JALグループ3社、首里城被災に対し支援活動 JALマイレージバンク会員にも寄付を呼び掛け

2019年11月5日(火) 配信

守礼門(イメージ)

 JALグループの日本トランスオーシャン航空と琉球エアーコミューター、日本航空は11月1日(金)、首里城被災に対し支援活動を行うと発表した。支援金として、沖縄県で開設が進められている「寄付金口座」に1千万円を寄付。JALグループ社員からも寄付金を募り、同口座に寄付する。

 JALマイレージバンク会員に対してもJALのWebサイト上でマイルの寄付を呼び掛け、寄せられたマイルの相当額を寄付する。期間は、11月7日(木)午後7時から12月22日(日)午後11時59分まで。3千円に相当する3千マイルを1口とし、寄付先は決定次第、受付Webサイトで発表する。

沖縄美ら島財団、5日から一部エリアを解放

 首里城は10月31日未明に発生した火災で、正殿や北殿など7棟が焼失した。運営、管理する沖縄美ら島財団によると、火災の原因や収蔵品の被害状況などは現在調査中で、再建までにかかる年数などの見通しもたたないという。

 一方で首里城には連日、多数の地元住民らが首里城に訪れ、周辺の交通渋滞などの問題が発生してきている。これを受け同財団は5日(火)、一部エリアを解放し駐車場を利用できるようにしたほか、守礼門も公開した。

「出張」に関する国際比較調査 日本人、「身の安全」より「ビジネス」 出張後の経費精算にストレスも

2019年11月5日(火) 配信 

(画像はイメージ)

 出張・経費管理などのクラウドサービスを提供するコンカーはこのほど、「出張」に関する国際比較調査を行った。日本人は出張に対する責任感が高く、身の安全よりもビジネスを重視していた。一方、「出張後」にストレスを感じると答えた割合は世界で一番多く、経費精算などに頭を抱えている現状も浮き彫りになった。

 調査は「年に3回以上出張に行く」と答えた世界の19マーケットの7850人を対象にした。調査期間は2019年7~8月。

「身の安全」より「出張目的」を重視

出張にいくときあなたにとって重要なことは?

 「出張に行くときに重視すること」について、日本は「出張の目的が果たされること」が43%と1位の結果となったが、世界平均は27%と差が付いた。世界平均では「自分の身の安全(31%)」が1位となり、「出張の目的が果たされること」は27%だった。「日本人の生真面目さがうかがえる」(同社)。

「身の安全の守り方」より「お得な出張手配」について学びたい日本人

出張に関する研修が受けられるとしたら何について受けたいですか?

 「出張に関する研修が受けられるとしたら、何について受けたいですか?」という質問に対し、日本人の約6割が「お得な出張手配の方法(60%)」について学びたいと答えた。

 一方、世界平均では「出張中の安全管理(52%)」について学びたいという回答がもっとも多く、「お得な出張手配の方法(44%)」と回答した割合は半数以下となった。

 さらに日本人は受けたい研修の内容として、「お得な出張手配の方法(60%)」と回答した割合が世界で1番多かったという。「日本ではビジネストラベルマネジメントの考えがまだ浸透しておらず、出張予約に関して個人に委ねられていることが多いため、『お得な出張手配の方法』に興味があるのかもしれない」と推測する。

日本人が出張で一番ストレスを感じるのは「出張後」 理由は…

出張前、出張中、出張後で一番気が重いのはいつですか?

