ホテル雅叙園東京の「百段雛まつり」 3月11日(日)まで

2018年1月26日(金) 配信 

飛騨高山 本陣平野屋花兆庵のお雛さまと土野家のお雛さま(漁樵の間)

ホテル雅叙園東京(東京都目黒区)は2018年3月11日(日)まで、館内の東京都指定有形文化財「百段階段」で「百段雛まつり 近江・美濃・飛騨ひな紀行」を開いている。

 日本各地の時代雛が集結する「百段雛まつり」は、過去8回の開催で、延べ47万人の来場者数を記録した都内最大級の雛人形展。9回目の今回のテーマは初となる、近江・美濃・飛騨地域のお雛さま。岐阜県と滋賀県の2県9地域より約500体の人形がそろう。

 貴重な大名家の姫君の婚礼調度や、近江商人として栄えた旧家に伝わる逸品をはじめ、関東では珍しい西の雛文化である御殿飾りから指先ほどの小さな郷土玩具まで、岐阜と滋賀の地域に息づく百花繚乱なお雛さまたちが文化財にお目見え。雛人形と展示会場である絢爛豪華な文化財とのコラボレーションを楽しめる。

「百段雛まつり」の見どころ

(1)西の文化“御殿飾り”が過去最多の8点登場!

圧巻のスケールを誇る近江日野商人 正野家の御殿飾り(十畝の間)

 京都御所を模した御殿の中に雛人形を飾る“御殿飾り”は、西の雛文化の1つとして知られ、関東では見る機会の少ない貴重な雛飾り。同展では、近江商人として栄えた近江八幡や日野の旧家に伝わる、6畳分もの広さを要する大型の御殿飾りや板葺きのもの、屋根部分にしゃちほこが乗せられ絢爛豪華な装飾を施したものなど、さまざまな特徴を持った御殿飾り8点を一挙公開する。その他、さまざまな種類の雛道具など、圧巻のコレクションを展示する。

(2)井伊家のお姫様の雛や雛道具が関東初公開!

関東初公開となる井伊家の七女 砂千代姫の古今雛(静水の間)

 彦根藩主・井伊直弼の七女、砂千代姫の古今雛と雛道具が関東地域で初の特別公開となる。江戸時代のものと伝わる一対の古今雛は、現在では長浜城歴史博物館で保管されている貴重なもの。雛道具は黒漆に牡丹唐草文が配され、小さいながら実物と遜色ない精巧な作りを間近で見ることできる。

(3)雛展史上初の一部写真撮影OK!ギネス登録もされた郷土人形コレクション

写真撮影も可能な日本土鈴館を再現した展示(星光の間)

 岐阜県郡上市白鳥町に位置する日本土鈴館は、日本全国の土鈴や土雛をはじめ、世界各国の郷土玩具のコレクションでも知られる博物館。ギネスにも登録されているコレクションの数は10万点を超える。同展では、指先ほどの小さな郷土玩具から地域に伝わる土雛など、日本土鈴館からよりすぐりのコレクションを展示する。

 今回は、雛展史上初となる一部の部屋のみ写真撮影が可能となった。(星光の間・第8番目に位置する部屋・頂上の間)心安らぐ展示とともに撮影を楽しむことができる。

(4)ご当地郷土玩具を身近に楽しめる!中川政七商店の郷土玩具ルームが登場

中川政七商店の郷土玩具の雛段(第8番目に位置する部屋)

 百段階段内の「第8番目に位置する部屋」を雛展では初開放し、人気雑貨店 中川政七商店との特別コラボレーションルーム「中川政七商店の郷土玩具の雛段」が登場する。同社の「日本全国まめ郷土玩具蒐集」(海洋堂とのコラボレーション)シリーズは、精巧な仕上がりで人々を魅了し、現在第7弾まで続く人気シリーズ。

 今回は漆の雛段に配した「日本全国まめ郷土玩具蒐集」全シリーズをはじめ、こけしやだるまなどの郷土玩具が一堂に並ぶ。写真撮影も可能。

ホテル内は雛まつりモード一色!食事や宿泊も楽しめるプランが登場

お雛さまルーム(イメージ)

