箱根駅伝を快適に観戦 箱根観光船が臨時便を運航

2019年12月24日(火) 配信

早朝の箱根町港

 箱根観光船は2020年1月2日(木)、3日(金)、「駅伝観戦臨時便」を運航する。同日行われる第96回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)に合わせたもので、混雑が予想される箱根町港周辺を訪れる人に快適な移動手段を提供する。

 箱根駅伝往路のゴール・復路のスタート地点となる箱根町港周辺は、毎年多くの箱根駅伝ファンらでにぎわう。また周辺では、交通規制に伴う道路渋滞も発生する。同社では自家用車を利用する人に対しても、桃源台港からの海賊船の利用を進めている。

 なお、今年の箱根駅伝は、例年通りのコースで来年も開催される。往路のゴール時間は午後1時40ごろ、復路のスタートは午前8:00。

「駅伝観戦臨時便」概要

1月2日(木)臨時増発便

1月3日早朝臨時便

運賃

片道:普通船室、大人1050円、子供520円

往復:普通船室 、大人1930円、子供940円

※箱根フリーパス、海賊船・ロープウェイ1日きっぷでの乗船も可能。桃源台港に無料駐車場があるが、台数に限りがあるので満車の際は近隣の有料駐車場を利用のこと。天候不良の場合、ダイヤの変更または運航を中止することがある。

2020年7月「ONSEN RYOKAN 由縁 札幌」開業 滞在を通して札幌の魅力を体感できる現代の旅館へ

2019年12月24日(火) 配信

外観(イメージ)

 小田急グループのUDS(中川敬文社長、東京都渋谷区)は、2020年7月(予定)、北海道札幌市に「ONSEN RYOKAN 由縁 札幌」をオープンする。

 札幌の歴史や文化に由来するものを随所に取り入れ、滞在を通して札幌の魅力を体感できる現代の旅館を目指す。予約開始は、2020年3月を予定している。

 ホテルは、 JR札幌駅とすすきのエリアの中間にあたるエリアに建てられる。客室数は全182室で、インバウンドをはじめとしたファミリー客が利用しやすいようにツインルームの比率を高め設定する。

 ホテル1階には北海道の海の幸や山の幸が楽しめる炉端焼きレストラン「夏下冬上」、2階には登別から運ぶ温泉の湯を楽しめる露天風呂付きの大浴場を設ける。

 「ONSEN RYOKAN 由縁」は、「旅館」の本質的な要素を見つめ直し、客室の間取りやデザイン、サービスなどを、年々増加するインバウンド旅行者を含めた現在の宿泊者ニーズや環境に合わせて編集した「旅館」。

 同社は19年5月、東京・新宿に「ONSEN RYOKAN 由縁 新宿」を開業しており、企画当初から日本の各都市で宿泊の新しい選択肢を提供することを目指していた。札幌への展開はその第一号案件となる。

ふっこう割、長野と茨城、東京で販売開始 宮城や群馬など6県で年内に売り出す見通し

2019年12月24日(火) 配信

ふっこう割が続々と

 

 台風15、19号で落ち込んだ観光需要を盛り上げようと、ふっこう割が続々とはじまっている。災害救助法適用地域になった市町村がある14都県中、12月24日時点で、3都県でふっこう割商品が販売され、6県で年内に提供を始める見通しだということが取材で分かった。各自治体で開始日や宿泊対象期間、割引額などが異なる。

 長野は12月17日、茨城は23日、東京は24日に、各旅行会社から順次販売が始まった。宮城、福島、栃木、群馬、千葉、神奈川の6県でも年内に商品の提供が開始される見通し。また、岩手と埼玉、新潟、山梨は1月中、静岡は2月中に販売開始の見込み。

 千葉県では、被害状況などで県内を2つの地域に分け、それぞれで割引対象額を設定した。被害が大きかった地域(県全域のうち約78%のエリア)では5000円、それ以外は2000円とした。

