25万個の電球が冬の新宿を彩る「新宿テラスシティ イルミネーション’19-’20」開催 小田急グループ

2019年11月13日(水) 配信

新宿サザンテラスの「樹々ゴールドイルミネーション」

 小田急グループは 11月13日(水)から、小田急線新宿駅周辺の各商業施設をひとつの“まち”に見立てたエリア「新宿テラスシティ」で、光のイベント「新宿テラスシティ イルミネーション’19-’20」を始めた。約25万個の電球と花の装飾が冬の新宿を彩り、訪れた人を楽しませている。

 今回で14回目を迎えた同イベントは「Colors」をテーマに、ピンクとイエロー(ゴールド)、ブルー、パープル、レッドの5色のイルミネーションが輝く。新宿ミロードや新宿サザンテラスなどにはフラワーフレームのフォトスポットを設ける。

柔らかさとボリュームを兼ね備えたイルミネーション(モザイク通り天井)
電球と花を組み合わせている

 新宿ミロードのモザイク通りでは、花とイルミネーションを組み合わせた花のトンネルが幻想的な空間を演出する。

フラワーウォール(モザイク通り)

 坂をのぼった先には、音の演出に合わせて色が変化するフラワーウォールを設置。夜だけでなく、昼間もフォトスポットとして楽しめる。他には新宿西口ハルクなどにも設置されている。

 11月29日(金)からは、サザンテラス広場にフラワーイルミネーションパークが登場。イエローを基調とした大きな花の模型に囲まれながら写真を撮ることができる。

 「新宿テラスシティ イルミネーション’19-’20」は小田急線新宿駅西口から南口まで、広範囲にわたってみることができる。今年の冬は、新宿テラスシティにイルミネーション散策に出掛けてみるのもよいかもしれない。

概要

名称:新宿テラスシティ イルミネーション’19-’20

場所:新宿テラスシティ内(新宿サザンテラス、小田急ホテルセンチュリーサザンタワー、小田急百貨店、新宿西口ハルク、小田急エース、新宿ミロード、新宿ミロードモザイク通り、Flags)

期間:2019年11月13日(水)~2020年2月16日(日)

※新宿サザンテラス広場のオブジェは11月29日(金)から2020年1月15日(水)までの点灯となる。

※新宿西口と小田急エースなどの一部装飾は、12月25日(水)までの点灯となる。

※Flagsの街路樹は11月1日(金)からの点灯となる。

点灯時間:午後5時~午前0時(12月は午後4時半から点灯する)

※時期や施設により異なる。

※開催期間や内容は、予告なく変更する場合がある。

※点検などにより、予告なく消灯する場合がある。

問い合わせ先:小田急エージェンシー内「新宿テラスシティ運営事務局」

電話:03-3346-3420(午前10時~正午、午後1時~午後6時 ※土日祝日除く)

新宿テラスシティ | 小田急グループ
http://www.odakyu.jp/terrace-city/
新宿西口ハルク+小田急エ-ス+小田急百貨店+新宿ミロ-ド+新宿サザンテラス+ホテルセンチュリ-サザンタワ-=新宿テラスシティは、小田急とお客さまがつくる心地よい「まち」です。イベント・キャンペ-ン情報や、エリアマップ、待ち合わせスポットなどをご案内いた...

イタリア 廃村の危機から再生した理念「アルベルゴディフーゾ」を探る

2019年11月13日(水) 配信

ジャンカルロ・ダッラーラ氏

 日本ファームステイ協会(平井伸治会長理事)は10月28日(月)、東京都内で日伊国際農泊シンポジウムを開いた。イタリア・アルベルゴディフーゾ協会会長のジャンカルロ・ダッラーラ氏の基調講演や、パネルディスカッションを通じて、「アルベルゴディフーゾ」(分散した宿)の理念を理解しながら、日本の「農泊」の可能性を探った。

