米旅行雑誌の「世界で最も魅力的な国」で日本が1位に 大都市部門でも東京が2位に(JNTO)

2023年10月5日(木) 配信

イメージ

 日本政府観光局(JNTO)はこのほど、米国の大手旅行雑誌「コンデナスト・トラベラー」が10月3日(火)に発表した読者投票ランキング「リーダーズ・チョイス・アワード」の「世界で最も魅力的な国」において、日本が第1位に選出されたことを報告した。

 また、同アワードの人口50万人以上の大都市部門でも、東京が第2位に選ばれた。

 蒲生篤実理事長は、「同アワードの結果からも、訪日旅行に対する非常に高い期待を感じる。来年2024年は日米観光交流年と定められたところであり、JNTOではこうした好機を生かしながら、引き続き訪日観光の魅力の発信・提供に積極的に取り組んでいく」とコメントした。

 2023年の「世界で最も魅力的な国」ランキングの上位10位は次の通り。

1位 日本
2位 イタリア
3位 ギリシャ
4位 アイルランド
5位 ニュージーランド
6位 スペイン
7位 ポルトガル
8位 イスラエル
9位 ノルウェー
10位 スイス

 大都市部門の上位10位は次の通り。

1位 シンガポール
2位 東京(日本)
3位 ソウル(韓国)
4位 ケープタウン(南アフリカ)
5位 シドニー(オーストラリア)
6位 コペンハーゲン(デンマーク)
7位 オスロ(ノルウェー)
8位 バンクーバー(カナダ)
9位 メルボルン(オーストラリア)
10位 エジンバラ(スコットランド)

神職と登るトレッキングツアー 収益一部お布施し地域活性化へ (高千穂アドベンチャーツーリズム協議会)

2023年10月5日(木) 配信

15分ほど二上山を登り、山頂で高千穂町を一望しながら神話についての話を聞ける

 高千穂町旅館業組合や高千穂町企画観光課などで構成する高千穂アドベンチャーツーリズム協議会(福島優会長)はこのほど、神職と登る神話トレッキングツアーの販売を始めた。同商品は地域の二上神社と造成。収益の一部をお布施することで、地域活性化につなげる。

 ツアー当日は、神話に登場する山二上山の麓にある二上神社の甲斐しげひろ宮司が、神社の由来や境内について、神話を交えながら解説し、祈願を行う。その後15分ほど二上山を登り、山頂で、高千穂町を一望しながら神話について話す。

  料金は1人1万5000円(税込)。定員は2~8人。申し込みは同協議会のホームページで受け付けている。訪日外国人客にも利用してもらおうと、英語のページも開設した。
 
 同協議会は「初めてトレッキングを行う人にも、安心して参加してもらうため、トレッキングをはじめアウトドアに精通するガイドが歩くペースのフォローなどを行う」と利用を促している。
 

新ブランド「はまさか艶美-えび-」 鮮度抜群の赤エビを差別化 兵庫県・浜坂

2023年10月5日(木) 配信

透明感と深い赤色が特徴

 兵庫県・新温泉町の浜坂漁業協同組合(川越一男組合長)は、今年の沖合底引き漁が解禁された9月1日から、浜坂漁協(浜坂漁港、諸寄漁港)に水揚げされる赤エビを「はまさか艶美(えび)―えび―」としてブランド化した。

 浜坂の赤エビは、全国トップクラスの水揚げ量を誇る特産品だ。漁で獲れた赤エビのうち、大きさが「中」以上のものを選別し、ブランドに認定する。

 漁船内で急速冷凍したブランドエビを販売するパッケージも作成した。黒とゴールドを基調に高級感が感じられるデザインだ。

2024年3月新エリア開業へ ペンギンやアザラシを間近で観賞 マリンワールド海の中道

2023年10月5日(木) 配信

アイランドステージのイメージ

 西鉄グループの水族館「マリンワールド海の中道」(福岡県福岡市)を運営する海の中道海洋生態科学館(東圭司社長、同)は2024年3月下旬に、アザラシやペンギンを間近で観賞できる新エリアを開業する。来年開業35周年を迎える周年事業の一環。

 新エリアは「アイランドステージ」(仮称)と「ペンギンビーチ」(同)の2つ。

 アイランドステージは、ステージとそれを360度囲う観覧スペースを配置する。アザラシの仕草や鳴き声などが間近で楽しめる。

 ペンギンビーチは、ケープペンギンの生息地である南アフリカ・ボルダーズビーチを再現する。自然体のペンギンのようすを観察できるという。

富岡製糸場でクリーンツーリズムイベント開く いい遺産(11月3日)の日に

2023年10月5日(木) 配信

世界遺産をきれいにしよう!

