【愛知県】安全・安心な旅行を楽しむ観光PR動画「Warm Welcome Aichi!」を公開

2020年12月7日(月)配信

いざ、愛知へ!

 愛知県はこのほど、新型コロナウイルス感染症の感染を防止し、旅行者に安全・安心に観光を楽しむ観光PR動画を制作した。「徳川家康と服部半蔵忍者隊」のメンバーが、「新しい旅のエチケット」を実践しながら県内の魅力を巡る内容だ。

 「観光・ショッピング編(Warm Welcome Aichi! ~美観の旅~)」と「食事・宿泊編(Warm Welcome Aichi! ~美食の旅~)」の2本の映像で、Withコロナ時代に選ばれる安全・安心な観光地域づくりの取り組みをPRする。

 「観光・ショッピング編」では中部国際空港、やきもの散歩道(常滑市)、陶芸体験(常滑市)、名古屋城・本丸御殿を紹介。「食事・宿泊編」 では日間賀島や八丁味噌、犬山城(城下町)を取り上げた。

 旅行者側は「車内で会話を控える」や「お土産を触らず目で選ぶ」、「食事中は静かに話す」などを、事業者側の取り組みとして「『安全・安心宣言施設』ステッカー」などを紹介し、旅先ならではの感染症防止策を映像化した。

 

せとうちDMO、瀬戸内7県で「瀬戸内インバウンドガイド講座」 12月から2カ月間開く

2020年12月7日(月)配信

公式ウェブサイトで講座の申し込みページを公開中

 せとうちDMOを構成する、せとうち観光推進機構(真鍋精志会長、広島県広島市)は12月から2カ月間、瀬戸内7県で「瀬戸内インバウンドガイド講座」を開く。参加者が座学やフィールドワークを通じ、ガイドに求められる基礎的な知識やスキルを習得する内容の講座が受けられる。同機構はガイド人材の育成に取り組むことで、瀬戸内における多言語の受入態勢強化をはかりたい狙いだ。

 「瀬戸内インバウンドガイド講座」は、兵庫、岡山、広島、山口、徳島、香川、愛媛の各県で1回ずつ開く。主に地域のボランティアガイドや既に有償ガイドとして活動している人、ガイドの活動に興味を持っている人が対象。インバウンドガイド協会との共同開催で、各県・開催都市の自治体の後援が予定している。

 初回である広島県広島市の12月12日(土)~13日(日)講座分は、申し込み受付を終了している。以降の開催日程に関しては、19日(土)、20日(日)に愛媛県松山市と兵庫県姫路市、26日(土)、27日(日)に香川県高松市、1月9日(土)、10日(日)に徳島県徳島市と山口県下関市、16日(土)、17日(日)に岡山県倉敷市で開く予定。

 募集人数は各県30人、7県合計210人で、参加費用は無料。参加特典として、書籍「インバウンドガイドの教科書」が進呈される。なお、講座は、国や自治体などが定める感染防止のガイドラインに沿って、徹底した感染防止対策のもと、実施される。

サンタと交流 兵庫県三田市「オンラインフィンランドツアー」実施へ

2020年12月7日(月) 配信

サンタクロース

 兵庫県三田市は、12月22日(火)、「オンラインフィンランドツアー」を行う。

 オンラインミーティングアプリ「Zoom」を使用し、子供と一緒にフィンランドにあるサンタクロース村を訪れサンタと交流できる90人(アカウント)限定のツアー。

 ツアーでは、フィンランドにあるサンタクロース村へオンラインで訪問し、村の郵便局などの街並みやサンタさんの家を巡る。さらに、Zoomチャットを通じサンタとの交流やなども実施する。申し込みは、市のホームページで受け付けている。

あうたび、海外オンラインツアー実施 事前に届く食事を堪能しながら参加

2020年12月7日(月) 配信

オンラインツアーのイメージ。画像は南仏ヴァンスのマルシェ

 あうたび(唐沢雅広社長、東京都帰宅)は12月11日(金)から12月19日(土)に、海外4カ国を訪問するオンラインツアーを行う。4月から実施しているもので、新型コロナウイルスの影響で、苦境に立たされた全国の生産者を支援するのが狙い。

