ジャルパックらが大賞 JATA会長表彰「働き方・休み方改革、ダイバーシティ推進」

2019年6月17日(月) 配信

大賞受賞の各社(左から)ジャルパック・長尾哲氏、JTB・大澤央樹氏、JTB・加藤萌生氏

 日本旅行業協会(JATA)はこのほど、2018年度の「働き方・休み方改革、ダイバーシティ推進」のJATA会長表彰を発表した。「働き方・休み方改革部門」の大賞をジャルパックが受賞したほか、「ダイバーシティ推進部門」の大賞に、JTBとジェイアール東海ツアーズが選ばれた。

 ジャルパックは「WHIP(ホイップ)による自律的な働き方改革の取組み~多用な価値創造集団への変貌を目指して~」の取り組みが評価された。同社は17年から柔軟な働き方の環境整備を推進し、18年度は年間総実労働時間を前年から36時間削減。ワーケーションの推進による有給休暇取得促進や関連のツアー実施などを企画した。

 また、とくに評価を受けたのは、各部署から選出された社員で結成する「WHIP(Work and Holiday Innovation Project)」の活動だ。自律型思考に基づき、コミュニケーションと健康増進施策を柱に、イベントなどを実施した。

 JATAが6月13日に開いた定例会見で、同社総務部広報・社会貢献グループアシスタントマネージャーの長尾哲氏は「全体として取り組みはまだ3合目。我われの最終的な目的は生産性の向上だ。そのため、明るく楽しく働ける環境を作っていく」と語った。

 また、JTBの取り組みは「皆で『声を見る』を身近に。~翻訳アプリ『UDトーク』活用による聴覚障がい者社員の業務の拡大とモチベーションの向上~」。同社では、約360人の障害者が働いており、そのうち最も多いのは3割を占める聴覚障害者だという。彼らとのコミュニケーションを円滑に進めるため、会話や声をリアルタイムで文字化できるアプリ「UDトーク」を法人事業本部で積極的に活用。営業同行も可能になり、仕事の幅が広がることでモチベーションアップにつながっていることなどが評価された。同部企画開発プロデュースセンター企画開発課長の大澤央樹氏は「私自身、手話が使えないためコミュニケーションで距離を感じていた。当該者と部署全員がもっと近くなるようにと考え、アプリの幅広い活用を始めた」と述べた。

 ジェイアール東海ツアーズは「仕事と家庭の両立および多様な生き方を支援するための取り組み」が評価を受けた。同社は店頭営業が主事業にあり、女性が多いことからライフイベントにより多様な働き方が選択できるよう、環境を整えた。女性のほか、多様な人材の活用策としてあらゆる属性の社員が働きやすい体制を整えている点も高評価のポイントとなった。

 大賞以下の受賞者は次の通り。

 働き方・休み方改革部門【審査員特別賞】富士国際旅行社「長時間労働是正に向けたワークスタイルや雇用環境整備推進改革」▽ビーエス観光「業務支援ソフト導入で効率アップ!働き方激変」▽JTB高島屋SC店「『見える化』によるかけあい支援する風土の醸成」▽近畿日本ツーリスト北海道「課題解決ワーキンググループ『DOブルー』による、KNT北海道の働き方改革推進の取り組み」【奨励賞】阪急交通社「健康経営の推進と労働時間の適正化によるワークライフバランスの確保」▽ANAセールス「カイゼン表彰」▽JTB グローバルアシスタンス「これぞJGA 流!ボーダレスな BPR」▽JTB沖縄「3社統合をきっかけに大きく進化した働き方・休み
方改革とダイバーシティ推進」▽農協観光「Ntour 働き方改革『長時間労働の是正』『生産性向上』のための 15 項目」