     ◇

 「観光先進国のイタリアでは、『アルベルゴディフーゾ』という新しい観光振興、地域再生の理念を推進している」――と、同協会副会長理事の皆川芳嗣氏は切り出した。イタリア語で「アルベルゴ」は「宿」、「ディフーゾ」は「分散した」を意味し、「分散した宿」を表す。

 イタリアでは、1976年に北部の村・フリウリで地震が発生。美しい村が壊れ、廃村の危機に直面した。活力を取り戻すために、地域の空き家や空き店舗など既存の施設をリノベーションし、「一つのホテル」のように運営し地域を再生していく――アルベルゴディフーゾの考え方が生まれた。大きなリゾートホテルを誘致する手法とは対極にある。

 「農泊」を推進する日本ファームステイ協会は今年7月、アルベルゴディフーゾの理念に触れるために、イタリアで実践している地域を視察した。皆川氏は「自然災害の多い日本でも、適応できるのではないか」と、全国から集まった出席者に提案した。

 10月25~26日に北海道・倶知安町で開催されたG20観光大臣会合でも、世界中の有名観光地で頭を悩ませている「オーバーツーリズム(観光公害)」についても議論された。

 「息の長い地域に溶け込んだツーリズムが大事。その意味で『農泊』に大きな可能性を感じている」と皆川氏は強調した。「農泊を推進していくことはSDGs(持続可能な開発目標)の考え方にも適った方策だと思っている」。

農水省、観光庁も「農泊」に期待

 同シンポには、農林水産省の江藤拓大臣がビデオレターを寄せた。農山漁村への滞在型旅行を「農泊」として推進している同省は、意欲のある515地域を農泊地域として採択し、旅行者の受入態勢の整備などの支援を行っている。江藤大臣は「地方を訪れる外国人旅行者も増えており、農泊への取り組みによって、農山漁村地域の活性化につなげていきたい」とメッセージを送った。

 観光庁も「農泊」を後押しする。2018年に地方部における外国人延べ宿泊者数は前年比17・8%増の3848万人泊。全体の宿泊者数に占める割合は4割を超えている。

 同庁観光地域振興部の村田茂樹部長は、「外国人旅行を地方部に誘客するうえでアルベルゴディフーゾの取り組みを参考にしたい」と意欲的だ。

 「古民家などを改修し、『住むように泊まる』まちづくりによって、農山漁村の魅力を体験できる」と高く評価する。「モノからコト消費が可能な『体験型観光』を推進し、日本政府観光局(JNTO)と一緒に国内外に周知していきたい」と村田部長は力を込めた。

水平方向に広がり環境への負荷少ない

 基調講演「アルベルゴディフーゾとは何か? 地域における効果と日本、世界での展開」に登壇したジャンカルロ・ダッラーラ氏は、「垂直方向に伸びる(従来型の)大規模なホテルが建てられると、村に大きな環境的な負荷がかかる。また、それら大型ホテルは村の生活からかけ離れたところに造られる」と批判的だ。「しかし、アルベルゴディフーゾはすでに村に存在する民家20~30軒を活用する。村全体に水平方向に広がっていくため、環境にも負荷が少ない」。

 旅行者はアルベルゴディフーゾの「心臓部」である受付でチェックイン後、カギをもらう。共有空間やレストランなどについて、ホテルのスタッフに説明を受ける。希望すれば部屋で朝食をとることも可能だし、清掃も毎日される。

 現在、イタリアには約100、世界には地中海エリアを中心に約300のアルベルゴディフーゾがある。クロアチアやスイス、ドイツ、サンマリノ、アルバニアにもできているという。

 ダッラーラ氏は、「一番共感し、プロジェクトを推進してくれているのが日本」と語り、「数年以内に10くらいできるのではないか」と見通す。

経済活動として雇用を生むこと

 アルベルゴディフーゾであるための最低限の要件は、①統一された経営②すでに村にある建物③住民がいなければならない――の3点を挙げた。

 統一された経営については、「投資をして起業する経済活動であり、雇用を生むものでなければならない」との考えを示した。「すでに村にあるもの」に関しては、「活用する空き家や空き店舗は伝統的なスタイルで、地域に根差したもの」とし、「これらの家々が200㍍以内にあることを推奨している」と語った。また、「生活」を売っているため、住民がしっかりと生活していることも最低条件とした。

