猫又駅のキャラクター「またにゃん」に 黒部峡谷鉄道が公募で決定

2025年5月12日(月) 配信

猫又駅新キャラクター「またにゃん」

 黒部峡谷鉄道(鈴木俊茂社長、富山県黒部市)はこのほど、「猫又駅」の猫キャラクターの名前を「またにゃん」に決定したと発表した。4月中に実施していた、一般公募のなかから「猫又駅」にマッチし、広く親しみの持てるものを選定した。

 4月15~30日までの募集期間中に400件を超える応募があり、そのなかで計17人から寄せられた「またにゃん」を選んだ。名前には、猫又の「また」と猫の鳴き声の「にゃん」を組み合わせ、黒部峡谷トロッコ電車に何度も乗車してもらいたいという「また来てね」の意味も込めた。

 同社は「日本で唯一『猫』がつく猫又駅を広くPRし、お客様に愛されるキャラクターとなるようにしていきたい」とコメントしている。

【宮城県鳴子温泉】おおさき食楽まつり 6月7、8の両日開催 ご当地・近県グルメが集結

2025年5月12日(月) 配信

 宮城県大崎市で2025年6月7日(土)、8日(日)に、ご当地グルメや県内・近県の食が一堂に会する「おおさき食楽(しょくらく)まつり」が開かれる。会場はJR陸羽東線・鳴子温泉駅そばの「ゆめぐり広場」で、入場は無料。食楽まつり実行委員会が主催する。 

 大相撲・宮城野部屋直伝のちゃんこ鍋をアレンジした「なる子ちゃんこ鍋」や、鳴子温泉ブルワリーのクラフトビールなど、市内を代表する食が集結する。そば打ちや、山形県の郷土料理「笹まき」づくり体験も企画している。

 ステージでは、鳴子伝統踊りや太鼓団体「鬼ノ國心鼓会」の太鼓演奏などの郷土芸能を披露する。このほか、鳴子温泉観光協会と共同で「町中散策スタンプラリー」を同時開催。スタンプを4つ集めると抽選に参加でき、1万円分の宿泊商品券(2本)などが当たる。

 会場内での買い物は、「お買い物チケット」(受付で販売)が必要。両日とも午前10時から午後4時まで。

エクスペディア、グアム旅行超得キャンペーン(5月31日まで)

2025年5月12日(月) 配信

グアムの対象ホテルと航空券のセットがお得になる

 エクスペディアは5月31日(土)まで、グアムの対象ホテルと航空券のセットがお得になる「グアム旅行超得キャンペーン」を実施している。セール期間は5月6日(火)~31日(土)午後10時59分まで。エクスペディアアプリのユーザーとエクスペディア会員プログラムの会員向けで、10月31日(金)までの旅行を対象とする。

 対象ホテルは、4つ星ホテルの「星野リゾート リゾナーレグアム」や「グアムリーフホテル」、3.5つ星ホテル「パシフィック アイランド クラブ グアム」、5つ星ホテル「デュシ タニ グアムリゾート」など。

 あわせてグアム政府観光局では、エクスペディアで対象ホテルの予約者に60米ドル相当のGuam Payクーポンを提供する。予約期間は9月30日(火)午後11時59分まで、同日までの旅行を対象(7月17日(木)~8月31日(日)の期間は対象外)とする。クーポンは数量限定の先着順で、2連泊以上の予約1件につき1枚。グアムのレストラン、ショップ、オプショナルツアーなど、55以上の加盟店で利用できる。

 詳細はキャンペーンサイト(https://www.expedia.co.jp/lp/b/ms-b-dmo-exp-ja-jp-guam-visitors-bureau?siteid=28&langid=1041&cache=false)から。

沖縄県の離島で初の「旅先納税®」開始 竹富町が「りっかりっか旅ギフト」を発行

2025年5月12日(月) 配信

「りっかりっか旅ギフト」

 沖縄県・竹富町(前泊正人町長)はこのほど、ギフティ(太田睦・鈴木達哉社長、東京都品川区)が提供するデジタルプラットフォーム「e街プラットフォーム®」を採用。4月18日(金)から、ふるさと納税の一種である「旅先納税®」を沖縄県の離島で初めて導入し、返礼品として地域電子商品券「りっかりっか旅ギフト」の発行を開始した。

 竹富町は沖縄本島の南西に位置し、東西約42キロ、南北約40キロの広範囲に竹富島や小浜島、西表島など9つの有人島と7つの無人島を有す島しょの町。西表島の自然は世界遺産に登録されており、亜熱帯のジャングルでエコツアーなどが楽しめるほか、西表石垣国立公園は星空保護区にも認定されており、満天の星空も広がる。