 ダイバーシティ推進部門【審査員特別賞】ANAセールス「ユニバーサルサービス実技研修」【奨励賞】沖縄ツーリスト「英国サリー大学からのインターンシップ生受入れ」▽JTB沖縄「「3社統合をきっかけに大きく進化した働き方・休み方改革とダイバーシティ推進」▽クラブツーリズム「『誰もが気持ちよくいきいきと働ける、働きがいのある職場創りの一環として行なった相互理解プロジェクト』 ~短時間勤務者いきいき PJT~」▽IACE トラベル「『子育てサポート制度』導入による女性社員活躍推進奨」▽イオンコンパス「多様な社員制度を導入し、えるぼし『三ツ星』を取得」

 なお、同賞は国が推進する働き方改革に呼応し、旅行業界の優れた取り組みを広く周知する「普及啓発」を目的とした表彰制度のため、すべての応募作品に賞を授与している。

「井川今日子のおもてなし接客術(37)」清掃にこそおもてなしを

2019年6月17日(月) 配信

清掃面は宿の評価を左右している

 宿のクチコミで一番厳しく評価されるのは、「清掃面」です。

 料理や接客の内容に関しては、お客様は「費用対効果」の視点で判断されます。

 そもそも個人の好みの差があるため、同じものを提供しても意見が分かれるのが普通です。

 しかし、清掃においては、宿泊料金が安かろうができていて当たり前ですので、「値段が安いからしょうがない」という心理にはなりません。

 また、個人の嗜好に影響されることはないので、清掃が行き届いた客室はAさんにも、Bさんにも評価は高くなるはずです。

 その意味では、「清掃面」が宿の評価を左右する、と言っても過言ではありません。

 私は現在、「旅館の客室清掃マニュアル」の作成支援もしています。もともとは、接客マニュアルの作成をしていた旅館から、「清掃のマニュアルも作ってほしい」と依頼があり、携わることになりました。

 私自身は、清掃についての特別な知識やスキルがあるわけではありませんので、あくまでお客様(=おもてなし)視点で、効率の良い業務の流れを構築するという観点から、マニュアル作成に関わっています。

 旅館の客室清掃は、新たなお客様を迎えるために使われた部屋を綺麗に掃除し、整理整頓することが目的ですが、ただ掃除と備品をセットさえすれば良いというわけではありません。限られた時間と人数で全部屋を仕上げることが命題です。

 ある程度、見た目や効率を重視せざるを得ないことは、どちらの宿にも当てはまることだと思います。

 通常、清掃時間は1部屋平均20―40分程で仕上げる旅館が多いと思います。本当は、すべての場所を清掃したいのですが、①毎日絶対にする②週に1度はする③月に1度はする――。という頻度を分けて行う必要があるので、その分類をしてから、業務の効率を考えて取り組む順序を決めていきます。

 整理整頓という視点では、物を置く場所やそろえる位置、並べる順序を「どうしたらお客様にとって心地良いか」、「どうしたら宿側の意図が伝わるか」などの視点で考え決定していきます。

 また、あくまで一例ですが、TVを付けた時のチャンネルは「NHK」に設定し、音量は「20」に調整する。調光できる照明の場合は、「全照」に設定しておくなど、「どうしたらお客様に不快に思われないか」などの視点で考え、基本設定を決めていきます。

 私の経験上「ただなんとなく」で決めてしまうと、そのルールは絶対に定着しません。

 きちんと「お客様にとって一番都合が良いから」との理由付けをしたルールは定着するものです。

 清掃マニュアル作りを通じて、接客係だけでなく、清掃員の方にも、おもてなしの心が必要だと改めて実感させられます。

(おもてなしコンサルタント 井川 今日子 )

コラムニスト紹介

井川 今日子 氏

おもてなしコンサルタント 井川 今日子 氏

大学で観光学を学んだ後、船井総合研究所を経て、10年に観光文化研究所入社。全国の旅館や観光協会を中心に、女性の感性を活かした集客・固定客化支援で活躍中。商品戦略や販売促進、現場接客サービスなど多岐にわたり提案。

