みどり市など4者、自然資本生かす地域づくりで連携協定 

2026年10月30日(金) 配信

(左から)沿線まるごと・嶋田俊平社長、東京海上日動群馬・上杉克支店長、みどり市・須藤昭男市長、エーゼログループ地域創発研究所・松崎光弘所長

 群馬県みどり市(須藤昭男市長)と沿線まるごと(嶋田俊平)、東京海上日動火災保険群馬支店(上杉克支店長)、エーゼログループ(牧大介CEO)は10月29日(木)、自然資本を活用した地域づくりに関する連携協定を結んだ。みどり市の自然や地域資源を生かし、地域産業の振興や交流人口・関係人口の創出を目指す。

 協定では、4者がそれぞれの知見や技術、人的ネットワーク、資源を持ち寄り、市民や事業者、行政と連携して自然資本と地域資源の価値向上をはかる。地域経済の循環を促し、自然と共生する持続可能な地域づくりにつなげるとしている。

 みどり市は首都圏から100キロ圏内でありながら、関東の耶馬渓とも呼ばれる高津戸峡やわたらせ渓谷鐵道、岩宿遺跡や富弘美術館など自然、歴史・文化資源に恵まれている。

 一方、イノシシやシカによる農林業被害が課題となっており、捕獲した鳥獣をジビエとして活用する取り組みも進めている。市内に整備するジビエ処理加工施設を核に、沿線まるごとの体験づくりやエーゼログループのジビエ事業、東京海上日動のリスクマネジメントの知見を生かす方針だ。

 沿線まるごとは2020年度から、JR青梅線沿線の東京都青梅市と奥多摩町で「沿線まるごとホテル」事業を展開してきた。同社は観光開発で培った体験づくりなどの知見をみどり市の自然や食と結び付け、地域事業者とともに、自然を守る取り組みが地域の仕事や交流につながる仕組みづくりを進めるとしている。

主要旅行業の2026年8月旅行取扱額、全体では増加に(観光庁調べ)

2026年10月30日(金)配信

主要旅行業の8月旅行取扱額(観光庁資料より編集部が作成)

 観光庁がまとめた主要旅行業の2026年8月の総取扱額は、前年同月比0.9%増の3504億126万円。前年同月比では国内と外国人旅行が前年を下回ったものの、総取扱額では前年をわずかに上回った。

 国内旅行は同2.0%減の1861億3949万円、海外旅行が同5.9%増の1513億7160万円、外国人旅行が同9.6%減の128億9017万円となった。

※観光庁が10月23日付で速報値を報道発表していたが、30日に一部数値に誤りがあると訂正した。本紙1980号(11月1日発行)14面に訂正前の資料を基に作成した表と記事を掲載しているため、正しい表と記事を掲載いたしました。

□旅行商品ブランド(募集型企画旅行)

 募集型企画旅行の取扱額は、国内旅行は同10.5%減の800億6904万円、海外旅行は同3.4%増の360億8632万円、外国人旅行は同13.0%減の1億3163万円。

 取扱人数は、国内旅行が同17.9%減の171万2844人、海外旅行が同7.6%減の7万2665人、外国人旅行が同1.3%増の6509人となった。

東京・福生市で蔵開き開催 地域資源の酒など産業PR

2026年10月30日(金) 配信

「第5回福生蔵開き」

 東京・福生市商工会は11月7日(土)、産業PRを目的に「第5回福生蔵開き」を行う。同市の地域資源である日本酒を基軸に、「田村酒造場」「石川酒造」2つの酒造で地酒を味わうイベントを開催する。当日は両酒造を結ぶ無料シャトルバスを運行する。田村酒酒造は福生駅から徒歩約15分、石川酒造は拝島駅から徒歩約20分。

 蔵開きでは、それぞれの新酒や地酒に合う逸品の披露、酒造の神事、酒造見学が楽しめる。入場は無料。開催時間は午前10時~午後4時まで。

 同日は昨年好評だった「西多摩クラフトビールフェス」に加え、「福生蔵開きこどもまつり」「拝島駅前商店会まつりwith福生蔵開き」を初開催する。会場はビールフェスが福生市営福生駅西口駐車場、こどもまつりが桝屋駐車場、商店会まつりは多満駅前駐車場。

 このほか、市内では11月15日(日)まで、各スポットを巡ってスタンプを集めると数に応じて応募できる抽選「デジタルスタンプラリー」を開催している。蔵開き当日の5会場は、当日のみスタンプを押すことができる。詳細は商工会ホームページから。

 

こんぴら温泉郷、地域飲食店への誘客促進 特典付きマップ配布

2026年10月30日(金)配信

温泉街の17店舗を紹介する「こんぴらごはんまっぷ」

 香川県・琴平町のこんぴら温泉旅館ホテル協同組合は、組合加盟旅館に1泊朝食付きで宿泊する旅行者を対象に、地域の飲食店で使える特典を盛り込んだ「こんぴらごはんまっぷ」を配布している。宿泊客の夕食需要を地域の飲食店へ誘導し、琴平の夜のにぎわい創出と地域内での消費拡大をはかる。

