「第6回日本ワイナリーアワード(R)︎2023」6月2日(金)開催 日本ワインを生み出す造り手を表彰

2023年5月23日(火) 配信

第6回は6月2日に開催

 日本国内で日本ワインの普及活動を行う「日本ワイナリーアワード協議会」(遠藤利三郎代表理事、東京都墨田区))は6月2日(金)、東京會舘7階クインス(東京都千代田区)で、全国の優れた日本ワインを生みだす造り手を表彰する「第6回日本ワイナリーアワード(R)︎2023」を開く。

 後援は農林水産省、観光庁、JFOODO日本食品海外プロモーションセンター。

 授賞式・発表会終了後、「日本ワイナリーアワード(R)︎」の公式Webサイト上で結果を公表する。今年は新型コロナウィルス感染症が5類に移行したことも鑑み、5つ星ワイナリーの代表ワインの試飲会も併催する。

 審査対象は原則として設立から5年以上経過した国内ワイナリーで、2023年は全国319場。地方区および全国区審査員が、評価に値するワイナリーを厳選し、全国区審査員全員で協議し決定する。審査委員は日本ワインを広く取り扱う酒販店や飲食店の代表者や仕入れ担当者、日本ワインに関する著作・記事のある人で構成される。

 審査基準は、①⾚や⽩などスタイル別で品質にばらつきはないか②複雑性、濃縮感などのバランスに優れ、高貴さを持つか③収穫年に左右されず品質の安定感があるか④テロワールを表現できているか⑤コストパフォーマンスに優れているか⑥ワインが一貫した個性を持っているか――など。

 なお、昨年の第5回日本ワイナリーアワード(R)︎2022/5つ星獲得ワイナリーを受賞したワイナリーは次の通り。

■北海道(2場)
・ドメーヌ・タカヒコ
・山崎ワイナリー
■山梨県(8場)
・勝沼醸造
・機山洋酒工業
・KISVINワイナリー
・サントリーワインインターナショナル
・シャトー・メルシャン
・ダイヤモンド酒造
・中央葡萄酒
・丸藤葡萄酒工業
■山形県(3場)
・酒井ワイナリー
・高畠ワイナリー
・タケダワイナリー
■長野県(2場)
・小布施ワイナリー
・Kidoワイナリー
■大分県(1場)
・安心院葡萄酒工房

「家族で行く! 浦和美園FESTIVAL2023〈TOKYO SUPERCAR DAY2023さいたま〉」5月28日(日)開催

2023年5月23日(火) 配信

過去の開催のようす

 日本スーパーカー協会(須山泰宏代表、東京都港区)は5月28日(日)に、埼玉県さいたま市の埼玉スタジアム2002近くの特設会場で「家族で行く! 浦和美園FESTIVAL2023〈TOKYO SUPERCAR DAY2023さいたま〉」を開く。午前10時~午後4時まで。入場無料、雨天決行。今年で2回目の開催となる。

 世界有数のスーパーカーや、スポーツカー約100台の展示をはじめ、キッチンカー、音楽ライブ、プロレス・エキシビジョンマッチ、地元物産品販売など、子供から大人まで1日中楽しめる内容となっている。

 子供向けには、スーパーカー教室やスーパーカー記念撮影なども催される。

ジョルダン、お得に万博記念公園 入園券と乗車券をセットで

2023年5月23日(火) 配信

「お得に万博記念公園エンジョイパス」は「乗換案内」から購入できる

 ジョルダン(佐藤俊和社長、東京都新宿区)は5月22日(月)、「お得に万博記念公園エンジョイパス」をモバイルチケットで売り出した。万博記念公園(大阪府吹田市)の自然文化園と日本庭園の入園券と、大阪モノレールの1日乗車券がセットになり、ジョルダンのアプリ「乗換案内」から購入できる。

 時間や場所に捉われずチケットが購入でき、大阪モノレールを利用の際も、窓口での乗車券引き換えが不要。スマートフォン1つで大阪モノレールの乗車、万博記念公園への入園が可能となる。また、チケットには万博記念公園内の施設や万博記念公園周辺、大阪モノレール沿線で利用できる特典クーポン付き。