 同町は世界遺産に登録された自然などを多くの人に体験してもらう機会を創出するとともに、町の持続的な発展につなげようと「旅先納税®」の導入を決定。今回の寄附金は「島々の自然と文化の継承」や「島人と来訪者の安全を確保」、「島々の持続的な発展を推進する事業」などに活用していく。

 「りっかりっか旅ギフト」は、「さあ!行こうよ」という沖縄県の誘い言葉である「りっかりっか」から命名。5000円から50万円までの寄附額に応じて、1500円から15万円まで全7券種の「りっかりっか旅ギフト」が返礼品として贈られる。受け取りや利用にアプリは不要で、1円単位で利用可能。店舗側の処理も簡易なほか、読み取りと同時に消込処理が行われるため、不正利用を防ぐことができ、安心して導入できるという。

 現在は町内の飲食店や観光施設など、加盟店33店舗で精算時に利用が可能だ。

名鉄観光、ガルーダ航空ファーストクラスバリ島ツアーを販売

2025年5月12日(月) 配信

ムリアリゾート(外観)

 名鉄観光サービス(岩切道郎社長、愛知県名古屋市)はこのほど、ガルーダ・インドネシア航空のファーストクラスを利用するバリ島ツアーを売り出した。8~10月出発の5、6日間のツアーで、宿泊は高級リゾートエリア・ヌサドゥア地区にある「ムリアリゾート」。成田空港から直行便のうえ、人気リゾート地・バリ島で贅沢なリゾートステイを過ごせる。

 同ツアーでは、2025年8月から就航するファーストクラス搭載の新機材に搭乗する。ファーストクラスは全8席で、180度リクライニング可能なフルフラットベッドとスライディングドアを備えたプライベートスイート仕様。専属シェフが機内に搭乗し、機内食サービスを行う。

ガルーダ・インドネシア航空のファーストクラス(イメージ)

 成田空港から直行便で約7時間30分。乗り継ぎの必要がないため、移動や手荷物に関する心配もなく快適に移動できる。空港からホテル間は往復専用車の送迎付き。

 宿泊はバリ島の高級ホテル「ムリアリゾート」。高級感あふれるリゾート内では、洗練されたサービスと充実した施設で優雅なひとときを過ごす。60日前の予約者限定でアフタヌーンティー1回付き。そのほか、ザ・ムリアやムリアヴィラス、ザ・リッツカールトンバリなどの人気ホテル利用の商品も販売している。

価格固定型のハワイ商品「ViV」新たに販売へ ジャルパック

2025年5月12日(月) 配信

5月29日の午後2時から販売

 ジャルパック(平井登社長、東京都品川区)は5月29日(木)から、価格固定型のハワイ旅行商品「ViV」を新たに売り出す。これまでの価格変動型のJAL海外ダイナミックパッケージに加え、出発日ごとに価格が決まっている商品を展開することで安心感を提供し、ハワイへの旅行を後押ししたい考え。

 新商品は、往復のJAL便利用のほか、空港からホテルへの往復送迎や早いチェックイン時間のホテルを多数そろえるなど、ジャルパックならではのサービスを盛り込んでいる。滞在中はJALPAKアロハステーションが旅の要望や相談を受け付けるほか、急なケガや病気の場合は24時間日本語によるサポートが受けられる。

 「ViV ハワイ」の出発設定期間は、10月1日(水)~2026年5月27日(水)まで。出発地空港は成田と羽田、関空、名古屋。Web販売のほか、各旅行会社でパンフレット販売も展開する。なお、ハワイ価格固定型商品はWeb限定で「夏スペシャル」として先行販売を行っている。

富士屋ホテルがオリジナルテディベアを販売 リニューアル5周年記念で

2025年5月12日(月) 配信

2種類のベアを用意

 国際興業グループの富士屋ホテル(安藤昭社長、神奈川県・箱根町)はこのほど、富士屋ホテルオリジナルテディベアを売り出した。7月にリニューアルオープン5周年を迎えることを記念し、以前好評だったオリジナルテディベアを装い新たに復刻販売する。

 テディベアは2種類用意。1つはベルサービススタッフのユニフォームを忠実に再現したもの、もう1つは昭和初期の半纏をモチーフにした法被姿のベアとなっている。いずれも足の裏にホテルロゴの刺繍入り。同ホテルは「ご来館の記念品や贈り物に最適。幸せの象徴であるテディベアが皆様の幸せをそっと見守ります。ぜひこの機会にお迎えください」とアピールしている。