 12月はドイツとニュージーランド、フランス、ボリビアを訪れるオンラインツアーを開催する。参加者には事前に、ドイツのツアーでは現地のソウルフード「カリーヴルスト」とビール「ベルリナーヴァイセ」、フランスではコート=ダジュール地方の屋台料理「ソッカ」、ボリビアはパン「エンパナーダ」と蒸留酒「シンガニ」、ニュージーランドは現地の酒造「全黒」が作る日本酒を送る。

 当日はZoomで、参加者が実際のツアーに参加しているような演出を行うという。参加者は各地の案内人や生産者などから話を聞き、チャット機能で、質問や感想を伝えることができるほか、懇親会ではほかのツアー客とも交流できる。

 ツアーは12月11日(金)午後7:30に、ドイツを訪れる「『歓喜の歌』をオンライン合唱!ドイツ・ベルリンのクリスマス」をはじめ、12月13日(日)12:30には、南半球の酒造へ!ニュージーランドの人々に会いに行く旅、12月18日(金)7:00にはフレンチ・リヴィエラ!南仏の素敵な暮らしに出会う旅、12月19日(土)6:00にウユニ塩湖の絶景とアンデス高地に住む人々に会いに!南米ボリビアを催行する。

 募集人数は30~50人程度。参加費は8000円~1万3800円。ツアーのみ参加する人は4000円~5000円。申込締切は各ツアー催行日の7~6日前。

 同社はツアー開催前に、Zoomやオンラインツアーなどを初めて使用する人に使い方の案内も行う。

東京・神津島が「星空保護区」認定 国内では沖縄に続き2例目 国際ダークスカイ協会

2020年12月7日(月) 配信

星空のイメージ

 米国アリゾナ州に本部を置く、国際ダークスカイ協会(IDA)は12月1日(日本時間12月2日)、東京・伊豆諸島の神津島を「星空保護区(ダークスカイ・パーク)」に認定したと発表した。国内の認定は、西表石垣国立公園(沖縄県石垣市・竹富町)に続き2例目、アジアでは4例目となる。

 同島では星空保護区申請に向け、今年1月に「神津島村の星空公園条例」と「神津島村の美しい星空を守る光害防止条例」を施行。5月以降は、島内の道路灯や防犯灯を光害対策基準に準拠するよう改修を進めてきた。

 これらの取り組みにより、ダークスカイ・パークの認定条件である夜空の暗さ、屋外照明の基準値などをクリアし、島の全域18.58平方㌔が星空保護区に認定された。

 また、今回の認定と併せて、特別な呼称「ダークスカイ・アイランド」の使用も認められ、星空保護とともに観光振興などに役立てていく。

 東京都心部の南約180㌔に位置する同島は、人口約2000人が生活している。都心と飛行機で30分、ジェット船で4時間で結ばれている。

 国内では、他自治体でも星空保護区申請を目指す動きがあり、公式に表明しているのは、岡山県井原市と福井県大野市がある。

地域風景の場面カットとセリフをカードに 「涼宮ハルヒの憂鬱」など発売へ アニメツーリズム協会

2020年12月7日(月) 配信

「涼宮ハルヒの憂鬱」のカード ©2006 谷川 流・いとうのいぢ/SOS団 ©2007,2008,2009 谷川 流・いとうのいぢ/SOS団 ©2009 Nagaru Tanigawa・Noizi Ito/SOS団

 アニメツーリズム協会(富野由悠季会長)は12月19日(土)から、アニメ作品の場面写真とセリフをカードにした「アニメツーリズムカードコレクション」を売り出す。

 第1弾は、兵庫県西宮市をアニメ聖地とする「涼宮ハルヒの憂鬱」と、岐阜県高山市が聖地の「氷菓」を販売し、アニメファンの聖地訪問の機運を醸成する。

 同協会が選定した「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」の作品で、地域の風景が描かれている場面(表面)と、キャラクターのセリフ(裏面)を1作品につき絵柄30種類にまとめた。このうち1枚は、箔押しの“レアカード”となっている。