 同マップは、宿泊するホテルのフロントなどで受け取ることができ、琴平周辺の飲食店13店舗を紹介。利用者が対象店舗でマップを提示し、3000円以上の食事をすると、アルコールまたはソフトドリンクのいずれか1杯のサービスを受けられる。

中浦食品、「VIVANT」公式商品第2弾 ベニズワイガニで「蟹めしの素」

2026年10月30日(金) 配信

 島根県松江市の中浦食品(鷦鷯侑社長)は11月2日(月)から、TBS日曜劇場「VIVANT」の公式ライセンス商品第2弾となる「蟹めしの素」を山陰地域限定で発売する。ベニズワイガニの水揚げ日本一で知られる鳥取県境港市の自社工場で生産し、ドラマの世界観と山陰の食の魅力を融合させた商品として展開する。

 「蟹めしの素」は、ベニズワイガニをふんだんに使用した炊き込みご飯の素。米と一緒に炊き上げるだけで、カニのうまみを生かした蟹めしを家庭で手軽に味わえる。パッケージには、ドラマの世界観に加え、鳥取県のカニの魅力を発信する「蟹取県」のイメージを採用。作品と鳥取らしさを組み合わせ、山陰土産としての訴求力を高めた。

 また、商品に同封する食べ方説明書の裏面には、鳥取・島根両県のロケ地マップにアクセスできるQRコードを掲載。商品を通じて作品や地域への関心を高め、ロケ地への来訪を促す。価格は1260円(税込)。

 同社は7月に公式ライセンス商品第1弾として、「『VIVANT』×どじょう掬いまんじゅう」を発売した。発売60周年を迎えた山陰銘菓とのコラボレーションで、店頭に並ぶとすぐに売り切れるほどの人気を集めている。

鈴和観光(富士市)、再生手続き開始決定受ける(帝国データバンク調べ)

2026年10月30日(金) 配信

 鈴和観光(鈴木秀一代表、静岡県富士市)は10月15日(木)、静岡地裁富士支部から再生手続き開始決定を受けた。監督委員には、弁護士が選任されている。帝国データバンクによると、負債は約18億円。

 同社は1957(昭和32)年創業、69(昭和44)年に法人改組された。創業時はドライブインを運営していたが、70年にボウリング場運営に転業。その後、81年には本店地に「ホテルフジ」を開業し、ホテル業態に転業した。

 91年にホテルを増築し、ホテル名を「フジポートホテル」に変更。さらに2003年にはホテルを活用したブライダル事業に進出し、06年に再びホテル増築。09年10月期には年間収入高約5億円を計上していた。

 しかし、「設備投資を金融機関からの借り入れに頼ったことで、返済が負担となっていた」(帝国データバンク)。

 さらに、観光やブライダル需要、地元企業の出張需要の減少などから、宿泊客の獲得に苦戦。14年に大手ビジネスホテルのフランチャイズに加盟し、再起をはかっていたが、近隣に大手ホテルチェーンの出店が相次ぎ競合が激化するなか、20年以降はコロナかの影響を受けて大幅な業容縮小を余儀なくされていた。

 観光や出張需要の回復により、25年10月期の年間収入高は約4億円を計上していたが、最低賃金の上昇や水道光熱費の高騰を背景に、ホテル運営コストが増加。「低採算が続き、業績改善の見通しが立たなくなったことで、自主再建を断念した」(同)としている。

琵琶湖汽船、好評の没入型ディナークルーズを再演 2027年2月に全5回実施

2026年10月30日(金) 配信

客船「ビアンカ」が舞台

 琵琶湖汽船(金澤一徳社長、滋賀県大津市)は、客船「ビアンカ」を舞台にした没入型ディナークルーズ「びわ湖ワンダーナイト~湖魚とあなたの協奏ミステリー~」を2027年2月に再演する。運航日は2月11日(木・祝)、13日(土)、14日(日)、20日(土)、21日(日)の計5日間。予約受付は今年11月6日(金)から同社公式ウェブサイトで開始する。

 同企画は、乗客が物語の世界に入り込むイマーシブ演劇と、地産地消のコース料理、クルージング、打ち上げ花火を組み合わせた体験型観光コンテンツ。昨冬、関西初の取り組みとして全5回開催し、各回ほぼ満席となるなど好評を得た。参加者アンケート(47件)では、イベント満足度が5段階評価で4.83など高い評価を獲得している。

 参加者は、パーティーに紛れ込んだ「招かれざる客」や謎の貴婦人が巻き起こす不思議で愉快なオリジナルコメディミステリーを体験する。クルーや役者との自然な交流を通じて、乗客もいつの間にか物語の一員となる趣向だが、参加者自身が演技をする必要はなく、演劇や没入型体験が初めての人でも楽しめる内容だ。乗客の反応によって物語の展開が変わる場合もあり、公演ごとに異なるライブ感も魅力となる。

