【第50回旅館100選】静岡県・堂ヶ島温泉 「堂ヶ島 ニュー銀水」

2025年10月21日(火) 配信

「堂ヶ島-ニュー銀水」全景

時代の変化に合わせた、選べる過ごし方を提案

 今年法人化60周年を迎えた「堂ヶ島 ニュー銀水」は、西伊豆きっての景勝地に建ち、全室オーシャンフロントの客室をはじめ、ダイニングなど館内のさまざま場所から絶景が楽しめるリゾートホテルだ。

ダイニング「銀華」

 大浴場は、海に浮かんでいるかのような心地で手足が伸ばせる極楽気分の湯。露天風呂はさらに爽快で、海に向かって開ける眺望と潮風が極上の開放感をもたらしてくれる。

大浴場

 7階玄関フロアには、生ビールやソフトドリンクなどが無料で楽しめる展望ラウンジ、名産品やオリジナル商品が並ぶ売店、好みで選べるアメニティステーションなど館内施設が充実。

展望ラウンジ

 さらに夕食は駿河湾・相模湾の海の幸など季節の味覚ビュッフェ。朝食は約50種の和洋ビュッフェで、ライブキッチンの出来立てや「漬け丼」「まご茶漬け」、地元素材を使ったおにぎりや三島コロッケが人気だ。

海の幸満載のプレミアムビュッフェ

「日本の夕陽百選」にも選ばれた絶景

 西伊豆の海岸線を一望できる展望ラウンジでは10月中旬から3月上旬にかけて、夕陽が楽しめる。空が茜色に染まり始めると太陽と海が織りなすサンセットロードが現れ、水平線に溶けていく光景は胸をふるわせるはずだ。

 

交通:《車》新東名高速道 長泉沼津ICから東駿河湾環状道路、国道136号線を経由し約80分、P150台(無料)
   《電車》伊豆急行線 下田駅から東海バスで約60分、「堂ヶ島」バス停下車より送迎バス(要連絡)
チェックin14:00 out10:00
食事:《夕・朝食》ダイニング、会食場
部屋:全123室(和室117室、和洋室3室、洋室2室、特別室1室)
風呂:大浴場、露天風呂、サウナ
泉質:カルシウム・ナトリウムー硫酸塩泉
料金:1万5,000円~12万円

〒410-3514 静岡県賀茂郡西伊豆町仁科2977-1
☎0558(52)2211 FAX0558(52)1210
https://www.dougashima-newginsui.jp/
Wi-Fi:使用可 外国語対応:英・中・台

 

 

 ※この記事は、旅行新聞新社主催「第50回プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」に選出された施設で、書籍「2026年度版 プロが選んだ日本のホテル・旅館100選&日本の小宿(BEST100 HOTELS&RYOKANS IN JAPAN)」(自由国民社)に収録されている内容を紹介しています。

「GO TO関門フェア! 2025」東京都練馬区で開く 「角打ちコーナー」も賑わう

2025年10月20日(月) 配信

賑わう体験コーナー

 福岡県北九州市(武内和久市長)と、山口県下関市(前田晋太郎市長)は10月19日(日)、東京都練馬区の光が丘IMA「イマミセ光の広場」で「GO TO関門フェア! 2025」を開いた。「関門連携」で北九州市と下関市の魅力を発信する合同PRキャンペーンの一環で、昨年に続いて同じ会場で開催した。

初登場「角打ちコーナー」も人気

 北九州市にはお酒好きが集う社交場として「角打ち」文化が根付いており、今年は初めて昭和レトロな「角打ちコーナー」が登場。イベント会場では、関門の地ビールや特産品を飲食しながら、両市のスタッフらと関門エリアの魅力や、旅行情報などを語り合う姿がみられた。

地元特産品を販売する関門マルシェ

 体験コーナーでは、モルック(スポーツ)や竹の折り紙、勾玉作り、くじらや下関の生き物のぬり絵など、大人から子供まで楽しめるさまざまなイベントが実施され、会場は多くの人で賑わった。

 下関市東京事務所の髙井徹也所長は「地元の特産品を販売する関門マルシェや、体験コーナーを通じて多くの方々に関門エリアの魅力を感じていただき、ぜひ現地にお越しいただければ」と期待を寄せる。