「提言!これからの日本観光」“10連休”に思う

2019年6月16日(日) 配信

今年のGW10連休を振り返る

今年のゴールデンウイークは、改元による新時代を迎えたため、さまざまな国民の祝(休)日がつながり“10連休”となった。国定の一斉休日のため、長期間、国内の経済と社会機能の一部がマヒする異常事態を招き、反省点が多く、後味の悪い連休だったように思う。「観光」には追い風で、各地がにぎわった。各地では連日、混雑が続き、交通と宿泊施設の混雑も激しかった。一部の観光地で、住民の日常生活に支障が生じ、全体として満足すべき観光効果は少なかったと思う。

 交通機関側は、今年の連休で、従来の10連休(ゴールデンウイーク、年末年始など)に比べて、一部の人に動きの変化があった。これまで、連休初日は大都市圏から他地方へのいわゆる「下り」が混雑。連休最終日は大都市圏へUターンする「上り」が混雑する一方交通型の混雑となり、連休の中日ごろから混雑方向が変わった。

 今年の10連休では、連休初日は下りが混雑したが、連休半ばに高原状の交通量のヤマが発生した。このヤマは「上り」、「下り」共、同じような混雑で4、5日続いた。

 道路と鉄道も同様に混雑した。新幹線の主要駅や都心のターミナルでの、一時身動きできないような異常混雑には驚かされた。“10連休”という与えられた連休が、多くの人のニーズとのミスマッチだったことが、この混雑が示したと思う。すなわち“10連休”を消化しきれず、10日間を2、3度にわけて居住地から異なる地域への観光を繰り返すなど、小刻みに休日消化をしたと考えられる。また、前半在宅、後半外出もしくは、その逆の人も多かったと聞く。国内観光をするにあたり、“10連休”は想定外だったといえよう。

 生活のテンポリズムが10日も休みが連続すると、狂ってしまい、連休後、元のリズムに戻すのにかなりの努力と時間が必要だった。そのためか例年の連休と異なり、連休最終日の「上り」の異常混雑が連休最終日の前日になった。平常の生活に戻るための時間を求めたからであろう。ここにも“10連休”の異常さが表れていると思う。

 反省として、今年のような一方的に与えられた連休は効果的でないという事であった。好ましい連休は個人の志向による有給休暇の取得を中心とする、手作りの“自分の”休日によって充実をはかるべきと考える。

 北海道のコンドミニアムに泊まり、1カ月近く滞在観光をする外国人が増えているという。休暇の取り方や宿泊施設の在り方を工夫し、このような連休の過ごし方も国内観光で導入したい。休暇を取りやすくする環境整備、とくに有給休暇への正しい理解が急務ではなかろうか。

 適時適切な有給休暇の取得こそ今回の“10連休”で顕在化したさまざまな「連休公害」(?)を防ぐことと、より充実した真の「休暇」の実現と真の「観光」を味わうために緊急の課題だと痛感させられた“10連休”であった。

須田 寛

 

日本商工会議所 観光専門委員会 委員

 
須田 寬 氏

「津田令子のにっぽん風土記(50)」「産後うつを減らしたい」~ 埼玉県・小川町編 ~

2019年6月15日(土) 配信

小川町の家の近所で見つけた花
助産師 伊藤麻衣子さん

  92人。これは2015~16年の2年間に、国内で産後1年の間に自殺した女性の数だ。この時期の死亡原因の中で最も多い。ここには産後うつの影響があると考えられている。「核家族化で、赤ちゃんのいる生活をイメージできないまま出産を迎えたり、母親が1人でいる時間が増えたりして産後うつの増加につながっているようです」と助産師の伊藤麻衣子さんは話す。

