「味のある街」「アングレーズ・アブリコ」――PAUL神楽坂店(東京都新宿区)

2020年7月4日(土) 配信 
 

PAUL神楽坂店の「アングレーズ・アブリコ」518円(税込み)▽東京都新宿区神楽坂5-1-4 神楽坂テラス 1階▽☎03(6280)7723。

 お神楽の音が響く街ということから名づけられたといわれる神楽坂。大久保通り交差点から外堀通り交差点までの坂を指すが、それほど長くも広くもない坂道には900軒近い店がひしめくように立ち並ぶ。 

 距離にして700㍍ほど。粋な石畳の料亭街があったかと思えば、フランス料理やイタリアンの店、評判の中華まんの店にファーストフード店にコンビニエンスストア。食器屋さんに老舗のお茶屋さん。病院に学校に不動産屋さん。神社にお寺。文筆家が常宿にしている老舗旅館もある。
 
 夏目漱石、北原白秋、石川啄木、坪内逍遥などの文豪が使っていたという原稿用紙を売る文房具屋さんは今も健在だ。メインストリートから一歩入れば住宅街が広がっている。
 
 坂の中ほどに人気のパン屋PAUL神楽坂店はある。カフェのイートインスペースもあり、クロワッサンが美味しいと評判の店だ。この界隈に多く暮らすフランス人御用達の店でもあるという。モダンで清潔感あふれる店内は常に満席状態だ。
 
 ガイドブックを抱え込み、うれしそうに語らう女性客はもちろんのこと、仕事帰りのサラリーマンや、カップル、ご近所の方まで幅広い客層から支持されているのがよく分かる。目と香りで楽しめるこの店では、焼き上がる際のフランス産小麦の香りと、フランス直輸入のヴィエノワズリ(クロワッサン類)の発酵バターの香りで異国情緒も味わえる。
 
 数あるパンの中でも、人気はフランス直輸入の発酵バターを使用したクロワッサン。サクサクの食感が美味しいと評判だ。新鮮な具材をフランスパンやクロワッサンに挟んだ惣菜パンも人気だ。濃厚な古典菓子がショーケースに彩りを添えている。
 
 私のお気に入りは、ここに行儀よく並ぶ「アングレーズ・アブリコ」というパイ生地仕立てのフルーティーで上品な洋菓子的パンだ。3等分にして、一切れは、そのまま食べる。2切れ目はオーブンで軽く焦げ目をつけていただく。
 
 最後の一切れは、冷凍にして明日の楽しみに。というのが私のいただき方である。さて、皆さんはどうやって召し上がるのかしら。
(トラベルキャスター)
 
 

津田 令子 氏

 社団法人日本観光協会旅番組室長を経てフリーの旅行ジャーナリストに。全国約3000カ所を旅する経験から、旅の楽しさを伝えるトラベルキャスターとしてテレビ・ラジオなどに出演する。観光大使や市町村などのアドバイザー、カルチャースクールの講師も務める。NPO法人ふるさとオンリーワンのまち理事長。著書多数。

 

「もてなし上手」~ホスピタリティによる創客~(114)3秒間のお辞儀に想いを込めて 己を見つめ高めていく

2020年7月4日(土) 配信

 

 とても感動的な風景に出逢いました。

 それは、あるホテルの日常だったのかもしれませんが、私にとっては初めて見る風景でした。

 多くの方にとってもあまり知られていない風景なのかもしれません。

 ホテルや旅館には、お客様を想う多くのスタッフが日々笑顔で働いています。一歩足を踏み入れた瞬間、あるいは入る前から、たくさんのドラマが始まります。

 素敵な笑顔に迎えられて、いくつもの感動風景に出逢える場所がホテルや、旅館です。

 その日もワクワクした気持ちでホテルに到着したのです。

 「お帰りなさい、西川様」と笑顔で迎えられ、客室に案内してもらう。

 「ほかにご不明な点や、お手伝いできることはありませんか」と声を掛けられる。実に気持ちの良い会話です。

 食事のために部屋を出てエレベーターに向かう途中で、廊下の先の部屋の扉が開き、案内を終えた客室係が出てきました。

 「ごゆっくりとお過ごしください」とお客様に退出のあいさつをして、そのまま扉を離れると思ったときのことです。

 彼が身体の前で手を整えて背筋を伸ばし、扉に向かって3秒間、深いお辞儀をしました。

 本来であれば、誰にも見られることのないお辞儀です。

 「数あるホテルの中から当館を選んでいただき、本当にありがとうございます。ゆっくりとお寛ぎいただき、最幸の時間をお過ごしください。そのために私たちは、いつでも最幸のおもてなしをさせていただきます」。そんな声が聞こえてきそうな感動的な風景でした。