 北九州市東京事務所の香月麻記子副所長は「来年3月に北九州空港が開港20周年を迎える。首都圏からのアクセスの良さもアピールしていきたい」と意気込む。

壱岐市がふるさと納税の「旅先納税®」を導入 「壱岐たびPay」を発行へ

2025年10月20日(月) 配信

 長崎県壱岐市(篠原一生市長)はこのほど、ギフティ(太田睦・鈴木達哉社長、東京都品川区)が提供するデジタルプラットフォーム「e街プラットフォーム®」を採用。ふるさと納税の一種である「旅先納税®」を長崎県内で初めて導入し、10月20日(月)から、返礼品として地域電子商品券「壱岐たびPay」の発行を開始した。全国では115自治体目となる。

 同市はウニやサザエ、マグロなどの海の幸やコメ、イチゴなどの農産物が豊富で第一次産業が盛んな地域。麦焼酎の発祥の地としても知られている。食のほか、市の中心である壱岐島は遺跡や歴史資産が多く点在する「歴史の島」で、2010年にオープンした壱岐市立一支国博物館・長崎県埋蔵文化財センターを核に観光誘客に力を入れている。

 今回の旅先納税の導入を機に、さらなる地域活性化や地域ファンの拡大を目指す。寄附額は5000円~100万円までの設定で、これに応じて1500円~30万円までの全7券種の「壱岐たびPay」を返礼品として贈る。寄附をすると即時に発行され、寄附日から365日間利用可能。10月20日時点で、飲食店や宿泊施設、土産店、交通機関など市内の67店舗で利用できる。

エムズホテルマネジメント(京都市)、特別清算開始へ(帝国データバンク調べ)

2025年10月20日(月) 配信

 エムズホテルマネジメント(代表清算人=辻井康平氏、京都府京都市)は9月26日(金)に、京都地裁から特別清算開始命令を受けた。帝国データバンクによると、負債は約12億円。

 同社は2016(平成28)年4月に設立。京都市内の不動産業者からホテルの運営事業を承継した経緯があり、19年3月には京都市内の同業者が同社を買収していた。

 同市内で「JAPANING」などのブランド名で、ホテルやゲストハウス(1~50室の中小規模施設)の運営を手掛け、施設の大半は不動産オーナーから借り上げる形態で、ピーク時の19年10月期には年間収入高約7億円を計上していた。

 しかし、20年以降は新型コロナの影響で観光客は急減。「21年10月期の年間収入高は数千万円に落ち込み、その後は運営する施設の大半が契約解除や売却を余儀なくされていた」(帝国データバンク)という。

 22年10月期以降は収入高をほとんどあげられず、23年に入り休眠状態に。25年6月30日に開いた株主総会の決議により解散していた。

第423回JTB旅行文化講演会、講師に水戸岡鋭治氏(12月6日)

2025年10月20日(月) 配信

申込期間は10月27日午前11時~12月1日正午まで

 JTBパブリッシング(盛崎宏行社長、東京都江東区)は12月6日(土)、第423回JTB旅行文化講演会を開く。講師に、全国各地の観光列車のデザインを手掛ける水戸岡鋭治氏を迎え、これまで手掛けた仕事を紹介しながら、デザインに必要な「公共性」について講演を行う。

 1983年から続くJTBの文化活動「JTB旅行文化講演会」は今回、2025年度に「JTB時刻表」が創刊から100年を迎えたことを記念して、「鉄道」をテーマに開催する。水戸岡鋭治氏には、通巻1200号となる「JTB時刻表」26年1月号の表紙を特別に描き下ろしてもらったことから、当日は発売前の表紙デザインが一足早く披露される。

 続けて同会場では、第2部として歴代時刻表編集長によるトークイベントも開く。「JTB時刻表」編集の舞台裏や制作秘話などの質問にも答える。

 会場はゲートシティ大崎(東京都品川区)。講演時間は午後2時~3時20分(1時30分開場)まで、第2部は同3時40分~5時まで。

 申込期間は10月27日(月)午前11時~12月1日(木)正午まで。受講料は無料で事前予約制。定員は会場参加が先着400人、オンラインが先着100人で定員に達し次第、受け付けを締め切る。講演会場などの詳細は参加者に別途メールで案内される。