 
 伊藤さんはこれまで、主に母子のケアなどを担当し、自身も昨年8月に長男を出産した。そんな伊藤さんは今年1月、東京都港区台場地区から埼玉県・小川町に移住した。きっかけは夫の「小川町に引っ越さないか」という言葉だった。夫は昨年転職し、配属の都合で週に3―4回、小川町から車で工場へ通うことに。自然好きの夫は、自然があり物価も安いと移住を検討し始めた。伊藤さんも「田舎」で暮らそうとしたことがあり、都心を離れる抵抗感はあまりなく「頑張っている夫にとっていい環境のほうがいいかな」と考えた。また伊藤さんは復職を考えていたが、港区は保育所の待機児童がとても多く、一方で小川町は待機児童ゼロだった。小川町に見学に行き、「とても穏やか」と感じた伊藤さん。町移住センターのスタッフには子供を保育園に預ける人もいて、詳しい情報を教えてくれた。

 
 引っ越してすぐ、近くに知り合いのいない状況で、息子がインフルエンザにかかり、自分も体調を崩した。そして産後うつまではいかないが、その傾向があると気づいた。「思いとどまれたのは、産後うつに関する知識があったから」。支えになったのは小川町の保育園だった。先生は息子の成長に気づき、悩みも聞いてくれた。「家族以外に相談できるネットワークができ、子育てや人生が楽しくなりました」。

 
 魅力は他にも。「小川町では近所の庭で十分きれい。春ってこんなに花があると気づいたり、テントウムシがたくさん飛ぶのを見たり、自然が身近になって、世界がカラフルになりました」。

 
 自分の体験から、産後うつを減らす活動への思いがより強くなったが、就職先はなかなか見つからない。今はウェブサイトに産後うつに関する寄稿をするほか、オンラインで講座を企画運営したいと考えている。一方、小川町の人から「これも縁だから、小川でも活動したら」と言われることも。「町の人に本当によくしてもらっているので、それもいいかなと思い始めました」。伊藤さんの活動は広がりそうだ。

 

コラムニスト紹介

津田 令子 氏

 

 社団法人日本観光協会旅番組室長を経てフリーの旅行ジャーナリストに。全国約3000カ所を旅する経験から、旅の楽しさを伝えるトラベルキャスターとしてテレビ・ラジオなどに出演する。観光大使や市町村などのアドバイザー、カルチャースクールの講師も務める。NPO法人ふるさとオンリーワンのまち理事長。著書多数。

 

 

 

 

 

 

西日本新聞旅行の株式70%を日本旅行に譲渡 九州エリアの活性化へ

2019年6月14日(金) 配信

日本旅行の堀坂明弘社長(左)と、西日本新聞社の柴田建哉社長

 日本旅行(堀坂明弘社長、東京都中央区)と西日本新聞社(柴田建哉社長、福岡県福岡市)は6月6日(木)に、包括的業務提携を結んだ。

 西日本新聞社の100%子会社「西日本新聞旅行」(野口喜久子社長、福岡県福岡市、社員11人)の株式70%を日本旅行に譲渡し、九州エリアの活性化と、他地域との相互交流拡大に取り組む。

 具体的には、西日本新聞社や、グループ会社が主催する展覧会や公演、観光シンポジウムなどに加え、国際的なスポーツイベントなどを、日本旅行のネットワークを生かして全国、世界中から誘客・交流をはかる。

 また、西日本旅客鉄道(JR西日本)グループの日本旅行は、おとなび・ジパング商品部と連携し、京阪神エリアの歴史や文化を体感できる高品質な商品を開発。西日本新聞購読者へのサービスを高めていく。

 さらに、西日本新聞旅行の実績のあるバスツアーコンテンツなどを活用しながら、日本旅行の顧客を九州域内に送客することも視野に入れている。

サンシャインシティプリンス、「文豪ストレイドッグス」とのタイアップ宿泊プラン売り出す

2019年6月14日(金) 配信

2018年3月第2弾のようす((c)朝霧カフカ・春河35/KADOKAWA/2019文豪ストレイドッグス製作委員会)

 サンシャインシティプリンスホテル(東京都豊島区)はこのほど、TVアニメ「文豪ストレイドッグス」とのタイアップ宿泊プラン売り出した。コンセプトルームの展開に加え、オリジナルグッズ付きの宿泊プランも造成した。

