〈観光最前線〉ドローンサッカー楽しすぎ!

2023年8月20日(日) 配信

年齢、性別問わず楽しめる

 先日「ドローンサッカー」に触れる機会があった。球状のドローンを操縦し、円形のゴールにくぐらせ得点を競う、韓国発祥の競技だ

 本来、1チーム5人で対戦するが、今回はタイムアタック形式の体験会。予備知識なく参加した1度目は、手元の「操作」と機体の動きがかみあわず、焦るばかりだった。しばしのクールダウンを挟み、再度挑戦。おぼつかない「操縦」ながら、3点獲得した。感想は「これ楽しすぎ!」。

 競技は年齢や性別を問わず、同じフィールドで楽しめるのが特徴。主催したBeeGood’4(ビーグッドフォー)の畠隆介社長は「大勢にファンになってもらい、各地でイベントを開催したい」という。そして25年にはワールドカップも。「今なら間に合いますよ」とささやかれ、心揺さぶられました。

【鈴木  克範】

 

〈旬刊旅行新聞8月21日号コラム〉――旅行新聞バイク部活動報告 「また北海道を走りたい」健全な病に

2023年8月19日(土) 配信

 旅行新聞バイク部はこの夏、日本最北端の宗谷岬を目指して6日間のツーリングを実施した。個人的には、6年前に9日間をかけて北海道一周ツーリングをしたが、やはり何度行っても北海道をバイクで走ることは楽しいものだ。

 

 いわゆる“距離ガバ”の私にとっては、四国や九州も、橋やトンネルでつながっているため、「地続き」という認識だ。しかし、沖縄と北海道は、飛行機やフェリーを利用しなければ、クルマやバイクで行くことはできない。自分なりの表現で言えば、「旅の純度が高まる」特別な場所なのである。

 

 

 さて、今回のツーリングでは、自宅のある神奈川県から、青森県青森市まで東北自動車道を北上した。2年前の夏にも、旅行新聞バイク部は同じルートで、“ライダーの聖地”の顔も持つ、蒸ノ湯温泉ふけの湯(秋田県)まで走っているが、当時と比べて1時間以上かかった。休憩を多く取りながらの走行だったこともあるが、体力が落ちたのかもしれないと感じた。

 

 青森港から函館港までの青函フェリーにバイクで乗船したのは、我われ2人のみだった。大洗や仙台、新潟、秋田などからフェリーを利用するライダーも多いのだろう。青森まで全力で走ったため、温存しておくべき北海道での体力を思いのほか使ってしまったのは、反省点でもある。

 

 北海道は都市部や幹線道路を除いて信号のない道路が多い。首都圏で生活する身としては、理想的なツーリングロードである。ヒグマとは遭遇したくないが、エゾシカやキタキツネをあちこちで見ることができる。果てしなく続く一本道をゆっくりと走る景色は、記憶に残り続ける。そして、ふとした瞬間に「また北海道を走りたい」という気持ちが湧いてくる。これは健全な病である。

 

 

 旅に出たのが8月上旬ということもあって、空室が少なく、宿探しに苦労した。天候に左右される行き当たりばったりの旅ということもあり、お昼くらいにならないとその日に宿泊する場所も定まらない。スマホで予約サイトを開くと、かなり遠方にしか値ごろ感のある宿が無かったりして、やむなくムリな距離を走ることもあった。

 

 帯広周辺にはほとんど空室は無かった。旭川や北見にはリーズナブルな宿が多少残されていたが、北見は雨雲がかかりっぱなしで、今回は旭川市を拠点とし、同市内の2軒のビジネスホテルに宿泊した。

 

 

 バイクに長時間乗っていると、お腹が減ってくる。そんなとき、セイコーマートには随分お世話になった。北海道限定の商品もあるし、おにぎりを食べたり、コーヒーを飲んだりしながら体を休めた。ビジネスホテル近くのコンビニに寄って、サッポロビールと翌朝の朝食を買い込むのも楽しいものだ。

 

 北海道ツーリングと切り離せないのが、フェリーである。今回は、往路は青森港から函館港へ青函フェリーを利用した。青函フェリーは何度か利用したことがあったが、帰路の苫小牧港から八戸港までを結ぶシルバーフェリーは初めてだった。

 

 フェリーで潮風を浴びながら食べるカップ麺は最高に美味しい。本州に向かうフェリーで、缶酎ハイをプシューと開けて北海道の旅を振り返るのも、いい時間だ。新潟港から小樽港に行くルートもいいな、と考えている。

(編集長・増田 剛)