 ダッラーラ氏は、「旅行者は“本物”を探しに来る。アルベルゴディフーゾには、大都市に行ってしまった若者たちを地元に呼び戻し、定着させる力がある」ことを強調した。

パネルディスカッションのようす。(左から)青木氏、島村氏、長谷川氏、上山氏、藤本氏

 パネルディスカッションでは、ノンフィクション作家の島村菜津氏、日本で最も美しい村連合常務理事の長谷川昭憲氏、百戦錬磨社長の上山康博氏、農協観光社長の藤本隆明氏の4氏が登壇。東洋大学名誉教授の青木辰司氏が進行し、それぞれの立場から、アルベルゴディフーゾと日本の「農泊」の親和性や、可能性などについて議論した。

日本初! 訪日客が免税品をネット注文→ホテル受け取り 「Tax Free Online.jp」をリリース

2019年11月13日(水)配信

 ファッションに特化したEC支援やPRプラットフォームを開発・運用するアイエント(大森智人社長、東京都渋谷区神宮前)は、外国人が日本に旅行で訪れる際に購入する免税品をネットで注文し、宿泊ホテルで受け取れる「Tax Free Online.jp (タックスフリーオンラインドットジェーピー)」をリリースした。まずは、hotel MONday豊洲からサービスを始める。

サービス提供の背景

 近年、日本を訪れる外国人観光客数は大幅に増加し、免税品の購入など国内の消費行動に大きく貢献しているが、訪日客にとって異国免税店での買い物は時間を要するとともに手続きの面倒さも課題となっている。
 一方、便利な買い物ツールとしてインターネット通信販売に代表される電子商取引(Eコマース)サービス市場は年々拡大基調にある。しかし従来のEコマースは、免税販売をすることができなかった上、「言葉の壁」や「サイトの利用時の煩雑な手続き」「決済時の不安」などから外国人観光客にとっては利用しづらいサービスだった。
 そこで「外国人観光客が安心して気軽に、便利に、免税でお得な買い物ができるようにしたい」という思いから、Webで注文しホテルで免税処理をするサービスをリリースした。

特徴

 ECサイトで買い物をするように商品を注文すると、宿泊ホテルに直接配送される。ホテル滞在期間中に対面で免税手続き、支払い、商品の受け取りができる。外国人観光客が免税手続きに時間を取られたり、たくさんの土産を持って移動をしたりすることなく、日本を満喫できる。

  安心安全で便利に買い物ができるように、以下の機能を取り入れている。

1)OCR認証導入
       (カメラによるパスポートの自動読み込み機能で面倒な入力は必要なし)
2)キャッシュレス決済
    (対面決済のため、ネット上に決済情報を登録する必要がなく安心)
3)英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語、日本語の4カ国言語対応

免税商品受け取り場所

・ Hotel MONday豊洲
・ ザ・スクエアホテル銀座 (2019年12月スタート予定)
・ インソムニア 赤坂    (2019年12月スタート予定)
 ※今後、全国のホテル・空港・ショッピングモールなどに拡大していく

取り扱い商品

 食品、調味料、お菓子、飲料、コスメ、ヘアケア、小物家電

今後追加予定商品
 雑貨、書籍、コミック、雑誌、スポーツ・アウトドアグッズ、日本の名産品、ファッション、酒類 など

パートナー企業を募集中

ホテル、旅館など訪日外国人との接点が多い宿泊施設事業者
 本サービスを導入することで新たな収益源と宿泊施設としての差別化となる。宿泊者以外の外国人も免税品の受け取り場所として指定することができ、次回予約へのPRにもつながる。

免税市場に参入したい小売メーカー、EC事業者
 取引は免税免許を持つアイエントとのB to B国内取引となるので、国内ECのスキームをそのまま活用し訪日外国人への販売が可能。