 これまで2回「文豪ストレイドッグス」とのタイアップ宿泊プランを売り出している同ホテルは今年、作品のイメージに合わせて初めて和室でのプランを展開する。室内には、同プラン用に特別に描き下ろされた浴衣姿のキャラクターの装飾がほどこされている。

 同ホテルは今年4月、ホテル25階をサブカルチャーファン向けのコンセプトフロア「IKEPRI25」としてオープン。夏の期間は、「DREAM!ing ―ドリーミング!」と「KING OF PRISM」の2作品をモチーフとしたフロアーを展開。今後も、ホテル全体でさまざまなサブカルチャーとコラボレーションした宿泊体験を提供し、地域全体を盛り上げる。

アニメ「文豪ストレイドッグス」タイアップ宿泊プラン第3 弾 概要

デラックスコンセプトルーム宿泊プラン(和室・ 1 日 1 室限定)

 販売期間:7 月 7 日(日)~ 9 月 30 日(月)

料金:2人利用時、1人2万5千円~
   3 人利用時、1人1万9千円~

オリジナルグッズ付き宿泊プラン

部屋:1 ~ 4 人まで利用人数に合わせて 高層階・ パノラマの複数の部屋タイプから 選択

販売期間:7月7日(日)~ 9月30日(月)

料金

セミダブルルーム:1人 1万8千円~

ツインルーム B :2 人利用時、 1人1万5千円~

上記2 プランに 共通して含まれるもの:

1 泊 1 人の室料、消費税、サービス料、宿泊税、オリジナルグッズ 5種 、オリジナルドリンク(オリジナルコースター付き)

※料金は、プ ランごとの利用人数、利用月、曜日により異なる。

文豪ストレイドッグス×Sunshine City Prince Hotel 2019年7月7日(日)~9月30日(...
https://www.princehotels.co.jp/sunshine/plan/contents/bungo-stray-dogs/
今年も『文豪ストレイドッグス』がサンシャインシティプリンスホテルとコラボレーション!「デラックスコンセプトルーム宿泊プラン」、「オリジナルグッズ付き宿泊プラン」の2種類をご用意いたしました。洋室で実施した第1、2弾とは異なり今回は「和室」で、これまで...

ホテルグリーンプラザ箱根 富士を望める特別客室を改装

2019年6月14日(金) 配信

富士見プレミアムルームイメージ

 ホテルグリーンプラザ箱根(大嶋慎也支配人、神奈川県箱根町)はこのほど、客室から富士を望める富士見和室を改装し、新しく富士見プレミアルームをオープンした。快適に寛げる充実したリビングスペースを配し、開放感あふれる部屋で贅沢な富士見の眺望を楽しめる。

 内装は、歴史ある温泉地である箱根にふさわしく、組子細工のアートが和の風格をもって溶け込むシックでモダンなデザインとなっている。

富士見プレミアムルームイメージ(リビング側)

 そのほかにもリビング内の明るく使いやすい洗面台、独立したクロークスペース、ガラスを使用した開放感あるシャワールームなど機能面も重視し、雄大な富士と共にプレミアムな箱根滞在の時を過ごすことができる。

ホテルグリーンプラザ箱根について

 箱根仙石原の高台に位置しており、露天風呂からは男女共に湯船に浸かりながら富士山の絶景を望むロケーション。箱根十七湯のひとつに数えられる仙石原温泉を、自家源泉で存分に堪能できる。

 芦ノ湖や箱根神社、彫刻の森美術館、箱根ガラスの森美術館、ポーラ美術館、星の王子さまミュージアムなどの数多くの観光スポットへも近く、箱根観光の拠点に最適な立地となっている。

 客室は和室、洋室などのスタンダードな部屋から、専用露天風呂付きでゆったりと過ごせる特別室まで、9種類の部屋を用意している。夫婦や家族連れ、グループまで幅広い層に利用されている。