 「出張で一番ストレスを感じるのはいつか」という質問に対し、日本では「出張後(56%)」と答えた割合が最も高く、「出張中(26%)」「出張前(19%)」はともに3割を切った。

 世界と比べても、「出張後」と答えた割合は日本が一番高く、日本人が出張の後に大きなストレスを感じていることが分かる。

 理由について聞くと、日本では他国に比べて「経費精算の支払いが遅れる(58%)」と回答した割合が高く、出張に使った経費精算のストレスが影響していることが要因とみる。

出張・経費管理等のシステム導入におけるニーズ

 半数以上の日本人(59%)が、自身が勤める企業は出張予約・経費管理のテクノロジーが「遅れている」と感じており、さらにそのうちの半数(50%)が、安全管理ツールの面でも「不十分である」と答えた。

 同社は「多くの日本人が抱える『出張後のストレス』を改善するためにも、出張・経費管理と安全管理を両面で行うことができるシステムの導入が求められている」と調査を振り返った。

アンケート概要

サンプル数:7850人

調査期間:2019年7~8月

調査対象国:オーストラリア、ベルギー、ブラジル、カナダ、中国、香港、台湾、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、インド、日本、ルクセンブルク、メキシコ、オランダ、ノルウェー、シンガポール、マレーシア、スウェーデン、イギリス、アメリカ

コンカーについて

 出張・経費管理クラウド SAP Concur の日本法人。『Concur Expense(経費精算・経費管理)』・『Concur Travel(出張管理)』・『Concur Invoice(請求書管理)』を中心に、企業の間接費管理の高度化と従業員の働き方改革を支援するクラウドサービス群を提供している。

 なお、SAP Concur は20年以上にわたり、出張・経費・請求書・コンプライアンス、そしてリスクなどの間接費に関するすべての管理を自動化することで、さまざまな業種、規模の企業を支援してきた。

深圳航空、セントレア~無錫線を新規就航 12月から南通線も

2019年11月5日(火)配信

記念セレモニーのようす(右から2番目が伊藤辰矢常滑市長 )

 中国・深圳航空は2019年11月1日(金)、中部国際空港セントレア(愛知県常滑市)発着の無錫路線を新規就航した。運航スケジュールは1日1便の毎日運航。

 セントレア第1ターミナル4階イベントプラザでは、新規就航の記念セレモニーが執り行われ、中国駐名古屋総領事館総領事をはじめとした来賓、深圳航空の親会社である中国国際航空の関係者らが集まった。

 セレモニーに登壇した常滑市長の伊藤辰矢氏は、焼き物の街・常滑市と無錫のつながりに触れ、「常滑焼の急須のルーツは、常滑焼の陶祖である鯉江方寿が無錫市宜興(こうぎ)の金士恒を招いて急須づくりの技法を学んだことに始まる。これ以来、常滑と無錫市宜興は陶業での交流が盛んに行われてきたが、今年10月には常滑市と宜興の間で友好都市提携を締結した。今回のセントレア=無錫線の直行便開設のより、相互の交流がより深まることを祈念する」と語った。

 記念セレモニーでは、深圳航空が12月1日(日)からセントレア発着の南通線を週4便運航することも同時に発表された。

「セントレア~無錫線」運航情報

就航日:2019年11月1日(金)

就航地:セントレア=無錫

運航機材:ボーイング737型機

運航スケジュール:

 ZH8060 セントレア 午前5:30発/無錫 午後7:40着

 ZH8059 無錫 午後00:40発/セントレア 午後4:30着

※両便とも毎日運航

「セントレア~南通線」運航情報

就航日:2019年12月1日(日)

就航地:セントレア=南通

運航機材:エアバスA320型機

運航スケジュール:

 ZH8054 セントレア 午後5:30発/南通 午後6:30着

 ZH8053 南通 午後00:00発/セントレア 午後3:30着

※両便とも火・木・土・日曜の週4便運航

※上記運航は関係当局への申請と認可を前提としている

※上記情報は変更に場合あり。詳細は深圳航空ホームページで確認をお願いする

「観光革命」地球規模の構造的変化(216)「新しい時代の始まり」

2019年11月5日(火) 配信

(画像はイメージ)