【特集 No.641】旅行新聞バイク部 日本最北端「宗谷岬」へ激走2864㌔

2023年8月19日(土) 配信

 旅行新聞バイク部の部員・増田剛と木下裕斗は8月3―8日までの6日間、日本最北端・宗谷岬を目指すツーリングに出た。2021年夏の東北ツーリングから2年ぶりの本格的な活動となった。今回の旅は東北自動車道の羽生PA(埼玉県)からスタート。猛暑のなか北上し、青函フェリーで北海道に上陸した。大雨や濃霧に何度も見舞われたが、宗谷岬に到達すると樺太方面に青空が姿を現した。ホタテやラム肉、豚丼なども堪能し、収穫の大きい走行距離2864㌔の旅となった。

【増田 剛】

樺太方面に青空が姿現す

 【1日目】8月3日午前3時、外はまだ暗い。バイクに荷物を積んで控えめにエンジンをかけた。圏央道に入り、午前5時過ぎに木下部員と待ち合わせ地点・東北自動車道羽生PA(埼玉県)に到着。6時に2人そろって出発した。

 上河内SA(栃木県)でレモン牛乳アイスなどを食べながら休憩。9時8分、安達太良SA(福島県)で1回目の給油。木下部員のエンジンキーが不調で、回らなくなるトラブル発生。また、ここはウルトラマンなどの生みの親「円谷英二」の出身地(須賀川市)で、ウルトラマンティガのオブジェと木下部員が記念撮影を行う。

 10時22分、国見PA(福島県)に到着。36度を超える暑さと空腹で疲労困憊状態となり、「喜多方ラーメン」を食す。ここの喜多方ラーメンは本当に絶品で、素通りは不可能だ。

 午後2時40分、岩木山SA(岩手県)で2度目の給油を行う。2年前に八幡平を訪れたときと比べ1時間以上遅れており、「フェリーに間に合わないかもしれない」という不安がよぎる。

 午後5時に青函フェリーターミナル(青森県青森市)に到着。バイクの乗客は私と木下部員の2人のみ。6時15分に出航。潮風が涼しい。日没まで甲板で下北半島を眺めるが、空腹を感じ、船内の自動販売機でカップラーメンを購入し、ロビーで食べた。午後10時過ぎにフェリーは函館港に着岸。ついに北海道に上陸。コンビニで夜食を買い込み、函館市内のビジネスホテルに午後11時にチェックイン。

 【2日目】前日の無謀な旅に疲れたため熟睡。午前8時30分にチェックアウトし、ホテルの前に2台並べて停めていたバイクに荷物を積んで、函館朝市を素通りして噴火湾沿いのルートで洞爺湖を目指す。午前中は快晴で心地良い北海道ツーリングを楽しむ。昼に洞爺湖に到着。2015年9月に旅行新聞の社員旅行で訪れた「レストラン望羊蹄で昼食を」と立ち寄ったが、予約待ち1時間とのこと。先を急ぎ、行きたかった昭和新山へ。赤茶色の山肌に見入ってしまった。周辺の観光施設で昼飯を食べる。

 その後、支笏湖周辺を回り苫小牧方面へと向かうが、その日の宿が見つからない。ようやく予約サイトで旭川市内にビジネスホテルを見つけた。千歳、岩見沢、滝川へと北上。旭川市に向かう途中、バケツをひっくり返したような激しい雨に遭遇する。午後7時15分、ホテルに到着。近くの居酒屋「鳥忠」に飲みに行く。ラムの串焼きや、ホタテの握りなど北海道の食材を堪能。美味しい店だった。

 【3日目】午前8時30分に出発。日本最北端の宗谷岬を目指して北上。前夜に続き、激しい雨は終日続く。寒さに耐えきれず震える体で雨宿りした名寄の道の駅「もち米の里☆なよろ」でソフト大福を2個食べる。音威子府方面へ北上するが、雨はまったく弱まらず、2人の心と体を削る。無人の建物の軒下などに避難しながら北上を続けるが、ペースとモチベーションが一向に上がらない。さすがに、この日に宗谷岬到達を断念。音威子府の手前の咲来で国道40号を右折し、道道12号で枝幸を目指す。……

【全文は、本紙1910号または8月25日(金)以降日経テレコン21でお読みいただけます。】

鴨川シーワールド、女性限定のナイトプラン 8月23日から予約開始

2023年8月18日(金)配信

シャチのナイトパフォーマンスやレストラン「OCEAN」での会食付き

 鴨川シーワールド(千葉県鴨川市)は、女性限定で閉館後の水族館を満喫する日帰りプログラム「レディースナイトプラン」を、9、10月の土曜日のうち6日間限定で実施する。予約は、8月23日(水)10:00から電話で受け付ける。