 ホテル内のレストランや宿泊では「百段雛まつり」の開催に伴い、期間限定の雛メニューやプランを提供している。部屋でゆったり楽しみたい方にお薦めなのが「お雛さまルーム」。浅草の老舗“原孝洲”の雛人形をはじめ、可愛らしい吊るし飾りなどを飾った部屋を1日1室限定で特別に用意する。部屋の一角に琉球畳のスペースを設け、和と洋が融合した和洋室は80平方㍍以上のスイートルーム。広々とした空間で、ゆったり4人まで利用できるので家族や友人などのグループも楽しめる。

【期間限定プラン概要】

販売期間:2018年1月19日(金)~3月10日(土)

客室:和洋室(80平方㍍)※禁煙タイプ

料金:1室4人利用 1人1万8,528円~※日にちにより料金は変動する

内容:4名様でもゆったり宿泊できる和洋室での雛まつり

(1)原孝洲の雛人形と、つるし飾りのスペシャルお雛さまルーム

(2)「百段雛まつり」入場券(ご宿泊人数分)

(3)「エグゼクティブラウンジ」の朝食和洋ブッフェ(午前7:00~11:00)

予約・問い合わせ:03-5434-3837(フロント)

 レストランでは、期間限定の雛メニューを提供。まるで雛御殿のような美しいしつらえが特徴的な日本料理「渡風亭」では、見た目も華やぐ雛まつり会席が登場。早春を感じるメニューは、菱餅に見立てた椀物をはじめ、花びらのような百合根や雪洞のような盛り付けのお造りなどまさに雛まつりにふさわしい内容。

 部屋には愛らしい原孝洲のお雛さまのほか、雛まつり気分をさらに盛り上げてくれる雅な打掛などの装飾も。ホテル内の各レストランのランチと、雛まつり展の入場券がセットになったお得なプランもお薦め。

【雛メニュー概要】

雛まつり特別会席膳(イメージ)

期間:2018年1月19日(金)~2018年3月11日(日)

場所:日本料理「渡風亭」 雛まつり会席膳

価格:1人 3,600円(消費税・サービス料別)

※席は相席となる。

※雛まつり特別会席膳 5,600円もあり。

【入場券付ランチプラン】

日本料理「渡風亭」:4,900円

中国料理「旬遊紀」:平日/3,900円、土日祝/5,700円

RISTORANTE“CANOVIANO”:4,900円

New American Grill“KANADE TERRACE”:大人/4,900円、シニア/4,600円

Cafe&Bar結庵:3,800円

※価格はすべて消費税・サービス料込

※営業時間などはホームページを参照。

<企画展概要>

展覧会名:「百段雛まつり 近江・美濃・飛騨ひな紀行」

開催期間:2018年1月19日(金)~3月11日(日)会期中無休

開催時間:午前10:00~午後5:00(最終入館4:30)

入場料:1,500円(学生800円※要学生証呈示)※小学生以下無料

会場:ホテル雅叙園東京内 東京都指定有形文化財「百段階段」

問い合わせ:03-5434-3140(午前10:00~午後6:00 イベント企画)

アクセス:電車…目黒駅(JR山手線・東急目黒線・東京メトロ南北線・都営三田線)より徒歩3分

主催:百段雛まつり展実行委員会

(ホテル雅叙園東京、長浜市、東近江市、日野観光協会、一般社団法人近江八幡観光物産協会、美濃市、美濃市観光協会、美濃市教育委員会、一般社団法人飛騨・高山観光コンベンション協会、公益財団法人日本大正村、郡上市、郡上市観光連盟、日本土鈴館)

後援:外務省・観光庁・岐阜県・滋賀県・目黒区・一般社団法人めぐろ観光まちづくり協会

※展示品保護のため、暖房を控えている。

 

展示一覧:

十畝の間(じっぽ) 近江商人のお雛さま(滋賀・東近江市、近江八幡市、日野町)

漁樵の間(ぎょしょう) 飛騨高山の雛まつりI(岐阜・飛騨高山)

草丘の間(そうきゅう) 御殿飾りとお雛さま(岐阜・個人コレクション)

静水の間(せいすい) 井伊家・砂千代姫の婚礼調度のお雛さま(滋賀・長浜城歴史博物館、大通寺)

星光の間(せいこう) 郷土玩具と土雛の世界(岐阜・日本土鈴館)

清方の間(きよかた) 飛騨高山の雛まつりII(岐阜・飛騨高山)