 誰かに見られているからするのではない。お客様のために何ができるだろうかと常にお客様を想う意志があるのです。

 その想いを高め、行動に移すための自分自身への覚悟の証なのだと感じました。

 お客様の前では常に笑顔で、身に付けた振る舞いに磨きをかけながら一生懸命に行動しても、「お客様や、上司に評価してもらえない」といった、声を聞くことが多くあります。

 「今日は少し疲れているし、仕事にも慣れて誰にも見られていなければ、少しくらい手を抜いても、それをカバーする技術も身に付けたから大丈夫」と考えてしまうことはないでしょうか。

 お客様と向き合う瞬間だけが仕事ではなく、常にお客様のお役に立てるように願う想いが大切なのです。その想いを育てるためには、自分自身の仕事の目的を見つめ、高める行動をすることが大切です。

 3秒間のお辞儀に込められた想いを私はそう理解しました。

 
 

コラムニスト紹介

西川丈次氏

西川丈次(にしかわ・じょうじ)=8年間の旅行会社での勤務後、船井総合研究所に入社。観光ビジネスチームのリーダー・チーフ観光コンサルタントとして活躍。ホスピタリティをテーマとした講演、執筆、ブログ、メルマガは好評で多くのファンを持つ。20年間の観光コンサルタント業で養われた専門性と異業種の成功事例を融合させ、観光業界の新しい在り方とネットワークづくりを追求し、株式会社観光ビジネスコンサルタンツを起業。同社、代表取締役社長。

 

 

ホテル京阪、京都駅前に3店目 京都駅八条口から徒歩1分

2020年7月3日(金) 配信

ホテル京阪 京都駅南 外観

 ホテル京阪(工藤俊也社長、大阪府大阪市)は7月1日(水)、宿泊特化型のホテル「ホテル京阪京都駅南」をオープンした。JR京都駅八条口から徒歩1分の距離にあり、京都駅前は3店目となる。

 全室Wi-Fi付き、加湿機能付空気清浄機を完備する。ほとんどの客室が16平方㍍以上で、和を意識したデザイン。北側の客室は、京都駅を一望できるように窓を大きくとっている。照明、空調、アラームをタッチパネルで操作できるタブレットを、ベッド横に設置しているのが特徴。

 館内設備はレストランを備えている。京都ならではのメニューを取り入れた朝食を提供する。価格は1650円(税込み)。午前7~午前10時の朝食営業以外の時間帯は、カフェラウンジとして利用できる。1時間300円(税込み)。セルフサービスのドリンク付き。

 客室数はシングルルーム24室、ダブルルーム31室、ツインルーム144室、ユニバーサルルーム1室の合計200室。宿泊料金は8500円から(税・サービス料込み)。

客室(スタンダードツイン)

「STEM RESORT-創造的遊場-」、7月19日開業 イーアス沖縄豊崎に恐竜を再現

2020年7月3日(金) 配信

STEM RESORT-創造的遊場-(イメージ)

 屋上型テーマパーク「STEM RESORT-創造的遊場-」は7月19日(日)、イーアス沖縄豊崎(沖縄県豊見城市)の屋上階にオープンする。バーベキューができる「ダイナソーバーベキュー」エリアと、再現された恐竜を見たり、大型プールや乗り物で遊べる「ダイナソーミュージアム」エリアで、目的に合わせて楽しめる。

 「ダイナソーバーベキュー」エリアでは、屋上に用意された6エリア全71区画から好きな席を選べる。食材やドリンクは持ち込み可能、バーベキューに必要な機材はすべて用意している。肉や海鮮のセットも事前予約で購入することができ、手ぶらでバーベキューを楽しめる。また、バーベキュー利用客は、大型のプールも利用できる。

 「ダイナソーミュージアム」では、大きさや動き、鳴き声などを再現した恐竜を多数展示する。エリア内を散策できる恐竜の乗り物など、子供向けのアトラクションも用意する。

店舗概要

店舗名:STEM RESORT-創造的遊場-

開店日:7月19日(日)