サービス概要

サービス名:『Tax Free Online.jp』
サービス開始日:2019年11月5日(火)

運営会社

名称:アイエント株式会社
所在地:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6丁目18−3 神宮前Sビル7F
設立:2011年3月9日
事業内容:新規事業にTax Free Online.jp (タックスフリーオンラインドットジェーピー)にて、ファッションに加え食品・電化製品・コスメ等、多彩な商材を取り扱う。
代表者:代表取締役 大森智人

 

【寄稿】玉川大学教育学部教授 寺本潔氏、若者が憧れる観光業へ DMOに託したい観光教育支援

2019年11月13日(水) 配信

寺本潔氏 玉川大学教育学部教授

  小・中・高等学校の「観光教育」の現状に危機感を覚え、変革を訴える玉川大学教育学部教授の寺本潔氏が本紙に寄稿した「DMOが観光教育、人材育成を主導してほしい」と提言する。

◇ 

 外国人旅行者が国内で使ってくれた金額は2018年、4・5兆円。日本人の国内旅行消費額と合わせると実に26・1兆円にもなります。これに伴い、空港線の鉄道利用や都市開発、情報産業、ブランド農水産品販売などが伸びています。今や、観光は我が国の発展に欠かすことのできない基幹産業に成長しつつあるのです。

 しかし、観光業を担う若者世代の育成は、大学生や専門学校生以上の中核人材育成だけに傾注され、小・中・高等学校といった基礎人材育成は等閑視されたままです。

 事実、小・中・高等学校の社会科教科書を開いても、自動車産業や農林水産業、情報産業などの記述は詳しいのに観光産業についての記述は皆無に近い状態です。観光産業や観光の動向は社会のグローバル化や地域創生にも大きく関わり、平和の構築にも寄与する魅力的なジャンルであるにもかかわらず、その意義が若者世代に語られていません。 

 ところで、本紙の読者の多くは旅館やホテル業、土産物店、運輸業、観光協会、出版・広報などで働く方と想像しています。 

 ご自身の仕事の社会的な意義や観光業の将来像をご子息に語っておられますか?
産業としての観光業の役割について、子供に憧れを抱かせるような説明はできていますか?

 ご子息が通われている学校で観光業についての確かな学びが施されているならば、後継者としても安心ではないでしょうか。観光の重要性に気付かせ、人材育成につながる観光教育が総合的学習や社会科などとタイアップして推進できれば、ご子息の地域資源理解や企画力、マーケティングの基礎、シチズンシップ(市民的資質)も育成できます。

 さらに、商店街や港、観光スポットで観光ガイド役や外国人観光客へのインタビューの機会を与え、効力感を抱かせることができれば、語学力や対人関係力を身に付けたいと思うようになります。 

 また、「持続可能な社会の創り手」を求めた学習指導要領の理念を観光教育に生かせば、「人々の幸福と自然を基盤とした解決策」(Nature-based Solutions)をゴールと定め、バックキャスティング的な考え(未来を予測し目標設定して、今何をなすべきかを考える方法)で教育設計していくことが適切です。

 自然遺産への立ち入り制限や京都市などで発生している観光公害の解決策をマネジメントできる人材や、それに賛同する良識ある市民も必要です。

 でも、そんな地域人材はすぐには養成できません。今、地域で観光教育を開始しなければ、地方の未来は切り拓けません。

 教科書への記述が皆無に近い観光業ですが、導入できる箇所があります。例えば、小学校社会科4年の単元「わたしたちの県」や、中学校社会科の「日本の諸地域」「地域の在り方」に位置づく、伝統工芸品の扱いが挙げられます。教科書には数ページを使って県内の著名な焼き物や織物、木製品などの生産工程や技術継承の大切さが解説されていますが、観光商品としての扱いは不十分です。 

 現実では工芸品の多くは一部の年配の富裕層や外国人観光客の購入で支えられており、小・中学生を持つ若い家庭ではほとんど購入されていません。つまり伝統工芸品が若者世代から縁遠いものとなっています。 