頂上の間(ちょうじょう) 美濃のお雛さまと大正村のお雛さま(岐阜・美濃市、日本大正村)

第8番目に位置する部屋 特別コラボレーション/中川政七商店の郷土玩具の雛段

北海道コンテンツ追加 地域活性支援サイト「ふるコミュ」

2018年1月26日(月) 配信

さっぽろ羊ヶ丘展望台(イメージ)

ネオジャパン(神奈川県横浜市)は、「その先の、道へ。北海道」というキャッチフレーズのもと日々進化を続ける北海道の魅力を、今までにない角度から、より広く人々に伝えるため、地域活性支援サイト「ふるコミュ」に、北海道の各種コンテンツを追加した。

 「ふるコミュ」は、「情報共有で地方を活性化」をコンセプトに、各都道府県が持つ魅力を発信する「ふるさとコミュニケーションサイト」。情報共有を加速させるグループウェア「desknet’s NEO(デスクネッツ ネオ)」を開発・提供しているネオジャパンが、各地域の情報を共有する場として開設した。ユーザー目線の多彩なコンテンツが読者の興味を喚起し、地域内外の人と人をつないでいる。

北海道コンテンツ概説

北海道について

 かつて、蝦夷地(えぞち)と呼ばれた広大な大地が「北海道」と命名されてから、2018年で150周年を迎える。北海道は、四方を太平洋、日本海、オホーツク海に囲まれ、雄大かつ変化に富む山岳、広大な湿原、美しい景観の天然湖沼などにより形成され、日本トップの観光地として人々を魅了し続けている。

 北海道の先住民アイヌは、自らが住む島を「アイヌモシリ」、すなわち「人間の住む大地」と呼び、人と自然が一体となる文化を形づくってきた。天然資源の豊かさから紡がれた、命あるもの・命を育むものすべてを尊重するアイヌの思想は、後世に伝えゆくべき財産。

 その「人間の住む大地」に、道外から多数の人が移住し、短日月のうちに近代化が遂げられたのは明治期以降のこと。冷涼低湿の気候にもかかわらず、道民は開墾に尽くし、米作やワイン用ぶどう栽培などに挑戦。日本一の「農業王国」(都道府県別食料自給率〈2015年度、カロリーベース〉、農業算出額〈2016年〉ともに全国1位)とも言われる現在を築いた。

 北海道の自然が生み出す恵みは、ウニ、イクラ、鮭、カニ、昆布、じゃがいも、かぼちゃ、牛乳、メロンなど多彩だ。世界自然遺産の「知床」をはじめ、数多くの景観が人々の目を楽しませてくれる。

進化する北海道の「今」を伝えたい

 圧倒的な知名度を誇る北海道だが、そのイメージは、もしかしたら古いものになっているのかも。北海道は、常に進化を続けている。

 例えば、進取の気性に富んだ農業への挑戦が盛んで、「十勝ブランデー」「エゾシカ肉」「ゆめぴりか」などの製品や、高品質ナチュラルチーズ、純国産日本ワインなどのブランディングに成功し、従来の名産に加え、新たな食品分野でもシェアを拡大している。

 加えて、「子育てがしやすい」ことでも評価を高めている。ふるさと納税の収益を子育て支援に転用している上士幌町をはじめ、各自治体には子育てに関するユニークな制度が多数存在している。道全体としても、若者の海外挑戦を応援するために、企業・団体と行政が一体となって「ほっかいどう未来チャレンジ基金」を設立。留学など海外での活動を後押しし、グローバル化の最先端を走っている。現在、同基金の利用者が世界レベルのファッション、ダンス、料理等を学び、帰国後にその技術を地元・北海道へ還元する流れもできつつある。

 「地域に人を呼び込む」という点でも北海道は異彩を放っている。NPO法人が移住の案内役を担い、潤沢なサポートを実施したり、無料職業紹介所を町で運営し、仕事を探す移住者と地元企業のマッチングに力を入れている自治体があるなど、新しい人材への手厚い支援も行われている。こうした取り組みが、移住者にとって、また従来の居住者にとって「住みやすい」町をつくることに結実している。