 5千円以上の宿泊旅行商品が対象(5千円未満は対象外)となり、商品の料金設定によっては、実質ゼロ円での購入もあり得えるなど、お得な商品展開が行われる見通しだ。

 東京都は24日から販売を始めた。1人1泊あたり(6000千円以上の宿泊及び宿泊を伴う旅行)で、5000円割り引く。国内向けの対象地域は多摩地域と、島しょ地域となる。インバウンドの場合は、対象エリアを都内全域とする。

 茨城県では12月23日、OTAのYahooトラベルからふっこう割商品が売り出された。12月26日からは、るるぶトラベルとdトラベル(docomo)で販売開始の見通し。ふっこう割対象期間は3月14日に泊まる分までを予定。

 なお、ふっこう割は被災地における1泊以上の旅行・宿泊商品の料金を、一人一泊当たり最大5千円を支援するもの。

 ふっこう割商品の提供の大まかな流れは、県がふっこう割事業を委託した事務局に、旅行会社などから商品を申請してもらい、事務局から許可が下りれば、割引商品として売り出されるというもの。

 ◇

各県のふっこう割の進捗状況などは次の通り。

岩手県:

 1月中旬に旅行会社などから、商品の申請を受け付ける見通し。宿泊対象期間は1月中旬・下旬以降、3月中旬までの予定。割引額は、1万円以上が5千円、5千円から1万円未満で3千円、3千円から5千円未満で1千円を予定している。

宮城県:

 12月27日からふっこう割商品が販売される。宿泊対象期間は1月5日から3月13日まで。日本人は1室2人以上が対象。割引額は、1万円以上が5千円、6千円から1万円未満で3千円、2千円から6千円未満で1千円、2千円未満は対象外となる。

福島県:

 早ければ年内から商品が販売される見通し。宿泊対象期間は2月29日までとする。割引額は1人1泊につき6千円以上(旅行商品に組み込まれた宿泊代金の金額)で、一律で5000円を割り引く。

茨城県:

 ふっこう割対象商品が12月23日、OTAのYahooトラベルから売り出された。るるぶトラベルとdトラベル(docomo)で12月26日から販売開始の見通し。ふっこう割対象期間は3月14日に泊まる分までを予定。

 このほか、旅行会社の店頭販売や宿泊施設への直接予約についても、順次販売開始を予定している。旅行・宿泊代金が1万円以上で5千円、6千円以上1万円未満で3千円を割り引く。6千円未満は対象外。

栃木県:

 宿泊期間は1月10日から3月7日まで。予約開始日は12月下旬を想定している。旅行・宿泊代金が1万円以上で5千円、6千円以上1万円未満で3千円を割り引く。6千円未満は対象外。

 販売元は、国内OTAがヤフートラベル、るるぶトラベル、dトラベル(docomo)など。国外OTAはトリップドットコムグループとする。このほか、国内旅行会社は後日発表する。

群馬県:

 宿泊対象期間は1月6日から3月15日までを想定している。12月26日から、商品が売り出されるよう最終の調整に入っている。

 旅行・宿泊代金が1万円以上で5千円、6千円以上1万円未満で3千円を割り引き、6千円未満は対象外と、割引額は決定した。

埼玉県:

 1月上旬の商品販売開始を想定している。宿泊対象期間は1月上旬から2月末までの見通し。旅行・宿泊代金が1万円以上で5千円、6千円以上1万円未満で3千円を割り引き、6千円未満は対象外など、他県と同等の割引額にする考え。正式な発表は来年1月6日を予定している。

千葉県:

 宿泊対象期間は1月8日から2月29日まで。年内から商品が各旅行会社やOTAから販売される見通し。

 千葉県では、被害状況などで県内を2つの地域に分け、それぞれで割引対象額を設定。被害が大きかった地域(県全域のうち約78%のエリア)では5000円、それ以外は2000円とした。