 販売価格は各1万1000円(税込)。販売場所はホテル内の食堂棟地下1階のショップ。

「もてなし上手」~ホスピタリティによる創客~(172)個客管理で感動を創造する秘訣 想いを未来に残すバトンに

2025年5月12日(月) 配信

 予約の際に喫煙可能な部屋が満室だったため、仕方なく禁煙ルームを選びました。予約時に希望を伝えたわけではありませんし、初めての利用なので、私の好みを知っているはずもありません。

 ところが、チェックインの際、フロントの方が穏やかな笑顔でこう言ったのです。「西川様、喫煙可能なお部屋に空きがございますが、そちらに変更なさいますか?」と。一瞬戸惑いましたが、話を伺うと、以前にグループの別ホテルを利用した際の情報が共有されており、喫煙希望というデータが記録されていたとのことでした。たった一度の利用で得た情報が、別の場所で、別のタイミングで生かされる。その心配りのおもてなし行動に私は深く感動しました。

 おもてなしの本質とは、いま目の前にいるお客様に対応することだけではなく、再び訪れてくださるその日を思い浮かべての準備にあると考えます。一度の出逢いを「次の感動」につなげていくためには、初回の利用時にどれだけ有意義な「個客情報」を得て記録できるかが重要です。

 喫煙者かどうか、アレルギーや苦手な食材、記念日に利用したきっかけなどは予約時に伺うことができますが、実際にお迎えして初めて知り得る情報もたくさんあります。

 どのタイミングでどんな飲み物を注文されたのか、肉の焼き加減の好みや、どんな会話に笑顔になられたか、利き手はどちらか、といった気づきが次にお越しになったときに、より大きな感動サービスを生み出す記録となるのです。こうした個客情報が集まれば集まるほど利用者に心地よい時間と空間を創り出すことができます。

 しかし1年後に再来されたときに前回接客したスタッフが必ずしもいるとは限りません。前回接客時の記憶も薄れているでしょう。だからこそこうした情報は「記録」として残しておく必要があるのです。評価が高くリピーターの多い企業は初めての利用時に全力で再来店につながる接客をしているのです。

 しかしながら、どれだけ丁寧に接客し、多くの情報を得たとしても、それがデータベース上に文字として記録されているだけでは、次の機会に感動を提供する行動を生み出すことは難しいでしょう。

 最も必要な個客情報管理策とは、得た情報の事実だけを入力するのではなく、ご利用直後に「次はこうして差し上げたい」と思ったことを、忘れないうちに具体的に実行すべき行動として記録しておくことです。それこそが、単なる記録ではなく想いを未来に残すバトンとなるのです。

 次はもっと喜んでもらいたいというその瞬間の強い想いこそが、何年経っても色褪せることのない記録としてそのときに生かされるのです。

 

コラムニスト紹介

西川丈次氏

西川丈次(にしかわ・じょうじ)=8年間の旅行会社での勤務後、船井総合研究所に入社。観光ビジネスチームのリーダー・チーフ観光コンサルタントとして活躍。ホスピタリティをテーマとした講演、執筆、ブログ、メルマガは好評で多くのファンを持つ。20年間の観光コンサルタント業で養われた専門性と異業種の成功事例を融合させ、観光業界の新しい在り方とネットワークづくりを追求し、株式会社観光ビジネスコンサルタンツを起業。同社、代表取締役社長。

 

【精神性の高い旅~巡礼・あなただけの心の旅〈道〉100選】-その49- 偕楽園に隣接した常磐神社&吐玉泉めぐり(茨城県水戸市) 心身ともに清々しく感じる 斉昭公が名付けた優雅な泉

2025年5月10日(土) 配信

 日本三名園といえば、石川県金沢市の「兼六園」、岡山県岡山市の「後楽園」、そして今回の精神性の高い旅の舞台である、茨城県水戸市の「偕楽園」です。ともに地方都市にある、大名が造った大名庭園。いずれも規模が大きく、池が配された園内を順に散策して楽しむ「池泉回遊式庭園」です。米国・ニューヨークのセントラルパークに次ぐ、世界第2位の面積を誇っています。