 北海道がグローバル化や移住者支援を先駆的に実施できるのは、多くの新来者を受け入れ、開拓をしてきた明治以降の経験があるからと言われている。

 「ふるコミュ」では、こういった北海道の最新の魅力を、「次世代の名産」「グローバル人材育成」に「開拓の歴史とアイヌ文化」を加えた3つのテーマを軸に、12の記事で紹介する。

サイト運営企業・ネオジャパンについて

 ネオジャパンは、グループウェア「desknet’s NEO」、ビジネスチャットツール「ChatLuck(チャットラック)」、カスタムメイド型 業務アプリ作成ツール「AppSuite(アップスイート)」など、コミュニケーションの活性化や業務効率化を促進するビジネスソリューションを提供している。desknet’s NEOは363万人を超えるユーザーに支持され(2017年8月実績)、各種製品は、企業、自治体、学校、公共団体、官公庁など幅広い分野で導入されている。

ビットコインで決済可能なホテル、大阪に誕生

ビットコイン決済可能なホテルが大阪にオープンした

2018年1月26日(金) 配信

ビットコイン(BTC)で宿泊代金を支払えるホテル「Hotel Amaterrace 縁 -よすが-」がこのほど、大阪にオープンした。大阪でWeb制作や民泊代行、ホテル運営を担う、STAYGOLD(髙橋靖和CEO)とSANTAVEL(松永泰成代表)の2社が手がけた。議論が続くIR施設解禁も視野に入れる。

 投機目的での保有がまだまだ多いビットコイン。現時点での1BTCは約120万円。昨年11月、60万円台(1BTC)から上昇基調が続き12月には200万円を突破した。年明けごろまで160~170万円で推移していたが、16日に反転。一時持ち直したものの、12月中旬と比べ価値は半減している。

 相場の振り幅が大きく、日常の決済で使うにはまだまだ時間がかかりそうだが、国外を中心に、カジノで利用する活用する事例が増えている。ビットコインをはじめとした暗号通貨の利点は匿名性にある。取引記録の管理には「ブロックチェーン」を用い、内容の改ざんがほぼ不可能だからだ。「ブロックチェーン」では、取引に参加する者それぞれが台帳を管理し、相互に認証する分散型台帳の仕組みを採用するため、問題が発生した際には遡って当事者を探せば良い。

 STAYGOLD(髙橋靖和CEO)とSANTAVEL(松永泰成代表)は、BTCとカジノの相性の良さに着目。まだ普及が難しいと思われる今、BTCでの決済を一足先に実現することで先行者利益の獲得を狙う。

 大阪府は16年末に「IR推進局」を立ち上げ、大阪市と一体となってIRリゾート施設の誘致に向けた取り組みを始めている。昨年3月には、有識者による「IR推進会議」の運営を開始し、誘致に向けた活動を加速させた。海外カジノ大手からの注目も高いエリアとして知られている。

民泊物件の説明文を翻訳、より外国人目線に

2018年1月26日(金) 配信 

翻訳サービスで業務提携

米国エクスペディアグループの民泊会社ホームアウェイはこのほど、韓国の総合翻訳プラットフォーム会社Flitto(フリット)と、物件主に向けた翻訳サービス提供で業務提携した。ホームアウェイは世界190カ国で200万件以上の登録物件を有する。フリットのサービスは173カ国で750万人以上が利用。5年連続で過去最高値を記録したインバウンド市場を見込み、多言語化による市場拡大の機会を提供していく。

 日本政府観光局(JNTO)によると、17年の訪日外客数(推計値)は前年比19・3%増の2869万1千人で過去最高となった。「日本が旅行先として世界的に注目されている現状や、日本人物件オーナー・海外利用者からの要望を受け、業務提携に至った」(ホームアウェイ)。

 今回の提携で、英語・中国語をはじめ、最大18言語で物件概要の説明文を用意できるようになる。幅広い言語で物件タイトルや物件説明文の掲載をすることで、物件売上の最大化が期待できるという。

 フリットに登録する3千人以上のプロ翻訳家の中から、民泊物件説明や旅分野に明るい人も指名できる。直接連絡を取りながら翻訳依頼が可能で、物件の長所など、より外国人目線の物件タイトル、説明文を掲載することが容易になる。

 初回特典としホームアウェイオーナー限定クーポンを発行する。特典終了後もホームアウェイオーナーに限り、フリットを恒久的に10%OFFの割引価格で利用し続けられるようにした。同社は「ホームアウェイは同提携のみならず、オーナーやユーザーの利便性向上のため、今後もさまざまな業務提携を予定している」とさらに事業を加速させていく考えだ。