 カードを見ることで作品のシーンを思い起こし、該当箇所を訪れてもらうことを目指す。

 価格は、1パック(2枚1セット)が480円(税込)、1ボックス(15セット)が7200円(税込)。

 また、今回の販売に際し、非売品のプロモーションカードの無料配布も予定している。

 なお、カードの販売(12月19日~)とプロモーションカードの配布(時期未定)は、「ダ・ヴィンチストア」(埼玉県所沢市)で行う。

旅行特化のSNS「レコトリ」、Webサイトオープン パソコンからの投稿が可能に

2020年12月7日(月) 配信

RECOTRIPのイメージ。キャンペーンも実施
 インタースペース(河端伸一郎社長、東京都新宿区)はこのほど、観光地や宿泊施設などの情報を発信する旅行に特化したSNS(交流サイト)「RECOTORI(レコトリ)」のWebサイト「RECOTRIP(レコトリップ)」をオープンし、パソコンで写真やクチコミを投稿できる新機能をリリースした。
 
 利用者は同SNSでほかのユーザーの投稿から旅行先の情報を探すこともできる。RECOTRIPは毎日、旅のクチコミ投稿のほか、観光地、観光、グルメ、体験などの情報を発信している。
 
 Webサイトオープンと投稿機能のリリースを記念して、同社は12月31日(木)まで、「RECOTORI」への投稿で、総額30万円分のJTB旅行券とAmazonギフトカードが抽選で131人に当たるキャンペーンを行う。さらに、「#また行きたい温泉」を付けて投稿した人から抽選で123人にAmazonギフト券を総額5万円分プレゼントする。当選の発表は1月中旬。
 

JTB、オンラインで海外の学校と交流を 「グローバル同世代交流」プログラム販売

2020年12月7日(月) 配信

現地の学校とオンラインでつなぐ©Tourism&Event Queensland

 JTB(山北栄二郎社長)はこのほど、海外の学校とオンライン交流を目的としたプログラム「グローバル同世代交流」を売り出した。中学校・高等学校の生徒が、コロナ禍でもグローバル教育と国際交流を止めず、現地とつながる機会を創出する。

 海外への修学旅行や研修が延期または中止となるなか、同プログラムはオンラインで海外の生徒や大学生とつながることで、異文化交流を深めていく。

 プログラムの1つ、「オーストラリア オンライン現地大学生交流」は、プレゼンテーションの実施やQ&Aセッションを通して、オーストラリアの文化や習慣を体感し、英語のコミュニケーションスキル向上につなげていく。

 ほかにも、シドニー工科大学や、ベトナムのダナン外国語大学日本語学科、カナダのブリティシュコロンビア大学の学生と交流できるプログラムもある。

 また、「オンラインライブストリーム現地校訪問」は、オーストラリアの中学・高校の授業見学や、生徒と雑談をすることで、異文化への理解を深める。ニュージーランドの生徒とアクティビティも可能な「ネオハンガハイスクール オンライン授業プログラム」も用意する。

 これらは、日本時間の日中に体験できるよう時差を考慮したプログラムとなっているが、今後は米国や台湾、アセアン諸国などのプログラムも検討している。

旅行会社向けの予約サービス「SkyRep」、発券手数料無料に

2020年12月7日(月)配信

通常は変動する発券手数料を気にすることなく、無料で発券できる(写真はイメージ)

 楽天の連結子会社のワールドトラベルシステムはこのほど、旅行会社から発券手数料を徴収しない新たな料金プランを始めた。旅行会社向けのオンライン航空券・ホテル予約サービス「SkyRep(スカイレップ)」で提供。新プランを通じて、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受ける旅行会社を支援する。