 「レディースナイトプラン」は、閉館後の水族館を女子会気分で約4時間かけてゆったりと楽しめる特別なプラン。シャチのナイトパフォーマンスをはじめ、ベルーガのおでこにタッチできる体験などの体験プログラムを用意する。夕食は、シャチが水中を泳ぐ姿を見ながら食事ができるレストラン「OCEAN」で、女性飼育員たちと一緒にセミコースを楽しめる。

 プランの締めくくりには、飼育員の解説を聞きながら夜の水族館を巡る「ナイトアドベンチャー」で海の動物たちの寝姿を観察できる。

 実施日は9月23日(土)、30日(土)、10月7日(土)、14日(土)、21日(土)、28日(土)の計6日間で、18歳以上の女性限定とする。所要時間は約4時間(16:00~20:00)。募集定員は1日35人(先着順・最少催行人員15人)。

 料金は夕食代込みで一般参加者が1万6000円、ドルフィンドリームクラブ会員が1万4000円。特典として、当日は開館時間の9:00から鴨川シーワールドへの入館が可能で、入館時にオリジナルフェイスタオルとポンチョを進呈する。

 電話番号=鴨川シーワールドサービス課(10:00~16:00) 04(7093)4803。

日旅、北海道・大樹町、SPACE COTANが連携 「宇宙」テーマに探究学習プログラム提供へ

2023年8月18日(金) 配信

3者はこのほど新たな探究学習プログラムの展開を始める

 日本旅行と北海道・大樹町、SPACE COTANの3者はこのほど、北海道スペースポートと大樹町を舞台に、新たな探究学習プログラムの展開を始める。2022年7月に締結したパートナーシップ協定に基づき、観光事業の一環として開発したプログラム。

 アジア初の民間に開かれた商業宇宙港である北海道スペースポートと、宇宙のまちづくりを推進する大樹町ならではの内容を、日本旅行が手掛ける探究体験プログラム「ミライ塾」の新たなコンテンツとして提供する。

 3者はそれぞれの強みや資産を掛け合わせ、新たな価値創出や地域活性化、宇宙版シリコンバレーの早期実現を目指し、パートナーシップの締結に踏み切った。

 22年秋からは、総務省が地方創生として推進する地域活性化企業人制度を活用して、日本旅行の人材1人が大樹町に派遣され、観光振興に取り組んできた。

 プログラムは、学校のニーズに応じて「宇宙開発をテーマにした探究体験」と「まちづくりをテーマにした探究体験」の2つを設定した。

東武鉄道「#ふらっと呑み鉄」、第2弾の東上線エリア開始

2023年8月18日(金)配信

池袋・川越・越生・小川町の酒蔵・飲食店でお得な特典付き

 東武鉄道(都筑豊社長、東京都墨田区)は8月18日(金)、沿線にある日本酒の酒蔵を巡るイベント「#ふらっと呑み鉄 東武沿線酒蔵巡り」の第2弾として、東上線エリアを開始した。池袋・川越・越生・小川町の酒蔵・飲食店に「#ふら呑みセット」を持参すると、お得な特典を受けられる。「御しゅ印」を集めるとオリジナルグッズがもらえるプレゼントキャンペーンも始めた。

 「#ふら呑みセット」は、おちょこ、#ふら呑み御しゅ印帳、巾着の3点セット。東上線エリアのおちょこは全5種類からのランダムとなる。金額は税込3300円。池袋駅や川越駅、坂戸駅の定期券売り場のほか、イベント公式サイトからも購入できる。

「#ふら呑みセット」

 東上線エリアを対象としたプレゼントCPは、10月31日(火)まで実施する。「御しゅ印」2個以上を押印すると、先着500人までチャレンジ賞のオリジナル手拭いに引き換えができる。全5個を押印すると、抽選で10人に当たるコンプリート賞の携帯・アウトドア熱燗セットに応募できる。

 なお、第1弾の南会津・日光・宇都宮・栃木エリアの酒造を巡る「#ふらっと呑み鉄」も継続して実施している。

NAA、空港従業員数17年比16%減の3万6315人 従業員実態を調査

2023年8月18日(金) 配信

従業員と事業者の減少は新型コロナウイルス感染症の拡大が主な要因

 成田国際空港(NAA、田村明比古社長)はこのほど、「2022年度成田空港内従業員実態調査」の結果を公表した。調査基準日は2023年2月1日。これによると、事業者数は前回調査した17年11月1日比8%減の619者。従業員数は同16.1%減の3万6315人だった。新型コロナウイルス感染症の拡大が主な要因。