 偕楽園といえば、約3000本の梅が植えられた名所であり、毎年2~3月に開催される「水戸の梅まつり」には多くの人たちで賑わいます。私自身は昨年の秋に訪れましたが、暑くもなく寒くもない季節のため、晴天のなか、快適に広大な庭園を巡ることができて、かなり気持ちが晴れやかにスッキリした時間を過ごせました。長時間のんびりといたくなるような、居心地の良さがあります。

 

 

 優雅な美しさ満点の偕楽園は、水戸藩第9代藩主「徳川斉昭」によって造られ、1842年に完成されました。斉昭公は、1829年に第9代藩主となり、1833年に初めて水戸に国入りしたときに、偕楽園の造営地を探したとされています。藩内でもひときわ美しい常磐の高台に建設することを決定しました。山と湖を望み、景色を一望できるロケーションを気に入られたようです。斉昭公のアイデアをふんだんに、盛り込まれたといわれています。

常磐神社

 斉昭公は、藩政改革をはかり、質素倹約や産業振興、人材育成など多方面で手腕を発揮し、政治家としてだけでなく、多彩な才能にも恵まれた人物でした。建造物の設計や作陶、たくさんの著作などから、文化教育分野にも精通していました。

 ぜひ、常磐神社と吐玉泉の間に、ひと休みしていただきたいのが、斉昭公が設計した、「好文亭」です。木造2層3階建ての本体と、木造平屋建ての奥御殿からなる建物。昔、こちらで詩歌の会や茶会が行われたそうです。1945年に水戸空襲により焼失されましたが、建物が復元された際に日本を代表する画家によって描かれた襖絵は必見です。

 好文亭には「カフェ樂」があり、眼福な庭園を高台から見渡しながら、お茶をいただけるという最高のロケーションです。生クリームと梅のゼリーの入ったケーキが絶品です。

 さて長くなりましたが、偕楽園に隣接した常磐神社は、水戸藩歴代藩主のなかで崇敬を集めた光圀公、斉昭公を祀っています。1873年に鎮座した神社で、近代に建てられた新しい神社です。偕楽園内に入る前に、ごあいさつとお参りされると、より斉昭公と心が結ばれるような感覚になるので、おすすめです。常磐神社は学力にご利益があるといわれ、合格祈願や文武両道、勉学の向上を願ってお参りされる方が多いようです。

吐玉泉

 偕楽園内に入り、足を進めていくと、斉昭公が好文亭での茶会で使用するための水を運ばせるために作られたという大理石の泉、「吐玉泉」と出会えます。吐玉泉とは、「夏でも冷たく、清らかな玉を吐くような泉」という意味です。また、「儒学の理想と教えを湧き出る泉となれ」という思いも込めたとのこと。

 夏は冷たいこの水によって、偕楽園を訪れた人は咽喉を潤し、造園以来、枯れたことのない泉によって、いつでも茶会に供することができたといわれています。この泉や周辺はかなり清々しい空気感があり、生き返ることができるようなリフレッシュ感をチャージできるでしょう。また、吐玉泉は、眼病に効くともいわれていて、心身ともに訪れた人たちに何かしらの恵みを与えてくれそうです。

 交通アクセスは、JR水戸駅からバスで20分程度。そこからまた、徒歩で5分程度。

 

旅人・執筆 石井 亜由美
カラーセラピスト&心の旅研究家。和歌山大学、東洋大学国際観光学部講師を歴任。グリーフセラピー(悲しみのケア)や巡礼、色彩心理学などを研究。

5月24日に「ガチャコンまつり2025in東近江市」開催 近江鉄道が東近江市と共催

2025年5月9日(金) 配信

 

 近江鉄道(藤井高明社長、滋賀県彦根市)は5月24日(土)、東近江市の八日市ほんまち商店街で「ガチャコンまつり2025 in 東近江市」を開く。市と連携して開催するイベントで、近江鉄道をより知ってもらい、乗車のきっかけをつくることで沿線の賑わいを創出するのが目的。

 今年は会場を拡大し、八日市周辺の4カ所で開催する。鉄道BIG4と称される“鉄道オタク”の南田裕介さん(ホリプロマネージャー)によるステージイベントや、ミニ電車の乗車体験、駅員の制服を着用しての撮影会、グッズ販売などを行う。

 また、同日は八日市駅の「近江鉄道ミュージアム」がリニューアルオープンするのに伴い、記念セレモニーを実施する。一般の入場は午前10時から。

 なお、ガチャコンまつりに合わせて、開催当日は近江鉄道全線で小学生以下のこども運賃が1日無料になる。同社は、乗車券は購入せずそのまま乗車するよう呼び掛けている。