 5千円以上の宿泊旅行商品が対象(5000円未満は対象外)となり、商品の料金設定によっては、実質ゼロ円での購入もあり得え、お得な商品展開が行われる見通しだ。

東京都:

 宿泊対象期間は12月24日から2月29日まで。24日から各社で販売が始まった。計18社から順時売り出される。1人1泊あたり(6000千円以上の宿泊及び宿泊を伴う旅行)で、5000円割り引く。

 国内向けの対象地域は多摩地域と、島しょ地域となる。 訪日客は東京都内が対象となる。

神奈川県:

 宿泊対象期間は12月下旬から20年2月末日まで。年内に商品発売の見通し。同県は、年末年始も宿泊対象期間としている。被害が大きかった箱根町なども対象エリアとなっている。25日に詳細を発表。

 旅行・宿泊代金が1万円以上で5千円、6千円以上1万円未満で3千円を割り引き、6千円未満は対象外。

新潟県:

 宿泊対象期間は1月8日から、3月14日までを想定。県としては商品を1月上旬から販売したいとした。旅行・宿泊代金が1万円以上で5千円、6千円以上1万円未満で3千円を割り引き、6千円未満は対象外(調整中)。

山梨県:

 1月中旬に具体的な内容が発表される見通し。旅行・宿泊代金が1万円以上で5千円、6千円以上1万円未満で3千円を割り引き、6千円未満は対象外(調整中)。

長野県:

 旅行・宿泊代金が1万円以上で5千円、6千円以上1万円未満で3千円を割り引くふっこう割商品が17日から順次発売を始めた。

 23日時点で、エイチ・アイ・エス(HIS)と日本旅行と近畿日本ツーリスト、クラブツーリズム、JTB、じゃらん、読売旅行と、OTAの楽天トラベル、yahoo!トラベル、るるぶトラベルで売り出されている。店頭販売は日本旅行のみ。

 宿泊対象期間は各旅行会社の販売開始日から、来年3月中旬まで。財源が無くなり次第、終了となる。12月28日から20年1月4日の年末年始は対象外。

静岡県:

 宿泊対象期間は2月から3月を想定している。県下の伊豆の国市と、函南町で適用し、同時に販売を開始する見通し。

 旅行・宿泊代金が1万円以上で5千円、6千円以上1万円未満で3千円を割り引き、6千円未満は対象外(調整中)。

JTB、茨城県行方市と協働でビジネスプランコンテスト開催へ 「農と人」の地域資源を活用

2019年12月24日(火) 配信

 JTB(髙橋広行社長)と茨城県行方市(鈴木周也市長)はこのほど、「農と人」の地域資源を活用した「ビジネスプランコンテスト(ビジコン)」を協働で行う。就農に興味がある人や起業を目指す人が行方市の魅力をPRし、プランを実行することで地域活性化をはかるのが目的。

 行方市はJTBの協力のもと、2018年度に「行方市シティプロモーション指針」と「行方市観光振興計画」を策定。両計画が“農業”と“人”に焦点を当てていることから、ビジコンでは「農と人」を地域資源の両輪と見立てた新たな試みとし、関係人口と交流人口の拡大を目指す。

 「農」は、60品目の野菜を生産する「野菜王国行方」を広く知ってもらおうと、事前説明会で行方産品を使用した料理を提供する。現地視察会では、「行方市ふるさと住民票」に登録した人に行方産野菜を進呈する。

 「人」は、市民のほか、地元情報を発信する行方市出身の作家や、首都圏などで飲食店を経営する起業家、市外から行方市を応援する「行方市ふるさと住民」など、「オール体制」で臨む。

 なお、ビジコンの応募には、行方市について学ぶ事前セミナーと現地視察会への参加が必須となる。参加後に応募書類を送付し、一次審査(書類選考)通過者を対象に、行方市で最終選考が行われる。