 10月22日に天皇陛下の即位を国内外に宣言する「即位礼正殿の儀」が皇居内で行われた。正殿の儀には、国内外の約2千人の要人が参列した。陛下は「国民の幸せと世界の平和を常に願い、国民に寄り添いながら、憲法にのっとり、日本国および日本国民統合の象徴としてのつとめを果たすことを誓う」というお言葉を述べた。

 新しい時代の始まりとなった今年10月には悲喜交々な出来事が相次いだ。10月1日には世界経済の先行きが不安定化しているなかで消費税増税が実施された。消費税率の10%への引き上げによって個人消費は数兆円規模で失われると予想されており、庶民生活にマイナスのインパクトを与えている。旅行業界では、日本人による旅行需要のさらなる減少が危惧されている。

 10月9日には旭化成名誉フェローで名城大教授の吉野彰氏へのノーベル化学賞の授与が発表され、日本中が沸き立った。スマートフォンなどに広く使われるリチウムイオン電池を開発し、情報化社会を支えると共に地球温暖化の解決につながる成果として高く評価されている。日本人のノーベル賞受賞者は27人目で、21世紀に入ってからでは19人目でほぼ毎年のように日本人研究者がノーベル賞を受賞している。

 日本で開催されているラグビーW杯では10月13日に日本がスコットランドに快勝し、初のベスト8入りとなる歴史的快挙を成し遂げた。残念ながら決勝トーナメントの南アフリカ戦に敗れたが、テレビ視聴率が50%を超えるなど日本中が日本チームの快挙を大喜びした。ラグビーW杯観戦のために世界中から多くのビジターが来日し、各地で観光交流が行われ、大きな成果を挙げた。来年の東京オリンピック・パラリンピック競技大会を控え、多くの国民がスポーツツーリズムのすばらしさを理解できたことは効果的であった。

 ところが10月中旬に東日本を縦断した台風19号による記録的豪雨で80人以上が犠牲になり、13都県の5千人以上が避難生活を余儀なくされた。世界気象機関(WMO)は気候変動の影響による「気候劇症化」や「気象凶暴化」について警告を発している。旅行産業は異常気象の影響を受けやすい分野なので、さまざまな機会を通して、地球温暖化防止に関する社会的アピールを繰り返し行うべきだ。

石森秀三氏

北海道博物館長 石森 秀三 氏

1945年生まれ。北海道大学観光学高等研究センター特別招聘教授、北海道博物館長、北洋銀行地域産業支援部顧問。観光文明学、文化人類学専攻。政府の観光立国懇談会委員、アイヌ政策推進会議委員などを歴任。編著書に『観光の二〇世紀』『エコツーリズムを学ぶ人のために』『観光創造学へのチャレンジ』など。

「もてなし上手」~ホスピタリティによる創客~(106)楽しみながら創造するおもてなし 「根っこさえ共有できていれば」

2019年11月4日(月配信

2018年7月3日に行われた日本ご当地タクシー協会発足イベントのようす。後列左が西川氏

 福島県白河市で9月28、29日に開かれた日本ご当地キャラクター協会主催の「しらかわキャラ市」に、当社が事務局を務める「日本ご当地タクシー協会」も参加しました。日本各地から加盟のご当地タクシーやタクシーの屋根に載せる「おもしろ行灯」を会場で展示しました。

 そこで、各地から駆け付けたタクシードライバーの行動に感動しました。初参加で、どのような催しをするのか、各ブースでできることは何なのか。事前連絡で理解はしていましたが、やはり全体の雰囲気を壊さないよう気を付けていました。

 当日までに決定していたのは加盟タクシーを紹介した「ご当地タクシーカード」の発表と、プレゼント抽選だけ。それ以外の細かいことは現場で考えようと乗り込みました。

 開催前に会場全体を歩き、ブースの設営が終わるころには、雰囲気も掴むことができました。早速、ブースへの誘導を促すため、用意してきたポスターを段ボールに貼り、パネルを作りました。