提携概要

開始日: 2018 年1 月25 日

対象者: ホームアウェイ物件オーナー

初回特典 2018 年3 月31 日までに下記条件を満たしたオーナーに米ドル10㌦ 分の無料クーポンをプレゼント (※クーポン使用は1 アカウント当り1 回限り。使用時の金額制限はなし)

初回特典付与条件 フリットプラットフォームでアカウントを作成すること

初回特典終了後 フリットの翻訳サービスが10%OFF の割引価格で利用可能

レストラン「トライベックス」3月リニューアル 2つの使い方可能に

2018年1月26日(金) 配信

店舗内中央に配置していたキッチンエリアをエントランスまで拡充。(イメージ、変更の可能性あり)

4 月 11 日(水)に開業20周年を迎える「小田急ホテルセンチュリーサザンタワー」内のレストラン「トライベックス」が3月19日(月)、気軽に普段使いできる「バル」と、特別なひととき用の「レストラン」で構成される「サザンタワーダイニング」としてリニューアルオープンする。

 バルエリアでは、“オープンキッチン”で調理するキッチンスタッフのようすと、 大窓の外に浮かぶ新宿御苑などの東京の景色が楽しめる。席は1人でも気軽に利用可能なカウンター席や、円卓のテーブル、ローバックベンチテーブルなどのグループ席、仕事帰りや食事前後の“ちょい飲み”にぴったりな「スタンディングテーブル」を配置。料理は、オープンキッチンから出来立ての料理が直接運ばれてくる。ジャンルにとらわれない遊び心たっぷりのア・ラ・カルトや大皿料理を中心としたメニュー構成となっており、気になる食材、料理はオープンキッチンのシェフに質問することもできる。

 レストランエリアは、東・西・南の三方向を望む地上 100㍍からの眺望とテラス席のような開放感のゆったりとした雰囲気が特徴。記念日などの特別な日 に大切な人と過ごせる2人席や、家族、友人と一緒に食事と会話を楽しめる 4人席などゆとりのあるテーブルレイアウトを行う。三方向を囲む眺望を天井にフレーミング したことで、景色との一体感が増し、ハレの日の利用に華を添えてくれる。料理は、好みの前菜やメインディッシュ、デザートが選べるプリフィックスディナーをメインに、各種コース料理を用意する。

KDDI×JR東日本 上野駅にいながら南三陸へ、5GとVRを活用 

2018年1月25日(木) 配信 

上野駅と南三陸を結ぶ

東京・上野駅にいながら宮城県・南三陸へ――。1月25~27日まで、5GとVR(仮想現実)を活用したイベントが始まった。KDDIが主体となり、JR東日本の協力のもと実現した。次世代通信システムの5Gは高速通信が売り。4Kと360度カメラの映像を現地から送信し、リアルタイムでコミュニケーションできる。5Gを使用したこの一般客向けイベントは国内初となる。

 上野駅構内の特設ステージでVRゴーグルを装着すると、「南三陸さんさん商店街」の高精細な映像が目の前に広がる。リアルタイムでつながるため、商店街の人と会話しながら、買い物を楽しめ、現地にいるかのような体験が味わえる。擬似体験を通して、宮城県の魅力を発信していく。

 5Gは高速・大容量と多接続、低遅延が特徴。4Gに比べて10~20倍の速度がある。KDDIでは20年の商用化を目指している。

 KDDIとJR東日本では以前から、5Gを用いた実験を行ってきた。「これまでは5Gの実力の下調べのようなもの。今回でお客様の反応を楽しみにしている」。同日に開かられた会見で、KDDI技術統括本部シニアディレクターの松永彰氏は自信をみせる。

 今回は5Gの実証実験の側面が強いが、観光面にも寄与している。JR東日本IT・Suica事業本部の髙島昭治課長は「南三陸を知ってもらい、現地の魅力をより深く感じてほしい。多くの人に足を運んでもらいたい」と、旅行需要の喚起にも期待を寄せる。