 同社は、世界60社以上の航空会社と世界70万軒以上の宿泊施設から航空券と部屋を仕入れ、旅行会社向けにワンストップで提供している。旅行会社は「スカイレップ」を通じて、検索項目の中から国内外の航空券やホテル、旅館を選び出し、オンラインで即座に予約・発券ができる。

 今回の新プランでは、発券手数料を気にすることなく、航空券を何度でも無料で発券が可能。ホテルと航空券の予約後に変更取り消しを行った場合も、支払う手数料はリファンドチャージを除いて無料となる。さらに、海外の航空券とホテルをセットで利用する場合には、割引が適用される。

 月額利用料は6000円(税別)で、利用ID数は1つ。なお、航空券の発券に応じて手数料が発生する、月額利用料3000円(税別)の従来型プランも用意している。

「街のデッサン(236)」98歳の美貌 渋沢栄一が社会で本当に願ったことは

2020年12月6日(日) 配信

渋沢栄一の真意を鮫島純子さんが語る

 今度、紙幣のデザインが代わって1万円札には渋沢栄一が登場する。渋沢栄一を、お金を使うたびに拝顔できるのは幸せだ。よく言われているように、日本資本主義の父とされている。その資本主義の本質を学んだのは「旅」からである。

 栄一は、武蔵国・血洗島村(現埼玉県深谷市)の富裕な藍を扱う農家に1840年に生まれた。血気盛んな性格で、若いうちから商売にも結構な才覚を発揮していた。この時代の地方の豪農たちは農作物の生産だけでなく、商品流通に関係し経済感覚や思想にも開明的な考え方を持っていた。学問や教育も熱心で、栄一もその恩恵を受けていた。

 しかし、尊王攘夷を気取る青年が不思議な運命もあるもので、江戸幕府の重鎮であった一橋慶喜の家臣になる。さらに栄一には不本意にも、慶喜が最後の将軍に就くことで徳川将軍家を継ぐことになった。栄一の想いとは真逆であったが、ここでまた運命が微笑む。

 幕府にフランスのナポレオン三世から、1867年に開かれるパリ万博への出品と、将軍親族の派遣が要請されたのだ。慶喜はこれに応えて弟の昭武を送ることにし、その随行の1人に栄一を選んだ。随行は総勢20人余り、栄一は一橋家仕官中の実務能力を評価され、庶務・会計係となった。慶喜の将軍家相続に絶望していた栄一は、心機一転させる。使節団一行は横浜を出港し、59日かけてマルセイユ港に到着した。

 栄一の職務は書記と会計であったから、まずフランス語を難なく習得し、詳細な日記も付け、これらがのちに大きな役に立った。一番の目的は42カ国が出品した博覧会の参加にあり、最新の蒸気機関や電信・電送の電気技術など近代科学文明の現実を目の当たりにして度肝を抜かれた。逆に漆器、陶器、金工品など日本の工芸品は諸外国に高い評価を得たものの、文明や経済の遅れは明らかだった。

 この旅の途中に幕府の瓦解を知らされ、昭武の留学まで支えた栄一も2年余りの生活を終えて余儀なく帰国した。栄一が意図して得たものは、商工業の社会的意味や金融の役割、会社と産業のビジネス実務の知識であったが、もっと大切にしたものがあった。

 最近、親しい友人から「鮫島純子さんとお話をする機会があり、どうぞご一緒に」という誘いがあった。栄一を直接知る最後のお孫さんで、98歳になる。お話に相伴したが、現れた純子さんは矍鑠として清楚だった。「祖父の願いは、何よりも世界の平和と誰もが幸せに暮らせる社会でした」という栄一を代弁する98歳の美貌に感動した。

コラムニスト紹介

望月 照彦 氏

エッセイスト 望月 照彦 氏

若き時代、童話創作とコピーライターで糊口を凌ぎ、ベンチャー企業を複数起業した。その数奇な経験を評価され、先達・中村秀一郎先生に多摩大学教授に推薦される。現在、鎌倉極楽寺に、人類の未来を俯瞰する『構想博物館』を創設し運営する。人間と社会を見据える旅を重ね『旅と構想』など複数著す。