 ちょうどパネルを作り終えたころ、会場に到着したタクシーのドライバーが、そのパネルを見つけるなり、躊躇なく背負って来場者にチラシを配り始めたのです。誰に頼もうか、役割分担表を作らないといけないと考えていたので、この自主的な行動には頭の下がる想いでした。

 もう1つ用意したのが、各地から参加した「おもしろ行灯が載ったタクシー」や展示した「おもしろ行灯」と写真を撮ってください、というポップでした。

 イベントが始まると、ポップを見た子供連れのお母さんが、車の前に子供を立たせて写真を撮り始めました。その瞬間です。タクシーの脇にいたドライバーが「乗ってみますか。運転席に」と声を掛けたのです。

 それは、集まった人たちを笑顔にする言葉になりました。それをきっかけに、お母さんとワクワクした笑顔の子供たちで、たちまち順番待ちが出るほどの人気のコーナーに。

 私が「以前から考えていたのですか」と聞くと、「思わず出ちゃいました」と笑顔で話すドライバーを、本当に誇りに感じたのです。

 そのコーナーの感動風景は、子供たちを順番に抱き上げ、運転席に安全に座らせようとドライバーの行動でした。「レバーに足を引っ掛ける子供がいて危ないと感じた」ということでした。「しかし、腰に来ました」と笑顔で言うドライバーは輝いて見えました。

 行動は伝えて実行してもらうのではなく、各人がその場で考えて「考動」する。根っこさえしっかりと共有できていれば、咲かせる花はそれぞれが意思を持って美しく咲かせることができる。

 最幸のおもてなしが実行できた2日間となりました。

コラムニスト紹介

西川丈次氏

西川丈次(にしかわ・じょうじ)=8年間の旅行会社での勤務後、船井総合研究所に入社。観光ビジネスチームのリーダー・チーフ観光コンサルタントとして活躍。ホスピタリティをテーマとした講演、執筆、ブログ、メルマガは好評で多くのファンを持つ。20年間の観光コンサルタント業で養われた専門性と異業種の成功事例を融合させ、観光業界の新しい在り方とネットワークづくりを追求し、株式会社観光ビジネスコンサルタンツを起業。同社、代表取締役社長。

熊本城、復旧工事が一部完了 大天守外観 特別公開へ

2019年11月2日(土) 配信

熊本城天守閣大天守(写真=熊本城総合事務所提供)

 2016年4月の熊本地震で大きな被害を受けた熊本城(熊本県熊本市)の復旧工事が一部完了し、シンボルである天守閣の大天守外観の特別公開が10月5日から始まった。

 震災から約3年半経過しての公開で、これまで立ち入り規制されていた区域の一部に入城し、白漆喰に縁どられた天守閣の雄姿が、間近に見られるようになった。

 特別公開では、二の丸広場を起点に西出丸から工事用スロープを通り、平左衛門丸の一部や天守閣前広場の一部に至るルート。今年度は工事がない日・祝日だけの50日間公開される。

 また、来春からは本丸御殿から南へ抜けるルートを設定し、被災状況や復旧状況を見学できるようにする。平日見学もできるという。

 さらに21年春からは大天守、小天守の全体が完全復旧し、内部も公開される予定。

 見学時間は午前9時―午後5時まで。入城料は大人500円、小中生200円。

 問い合わせ=熊本城総合事務所 ☎096(352)5900。

イケバス、池袋を時速19㌔で運行 車窓から流れる街並み楽しむ ウィラー

2019年11月1日(金) 配信

イケバスの外観

 東京・池袋の街を真っ赤な電気バスが時速約19㌔で走る――。バスの名称は「IKEBUS(イケバス)」。区民からの公募で決めた。ただの移動手段ではく、車窓からゆっくりと流れる池袋の街並みを楽しめる。運行を担うウィラー(村瀨茂高社長)は、街に点在する魅力あるスポットをつなぐ、新たな都市型交通として提供するカタチだ。11月下旬には、定期運行をスタートする見通し。