 価格は大人850円、中学生700円、小学生360円。

初夏の「みくりが池」など見所満載 雪の大谷フェスティバル2nd開始 

2023年5月23日(火) 配信

初夏の「みくりが池」はサイダーフロートのような青い湖面と白い氷雪が見られる

 立山黒部アルペンルート(立山黒部貫光、富山県富山市)は5月22日(月)から、「雪の大谷フェスティバル2nd STAGE」を開始した。雪壁のほか、北アルプスで最も美しいといわれる火山湖「みくりが池」の雪解けのこの時期にしかみられない風景や、国の天然記念物「ライチョウ」との遭遇率が1年で最も高いことなど、見所が多い。

 メインイベントは、初夏の立山室堂平フォトコンテスト。室堂平付近で撮影した写真を公式サイト内の専用フォームから応募する。また、室堂駅周辺の4つのポイントを巡るスタンプラリーは、すべて集めると1つの絵が浮かびあがり、台紙は絵ハガキとして使える。参加費は200円。いずれも開催期間は6月25日(日)まで。

 このほか、富山県在住のフォトグラファー・イナガキヤストさんと巡るフォトスポット散策は、6月11日(日)、12日(月)、18日(日)、19日(月)の4日間開催する。各日とも午前と午後の2回開催で、料金は1人1000円。定員は10人で事前申し込みが必要だが、空きがあれば当日でも参加できるという。

JTB、シンガポール旅行商品 政府観光局と販売拡大へ

2023年5月23日(火)配信

JTB仕入商品事業部の藤原卓行部長

 JTBとシンガポール政府観光局(STB)は5月19日(金)、アスコット丸の内東京(東京・大手町)で観光関連のメディアを招き、シンガポール販売拡大キックオフパーティーを開いた。アフターコロナでの海外旅行商品の販売拡大に向け、両者によるシンガポールの魅力発掘につなげる取り組みを紹介した。

 JTBの仕入商品事業部の藤原卓行部長は、2022年度の海外旅行の予約状況を振り返り、「受注は緩やかな回復から確実な回復基調への変化があった。企画旅行商品においては、販売のさらなる拡大が期待できる」と力を込めた。

 このうえで、23年度を本格的な海外旅行復活年と捉え、ハワイを最重点取組方面に、ヨーロッパ、グアム、シンガポール、台湾、オーストラリアを重点取組方面に定めて商品、販促を強化する。個人型商品の「ルックJTBMySTYLE」と「JTB旅物語」による2つの海外パッケージを活用し、顧客へのアプローチなどを行うと述べた。

 シンガポールについて、藤原部長は「ホテルや食事の総合的な質が高い。清潔でクリーンなイメージがあり、アフターコロナの海外旅行のリスタートにおいて、日本人に受け入れられやすいと思う。ファミリー層に需要があり、シニア層を開拓したいというSTBの戦略に『JTB旅物語』が有効」と語った。

 続いて、JTBの仕入商品事業部海外商品企画部の楠山賀英部長が、海外個人旅行商品と海外旅行プロモーションの展開について説明した。「シンガポール再発見」をテーマとした話題のコンテンツにスポットを当てた「旅物語」ツアーを季刊ごとに企画、販売。夏旅需要を喚起するテレビCMやキャンペーン展開などの計画を発表した。

STBのセリーン・タン北アジア局長

 STBのセリーン・タン北アジア局長は「海外旅行のプロモーションを本格的に再開できることにワクワクしている。今こそペースを加速させ巻き返しをはかるべく、本格的なキャンペーンを展開する絶好のタイミング。私たちもできる限り協力する」と、需要回復に期待を寄せた。

 そのほか、今年3月から展開している「シンガポール・リワード」キャンペーンをアピール。シンガポールへ航空機を利用した個人旅行者を対象に、一般のツアーでは体験できないような約40種類のツアーやプログラムのうち1つを、1回のみ無料で提供するもの。申し込みはCPのWebサイトから。12月31日(日)まで実施する。

「津田令子のにっぽん風土記(97)」縁の園で縁をつなぐ~ 東京・茗荷谷編 ~

2023年5月23日(火) 配信

曹洞宗林泉寺の「縛られ地蔵」
茗荷谷陵苑 縁の園所長 田尻和正さん

 東京メトロ丸ノ内線の茗荷谷駅から歩いてすぐの場所に「縛られ地蔵」でお馴染みの曹洞宗林泉寺が管理運営する茗荷谷陵苑「縁の園」はある。

 