 申し込みは専用ページ(http://jtbjikokuhyo1200.peatix.com)から。

東武トップツアーズ「秋のフォトコンテスト」 11月30日まで

2025年10月20日(月) 配信

応募期間は10月18日~11月30日まで

 東武トップツアーズ(百木田康二社長、東京都墨田区)は10月18日(土)~11月30日(日)まで、インスタグラムの同社公式アカウントで「秋のフォトコンテスト2025」を実施している。

 同社公式アカウントでは、過去9回のフォトコンテストを実施し、約4万7000件の作品が応募されている。今回のフォトコンテストでは、秋の家族旅行はもちろん、紅葉狩りや果物狩り、秋祭りなど、開催期間に限らず、秋の想い出すべてが対象となる。既に投稿済みの写真にハッシュタグを追加することでの応募も可能。

 参加方法は、東武トップツアーズ公式アカウント「tobutoptours_official」をフォローし、「#スゴ得2025秋」のハッシュタグをつけて投稿すると応募完了となる。後日、当選者にはDMで連絡が送られる。

 賞品として、グランプリ(1人)に旅行券2万円分、準グランプリ(3人)には旅行券1万円分が贈られる。

「誰と行く?冬の秋田」 12月1日から今年度の冬の観光キャンペーン開始

2025年10月20日(月) 配信

秋田犬と散歩(三種町)と森吉山の樹氷(北秋田市)

 秋田県は12月1日(月)から、冬の観光キャンペーン「誰と行く?冬の秋田」を開始する。昨年度開催した秋田県冬の大型観光キャンペーンの成果を踏まえ、さらなる誘客の拡大を目指す。期間は2026年2月28日(土)まで。

 CPでは、秋田ならではのアクティビティや温泉、小正月行事などを通して、秋田の魅力を再発見してもらう。秋田冬のアソビ割として、県内の対象施設で実施される体験やアクティビティを割引価格で提供する。各施設の準備が整い次第、11月1日からOTAサイトで販売を開始するという。

 また、各宿泊施設では、「食」「地酒」をテーマに、特色ある県産食材を活用した宿泊プランを造成。「じゃらんnet」で対象プランに利用可能なクーポンも配布する。予約は10月29日から開始し、宿泊対象期間は11月29日~2月28日まで。クーポンは限定400枚、割引は2000円となり、上限に達した時点で終了となる。

【第50回旅館100選】静岡県・稲取温泉 「稲取 銀水荘」

2025年10月20日(月) 配信

展望ラウンジ「濤の音」

旅行から帰った翌朝、「今日」という1日へ元気に向かう人たちを増やしていく

 伊豆半島の東海岸に建つ「稲取 銀水荘」は、今年法人化60周年を迎えた。変わらぬ「おもてなしの心」をより深化させ開始したラウンジサービス「濤(なみ)のむこう」が好評だ。

「稲取-銀水荘」外観
食後のデザートはビュッフェ形式のラウンジで

 ウェルカムドリンクをさらに深化させ、チェックインから夕食前の「ウェルカムタイム」、空と海が織りなす夕日のドラマを眺める「マジックアワー」、夕食後の「デザートタイム」、夜の語らいのひとときは「ナイトタイム」とシーンに合わせた贅沢な時間を提供。また、「ステイタイム」にはおにぎりやサラダなどの軽食も楽しめる。

旅人をもてなす展望ラウンジ「濤の音」
夕焼けの空のようなキレイなカクテルを
滞在のお客様にちょっとした軽食も

 客室は、自家源泉の露天風呂が備わる17室のスイートルームや、身体に優しく過ごしやすさを追求した14室のアップグレード和室など、旅の目的に合わせてさまざまな客室タイプを用意。シャワーブースや新しい洗面を備え、現代の快適志向に応えている。

17室それぞれが趣の異なるスイートは全室露天風呂付
潮風と波音が心地良い露天風呂

法人化60周年ダイニング記念会席

 銀水荘法人化60周年を記念し、ダイニング「銀の海」の新会席が登場。ライブキッチンで出来たての金目鯛銀鱗焼きや鮑の煮物、戸田塩を使った刺身、季節の天ぷらなど、伊豆の旬と料理人の技が光る逸品を、温かいものは温かいうちに、冷たいものは冷たいうちに提供。

