宮崎で電力インフラツアー、参加者募集中 九州電力ら

2019年4月24日(水) 配信

一ツ瀬ダム

 九州電力はダムや発電所、送配電設備など電力インフラを観光資源としたインフラツーリズムを推進している。このほど、その一環で宮崎交通、ソラシドエアとコラボレーションした宮崎県内を巡る電力インフラツアーを企画。参加者の募集を開始した。ツアーは5月22日(水)出発の1泊2日。

 同ツアーでは、通常は公開していない、地上130㍍の九州最大のアーチ式ダム「一ツ瀬ダム」に設置した巡視点検路「キャットウォーク」での点検作業体験や、地下400㍍に位置する九州最大の揚水式水力発電所「小丸川発電所」、「石河内ダム」見学など、一般のツアーでは体験できない素材を盛り込んだ。また、宮崎の美しい自然や地元グルメも堪能できる内容に仕上げた。

 同社は今後ともダムや発電所、送配電設備を観光資源としたインフラツーリズムで観光客を誘客し、交流人口拡大をはかることで宮崎県の活性化に寄与したい考え。

ツアー概要

ツアー名:宮崎県一ツ瀬・小丸川水系を巡る電力インフラツアー

見学場所:九州電力 一ツ瀬ダム、小丸川発電所、送配電設備 ほか

旅行代金:大人1人(1室2人以上の場合)

     宮崎発:4万3千円、東京発:7万7千円

出発日 :5月22日(水) 1泊2日

発着地 :宮崎・東京

募集人数:先着45人(18歳以上に限る)

申し込み:宮交観光

宮崎発:【3社コラボ企画】宮崎県内 電力インフラ見学ツアー 発表!/国内旅行|宮...
http://www.miyakoh-kanko.com/kokunai/osusume/3-7.html
普段入る事の出来ないダムや電力インフラを案内付きで見学&宮崎の美味しいものも楽しむ!

「妙高街ごとキャッシュレス企画」、新潟県「艸原祭」でキャッシュレスシステム導入

2019年4月24日(水) 配信

妙高街ごとキャッシュレス企画

 ジャパンデザイン(山下太郎社長、東京都渋谷区)と妙高ツーリズムマネージメント(古川征夫会長、新潟県妙高市)、プットメニュー(山本望社長、東京都大田区)の3社が連携して推進している「妙高街ごとキャッシュレス企画」の一環として、5月11日(土)に開かれる「艸原祭」でキャッシュレス推進システム「Putmenu®」(プットメニュー)を導入する。混雑が予想されるイベントにおける利用者のサービス向上をはかる。

 ジャパンデザインは5省庁(環境省、内閣府、総務省、経済産業省、観光庁)の後援で観光地の活性化プロジェクトを実施している温泉総選挙(主催:旅して日本プロジェクト)の運営事務局を務めている。妙高ツーリズムマネージメントは妙高における観光地経営のかじ取り役を担っている。また、プットメニューは温泉総選挙の観光地活性化推進システムである12言語対応のキャッシュレスシステムを展開している。

 現在、3社で連携してキャッシュレス化を推進しているなかで、毎年実施され約2万人が訪れる地域活性化イベント「艸原祭」を通じて「Putmenu®」を体験してもらい、参加者にもキャッシュレスの利便性を広めていくのが狙いだ。また、今後実施されるほかの地域活性化イベントでも「Putmenu®」の特性を生かしていく。

艸原祭

 池の平温泉のいもり池周辺で開催され、春の訪れを告げる一大イベント。ステージイベントや屋台村の開設のほか、フィナーレでは火文字と華やかな花火が早春の夜空に鮮やかに花開く。4月下旬~5月上旬には、いもり池周辺に約10万株のミズバショウが咲く。

Putmenu®

 Putmenu®は利用者のスマホを使って12言語対応で注文と支払いができるオーダーシステム。訪日外国人の不満で常にあげられる「多言語表示の少なさ」「コミュニケーションが取れない」「クレジットカード利用可能場所の少なさ」に対して同システムで「インバウンド対策」そして「キャッシュレス対策」の両方の解決ができる。利用者には観光シーンのあらゆる商品の選択と支払いをスマホで行ない、待ち時間なく、商品の受け取りができるようになる利便性も提供できる。

 また、Putmenu®ではオーダーや消費体験と位置情報を組み合わせることで、利用者の観光地での体験経路や消費傾向を把握することが可能になる。DMOはこれらの情報をマーケティング活用し、さらなる観光地活性化に活用することができる。

温泉総選挙

 温泉総選挙は環境省、内閣府、総務省、経済産業省、観光庁の後援による、温泉地の活性化推進を目的とした、全国民参加型の地域活性化プロジェクト。温泉総選挙を通じて、今まで十分に伝えきれていなかった温泉地の持つさまざまな魅力はもちろん「旬」な取り組み・ネタを、より多くの人々に提供していく。

温泉総選挙概要

主催:旅して日本プロジェクト

後援:環境省・内閣府・総務省・経済産業省・観光庁

実行委員会:(五十音順)

実行委員長:岡崎浩巳(地方公務員共済組合連合会 理事長/元総務省 事務次官)