 「最大の魅力は、駅近でありながら閑静な住宅地に囲まれた聖地としてふさわしい環境ではないでしょうか」。さらに「420年の歴史を持つ曹洞宗林泉寺が管理運営していることや、葬儀・法事・お墓の分野別に熟練スタッフが在中していることも特徴です」と話すのは所長の田尻和正さん。石材店に20年ほど従事していたというが、お墓も多様化する時代となり室内墓の魅力とは何かと興味を持ち、今の仕事に就かれた。縁の園という名称は「人は誰しも1人では生きていけない。他人との関りがあって自分が成り立っている。色々な方たちの縁をつないでいきたい」思いで名付けたらしい。

 

 御朱印集めなど旅の目的として全国の神社仏閣を訪れている方は右肩上がりだ。縛られ地蔵の林泉寺は興味深いネーミングも手伝って訪ねる人は多い。

 

 その由来は昔、呉服屋の千代がお地蔵様の前で休み、居眠りをしているうちに反物を盗まれてしまい奉行は石地蔵が怪しいと言い、地蔵を荒縄で縛り奉行所に運ぶことに。その際、許しもなく一緒に奉行所内に入ってしまった人々に、罰として3日以内に反物を持参させたところ、その中に盗品があり無事犯人を検挙できたというエピソードがあったという。

 

 この地蔵尊は大岡政談や銭形平次にも登場し江戸中期に著された「江戸砂子」に「小日向林泉寺の縛られ地蔵は大変有名である」とも書かれている。荒縄で縛ると盗難避けや厄除けにご利益があると言われ、年末には縄がほどかれ供養され、綺麗な地蔵尊が現れ新しい年を迎えるというわけだ。

 

 最近よく耳にする終活について「一見暗いイメージを持つ方もいますが、残された人生をどのように楽しむか充実させるかだと思います」。確かに終活の一端としてお墓を求める人は増えている。多くは生前にお墓をご用意される方(寿陵)とお墓のお引越しをなさる方(改葬)という。

 

 「歳を重ねることも考慮して自宅や最寄駅からの距離感と、お花やお線香不要でお墓参りができる気軽さ、葬儀や法要、会食ができる一貫した施設に満足されて縁の園をお選びいただいたようです」と田尻さん。「帰り際に『子供に負担を掛けず墓まで建てたので、あとは夫婦で温泉巡りでもしますよ』と話され、笑顔と出会う機会が多いです」と語る。

 

津田 令子 氏

 社団法人日本観光協会旅番組室長を経てフリーの旅行ジャーナリストに。全国約3000カ所を旅する経験から、旅の楽しさを伝えるトラベルキャスターとしてテレビ・ラジオなどに出演する。観光大使や市町村などのアドバイザー、カルチャースクールの講師も務める。NPO法人ふるさとオンリーワンのまち理事長。著書多数。

羽田空港第2ターミナル、7月19日(水)から供用再開 急激な旅客の回復に対応

2023年5月22日(月) 配信

羽田空港第2ターミナル(イメージ)

 日本空港ビルデングと東京国際空港ターミナルは7月19日(水)から、コロナ禍の影響で閉鎖していた第2ターミナルの供用を再開する。

 第2ターミナルは、従来国内線専用だったターミナルに国際線出発・到着フロアや免税店などを設置し、第3ターミナルの拡張とともに、国際線の増便に対応し、豊富な国内線ネットワークとの乗継機能の強化をはかっていた。

 コロナ禍の影響で2020年4月から閉鎖していたが、新型コロナの分類が5類に変更されたことを受け、旅客の急激な回復に対応するために、施設の供用再開を決定した。

 運用開始は7月19日(水)午前5時から。運用時間は午前5時~午後1時半まで。

フォーティーズ、わかやま日帰りバスツアー販売 高野山や精進料理堪能

2023年5月22日(月) 配信

料金は全国旅行支援を利用で6400円となる
 フォーティーズ(岡武史社長、大阪市鶴見区)はこのほど、同社のホームページで6月17日(土)に催行するわかやまリフレッシュプラン日帰りバスツアーの販売を始めた。
 
 同ツアーは、高野山の総本堂である「金堂」や高さ50㍍の多宝塔「根本大塔」などの建物が並ぶ高野山壇上伽藍和(和歌山県・高野町)に訪れる。その後、高野山の奥之院参道入口に位置する一の橋 天風(同)で精進柿の葉寿司や旬のお惣菜などの精進料理を堪能する。JA紀の里の直売所「めっけもん広場」(同紀の川市)にも立ち寄る。

 出発地は大阪駅。料金は全国旅行支援を利用した場合、6400円となる。地域クーポン1000円分が付く。最少催行人員は30人。

 

23年1~3月期、初めてコロナ前の水準上回る 国内旅行消費額速報値(観光庁)