所在地:〒901-0225 沖縄県豊見城市豊崎3-35 イーアス沖縄豊崎屋上4F

アクセス:那覇空港から車で約20分、美らSUNビーチ隣

営業時間:午前9:00~午後11:00(最終受付午後10:30)

定休日:年中無休

JTBが事務局の「大学生観光まちづくりコンテスト」、参加大学生チーム募集 7月27日まで

2020年7月3日(金) 配信

「持続可能な韓国まちづくりステージ」を開催

 JTBなどが事務局を務める、大学生観光まちづくりコンテスト運営協議会(実行委員長:長田進慶応義塾大学経済学部教授)は7月27日(月)まで、「大学生観光まちづくりコンテスト2020」に参加する大学生チームの募集を受け付けている。

 地域資源を発掘・活用し、観光を通じて地域活性化させるプランを競い合い、優秀プランは商品化やプロジェクト化を検討する。

 10回を迎える今年は、全国を対象地域とした「持続可能な観光まちづくりステージ」を開催。来訪や交流を促進するニューノーマル時代を見据えた観光まちづくりプランを募集する。テーマは、①来訪や交流を促進する、ニューノーマル時代を見据えた「観光まちづくり」②つくば霞ケ浦りんりんロードを活用した「持続可能な観光まちづくり」(プラン推奨自治体:茨城県行方市、神栖市)――の2通り。

 JTBグループは第1回以来、開催地域と地域支店が連携したコンテスト本選の運営を展開してきた。今回は、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、説明会をWeb方式にするなど新たな取り組みも行う。

 同コンテストは、Web説明(基礎講座動画など)とプラン作成、成果発表会で構成される。参加希望のチームは、Web説明で、観光まちづくりに必要な基礎的知識とコンテストの課題について学び、観光まちづくりプランを作成する。

 成果発表会では、予備審査通過チームによるプレゼンテーションを行い、産官の有識者からなる審査委員会で、各チームのプランを審査・表彰する。

「大学生観光まちづくりコンテスト2020」概要

エントリー:2020年7月1日(水)~7月27日(月)

プラン提出:2020年8月1日(土)~10月9日(金)

成果発表会:2020年11月中旬~12月上旬(予定)

※新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、成果発表会についてはWEB開催などに変更となる場合がある。

主催:大学生観光まちづくりコンテスト運営協議会
 
実行委員会:長田進(慶應義塾大学経済学部教授)、歌代豊(明治大学経営学部教授)、香取幸一(玉川大学観光学部教授)、宮崎里司(早稲田大学大学院日本語教育研究科教授)
 
持続可能な観光まちづくりステージアドバイザー:村上雅巳(跡見学園女子大学観光コミュニティ学部准教授)
 
運営協議会事務局:JTB、株式会社三菱総合研究所※事務局窓口 株式会社JTBコミュニケーションデザイン
 
後援:(申請中)観光庁、文部科学省、総務省、経済産業省、日本観光振興協会、日本旅行業協会
 
運営:JTB埼玉支店
 
コンテストホームページ:http://gaku-machi.jp/

持続可能な観光まちづくりステージ

対象地域:全国(日本国内であれば設定自由)但し、対象地域を明確にすること
 
テーマ:
①来訪や交流を促進する、ニューノーマル時代を見据えた「観光まちづくり」
②つくば霞ケ浦りんりんロードを活用した「持続可能な観光まちづくり」(プラン推奨自治体:茨城県行方市、茨城県神栖市)
プラン対象者:訪日外国人および日本人
 
審査基準
 
表彰: 観光庁長官賞受賞(1チーム)、優秀賞(2チーム)、審査員特別賞を設定。優秀プランについては、商品化やプロジェクト化を検討。
 
新型コロナウイルス感染拡大防止の取組みについて:運営協議会では、新型コロナウイルス感染拡大防止について、以下の取り組みを行う。
集合説明会は開催せず、Webにて行う。フィールドワーク(現地調査)について、今年は必須ではなく任意とする。フィールドワークで訪問の際は体調確認やマスク着用を必須とする。プラン作成にあたりWeb会議などを推奨し、状況によって成果発表会(本選)をWebなどで実施する。

「インバウンド需要拡大推進事業」個別無料相談始める 予約は7月15日まで

2020年7月3日(金)配信

無料相談受付の案内サイトイメージ

 エアトリ社子会社のインバウンドプラットフォーム(王伸社長、東京都港区)は、中小企業庁から公募が行われている「インバウンド需要拡大推進事業(地域消費拡大推進事業)」に関する、中小小売業・サービス業のグループ向け個別無料相談会と、申請支援を始めた。予約受付は7月15日まで。