 私は小学校への出張授業で工芸品の価値に気付かせるため、子供たちに向かって「皆さんを含め日本人が買わない・使わないなら、もう伝統工芸品は無くなってもいいんじゃないか?」と思い切った切り込み方で「ゆさぶり」を試みたこともありました。

 5年の農業単元でも伝統的な米づくり学習に終始するだけなく、ブランド米や日本酒、リンゴや柑橘類は観光資源に高まっているため売り方と合わせて扱うべきです。

 進学校の高校でも出張授業を試みましたが、地元の観光動向や、観光資源に関する知識は小学生と大差ありませんでした。つまり、観光を題材とした教育はなされていないのです。

 私はこの7年間、全国各地の学校で観光の出前授業を延べ80時間、教員に公開しました。教材コンテンツも開発しながら県や市の教育委員会に働きかけましたが、腰が重い状況です。

 今後は、将来の受益者であるDMO(デスティネーション・マネジメント・オーガニゼーション)が主導して、教育界に観光教育の必要性を訴えてもらいたいのです。そのためのお手伝いなら、微力ながら喜んで致します。 

 総論では優秀な人材がこの業界に集まってくることに誰しも賛成して下さいますが、そのための具体的施策については動きがありません。幸い、観光庁観光産業課が主導され、プロモーション動画(観光教育ノススメ)が3月に作成されています。

 庁のホームページにアップされていますから、是非読者の皆様ご覧下さい。その中に私が指導した那覇市の小学生による外国人観光客へのインタビュー調査の場面も映っています=写真。

那覇市国際通りで外国人観光客に英語で来沖理由を尋ねているようす(小学5年生)。延べ150人のアンケートが実施できた。歴史や文化を理由に挙げた客が少なく、沖縄観光の課題が明確化できた

 「観光を教育する」といったフレーズには、未だ教育界への訴求は弱いままです。観光業は地域色が強く現れるため、各地でDMOが組織されたようです。だとすれば、「地元で観光基礎人材を育てる!」といった意識が必要ではないでしょうか。

 先進的な試みでは、沖縄観光コンベンションビューローが小学生向け「観光学習」副読本(62㌻)を編集し、県内の小学校に無料で配布しています。さらに、沖縄県では「未来の産業人材育成事業」を立ち上げ、小・中学校現場に観光の専門家が出向いて、観光業の大切さを直接子供たちに伝え始めています。

 地域が成熟した観光地へと成長することを本気で期待されるならば、若者世代に憧れの産業としての観光業を見せてあげて下さい。そのために各県のDMOと教育委員会が連携して観光の基礎人材育成をすぐに開始してほしいと切に願います。

佐渡観光情報案内所、外国人観光案内所「カテゴリー2」に

2019年11月13日(水)配信

観光案内所スタッフが笑顔で明るく対応する

 新潟県佐渡市の両津港佐渡汽船ターミナル内にある「佐渡観光情報案内所」がこのほど、日本政府観光局(JNTO)の外国人観光案内所認定制度で「カテゴリー2」に認定された。認定基準である「少なくとも英語で対応可能なスタッフが常駐。広域の案内を提供」できる案内所に認められたことになる。

 同認定制度はJNTOが募集を行い、案内所を立地や機能などから、3つのカテゴリーとパートナー施設に分けて認定するもの。佐渡観光情報案内所は、上位から2番目の「カテゴリー2」の水準に達していると判断された。なお、認定は3年ごとの更新制となる。

 JNTOでは認定した観光案内所に対して、通訳サービスや研修会の実施などの支援サービスを提供することで、全国のJNTO認定外国人観光案内所の機能充実と質の向上をはかっている。