2023年5月22日(月) 配信

観光庁の資料を基に編集部が作成

 観光庁はこのほど、「旅行・観光消費動向調査」の2023年1~3月期(速報)を発表した。日本人国内旅行消費額は、前年同期比80・2%増、19年同期比0・5%増の4兆2331億円となった。20年以降、初めてコロナ前の水準を上回る結果となった。このうち、宿泊旅行消費額は同87・3%増(19年同期比6・1%増)の3兆4469億円、日帰り旅行が同54・5%増(19年同期比18・3%減)の7862億円だった。

 日本人国内延べ旅行者数は、同55・2%増(19年同期比17・1%減)の1億13万人。うち宿泊旅行が同60・9%増(19年同期比9・4%減)の5802万人、日帰りが同48・1%増(19年同期比25・8%減)の4211万人となった。

 日本人国内旅行の1人1回当たりの旅行単価は、同16・1%増(19年同期比21・2%増)の4万2277円となった。宿泊旅行は同16・1%増(19年同期比17・1%増)5万9413円、日帰りが同4・3%増(19年同期比10・0%増)の1万8669円だった。

ON・ガス推進機構正会員の取り組み 「食」をテーマに認知度が低い地域への注目度を高める (ぐるなび)

2023年5月22日(月) 配信

西原史郎氏

 16の企業会員が参画するONSEN・ガストロノミーツーリズム推進機構。各会員企業は自社のもつコンテンツとONSEN・ガストロノミーツーリズムを掛け合わせ、同ツーリズムの普及と磨き上げを進めている。

 今回はぐるなびの取り組みについて、国内のガストロノミーツーリズムの展望と合わせ、食と観光企画部の西原史郎氏に話を聞いた。

 

◇  ◇
 

――ぐるなびは機構設立時から会員として参画されています。その狙いを教えてください。

 我われは「食でつなぐ。人を満たす」を企業の存在意義に掲げ、各地の地産品を地域固有の歴史・文化を背景に発信しています。

 一方で食に関する情報は有していますが、地域に埋もれている素材の掘り起こしとなると単独で行うのは難しい状況でした。そこで地域の方々や交通事業とも連携し、共に掘り起こし、広めていくことで、地方に人が訪れるきっかけをつくりたいと考え、機構への参画を決めました。

 ――これまでぐるなびはどのような活動をされてきましたか。

鹿児島の美味しい飲食店を紹介(出典「銭湯・ガストロノミーホッピングin鹿児島市リーフレット」)
ホッピング期間中に行われたモニターツアー(写真提供:ON・ガス推進機構)

 機構が観光庁の補助事業で2022年秋に実施した「銭湯・ガストロノミーホッピングin鹿児島市」において、企画に参加する飲食店を誘致。各メニュー情報を収集し、観光客に対して鹿児島の“食”の魅力を訴求することに取り組みました。

 ――観光業界の中でガストロノミーツーリズムへの注目度が増していますが、定着、活用をはかるうえで大切なことは。

 歴史や文化、季節などとその土地の食の関わりについて、受け入れる側も学び続けていくことが大切です。それでなければガストロノミーツーリズムが中身の伴わないモノになってしまうので、コンテンツやツアーなどを造成する側と地域が連携することが要になります。

 そのうえで、地域の子供たちへの食育や、シェフの育成をはかり地域文化を守り、育てるところまで取り組みを進められるのが理想です。

 ――今後の機構会員として挑戦していきたいことはありますか。

 地域での取り組みを進めるなかで、「食」をテーマにすることで、「認知度が低い地域への注目度を高められるのでは」という思いが強くなってきています。

 豊かな食のコンテンツを持つ地方に着目し、地方にある良い店に付加価値を付け、売り出していくこと。これによって、飲食業界の生産性の向上や地域の活性化に寄与することが、重要だということを強く感じています。そのためには富裕層への「食」のPRも重要だと思います。

ヘリで新たな食の感動体験を

  そこで我われは、22年に価値のある「おいしい」を提供する有料会員制サービス「PREMIUM GOURMET CLUB」を立ち上げ、そのなかで新たな食の感動体験としてヘリコプターを利用した特別体験ツアーも行っています。

 今後会員企業の皆様とは、高付加価値型のイベントの開催についても議論ができればと思っています。併せて、地域に点在する伝統食や野菜などの固有の財産をガストロノミーでつなぎ合わせる方法もともに考えていきたいです。

――ありがとうございました。