ビジネスプランコンテスト概要

事業名称:行方市ビジネスプランコンテスト

コンテスト開催日:2020年3月20日(金・祝) 場所:行方市内 ※書類審査通過者対象

スケジュール:

【事前説明会】2020年1月10日(金)場所: 東京都内

【事前セミナー】2020年1月25日(土) 場所:千葉県船橋市内

【現地視察会】2020年2月  8日(土) ※別途個人実施も可

参加費:無料(※ただし、現地までの交通費は各自負担)

定員:30人(各回)

申込方法:申込専用サイトhttp://im96130.mixh.jp/ibaraki_namegata/から

 

日台双方向交流を促進 台北エリアの新たな魅力を 東旅協、台湾視察旅行へ

2019年12月24日(火) 配信

初日には歓迎晩餐会が開かれた。多くの来賓も出席した。(左から)台北市政府観光傳播局専門委員沈永華、台湾觀光協会事務局長吳朝彥、交通部観光局科長黃怡平、台北市政府副市長蔡炳坤、東京都旅行業協会会長村山吉三郎、旅館旅行業行銷協会理事長徐銀樹、日本衆議院武井俊輔、東京都旅行業協会副会長市川享、中華民国旅行業品質保障協会理事長許禓哲 ※敬称略

 東京都旅行業協会(村山吉三郎会長)は12月18―21日、日台における旅行者の双方向交流促進に向け台湾視察旅行を行った。村山会長や市川享副会長ら9人の役員が参加した。深く現地に入り、硬直化した台北エリアの観光メニュー以外の魅力を探った。訪日台湾人約480万人、訪台日本人約200万人といったアンバランスな状況を解決する一翼を担う考え。

商談会のようす

 村山会長は視察を終え、「台湾にいかに送客するかは課題のひとつ。協会に訪台推進に向け委員会をつくることも、(視察を通じて)必要性を感じた。帰国したのち、理事会で話し合うほか、視察で得た情報は協会全体にしっかり共有していく」と前向きな姿勢をみせた。

三峡老街(新北市)の街並みを案内のもと、視察しているようす
林本源園邸(新北市)での視察のようす
桃園市ではタピオカづくりにも挑戦

 今回は、中華民国ホテル旅館・旅行業国際推進協会(徐銀樹理事長)からの招待を受け、台湾北部の新北市、新竹市と桃園市のコアな地域を見て回り、現地事業者との商談会、現地観光局との交流会などを行った。

 なお、同視察旅行の詳細は、弊紙1月21日号で紹介する。

新春大江戸日本橋めぐりアンテナショップスタンプラリー2020開催へ 7県の特産品当たる

2019年12月24日(火) 配信

イベント

 日本橋地域における各自治体の7つのアンテナショップが手を組み、各県の魅力を知ってもらおうと、2020年1月5―23日まで、「新春大江戸日本橋めぐりアンテナショップスタンプラリー2020」を行う。

 東京・日本橋地域にある7つのアンテナショップをめぐり、全館でスタンプを集めて各館に設置された応募箱に投函すると、抽選で各県の特産品をプレゼントする。応募締め切りは1月23日まで。

 三重テラスのある日本橋地域は近年、 自治体アンテナショップの出店が相次いでいる。これまで多くのアンテナショップが設置されていた銀座・有楽町地域に次ぐ、アンテナショップの集積地となっているという。イベントを通じ、日本橋地域における各アンテナショップの認知度向上をはかる。

新春大江戸日本橋めぐり

<スタンプラリー参加アンテナショップ>

【福島県】日本橋ふくしま館(所在地:東京都中央区日本橋室町4-3-16 柳屋太洋ビル1階)

【富山県】日本橋とやま館(所在地:東京都中央区日本橋室町1-2-6 日本橋大栄ビル1階)

【三重県】三重テラス(所在地:東京都中央区日本橋室町2-4-1 YUITO ANNEX 1階・2階)