施設概要

名称:ホテルグリーンプラザ箱根

所在地:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原1244-2

支配人:大嶋 慎也

客室数:123室

収容人数:400人

施設:温泉大浴場、露天風呂、イングリッシュガーデン、チャペル

TEL0460-84-8611(代表)

ホテルグリーンプラザ箱根公式ページ:

「六甲オルゴールミュージアム」25周年記念コンサート開催

2019年6月14日(金) 配信

「星空とオルゴール~銀河鉄道の旅~」(イメージ)

 六甲山観光(宮西幸治社長、兵庫県神戸市)が運営する「六甲オルゴールミュージアム」は、7月12日(金)から9月10日(火)まで開館25周年記念特別展「星空とオルゴール~銀河鉄道の旅~」を開く。

 六甲オルゴールミュージアムは、満天の星空を投影したコンサート展示室で、アンティーク・オルゴールなどの自動演奏楽器の音色を鑑賞するコンサートを開いている。同企画では、宮沢賢治の小説「銀河鉄道の夜」の物語世界をオルゴールの演奏と共に楽しめる。銀河鉄道の車窓から主人公たちが眺めたであろう銀河のイメージを大きく投影し、その空間のなかで、物語に登場する楽曲などをオルゴールなどで演奏する。

「星空とオルゴール~銀河鉄道の旅~」概要

レジーナフォン155型

開催期間:2019年7月12日(金)~9月10日(火)

コンサート時間:午前10:30~午後4:30までの毎時30分から各回約15分間

※入館料のみでコンサートを見られる。

※毎時00分スタートで別プログラムのコンサートを実施。

使用楽器例:

・デカップ・ダンス・オルガン「ケンペナー」(自動演奏オルガン、ベルギー、1938年)

・レジーナフォン155型(ディスク・オルゴール、アメリカ、1910年ごろ)

演奏曲目例:

・「星めぐりの歌」 作曲:宮沢賢治

・交響曲第9番「新世界」第2楽章 作曲:A・ドヴォルザーク

レクチャーコンサート「宮沢賢治の音楽世界」

 関連イベントとして、レクチャーコンサート「宮沢賢治の音楽世界」も開かれる。宮沢賢治は音楽好きとして知られ、西洋音楽などの影響を受けて書かれた作品もある。賢治の生涯を追いながら彼と音楽にまつわるエピソードを分かりやすく解説し、生きていたころに作られたアンティーク・オルゴールなどで賢治ゆかりの楽曲を演奏する。

日程:7月27日(土)(予約不要)

時間:午後5:00~午後6:00

※入館料のみで参加できる。

定員:80人(先着順)

講師:甲南女子大学文学部教授 信時哲郎(のぶときてつろう、宮沢賢治学会理事)

「六甲オルゴールミュージアム」営業概要

入館料:大人(中学生以上)1030円、子供(4歳~小学生)510円

営業時間:午前10:00~午後5:00(午後4:20受付終了)

休館日:会期中は9月5日(木)

所在地:神戸市灘区六甲山町北六甲4512-145

「江ノ電で、会いにゆく。」 今年は「魅力的な音を描く」をテーマに、江の島・鎌倉エリアの魅力発信 

2019年6月14日(金) 配信

駅ポスター(2019年夏)

 小田急電鉄と江ノ島電鉄は6月17日(月)から、江の島・鎌倉エリアへの来訪促進を目的とする「江ノ電で、会いにゆく。」プロモーションキャンペーン第5弾を展開。「魅力的な音を描く」をテーマに、江の島・鎌倉エリアの魅力発信を行う。

 同キャンペーンは、“見て回る”だけの観光ではなく、江の島・鎌倉エリアにある「モノ」「コト」「ヒト」などに触れて楽しむ新しい旅の体験や魅力の提案を目的に15年から開始された。