 そもそもJR東日本は2011年から「地域再発見プロジェクト」として、エキナカで地域の産品を紹介・販売する「産直市」を実施。年1回開き、今回は1月25~27日間に、上野駅で宮城産直市を開催。8回目となる。VRイベントも、宮城産直市に合わせて行われた。「(産直市を)さらに盛り上げるべく、最新の通信技術の5GとVRのイベントを企画した」(髙島氏)。

 特設ステージは宮城産直市に隣接。宮城産直市では、17年に3月に常設商店街としてオープンした「南三陸さんさん商店街」の商品も取り扱うほか、ご当地キャラクターによる観光PRも行っている。

 会見後に行われたデモンストレーションでは、実際に上野駅と南三陸を5Gでつなぎ、VRでショッピングを実施。VRを装着し、体験のモデルを務めたハラさんは「本当に現地の人と話をしながら、買い物ができた」と喜んでいた。

 VRイベントは、26日と27日は午後1時から午後4時まで、上野駅中央改札外グランドコンコースで行っている。

商店街でリアルタイムで買い物を

JTB髙橋社長「18年は”第3の創業”初年度に」

2018年1月25日(木) 配信 

JTB(髙橋広行社長)は1月24日、東京・新宿の京王プラザホテルで2018年新春経営講演会・懇親会を開き、800人を超える観光関係者が集った。髙橋社長は垣根を超えたデジタル競争時代を迎えた18年を“第3の創業”の年と位置づけ、「新たなJTBならではの価値を創造していく」と語った。

 昨今、AIスマートスピーカーの登場などデジタル化が著しく進展し、シェアリングエコノミーが定着するなど社会環境が大きく変わりつつある。この新たな潮流に対して、髙橋社長は「ビジネスチャンスとして前向きにチャレンジしていくことが大切」と強調した。さらに、「旅行業界も垣根を超えた激しい競争に突入しており、マーケットに支持される新たな価値を創造していくには、新たな発想が必要になる」と述べた。

 1月1日にはジェイティービーからJTBに社名を変更。4月1日からは、グループ15社を1つに統合して新たな経営体制がスタートする。

 「創業時は代売モデルが中心。その後のパッケージ旅行を大量に造成、販売するメーカーモデル期が第2の創業。お客様の課題解決を手段としたソリューションモデルへの変革に本格的に取り組む今年を“第3の創業”初年度」と定義。手数料を中心とした従来のコミッションモデルから、「体験価値に見合った対価を収受するフィーモデルへの転換に挑戦していく」と力を込めた。「最新のデジタル技術を導入し、当社が長年培ってきたヒューマンタッチのコンサル強化などに取り組み、社会やお客様にとって真に価値ある存在を目指す」と語った。

 交流文化講演には、スポーツ庁の鈴木大地長官が「スポーツによる地域活性化」をテーマに登壇。懇親会には、観光庁の田村明比古長官も出席した。

「おいでませ山口館」で「きんさい柳井 物産フェア」開催

2018年1月25日(木) 配信

柳井の郷土民芸品 金魚ちょうちん(写真はイメージ)

柳井地域ブランド推進協議会は、2018年1月28日(日)まで、東京・日本橋にある山口県アンテナショップ「おいでませ山口館」で「きんさい柳井 物産フェア」を開いている。「金魚ちょうちん」など、柳井市地域ブランド「きんさい柳井」認証品を取りそろえた。

 会場ではかわいらしい金魚のカタチをした「金魚最中」や、やないの特産品を使ったお菓子を詰め合わせた「きんぎょボックス」など柳井を感じる商品を多数販売。買い物をした人毎日先着50人に金魚ちょうちんブレンドコーヒーをプレゼントする。

 昨年大人気だった金魚ちょうちん作り体験も実施。あわせて2月6日(火)~10日(土)には山口が誇る冬の味覚フグが堪能できる「ふく☆福まつり」を開催。とらふくの刺身などを特別価格で販売する。6日(火)と9日(金)には、各日20袋限定でお楽しみ袋も用意。3500円(税込)相当の商品が2160円(税込)で手に入る。また期間中1千円(税込)以上買い物した人先着30人に萩焼小皿をプレゼントする。

日光市の雪と光に輝く、フォトジェニックな冬のイベント

2018年1月25日(木) 配信

雪と光に輝く、フォトジェニックなイベントが多数開催

栃木県の日光市観光情報発信センター(東京都千代田区内幸町)はこのほど、日光・湯西川温泉かまくら祭をはじめとする2018年1月から3月にかけてのイベントや最新トピックスを発表した。