 佐渡観光情報案内所は、外国人旅行者にも安心して佐渡観光を楽しめるように、観光の拠点としての機能強化に力を入れるとする。

佐渡観光情報案内所

住所:〒952-0014 新潟県佐渡市両津湊353 両津港佐渡汽船ターミナル2階

TEL0259-27-5000 FAX0259-23-5030

営業時間:午前8:30~午後5:30 年中無休

佐渡市公式観光情報サイト「さど観光なび」:

ブッキングと増田セバスチャン氏のコラボ施設「KAWAII Japanese Room – Addicted to TOKYO」、新たに2日分の宿泊日程を追加

2019年11月13日(水) 配信

柄と柄を組み合わせたデザインが部屋を埋め尽くす。「KAWAII Japanese Room – Addicted to TOKYO」の客室

 世界に誇る日本のポップカルチャー「カワイイ文化」の第一人者・増田セバスチャン氏とブッキング・ドットコムがコラボレーションした宿泊施設「KAWAII Japanese Room – Addicted to TOKYO」で11月18日(月)、19日(火)、新たに2日分の宿泊日程を追加した。前回10月29日に世界同時で予約を受け付けたが、すぐに予約が埋まるなど好調だったことを受け、今回追加日を設けた。

 追加分の宿泊予約は11月14日(木)午後3時から世界同時、先着順で始まる。第二弾でも第一弾と同様に、宿泊者には同施設オリジナルの浴衣や、ノベルティの手ぬぐいを贈呈する。1泊当たりの料金は2020円。「来年の東京で開催される国際的イベントにちなんだプライス」(同社)だという。

柄と柄のデザインで埋め尽くされた客室、屋上に巨大キノコ――。 ブッキングと増田セバスチャン氏のコラボ施設、一般公開決定

「KAWAII Japanese Room- Addicted to TOKYO」

1泊あたりの料金: ¥2,020(税込)

住所: 東京都港区赤坂7-9-6

予約: 予約に関する詳細は下記から

宿泊定員:2人

柄と柄のデザインで埋め尽くされた客室、屋上に巨大キノコ――。 ブッキングと増田セバスチャン氏のコラボ施設、一般公開決定

2019年11月12日(火) 配信

増田氏がデザインなどを解説

 すべてが柄と柄のデザインで埋め尽くされた客室、屋上に巨大キノコ――。世界に誇る日本のポップカルチャー「カワイイ文化」の第一人者・増田セバスチャン氏とブッキング・ドットコムがコラボレーションした宿泊施設で11月16―17日、一般公開することが決まった。11月12日の「KAWAII Japanese Room – Addicted to TOKYO」先行内覧会で発表された。

 すでに宿泊予約を世界同時、先着順で行っていたが、「数分足らずで埋まった」(同社)という。反響の多さから、より多くの人に体験してもらおうと一般公開に至った。

 一般公開は11月16日(土)、17日(日)の2日間限定で行われる。それぞれ正午から午後5時まで、15分刻み20枠を用意。2日間で計240人が内覧できるようにした。事前予約が必須で、各枠先着6人まで。定員に達し次第、受付を終了する。

 予約はすでに始まっており、定員が残りわずかの時間帯も出てきた(12日午後4時現在)。予約は下記から。

柄と柄の組み合わせで表現

客室内のようす。(左から)増田セバスチャン氏、ジャスティン・リム氏。中央のクマの置物は、折り紙から着想を得た

 11月13日には実際の宿泊が始まる。これに先立ち、11月12日に今回のコラボ施設「KAWAII Japanese Room – Addicted to TOKYO」の先行内覧会が開かれた。同施設は、アパートメントホテル「MIMARU東京 赤坂」の一室を改装したもの。

 当日は増田氏が登壇。デザインに関し「日本の和とカワイイとで、時代をアップデートできるようなものとして柄と柄を考えた」と説明した。

 「日本は『ハレとケ』の文化がある。日本人は古来、この日常の中に非日常を作ることが上手かった」とし、豪華絢爛なハレの文化のイメージを柄と柄の組み合わせで表現した。

ベッドの上に掛けられているオブジェが増田氏の作品。掛布団は、裏側まで柄と柄でデザインされている

 各種柄には一目で分からないが、ブッキング・ドットコムの文字を組み込むといった細かな仕組みも取り入れている。部屋のなかの照明やクマの置物、屏風などは、折り紙から着想を得ているという。