 事業区分別の従業員数は、国や地方自治体などの官公署等が同10.1%減の4045人。航空会社などの航空運送事業が同41.2%減の4667人。旅行代理店や旅客案内事業者などで構成する旅客サービス業は同14.0%減の5387人。飲食業は同19.3%減の1354人となった。

 同社は「航空需要は着実に回復基調となっており、それに合わせて人員の確保に努めていく」とした。

24年度版「プロが選んだ日本のホテル・旅館100選」 発売

2023年8月18日(金) 配信

24年度版「プロが選んだ日本のホテル・旅館100選」

 2024年度版「プロが選んだ日本のホテル・旅館100選&日本の小宿」(発行・旅行新聞新社、発売・自由国民社)の書籍が、8月下旬から全国の主要書店で販売を開始します。また、旅行新聞新社のホームページでも販売しています。

 

 本書は22年12月に発表した「第48回プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」の入選施設と選考審査委員特別賞「日本の小宿」を受賞した歴代の宿など、80軒を北から順に掲載。各宿の料理や温泉、客室などの魅力を文章とカラー写真で紹介、また日本の湖沼などのコラムも掲載しています。

 

 さらに当社が事務局を務める「ピンクリボンのお宿ネットワーク」加盟施設には、ロゴマークを付けて紹介しています。

 

 なお、巻末には「総合100選」のほか「もてなし」「料理」「施設」「企画」の各部門100選の入選施設を一覧表で掲載しました。定価は2200円(税込)。A4判変形、オールカラー128ページ。

 

京都丹後鉄道、吉本芸人が1日乗車 「丹鉄よしもとお笑い列車」9月16日に

2023年8月17日(木)配信

「丹鉄よしもとお笑い列車」ポスター

 京都丹後鉄道(丹鉄)を運行するWILLER TRAINS(飯島徹社長、京都府宮津市)は9月16日(土)、吉本芸人と交流できる「丹鉄よしもとお笑い列車」を運行する。今年4月に運行10周年を迎えたカフェ列車「丹後あかまつ号」の10周年記念イベントの第2弾として、8月17日(木)に丹後あかまつ号の予約を丹鉄ホームページで開始した。

 丹後あかまつ号には、吉本興業所属の芸人「もりやすバンバンビガロ」「タナからイケダ」と、京都府住みます芸人としても活動する「木下弱」「きゃろっときゃべつ」の計4組が乗車。車内アナウンスやトークショー、パフォーマンスを行い、車内を盛り上げる。

由良川橋梁を走る丹後あかまつ号

 列車は、西舞鶴駅発の天橋立駅へ向かう午前10時12分発と午後1時14分発の2本で、約50分掛けて目的地に到着する。1本目が「もりやすバンバンビガロ」「きゃろっときゃべつ」の2組、2本目が「タナからイケダ」「木下弱」の2組が乗車する。

 折り返しとなる天橋立駅発の西舞鶴駅へ向かう列車は、午前11時33分発と午後2時48分発で、1本目が「タナからイケダ」「木下弱」の2組、2本目が「もりやすバンバンビガロ」「きゃろっときゃべつ」の2組が乗車する。

 なお、「木下弱」「きゃろっときゃべつ」は、天橋立駅で午前10時~午後4時まで、京都府北部では販売していないよしもとお笑いグッズや丹鉄グッズを販売する。改札外でグッズ販売を行うため、丹後あかまつ号の事前予約ができなかった人も芸人さんと交流できるという。

丹後あかまつ号の車内

 定員は25人。予約先着順で、事前予約は乗車日前日まで行う。空席あれば当日予約もできる。料金は、普通運賃に乗車整理券(550円)を加算した金額とする。

高千穂の棚田巡るe‐bikeツアー始める お米や農業と関わる神楽など解説(高千穂アドベンチャーツーリズム協議会)

2023年8月17日(木) 配信

ツアーの出発前にはe-bikeの乗り方講習も実施する
 高千穂町旅館業組合や高千穂町企画観光課などで構成する高千穂アドベンチャーツーリズム協議会(福島優会長)はこのほど、宮崎県・高千穂の棚田をe―bike(電動アシスト自転車)で巡るツアーを始めた。
 
 ツアーでは、ガイドが高千穂のお米や2022年和牛オリンピックで内閣総理大臣賞を受賞した高千穂牛のほか、農業と密接に関わる高千穂の神社や神楽などについて案内する。さらに休憩時間には、棚田米のおにぎりを配る。
 
 ツアーの催行時間は午前9時~正午。出発前には、e―bike乗り方講習も実施する。価格は1人1万2000円。収益の一部は棚田の地区へ寄付される。定員は2~8人。同協議会のホームページで申し込みを受け付けている。