 第5弾は江の島・鎌倉エリアにあふれる魅力的な音をテーマに、スポットを紹介するポスターを年4回、季節ごとに展開。小田急線各駅や江ノ島電鉄各駅、小田急線通勤車両などに掲示される。また、長編1本とテーマ別短編6本などのプロモーション動画「Enoden Sound Sketch」も作成。こちらは、小田急線列車内液晶ディスプレイ「小田急TV」や江ノ電列車内ディスプレイ、観光情報サイト「江の島・鎌倉ナビ」 、「江の島・鎌倉ナビ」公式Facebookページ、Instagramページなどで公開する。

日本旅行 津軽鉄道との共同企画で旧型客車夜行「津軽」を運行

2019年6月14日(金) 配信

旧型客車夜行の津軽

 日本旅行(堀坂明弘社長)は6月18日(火)から、津軽鉄道(青森県)と共同で企画した夜行列車による「北への旅路追憶はるか 旧型客車夜行『津軽』の旅」を売り出す。

 津軽鉄道は五所川原と津軽中里20・7㌔を結ぶ民鉄で、冬には名物の「ストーブ列車」が走る。沿線は太宰治誕生の地である金木や桜の名所「芦野公園」があり、とくに8月4日(日)から開催する「立佞武多(たちねぶた)」は青森三大ねぶたとして夏の津軽を代表する祭りのひとつだ。

 立佞武多の夜に、津軽鉄道でストーブ列車に使用される古い客車を利用した「夜行列車」を運行する。「特定非営利法人 おいしいローカル線をつくる会」の鳥塚理事長が企画協力して、冷房のない「昭和の夜汽車」の雰囲気を再現し、全線を2往復する。沿線の人の協力で夜食などのおもてなしも用意する。

 また、参加者のうち20人は、高さ20㍍を超える壮大な山車を地元の人と一緒に曳く立佞武多の「曳き手」を体験する予定だ。

 硬券乗車票と夜行列車「津軽」のサボ(列車行先表示票)も記念品として用意している。

商品概要

商品名:北への旅路追憶はるか 旧型客車夜行「津軽」の旅
企画のポイント:
・国内でも数少ない旧型客車により昭和の夜汽車を再現し、終夜運転(2往復)する。
・1ボックスを2人で利用できる。(1人2席占有プラン)
・折り返し駅では珍しくなった機関車の機回し入換が見られる。
・「津軽」号オリジナルサボ・オリジナル記念硬券乗車票をプレゼント。
・津軽中里駅ではカップ麺の夜食を用意。
・五所川原「エルムの湯」入浴券をプレゼント。
・立佞武多曳き手体験(定員20人様予定・旅行予約時に申し込み)
日程:8月4日(日)~5日(月)
旅行代金:1人1万8千円(大人・子供同額)
募集人員:72人 (最少催行人員60人)
食事:夕食の弁当を用意する。
車両・座席:座席は4人掛けのボックス席を2人で利用できる。(1人2席占有プラン)列車は2両編成で、以下の2両のいずれかを申し込み時に選択する。※座席番号の指定は出来ない。

1号車オハ46 2の車内。ボックスごとに大きめのテーブルを設置している
2号車オハフ33 1の車内。車内は木目張り

行程
8月4日(日)
立佞武多曳き手集合 午後5:30ごろ津軽五所川原駅
市内で立佞武多の曳き手を体験する
夜行列車参加者集合 9::30ごろ津軽五所川原駅
下り 津軽五所川原 10:30ごろ発  津軽中里11:30ごろ着

8月5日(月)
上り 津軽中里午前1:00ごろ発 津軽五所川原 2:00ごろ着
下り 津軽五所川原 2:30ごろ発 津軽中里 3:30ごろ着
上り 津軽中里 5:00ごろ発 津軽五所川原 6:00ごろ着
到着後解散
※エルムの湯へ行く人は各自移動(五所川原駅より路線バス10分)

立佞武多曳き手体験について
 ・当日午後5:30ごろに集合し、五所川原市観光協会の指示に従って行動する。
 ・参加者には観光協会からTシャツのプレゼントされるので、当日は着用する。
 ・参加者には軽食(おにぎり)を用意している。