 昨年は日光東照宮陽明門の修復完了、SL大樹でにぎわった日光だが、冬は表情変わって雪にちなんださまざまなイベントで出迎える。

 湯西川の冬を飾る風物詩として人気の「湯西川温泉かまくら祭」は1月27日(土)から開催。今年は小学生の子供たちもボランティアでかまくらを作る。2月9日(金)からは「奥日光湯元温泉雪まつり」を開催する。

 また、今年初のイベント「クラシックスケート in 日光金谷ホテル」では、かつて冬場の社交場として皇族や外国人宿泊客も滑走した天然のスケートリンクを舞台に、ドレスコードを設け、古のときに思いを馳せながら滑走する。さらに6年ぶりに日光にクラフトビール工場が誕生、17年ぶりに川治の五十里ダムが工事で抜水され、ダムに沈んだ街道や歴史的遺構が現れるなどの珍しいトピックスもある。

雪と光に輝く、フォトジェニックなイベントの紹介

1)湯西川温泉かまくら祭

湯西川温泉かまくら祭

期間:2018年1月27日(土)~3月4日(日)

時間:午前9:00~午後9:00

ライトアップ点灯時間:午後5:30~午後9:00(※河川敷ミニかまくら点灯は水曜・木曜日休み)

会場:湯西川温泉平家の里、湯西川河川敷周辺

 冬の風物詩である「湯西川かまくら祭」。温泉街に多種多様な雪だるまと雪のミニかまくらが並ぶ。日中はソリ遊びやかまくらでのバーベキューが楽しめ、夜は河川敷に並ぶ約800個のミニかまくらにローソクの火が灯され、幻想的な光景が広がる。今年は地元の小学生とボランティアが作ったかまくらが出迎える。

2)奥日光湯元温泉雪まつり(奥日光エリア)

奥日光湯元温泉雪まつり

期間:2018年1月31日(水)~2月15日(木)

会場:奥日光湯元温泉地内

全日本氷の彫刻日光大会(1月31日オープン)

雪灯里(ゆきあかり)2月9日(金)~15日(木)

 ※点灯時間 午後5:00~午後10:00頃まで

冬の花火大会 2月10日(土) 午後7:30分より湯ノ湖畔にて開催

「雪灯里」と「全日本氷彫刻奥日光大会」で構成。高さ40㌢の約500個のミニかまくらが様々なキャンドルカラーへと変遷する演出です。「全日本氷彫刻奥日光大会」は有名ホテルの彫刻師らによって氷の彫刻が制作・展示されるイベントで、「大きなかまくら」の展示、一部のホテルが取材する「星あかり観察ツアー」「湯めぐり手形」「奥日光探検団」なども開催する。

3)イルミネーション in 東武ワールドスクエア

開催中~3月4日(日) 午後4:30~午後8:30

※3月の毎週土日祝(3月10・11・17・18・21・24・25・31日、4月1日)

25万分の1サイズで精巧に再現された世界文化遺産登録46点をはじめ、102点の展示物や周りの風景をあかりで彩り、幻想的な美の世界へ誘う。

4)わたらせ渓谷鐵道各駅イルミネーション

開催中~2月28日(水) 時間:午後5:00~

(日光市内は「間藤駅」「足尾駅」「通洞駅」「原向駅」)

渡良瀬川の流れに沿ってゆっくりと走るローカル線「わたらせ渓谷鐵道」。各駅舎でそれぞれ違う飾り付けをするため、列車の旅をしながら趣の異なるイルミネーションを楽しめる。

冬ならではのアクティビティ情報

1)クラシックスケート in 日光金谷ホテル

2月1日(日)午前9:30分~

 明治期より欧米人の外交官などリゾート地としても発展してきた日光。冬は日光金谷ホテルで皇族をはじめ、外国人宿泊客らがスケートリンクで華やかな社交が繰り広げられた。天然のスケートリンクを舞台にファッションとスケートを楽しむ「第1回クラシックスケート in 日光」を開催する。