 客室には、増田氏の作品「カラフルリベリオン(色彩の反抗)」も展示され、「作品とともに泊まれることも魅力」と話した。

 増田氏は、「2020年に東京五輪もあり、外国人旅行者がたくさんいらっしゃるなか、飽きさせないためにも日本らしさを追求した。海外のホテルではない、日本ならではの経験ができる」と自信をみせた。

 増田氏自身、宿泊施設とコラボするのは初めてという。今後も機会があれば取り組みを進めたいと語った。

屋上にある巨大キノコーー。夜にはライトアップも

 このほか、屋上には巨大なキノコを設置している。東京の高層ビル群の一部として作った。近代的な建物に囲まれるなか、リラックスできるスペースに仕上げたという。夜はライトアップされ、屋上は独特な雰囲気を醸し出す。

 ブッキング・ドットコムはこれまで、チョコレートハウス(フランス)やアボカドのカタチをした宿泊施設(オーストラリア)など、世界中でさまざまな施設を提供してきた。

 北アジア地域統括リージョナルマネージャーのジャスティン・リム氏は内覧会で、「我われは世界各地でこのような企画をしてきたが、初めて東京で行える。ここ東京の中心で、唯一無二の特別な体験を楽しんでほしい」とあいさつした。

 同企画は世界から注目されている。今回の13~14日の3組限定の宿泊で、日本人が1組、残り2組は海外からの予約だという。

 施設などについては下記から。

「KAWAII」テーマ 特別な宿泊施設を限定提供 増田セバスチャン氏とコラボ ブッキング・ドットコム

増田セバスチャン氏

増田セバスチャン氏

  アーティスト、 アートディレクター。1970年生まれ。90年代より演劇・現代美術の世界で活動をはじめる。1995年より原宿に活動拠点を持ち、一貫した独特な色彩感覚からアート、ファッション、エンターテインメントに渡り作品を制作。

 日本のKAWAII 文化を牽引する第一人者としても知られ、 2011年きゃりーぱみゅぱみゅ「PONPONPON」MV美術、2015年「KAWAII MONSTER CAFE」プロデュースなど、世界にKAWAII文化が知られるきっかけを作った。

 2014年にニューヨークで個展「Colorful Rebellion -Seventh Nightmare-」を開催。2017年度文化庁文化交流使としてオランダ、南アフリカ、アンゴラ、ボリビア、ブラジル、アメリカ各地で講演、ワークショップ、作品制作を行う。

  2020年に向けた参加型アートプロジェクト「TIME AFTER TIME CAPSULE」を世界各地で展開中。世の中に存在するすべての事象をマテリアルとして作品を創造しつづける。 平成29年度文化庁文化交流使、京都造形芸術大学客員教授、ニューヨーク大学客員研究員。

せとうち古民家ステイズ Hiroshima 「こざこ森」、2020年3月開業へ 工事を開始

2019年11月12日(火) 配信

室内イメージ

 せとうちDMOを構成する瀬戸内ブランドコーポレーションはこのほど、2020年3月開業予定のせとうち古民家ステイズ Hiroshima 「こざこ森」(広島県庄原市)の工事を始めたと発表した。瀬戸内エリアの新しい旅の楽しみ方を提供する宿泊施設「せとうち古民家ステイズHiroshima」事業3棟目の宿で、「せとうち観光活性化ファンド」が開発の資金支援を行う予定だ。

 同施設は、高野町で四季を存分に楽しむための古民家バケーションレンタルとして、築100年の古民家を改修する。推奨定員は6人。

 せとうちDMOは、「国内・国外問わず旅行者が訪れている広島県の中でまだまだ知られていない中山間地域、「隠れ里」庄原に新たな魅力を持つ宿泊施設が完成することで、お客さまの満足度向上に貢献し、同市や瀬戸内エリアの滞在日数と再訪意向の増加へつながると考え、支援を決定した」とコメントしている。