 世界遺産アカデミー(愛知和男会長、東京都千代田区)は11月13日(月)の「いい遺産(1113)の日」に、群馬県の世界遺産・富岡製糸場でクリーンツーリズムの体験イベントを開く。

 オーバーツーリズムが課題となるなか、観光に清掃活動を組み合わせることで環境に配慮した持続可能な観光を目指す「クリーンツーリズム」が注目されている。

 今回は世界遺産アカデミーの研究員による講演会のあと、製糸場での清掃活動を行う。学んだことをすぐに実践でき、世界遺産の保全に貢献できる機会として参加を呼び掛ける。

 参加者には清掃活動時にも着用できるオリジナルTシャツと、学校や職場に提出できる参加証明書の特典が付く。

 申し込みは世界遺産アカデミーの公式ホームページで、10月31日(火)まで受け付けている。定員は95人で先着順。料金は1000円(富岡製糸場900円+参加料100円)で、当日現金での支払いとなる。

ひろはこが「雪ミク」と連携した冬の観光CP実施 12月1日から

2023年10月5日(木) 配信

「ひろはこ冬の観光キャンペーン」 メインビジュアル Art by 木屋 町(c)CFM

 青森県弘前市と北海道函館市の周遊観光を促す組織、ひろはこ連携推進実行委員会(事務局=弘前観光コンベンション協会)は12月1日(金)から、初音ミク派生キャラクターで北海道応援キャラクターの「雪ミク」と連携した冬の観光キャンペーンを展開する。2024年2月29日(木)まで。

 写真撮影用のパネルを市内主要施設に設置し、キャンペーンテーマソングのMVをYouTubeや観光施設で放送する。また指定観光施設でスマートフォンなどで二次元バーコードを読み取ると、ウェブARで雪ミクが画面に登場して写真撮影を可能にするほか、撮影映像のSNS投稿キャンペーンを実施する。

 周遊を促すための企画としては、「雪ミクパズルコレクション」を開催。スマートフォンなどを使用して、指定した各市4カ所ずつの観光スポットで2次元バーコードを読み取ると、パズル型のキーホルダーの引き換えができる。4カ所すべてのキーホルダーを集めると一つの絵柄になる仕組み。

 さらに、雪ミクが北海道を応援するイベント「SNOW MIKU2024」(24年2月10、11日開催)と連携したPRを行う。同イベントは初音ミクを開発したクリプトン・フューチャー・メディアが札幌市にあることから、2010年から開催している。

 事業詳細は「雪ミク×ひろはこ」コラボ特設ページで随時発表していくという。

グランヴィア大阪 ハロウィンランチ 10月7日から土日祝限定で

2023年10月5日(木) 配信

モンスターモチーフの料理がずらり

 ホテルグランヴィア大阪(大阪市北区)は10月7日から11月5日までの土・日・祝日限定で、19階のスカイダイニング「アブ」で、モンスターをモチーフにした料理などが味わえるハーフビュッフェスタイルの「アブのカジュアルハロウィンランチ」を販売する。

 メインディッシュは、黒いパンに海老カツや厚焼き玉子をサンドした「スマイルさんをほうばる黒いウィッチさん」や、自家製のハッシュドビーフソースを添えたジャックランタンに見立てたオムライス、イカ墨で黒く色づけしたとろとろ牛すじと野菜のカレーなど、味はもちろん、見た目にも楽しめるメニューを用意。シェフ特製ソースを添えた牛肉ステーキや、魚介の旨味たっぷりのブイヤベースも追加料金で選べる。

 食べ放題メニューは各種サラダやスープ、パン、オバケを表現したサーモンとポテトサラダ、パテドカンパーニュのミニサンドなどハロウィン仕様のデリカテッセンが並ぶ。デザートオプションとして「おばけシュークリーム」も注文できる(要追加料金・数量限定)。

 料金は1人4300円。時間は午前11時30分から午後3時まで(ラストオーダーは2時)で、90分制。

千産千消の仕組みを創出 千葉県初の「ちばガストロノミー県計画プロジェクト」スタート(ちばガストロノミー県実行委員会)