2)雪あかりのスノーシューナイト at 休暇村日光湯元

 氷点下で体験する奥日光の世界。ザックにランタンをつけ、前を歩く人のランタンの灯りを頼りに進むというアウトドア好きにはたまらないロマンあふれるシチュエーション。

【3月28日(水)までの毎週水・日曜/時間 午後8:00出発(約30分)】

3)スノートレッキング(雲竜渓谷ツアー)

圧倒的な氷瀑と氷の彫刻の数々を巡る旅~1月中旬~2月中旬頃

4)スノーシュー ~雄大な雪景色の中を歩く楽しさ~

1月中旬~3月 奥日光・湯西川・川俣・奥鬼怒エリアにて。

手軽に雪上の歩行を楽しめることから、近年ではスノーシューを履いて雪上を歩き、自然に親しむことを目的としたツアーが各地で行われている。日光市は本州でも本物のパウダースノーに出会える数少ない場。

5)スノーラフティング 湯西川温泉発アクティビティ

【シーズン】1月下旬~3月上旬

スノーモービルで8人乗りのゴムボートを牽引し、特設コースを5分間走行する家族で楽しめるアクティビティ。

日光の最新情報、冬のイチオシコンテンツ

  • 日光市に6年ぶり、クラフトビール工場誕生

 ビール職人が造る「クラフトビール」の工場が日光に誕生。「Nikko Brewing」が11日、日光市木和田島で操業を始めた。奥日光戦場ヶ原の土産物店の三本松茶屋が経営。現在本格的な仕込みに入り、4月には市内のホテルや酒販店にお見えする予定。日光でのクラフトビール製造は6年ぶり。

  • ダムの水抜いてみた大作戦!? 川治の五十里ダム、湖底の遺構出現。

抜水工事でダムに沈んだ“旧会津街道”が・・・。

 五十里ダムは、鬼怒川の支川である男鹿川に、昭和31年、当時日本で最も高いダム(112㍍)として完成。取水整備の改修工事で1月7日に抜水工事が終わり、3月に再び水没する。現在は湖底に沈んでいた街道跡や江戸時代の領地の三方鏡を示した天然の巨石「御判石」といった歴史的遺構が17年ぶりに姿を現しており、明治時代の英国人旅行家イザベラ・バード氏の旅行記にも登場した景観ですが、以後の抜水計画はなく、今回が最後の機会になる可能性が高いといわれている。

  • 日光はカナダだった。栗山エリアのメープルシロップ「雪の華」販売

 土呂部を含む栗山エリアは、カエデの樹から樹液を抽出し、メープルシロップの採取ができ、冬(1月下旬頃より)になると地元のお母さんたちがメープルシロップづくりをしている。昨年より商品化し、「雪の華」を地元の道の駅などで販売している。(今年の採取分は4月下旬ごろより販売予定)。

日本版CCRC、玉野市が退職者コミュニティ事業に着手

2018年1月25日(木) 配信

岡山県玉野市とJTBグループ、宇野港土地の3者が、日本版CCRCへの着手を発表した

日本版CCRCの取り組みが具体化している。岡山県玉野市(黒田晋市長)はこのほど、CCRC(継続ケア付き定年退職者コミュニティ)事業への本格的な着手を発表した。地域で不動産業を営む宇野港土地(宮原一郎代表)及びJTBグループ(髙橋広行社長)との共同事業で、「健康」をテーマにした観光プログラムを通じ、交流人口増加を目指す。

 首都圏在住の高齢者が地方への移住を自発的に選択し、健康でアクティブな生活を行うことを目的とする日本版CCRC。医療介護など、各地域はケアを積極的に負担することが求められる。高齢者が地方での生活を主体的に選択することで、健康寿命の促進や、介護時期の先延ばし効果があるといわれている。

 穏やかな瀬戸内海に面する玉野市は直島へのアクセスも良く、宇野港は瀬戸内国際芸術祭の玄関口としても有名だ。市を含めた3者は今後、ヘルスツーリズムプログラムの開発と入浴・運動施設の利用促進、関連人材の育成などに注力する構え。観光資源を上手に活用することで、来訪者・移住者の誘致を実現する。農山村漁村滞在型旅行、いわゆる「農泊」商品の造成も行う予定だ。

 なお1月25日(木)、東京都内で行われた共同発表会には、黒田市長と宮原宇野港土地代表、古野浩樹JTB執行役員、髙橋伸佳JTBヘルスツーリズム研究所長が登壇した。