 また、「せとうち古民家ステイズHiroshima」事業では、瀬戸内ブランドコーポレーションの地方創生プロジェクト「せとうち古街計画」に基づき、庄原市をはじめとする地元有志との取り組みとして、インバウンド宿泊客向けの体験プログラムも開発した。

 施設の運営を担う庄原市観光協会が実施する電動式スポーツサイクル「e-Bike」を使ったサイクリングプログラムや、宿泊客限定の出張シェフによる庄原特別コースなどを宿泊施設とセットで販売することで、利用者がワンストップで庄原での滞在を楽しめるようにする。

「こざこ森 -Kozako-Mori-」 概要

開業:2020年3月末

所在地:広島県庄原市高野町下湯川279

宿形態:バケーションレンタル(一棟貸し切り1組限定)

推奨定員:6人

施設:土間リビング、和室1室、洋室2室、キッチン、浴室、トイレ×2、駐車場

日本国際観光学会が第23回全国大会開く 9つのテーマ別部会が「多様な観光」の研究進める 

2019年11月12日(火) 配信

日本国際観光学会の島川崇会長

 日本国際観光学会(島川崇会長)は10月19日(土)、東京都新宿区の桜美林大学新宿キャンパスで第23回全国大会を開いた。JTIC.SWISS代表の山田桂一郎氏による特別講演「選ばれ続ける地域とは~自立・持続可能な観光・リゾート経営」のほか、5つの分科会で約30の研究発表が行われた。

 島川会長(=東洋大学国際観光学部国際観光学科教授)は冒頭、「学会は昨年末から、9つのテーマ別の研究部会が立ち上がり、活発な部会活動を始めている」と報告。「我われはもっと観光の多様な側面を研究していく必要性がある」強調し、「各部会が深堀した成果を例会で発表していくことを期待している」と述べた。

日本国際観光学会の第23回全国大会は桜美林大学新宿キャンパスで開かれた

 9つの部会は、①観光への知的財産権活用②宿泊関連③持続可能な戦跡観光④精神性の高い観光⑤福祉観光⑥おもてなし文化⑦航空マネジメント⑧オーバーツーリズム⑨観光交通――など。島川会長は「今後も新規の部会立ち上げも歓迎している」と呼び掛けた。

 特別講演では、山田氏がスイス・ツェルマット観光局での経験をもとに、日本とスイスの観光に対する考え方の違いなどを語った。

日本とスイスの観光に対する考え方の違いなどを説明する山田桂一郎氏

 山田氏は「スイスは、国旗自体がブランドとなっている」とし、「時計なども世界中が『良いもの』とイメージして買ってくれるし、多くの組織がスイスに本部を置きたがる。スイスの強さは『質重視』による信頼・信用を勝ち得ている部分」と説明した。

 さらに、真の商人が大切にするのは①お客に良し②世間に良し③自らに良し――の三方良し。これに加え、「スイスは『将来、未来に対して良し』を最も大切にするのが特徴」と紹介した。

2019年度版の教育旅行年報「データブック」発行へ 早期申込割引も 日修協

2019年11月12日(火) 配信

教育年報「データブック」2019

 日本修学旅行協会(竹内秀一理事長)は12月1日(日)、2019年度版の教育旅行年報「データブック」を発行する。

 18年度に実施した中学校・高等学校の国内、海外修学旅行や、訪日教育旅行の実態などをまとめている。日修協は「学校・教育旅行関係者や、受入地域の方々にも活用いただきたい」話す。同書では、修学旅行の歴史や、教育旅行シンポジウムの内容なども紹介している。A4判56㌻。

 早期申込割引も実施する。11月29日(金)までに申し込むと、通常頒布価格1千円のところを、特価800円(税込み、送料別)で提供する。

 問い合わせ=日本修学旅行協会 URL:http://www.jstb.or.jp/