江戸~明治~大正~昭和の各時代におけるTOKYOの美しい過去を表現した演出など、現在、過去、未来を行き来しながら時空を超えていくような体験が味わえる。

飲食・物販も充実、イルミネーションの楽しみ方の多様化を提案

 大井競馬場オリジナルのクラフトビールと美味しい料理、今人気の台湾屋台をイメージした店など、新店舗を含む多彩なジャンルの店舗が軒を連ね、イルミネーションとともに楽しめるフード・グッズなどを提供する。4号スタンド4階「ダイアモンドターンアネックス」では、メガイルミを一望できるスペシャルシートで、これまでのソフトドリンク&スープ3種に加え、新たにブッフェ形式の食事も楽しめる。

「TOKYO MEGA ILLUMINATION」概要

所在地:東京都品川区勝島2-1-2(大井競馬場)※入場が北門側入場ゲートから

営業期間:2019年1月12日(土)~3月31日(日)

 ※競馬の開催日程の変更などに伴い、休業日を設定する場合あり

営業時間:平日は午後6:00~同10:00、土日祝日は午後5:00~同10:00

 (2月11日(月・祝)と3月21日(木・祝)は午後6:00オープン予定)

 ※競馬の開催日程や日没時間などにより変動する場合あり

入場料:

 18歳以上1,800円、小中高校生1千円(北門側入場ゲート前で販売)

 ※未就学児は無料、団体・障がい者などは割引設定あり

 ※チケットぴあ他にて、前売り券を発売中

総合プロデューサー:夜景評論家・丸々もとお氏

「TOKYO MEGA ILLUMINATION」公式Webサイト:

タイ国際航空、新春お年玉セール開始 7日間限定でバンコク往復27,000円から

2019年1月10日(木) 配信 

7日間限定セール

 タイ国際航空(TG)は1月10日(木)から、新春お年玉セールをウェブ限定で始めた。販売期間は16日までの7日間で、バンコク往復2万7千円から、プーケット/チェンマイ/クラビ往復は3万5千円からなどとなっている。なお、同運賃は、TGオンライン予約システム(Royal e-Booking)限定運賃。詳しくは下記から。

運賃概要

ブッキング・ドットコム、「ゲスト・レビュー・アワード2018」発表 野沢温泉が受賞率国内最多に

2019年1月10日(木) 配信 

口コミが高評価の宿泊施設に贈られる

ブッキング・ドットコム・ジャパン(アダム・ブラウンステイン代表)はこのほど、219の国・地域にある75万9845施設のなかから「ゲスト・レビュー・アワード 2018」を選出した。日本は8456軒の施設が受賞した。17年の6287軒から2千軒以上増え、1つ順位を上げて21位となった。

 2018年度の受賞施設数を国別に見ると、最多は10万6513軒のイタリアで、次いでスペイン(4万6646軒)、フランス(4万5286軒)とヨーロッパ勢が上位を占めた。

 全体の宿泊施設数に対し、受賞率が最も高かった国はオーストリア、次いでチェコ共和国、ポーランド(※1)で、地域別ではギョレメ(トルコ)、スルニ(クロアチア)、鵝鑾鼻(台湾)となった。日本からは野沢温泉(日本)が第8位に入った。(※2)

 日本国内では、「野沢温泉」で登録している施設数の77%もの施設が「ゲスト・レビュー・アワード2018」を獲得し、このほか湯布や高山、奈良と温泉街の受賞が目立つ結果となった。

ヨーロッパ地域が攻勢
野沢温泉がランクイン
野沢温泉では、8割弱が賞を獲得

アパートメントやユニークな宿泊施設が定番人気に

 最も受賞数が多かった世界の宿泊施設タイプは2年連続でアパートメントとなり、18年は全体の36%を占めた。全体の73%は一軒家やアパートメントをはじめ、船上ホテルやイグルー、ホームステイにカントリーハウスといったユニークな宿泊施設となっている。

 ふたを開けてみると、昨年に続いてトップ5に入った施設タイプ<アパートメント(26万9649軒)、ホテル(14万8913軒)、ゲストハウス(7万8574軒)、B&B( 6万6697軒)、別荘(5万6303軒)>とユニークな宿泊施設が多い。日本では引き続きホテルでの宿泊が人気で、次いで民宿、旅館とつづく。

 同社が世界29の市場で合計2万1500人を対象に行った調査によると、3分の1以上(35%)が「19年はホテルよりも別荘やアパートメントといったバケーションレンタルに宿泊したい」と応えた。

 さらに23%の人が「19年に自身が所有する部屋や別荘を宿泊先としてオンライン旅行サイトに掲載することを検討する」とし、43%の旅行者が「19年は今まで泊まったことのない宿泊施設タイプを予約してみたい」と答えた。ユニークな宿泊施設の人気はさらに高まりそうだ。

「人とのつながりや温かさに価値を」

 ホーム部門担当バイスプレジデントのオリヴィエ・クレリヨン氏は、「ユーザーの皆様は、施設タイプや大きさやロケーションよりも、細部までの気配り、個人に特化した独特なサービスなど、人とのつながりや温かさに価値を置くようです。ゲスト・レビュー・アワードを通して、宿泊施設のオーナーやスタッフの皆様が日々努力を積み重ね、誠意をもってゲストへ最高のおもてなしを提供していることを称えるとともに、弊社からの感謝の意を表したいと思います」と語った。

「ゲスト・レビュー・アワード 2018」について

 受賞対象となるには、2018年10月31日(中央ヨーロッパ時間)時点で、最低5件以上の口コミと、それらにもとづく平均口コミスコアで8.0以上が必要。同社のサイトに口コミを投稿できるのは、実際に宿泊施設に滞在したゲストのみ。

 ゲストにはチェックアウト後に、清潔さ、快適さ、ロケーション、施設・設備、スタッフ、お得感の6つのカテゴリーで宿泊施設を評価できる。同社のサイトに掲載される口コミについて、同社は「編集や調整を一切行わず、実際に滞在したゲストによる生の声をそのままお届けしています」という。

 ※1:国内における「ゲスト・レビュー・アワード 2018」の受賞率が高く、平均(4000軒以上の受賞施設)を上回る施設数が受賞している国を算出

 ※2:地域内(市内)における「ゲスト・レビュー・アワード 2018」の受賞率が高く、平均(60軒以上の受賞施設)を上回る施設数が受賞している地域・都市を世界の各エリアから算出