 イケバスは電気バスなので、排気ガスはゼロと環境にも配慮し、非常時には電源としても機能する。1回の充電で約60㌔走る。定員は運転手含めて22人(うち座席17席)と一般的なバスよりも小ぢんまりとしている。

イケバスの内装

 車両やバス停、制服などのトータルデザインは、数多くの鉄道車両などを手掛ける水戸岡鋭治氏によるもの。真っ赤な車両は、街のシンボルとしての役割を担う。

 定期運行では曜日を問わず20分間隔で走らせ、「動く歩道」(同社)のように簡単に乗り降りできるという。池袋の街を回遊するための移動装置として、街中の移動をサポートしていく考え。

 1回の料金は大人200円で、子供100円(高齢者・障害者も同額)となる。このほか3時間券(大人300円、子供100円)や、1日券(大人500円、子供100円)などの券も用意する。3時間5万円から、貸し切りでの運行にも対応する。

イケバス運行ルート

 池袋駅の東口と西口を発着する2ルートを今回は設定した。うち東口からのルートは、中池袋公園と池袋西口公園、南池袋公園、造幣局地区防災公園(仮称)の4つの公園をつなぐ。

イケバスから手を振る高野区長
出発式のようす

 運行に先立ち、「イケバスの出発式」が11月1日、東京・中池袋公園で開かれた。高野之夫豊島区長は「イケバスで街が変わる」と運行の開始に期待を込めた。

 村瀨氏は運行に対し「早いだけが移動の魅力ではない。のんびりした移動も楽しんでもらいたい。国内外のお客に乗ってもらい、交流する場にもなれば」と語った。

テープカットのようす。(右端から)村瀨氏、水戸岡氏、高野区長

 現在イケバスは7台あるが、来年3月ごろにはさらに3台追加される見通し。なお、7台うち一台の車体は、高野区長の思いから黄色一色となっている。

1台しかない黄色いイケバス

HIS、創業40周年目迎えロゴ一新 真のユニバーサルデザインで世界をつなぐ

2019年11月1日(金) 配信

右側が新たなロゴ

 エイチ・アイ・エス(HIS)は11日1日から、創業40周年目を迎えた。新たな挑戦への決意を込め、コーポレートロゴを10年ぶりに一新した。

 1980年から、「若者をもっと海外へ」という想いのもと、起業した。団体旅行が主流だった時代に、格安航空券の販売を通じて、個人客の海外自由旅行の市場開拓を進めてきた。

 現在、日本における旅行市場は、国内旅行市場が全体の8割を占め、海外旅行出国者数は鈍化傾向にある。HISは、「日本人の海外旅行市場の停滞感を打破できるよう挑戦していく」と力を込めた。

 「人々が海外に旅に出ることで、世界を知り、違いを知る。旅行者が日本国内の課題、また世界の課題に気づき、個々の生活を見直し、企業がビジネスを変えるだけの力が、旅にはある」(同社)。

【哲学的デザインについて】

真のユニバーサルデザインで

 「HIS」の文字の背面に、四角と円のシンプルなモチーフを配した。誰もが親しみやすいカタチだけでも、HISが連想されるように、また世界中のありとあらゆる人が、そのカタチを見れば、安心できる・ワクワクできるように、との願いを込めた。

 「例えば、世界には約8億人以上も文字を読むことができない人がいる。識字率の高い国でも、小さな子供は文字を読めない。我われは企業理念を貫き、真のユニバーサルデザインで世界をつないでいきたい。そんな想いも新たなロゴには練り込まれている」(同)。