 料理は、本公演のために用意する「滋賀の恵み」をテーマとした地産地消のコース。湖魚や地元野菜を取り入れ、物語の進行に合わせて提供する。クライマックスには冬のびわ湖の夜空と湖面を彩る打ち上げ花火を予定し、食と演劇、船旅を一体化した特別な夜を演出する。

 大津港を午後5時30分に出発し、同8時に帰着する。各回定員78人で、料金はコース料理、ワンドリンク、乗船料込みで1人2万円。大人・子供同一料金。12月31日まで早期予約割引があり、1人1万8000円となる。

船内での演劇イメージ

日本旅行、仏PR会社「MediaConnect」と提携 海外とつなぐ旅行会社へ

2026年10月29日(木) 配信 

日本旅行の吉田圭吾社長(右)と、MediaConnectのアンネ・ブサリ代表

 日本旅行(吉田圭吾社長、東京都中央区)は10月28日(水)、フランス通信社(AFP)の子会社であるMediaConnect(アンネ・ブサリ代表、フランス・パリ)と戦略的アライアンスに関する覚書(MOU)を結んだと発表した。MediaConnectが運営するグローバルPRプラットフォームを活用し、旅行会社として日本の観光情報を海外に発信する取り組みを、2027年1月を目途に始める。

 MediaConnectにとって今回の提携は、日本で初めてのパートナーシップであり、アジアでも初となる。日本旅行が日本の地域や自治体、企業が発信する観光産業情報を世界のジャーナリストへ継続的に発信し、海外メディアの取材や視察、交流、商談会、イベント企画などにつなげる情報発信基盤を構築。情報発信の支援に留まらず、発信後の往来や事業機会まで一貫した支援を目指す。

 具体的には、日本の観光産業情報が蓄積される日本旅行専用ページを、MediaConnectのプラットフォーム内に創設。自治体や地域の企業・団体が発信するプレスリリースなどを英語やフランス語などに翻訳し、世界のジャーナリストへ直接発信する取り組みを進める。

 日本旅行が発信元となる信頼性の高い情報として掲載されるほか、報道機関や企業向けに「AFPNews」やメール配信を通じて発信する。

 発表同日に開かれた記者会見で、吉田社長は「地域の魅力を掘り起こし、日本へ訪れたくなるストーリーへ翻訳する」と述べ、新たな交流・接点から地域経済の支援を伴走する方針を示した。

 ブサリ代表は、PR会社として顧客の需要にあわせた情報を発信できる点が強みと強調。AI検索の引用元に選ばれるように、信頼性の高い企業との連携や、掲載記事の最適化に取り組んでいると説明した。

記者会見は国際文化会館(東京都港区)で行われた

静岡県、同県舞台のアニメ4作品と連携 スタンプラリーで県内誘客や周遊を推進

2026年10月29日(木) 配信

4作品のモデル地巡るスタンプラリー

 静岡県は11月6日(金)から、同県が舞台のアニメ4作品と連携したデジタルスタンプラリーを開始する。「シン・エヴァンゲリオン劇場版」「ゆるキャン△」「ちびまる子ちゃん」「ラブライブ!サンシャイン!!」のモデル地などを巡るもの。アニメを活用した県内誘客や周遊を推進していく。

 今回の4作品は今年作成した「静岡県アニメモデル地マップ」の掲載作品。アニメを活用した県内誘客や周遊をさらに推進していきたい考え。

 参加方法は、同県公式観光アプリ「TIPS」をダウンロードし、スポットに設置されている2次元コードを読み込む。スポットは県内のモデル地や観光施設などに16カ所を設けている。参加特典はスタンプ獲得数で異なり、必ずもらえる特典と応募のうえ抽選で当たるものがある。

 スタンプラリー開催期間は2027年2月28日(日)まで。

奈良交通、奈良駅から正暦寺行き臨時バス 11月14~29日まで毎日運行

2026年10月29日(木) 配信

紅葉時期に臨時バス運行

 奈良交通は11月14日(土)~29日(日)まで、JR奈良駅・近鉄奈良駅と正暦寺(奈良市)を結ぶ臨時バスを運行する。7年ぶりに運行期間中は毎日運行する。

 正暦寺は「錦の里」として親しまれており、県内有数の紅葉の名所として毎年多くの参拝客や観光客が訪れる。同社は公共交通のアクセス向上と周辺道路の混雑緩和をはかるため、毎年紅葉シーズンに臨時バスを運行している。コロナ禍で毎日運行を縮小していた時期を経て、今年は毎日運行を再開する。

 運行区間はJR奈良駅西口16番のりば・近鉄奈良駅3番のりばから正歴寺まで。運賃は片道大人620円、子供310円。各種フリー乗車券は使えない。JR奈良駅の始発は午前9:30。復路の最終は正歴寺発午後3:40。