2023年10月4日(水) 配信
ロゴ

 ちばガストロノミー県実行委員会(萩原勇作委員長)はこのほど、千葉県初の「ちばガストロノミー県計画プロジェクト」を行うと発表した。

 千葉県の「ちば地域課題解決実証プロジェクト補助金」を活用した取り組みで、地域社会との関わりに積極的な県内の優れた飲食店や生産者を表彰する「ちばガストロノミーAWARD」を創設。

 食材と料理人をマッチングによって生産者は販路開拓、飲食店は質の高い地場産の食材を使った料理の提供をそれぞれ可能ににすることが目的で、「千産千消」の仕組みを創出する考え。

 味やクオリティ、食材を生み出した多様な風土や文化、歴史、生産者の思い、それを料理として提供するレストランやシェフにいたるまで一連の食のストーリーなどを総合的に評価し表彰。10月末まで飲食店部門、生産者部門の2部門で自薦、他薦による一般募集を行い、千葉県の食や地域に造詣が深く、県内外に影響力のある人を審査員として招き、飲食店、生産者のそれぞれの部門から大賞と特別賞を決定する。

 各賞受賞者の発表と表彰は、2024年2月中旬に千葉市内のホテルで開催するプレミアムパーティーの中で行われる。当日は表彰式に加え、著名人の食に関する対談や音楽ライブの開催も予定する。

 また2月中旬から下旬には、同アワードで表彰、入選した飲食店と生産者のコラボレーション料理を県内の人気レストランを中心に提供するイベント「ちばガストロノミープレミアムWEEK」として、「ちばガストロノミーAWARD」の開催も計画している。

マウイ島西部山火事に約1億133万円の救援金集まる ハワイ州観光局

2023年10月4日(水) 配信

観光産業の安定がハワイ州経済の支援に

 ハワイ州観光局日本支局(ミツエ・ヴァーレイ局長、東京都千代田区)はこのほど、同局が設けた「マウイ島西部 山火事救援金」受付サイトに総額1億133万4492円の救援金が寄せられたと発表した。サイト開設期間中の8月17日~9月30日に、サイトと銀行振込で135法人・団体から5681万7927円、一般個人5043人から4451万6565円を預かった。救援金はハワイ州とマウイ州郡が推奨するハワイコミュニティ財団運営の「マウイストロング基金」へ全額送金する。

 ヴァーレイ局長は発出したメッセージで謝意を述べたうえで、「ラハイナの復興への道のりは長く、多額の費用がかかる厳しいものになると思いますが、私たちは観光産業を安定させることでハワイ州の経済を支えマウイ島の復興を進めてまいります」と力を込めた。

 現状、マウイ島の他エリアやほかの島は通常通り観光ができる。オアフ島やハワイ島ではコロナ禍で再開発と多様化が進んでおり、新しいショップやレストラン、アクティビティの開業、ホテルの改装が行われたことを紹介。「ハワイ固有の文化と美しい自然は、初めてハワイを訪れる人も、久しぶりに訪れる人にもほかに類を見ない特別な体験と感動を与えてくれると思います」と来訪を呼び掛けた。

令和トラベル、プライベートジェットの取扱本格的に開始 市場規模拡大を予測して

2023年10月4日(水) 配信

羽田空港からフランス・パリを訪れるプランは6人で7200万円から

 令和トラベル(篠塚孝哉社長、東京都渋谷区)はこのほど、JALビジネスアビエーション(吉田昇CEO、東京都大田区)とパートナー提携し、プライベートジェットの取り扱いを本格的に始めた。

 同社はこれまで、VIP専用旅行相談サービス「NEWTプレミアムコンシェルジュ」でプライベートジェットを取り扱い、多数成約したという。これに加え、インドの調査会社Mordor Intelligenceが、ビジネスジェット市場規模は2022~27年に掛けて毎年平均約2.5%成長すると予測していることから、本格的なサービスを提供しようと、プライベートジェットの知見を持つJALビジネスアビエーションとの提携に至った。‍

 具体的な料金は、羽田空港を出発し、フランス・パリのル・ブルジェ空港に到着後に、Ritz Parisに泊まる9日間のプランが6人で7200万円から。羽田から韓国・ソウルの金浦空港に着き、SIGNIEL SEOULに4日滞在するプランは6人で1800万円から。いずれも税込となる。