【ロゴデザイン】

小沼 敏郎(Toshiro Konuma)氏

マルチクリエイター / ビジネスプロデューサー / 作家

ROWMAN , Konuma & Co., Ltd ,  TOKYO MIDTOWN HIBIYA BASEQ

パーク ハイアット 京都、老舗料亭「山荘 京大和」の敷地内にオープン

11月1日(金) 配信

パーク ハイアット 京都の客室「ビューデラックスキング」

 ハイアット ホテルズ コーポレーションは10月30日(水)、日本で25年ぶり2軒目となる「パーク ハイアット」ブランドホテル「パーク ハイアット 京都」をオープンした。ホテルは、老舗料亭「山荘 京大和」の敷地内にあり、同日「山荘 京大和」もリニューアルオープンした。

 ホテルはスイートを含む全70の客室と、料飲施設4カ所、宴会場1カ所、スパ、フィットネスセンターを完備。運営するハイアット、アジアパシフィック担当グループプレジデントのデイビッド・ユデル氏は、「お客様には京都の素晴らしい文化に浸り、洗練された日本のおもてなしを体験し、インスピレーションを感じていただけたら幸いです」とコメントした。

 「山荘 京大和」の敷地内には、江戸時代から続く茶室「送陽亭」などが残されている。運営する京大和は今回のホテルの開業に合わせ、建物を保存、復元する形で耐震補修を実施。阪口順子代表取締役は、「先人の遺したかけがえのないものを受け継ぎつつ、新たなこころみを加えてみな様をお迎えしいです」と語った。

幕末の頃、桂小五郎、井上馨、久坂玄端らが集まり会合を開いたと伝わる山荘 京大和の保護建造物「送陽亭」

 なお、ホテルと料亭の開発は竹中工務店が担当した。

NearMe、成田空港と都内を結ぶ定額シャトル 15区に拡大

2019年11月1日(金)配信

サービス内容イメージ

 NearMe(髙原幸一郎社長、東京都千代田区)は2019年10月30日(水)、成田空港~都内間を送迎する旅行者向けシャトルバスサービスの対象エリアを拡大した。これまでの新宿区、渋谷区、世田谷区、港区、台東区、墨田区、千代田区、中央区、文京区の9区に加え、江東区、品川区、目黒区、大田区、豊島区、江戸川区の6区を発着する相乗りサービスとなった。料金は利用1回につき定額3,980円。

 今回エリアを拡大した「エアポートシャトル」は、独自のAIを利用し搭乗する飛行機に合わせて、都内の希望場所からの最短ルートでの乗車が可能となる。乗車人数は最大9人。既存の交通機関を補完し、バスより小回りが利き、1人でタクシーを利用するよりお得に空港から都内間の送迎を行える。空港~都内間の交通網での混雑解消はもちろん、楽しく快適な移動体験の提供を心掛けている。

サービス利用画面イメージ

次世代のスマートシャトル「エアポートシャトル」概要

 成田空港~都内15区を、ドアtoドアで結ぶ「エアポートシャトル」。独自AIを活用し、最も適したルートで最大9人をピックアップする。空港~ホテル間の移動を大型バスでなく、1人乗りのタクシーでもない新しい形を取り入れ、時間やお金を掛けず、ストレスレスで快適な移動体験の提供をはかる。車内はWi-fiも完備する。

利用方法:オンラインによる事前予約制(予約は2日前まで)

 ※QRコードを読み込んで申込みが可能

 ※多言語対応(現状日本語と英語、今後は5カ国語対応予定)

 ※オンライン決済が可能でチケット不要、飛行機遅延に伴う料金請求はなし

発着点:成田空港第1、第2、第3ターミナル

 千代田区、中央区、港区、新宿区、文京区、台東区、墨田区、江東区、品川区、目黒区、大田区、世田谷区、渋谷区、豊島区、江戸川区内の指定場所

 ※ホテル→空港便の場合、希望のホテルからピックアップする

費用:1回3,980円/人(税込) ※乗車場所や区間問わず定額

関連サイトURL

エアポートシャトルURL:

NearMe WEBサイト(タクシー相乗りアプリ「nearMe.」):