【滋賀県】ここ滋賀(所在地:東京都中央区日本橋2-7-1)

【奈良県】奈良まほろば館(所在地:東京都中央区日本橋室町1-6-2 日本橋室町162ビル1階・2階)

【島根県】にほんばし島根館(所在地:東京都中央区日本橋室町1-5-3 福島ビル1階)

【長崎県】日本橋 長崎館(所在地:東京都中央区日本橋2-1-3 アーバンネット日本橋二丁目ビル1階)

<賞品>

7県の特産品詰合せや各県の特産品をプレゼント

1等賞:7県の特産品詰合せ(1万4000円相当)、7人

2等賞:7県の特産品詰合せ(7000円相当)、7人

3等賞:各県特産品(1000円相当)、14人

<抽選・賞品発送>

2020年1月下旬

杉乃井ホテル、「ひかりホール」をリニューアル 500人収容大宴会場も

2019年12月23日(月) 配信

左:宴会場(イメージ)右:オープンテラス(イメージ)

 オリックス不動産(高橋豊典社長、東京都港区)は、運営している「別府温泉 杉乃井ホテル」(佐々木耕一総支配人、大分県別府市)の共用施設「ひかりホール」をリニューアルする。2020年秋には、ホール内に最大500人収容の大宴会場がオープンする。

 同ホールは敷地内にある4階建ての施設で、耐震補強工事を完了すると共に、大規模宴会場と従業員向け施設を兼ね備えた施設に生まれ変わる。同ホテルが2025年の完工を目指して進めている大規模リニューアルの一環として行われる。

 3階は、広さ約1,400平方㍍、定員500人の大宴会場として、ウェディングや各種パーティーに対応する。現在館内で最も大きいスギノイパレス内の宴会場(定員250人、約700平方㍍)の2倍の規模だ。

 新しい宴会場は、別府の山々の景色を望む開放的な大型のオープンテラスを併設し、活気あふれる調理の様子を楽しめるライブキッチンの多彩な演出を楽しめる。また、400インチの大型LEDモニターを設置し、大人数の会議などビジネス利用にも適している。

 1、2、4階については、従業員向け研修施設、従業員食堂などの福利厚生施設を予定している。

「ひかりホール」概要

敷地面積:18,023.31平方㍍(5,452坪)※隣接の全天候型アミューズメントプール「アクアビート」含む

延床面積:9,645.91平方㍍(2,918坪)

フロア構成:         【現状】          【リニューアル後】
                    1階  駐車場、店舗など      事務所、店舗など(予定)
                    2階  駐車場                     従業員関連施設など(予定)
                    3階  旧宴会場など            宴会場、オープンテラス、調理場など
                    4階  旧会議室                  従業員向け研修施設(予定)

規模・構造:鉄筋コンクリート造(一部鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨造)地上4階建て

竣工:1977年6月

開業:2020年秋予定

相川観光案内所、外国人観光案内所の「カテゴリー2」に認定

2019年12月23日(月)配信

スタッフが笑顔で明るく対応する

 新潟県佐渡市のきらりうむ佐渡内にある「相川観光案内所」がこのほど、日本政府観光局(JNTO)の外国人観光案内所認定制度で「カテゴリー2」に認定された。佐渡市では2カ所目。認定基準である「少なくとも英語で対応可能なスタッフが常駐。広域の案内を提供」できる案内所に認められたことになる。

 同認定制度はJNTOが募集を行い、案内所を立地や機能などから、3つのカテゴリーと、パートナー施設に分けて認定するもの。同案内所は、上位から2番目の「カテゴリー2」の水準に達していると判断された。なお、認定は3年ごとの更新制となる。

 JNTOでは認定した観光案内所に対して、通訳サービスや研修会の実施などの支援サービスを提供することで、全国のJNTO認定外国人観光案内所の機能充実と質の向上をはかっている。

きらりうむ佐渡(外観)