実行委員:石井宏子(温泉ビューティー研究家/トラベルジャーナリスト)
     甘露寺泰雄(公益財団法人中央温泉研究所 顧問)
     笹本森雄(一般社団法人日本温泉協会 会長)
     東京大学温泉サークルOKR(おける)
     夏野剛(慶應義塾大学 政策・メディア研究所 特別招聘教授)
     新津研一(一般社団法人ジャパンショッピングツーリズム協会(JSTO)専務理事/事務局長)
     前田眞治(一般社団法人日本温泉気候物理医学会 理事)
     八木宏一郎(一般社団法人日本エンパワーメントコンソーシアム理事/一般社団法人日本唐揚協会 専務理事)

概要:「温泉総選挙2018」は、2018年5月14日~2019年1月31日の選挙期間を設け、国民投票によって9つの部門でそれぞれの順位を決定した。「温泉総選挙2019」の詳細は5月末に発表予定。

部門名:■リフレッシュ部門 ■うる肌部門 ■健康増進部門 ■スポーツ・レジャー部門 ■歴史・文化部門 ■絶景部門 ■外国人おもてなし部門 ■ファミリー部門 ■女子旅部門
さらに、全温泉地の取組を評価する、特別賞や省庁賞(4賞)を選出する。

セブンカルチャーネットワーク 「チリ皆既月食観測+アルマ望遠鏡見学ツアー」を売り出す

2019年4月24日(水) 配信

2017年の皆既日食

 セブンカルチャーネットワーク(荻原秀之、東京都千代田区)はこのほど、「チリ皆既月食+アタカマ砂漠 アルマ望遠鏡 山頂施設特別見学10日間ツアー」を売り出した。

 同ツアーは2019年7月の皆既月食をチリで観測し、ブラックホールの撮影に初めて成功し、一般公開されていない「アルマ望遠鏡」の山頂施設見学をするもの。加えて、世界で最も乾燥したアタカマ砂漠で南の星空を観賞する。天文雑誌「星ナビ」などを出版するアストロアーツとともに企画したもので、「セブン旅倶楽部」のウェブサイトで売り出ししている。

皆既月食の観測地

 同社は複数の候補地の下見を実施し、チリ・ビクーニヤ近郊のレストランを今回の観測場所として選んだ。ビクーニャは、レストランで調理にソーラーオーブンを使うほど太陽に恵まれた地域で、北西方向に下ったゆるい傾斜面で観測する予定だ。「レストランはトイレや休憩場所として利用可能なので、安心・安全に観測できる」(同社)と説明する。ラ・セレナの宿泊ホテルから観測場所までの移動はバスで1時間ほど。

アルマ望遠鏡の概要

 ブラックホールの撮影に初めて成功した施設で、標高5千㍍の場所にある。ツアーでは、一般公開されていない、アルマ望遠鏡の山頂施設を見学する。なお、見学前に現地で、健康状態をチェックする。

ツアー概要

旅行期間:6月29日(土)~7月8日(月)10日間

旅行代金:84万8千円 ※1部屋追加代金9万8千円

発着地:東京(成田空港)

利用予定航空会社:日本航空・ラタム航空(エコノミークラス)

利用ホテル:HOSPTAL VALLE MISTRAL(ラ・セレナ)、HOTEL PROVIDENCIA(サンチャゴ)、HOTEL SAN PEDRO(サンペドロ・デ・アタカマ)

食事:朝6回、昼5回、夕6回(機内食は除く)

添乗員:同行する

募集人員:30人(最少催行人員20人)※催行決定

ツアーの行程

2019年 チリ皆既日食観測ツアー │ セブンカルチャーネットワーク
https://www.7cn.co.jp/7tabi/sp/eclipse/2019chile/
セブンカルチャーネットワークでは、

豪華な内装が自慢の女王陛下の船 新型海賊船「クイーン芦ノ湖」が就航 

2019年4月24日(水) 配信

クイーン芦ノ湖

 箱根観光船(岡本裕之社長、神奈川県小田原市)は4月25日(木)、新型海賊船「クイーン芦ノ湖」の運航を箱根・芦ノ湖で開始する。コンセプトは、「心ときめくクルーズ」。国内を走る多くの観光列車を手掛ける水戸岡鋭治氏が「女王陛下の船」をイメージしてデザインした。

 「クイーン芦ノ湖」の船体は湖面に映える上品な金色を基調とし、船首には女神像を配した。内装は、箱根寄木細工をモチーフとした床材や、大川組子を装飾に取り入れたほか、さまざまな色や模様を施した5種類のイスを用意。九州旅客鉄道(JR九州)のクルーズトレイン「ななつ星in九州」を手掛けた職人も内装づくりに参加している。豪華な内装に合わせ、船内サービスも変更。生ビールや国産ワイン、こだわりのコーヒーなどを船内ショップにそろえている。

 船内には、特別船室の女王陛下のイスや、1人用見晴らし台などインスタ映えスポットも多数用意した。なかでも関係者がホテルや旅客船でもなかなか見ることができないと説明する階段部分は、降りた先に組子細工をみせるなどさまざまな装飾を配しているおすすめスポットだ。

おすすめの階段部分

 4月23日(火)、芦ノ湖で試乗会が行われた。岡本社長は、「家具や調度品など目に入るものすべてに拘っている。お客様には、乗船するたびに、新たな感動や驚きを味わってもらえると思う」と新船を評価。「箱根全体の盛り上げや、日本人観光客の誘客につなげる」と力をこめた。

岡本裕之社長

 デザインを担当した水戸岡氏は、「楽しさと心地良さ、高級感を追求した船。内装は、ななつ星などで得た経験を集大成して持ち込んでいる」と語った。

水戸岡鋭治氏