 

交通:《車》新東名高速道 長泉沼津ICから東駿河湾環状道路、国道414号線を経由し約90分、P100台(無料)
   《電車》伊豆急行線 伊豆稲取駅から送迎バスで5分
チェックin14:00 out 10:00
食事:《夕食》ダイニング、部屋食、個室会場
   《朝食》ダイニング
部屋:全99室(和室77室、洋室5室、露天風呂付客室17室) 
風呂:大浴場、露天風呂、サウナ
泉質:ナトリウム・カルシウムー塩化物泉
料金:2万円~18万円

〒413-0411 静岡県賀茂郡東伊豆町稲取1624-1
☎0557(95)2211 FAX0557(95)2521
https://www.inatori-ginsuiso.jp/
Wi-Fi:使用可 外国語対応:中・台

 

 

 ※この記事は、旅行新聞新社主催「第50回プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」に選出された施設で、書籍「2026年度版 プロが選んだ日本のホテル・旅館100選&日本の小宿(BEST100 HOTELS&RYOKANS IN JAPAN)」(自由国民社)に収録されている内容を紹介しています。

【旅行新聞 創刊50周年メッセージ】 日本ホスピタリティ観光学会 会長 島川 崇 氏

2025年10月20日(月) 配信

 本紙は今年、創刊50周年を迎えた。共に歩みを重ねてきた観光関係団体や提携紙のトップから、これまでの労いや今後への期待を込めたメッセージをお寄せいただいた。順不同で紹介する。

                    ◇

観光産業の羅針盤として

日本ホスピタリティ観光学会 会長 島川 崇 氏

 創刊50周年、誠におめでとうございます。

 先日、日本ホスピタリティ観光学会主催のシンポジウム「観光業界紙誌のこれから」で旅行新聞の増田剛編集長にご登壇いただきました。そのなかで、増田編集長は、記者が丹念に取材をし、多くのスタッフの目を通して推敲したのちに記事になるというプロセスを紙媒体の強みとしてご紹介いただきました。

 確かに最近のネット記事は、誤字脱字も甚だしく、「こたつ記事」という言葉に端的に表されているように、現場を見ずにネット情報のみを見て記事をアップしているものが目立ちます。

 その点、貴紙の記事の的確性・正確性は、50年の歴史が物語っています。1年経ったら目も当てられなくなるような記事が世の中にあふれているなかで、安易に時流に流されず、権力にも迎合せず、本質を突いた記事を執筆された50年だったと断言できます。

 現地・現場に根差した貴紙の存在は、業界の宝です。観光産業の羅針盤として一層のご発展を遂げられることを心より祈念いたします。

【旅行新聞 創刊50周年メッセージ】 サービス・ツーリズム産業労働組合連合会 会長 櫻田 あすか 氏

2025年10月19日(日) 配信

 本紙は今年、創刊50周年を迎えた。共に歩みを重ねてきた観光関係団体や提携紙のトップから、これまでの労いや今後への期待を込めたメッセージをお寄せいただいた。順不同で紹介する。

                    ◇

観光の「旬」の発信を

サービス・ツーリズム産業労働組合連合会 会長 櫻田 あすか氏

 「旅行新聞」創刊50周年、誠におめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。また日ごろより、サービス連合の活動にご理解いただいておりますことに御礼申し上げます。

 この50年、海外旅行が身近になり、相互交流が促進され、2008年には観光庁が発足し、現在に至るまで、観光は成長戦略として位置づけられてきました。一方で、度重なる自然災害、パンデミックという大きな打撃を受けながらも、困難を乗り越えてきました。

 観光のあり方も娯楽から経済の柱へと進化しました。観光は国際平和と国民生活の安定を象徴するものであり、その持続的な発展は、国際社会の自由、平和、相互理解を増進するものです。観光産業は裾野が広く、我が国の経済、人々の雇用、地域の活性化に大きく寄与するものであり、21世紀のリーディング産業として期待されています。

 貴紙が今後も観光の「旬」の発信を通じて、ますます発展されますことを祈念いたします。