 相川観光案内所は、「金を中心とする佐渡鉱山の遺産群」の世界遺産登録に向けて、相川地区の観光の拠点として、佐渡金銀山の玄関口である「きらりうむ佐渡」内に設置されている。 英語対応可能なスタッフが常駐し、電動アシスト自転車の貸出、まち歩きガイドの手配などを行っている。

相川観光案内所

住所:〒952-1562 新潟県佐渡市相川三町目18 きらりうむ佐渡内

TEL0259-74-2220 FAX0259-74-3321

営業時間:午前8:30~午後5:30

佐渡市公式観光情報サイト「さど観光なび」:

ロシア連邦観光庁、日本人観光客を20%増加へ ビザなし渡航のPRも

2019年12月23日(月) 配信

セミナーのようす

 ロシア連邦観光庁はこのほど、東京都内で日本の旅行会社などに向けてビザの制度と観光地を説明するセミナー「ロシア2020。ギフトとしてのユーロ」を開いた。2020年に行われる「サッカーユーロ2020世界選手権」の期間中にビザなし渡航が可能になったことをアピールしたほか、観光地の魅力を伝え、日本人観光客を20%増加させたい考え。

 日本とロシアは2023年までに、ロシアを訪れる日本人観光客を年間40万人とする目標を掲げ、20~21年を地域交流年に設定。両国は日本からロシアに送客するための取り組みを活発化させている。

 サッカーユーロ2020世界選手権を担当するアレクサンドル・マキシーモフ氏は、ファンIDを発行することを発表した。日本人観客は同ID取得すると、ロシアへビザなしでの渡航が可能になる。期間は20年5月30日~7月13日までの滞在で、対象は同選手権の観戦チケットなどを持っていることとなっている。申請はインターネットでできる。

アレクサンドル・マキシーモフ氏

 ロシアの簡易ビザ制度である電子ビザは、インターネットで発給している。日本人観光客が同ビザを使用して訪問できる地域は、極東エリアやサハリン、サンクトペテルブルク、レニングラード地域などとなっている。21年にはロシア全土で使用できる予定。

 同日のセミナーで、タタールスタン共和国のイワノフ観光委員長は「ロシアには自然や文化、芸術などあらゆるジャンルの観光地がある」と説明した。自然を堪能できる観光地として、世界で最も深いバイカル湖を紹介。「文化が豊かなロシア」として、石器時代から現代まで約300万点を展示するエミタール美術館をアピールした。

イワノフ氏

電子ビザ申請サイト

E-visa
https://electronic-visa.kdmid.ru/home_jp.html

長野県・湯田中渋温泉郷で「温泉むすめ」のトークショー 歴史の宿 金具屋で開催

2019年12月23日(月) 配信

(左から)飯坂真尋、湯田中渋穂波、石和紅

 宿泊予約サービスを提供するゆこゆこホールディングスは2020年3月7日(土)~8日(日)、長野県・湯田中渋温泉郷で人気声優の企画プロジェクト「温泉むすめ」のトークショーを行う。共催は、会場となる歴史の宿 金具屋、企画、制作は同コンテンツを展開するエンバウンド(橋本竜代表)。

 アニメイベントと温泉旅行を合わせて楽しめる、宿泊がセットになった同プラン。湯田中渋穂波役の大森日雅さんと、石和紅役の秦佐和子さん、飯坂真尋役の吉岡茉祐さんの3人が主演するイベントは、昼と夜の2公演を予定している。プラン、イベントの詳細と予約方法は来年発表される。

温泉むすめとは

 温泉むすめは、日本全国の温泉地をキャラクター化して、アニメーションや漫画、ゲームなどのメディア展開を行い、声優やキャラクターによるアイドル活動を通じて全国に“癒し”と“笑顔”を与え温泉の魅力を世界に発信していくエンバウンド(橋本竜代表)による地域共生・活性クロスメディアプロジェクト。今年から観光庁も同プロジェクトを後援している。