 今回の「インバウンド需要拡大推進事業」は、インバウンド需要の取り込みをはかりたい中小小売業・サービス業のグループにとって魅力的で有意義な制度。一方で、短い公募期間に独力で事業アイデアの構想から要件を満たすスキームの構築、申請手続きまでを実施する点で難易度が高いものとなっている。募集についても、予算額に達し次第打ち切られるため、「スピード勝負」の一面も持つ。

 このため同社は、これまでの自社インバウンド関連事業の運営やインバウンドコンサルティング事業を通じて培った「実務に基づく知見」を生かし、意欲の高い中小小売業・サービス業のグループの事業アイデア構想から申請手続きまでをワンストップで支援する。これにより、Withコロナ、アフターコロナ局面でのインバウンド需要拡大に貢献していきたい考え。

 また、中小小売業・サービス業のグループがスピーディな初動を取りやすくなるために、随時、対面かリモートでの個別無料相談会を実施する。

Withコロナ、アフターコロナで訪日観光の楽しみ方にも変化が

 同社は、今後のインバウンドのキーワードは”人混みが少ない”、”自然を楽しむ”といったものが主流になると考え、地方や郊外の自然がとくに注目されているという。そのため、既に多くの訪日旅行客が訪れていた大都市やゴールデンルートのみでなく、これまで訪日旅行客が多くなかった地方や郊外にも誘致のチャンスが訪れていると考えている。

「インバウンド需要拡大推進事業」とは

 コロナウイルス禍の影響を観光業界、とりわけインバウンド事業が強く受けているなか、2020年6月22日から中小企業庁から「インバウンド需要拡大推進事業(地域消費拡大推進事業)」の公募が始まった。同事業は、外国⼈⽬線で魅⼒のある商品・サービスづくりや環境づくりを推し進めることで、アフターコロナ局面での訪日外国人消費額の増大につなげることが目的とされている。

出張手配・管理サービス「マイナビBTM」 最大3カ月無料のトライアルキャンペーン開始

2020年7月3日(金)配信

 マイナビ(中川信行社長、東京都千代田区)が運営する法人向け出張手配・管理サービス「マイナビBTM」は2020年7月1日(水)から、最大3カ月分の月額システム利用料と初期費用が無料になるトライアルキャンペーンを開始した。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で業務改善をはかる企業が増えるなか、キャンペーンを通じて業務効率化を支援する。

 キャンペーン期間は9月30日(水)まで。期間内の月額システム利用料3万9500円(税別)※1と、期導入費用15万円(税別)が無料(初期設定サポート・運用サポート付)となるほか、業務改善に役立つ導入効果レポートも作成する。

 BTMとは「Business Travel Management」の略称で、出張に関わるさまざまな業務を一元管理できるシステムをさす。新幹線や航空券の手配、ホテルの宿泊予約を一括で行うことができ、出張者情報の管理や出張申請・承認なども1つのシステム内で完結できる。出張する従業員や経理担当者の手間を削減し、出張に関わる業務の効率化を実現する。

※1:1回の出張につき、1千円(税抜)の出張サポート費が別途かかる。

HIS第2四半期、当期34億円の損失 90店舗閉め、デジタル強化へ

2020年7月2日(木) 配信

都市部の営業エリアが重なる店舗を閉める。画像は澤田秀雄会長(右から2番目)ら

 エイチ・アイ・エス(HIS、澤田秀雄会長兼社長)が6月24日に発表した2020年第2四半期(19年11月~20年4月)連結決算は、大幅な減収減益となった。今後1年間で全店舗の約3分の1を占める80~90店舗を閉め、コストを削減する。澤田会長は「コロナの終息予想が困難。まずは手元の資金を残す」と語り、デジタル販売などを強化することで、赤字からの巻き返しをはかる考えだ。

 売上高は前年同期比8・9%減の3443億5300円と新型コロナウイルスの影響で伸び悩んだ。営業損失は14億6900万円(前期は89億7900万円の利益)、経常損失は7億6千万円(前期は88億7400万円の利益)と大幅に減少した。四半期純損失は34億5900万円(前期は49億6400万円の利益)と赤字に転落した。

 事業別の売上高ではエネルギー事業が同50・9%増の140億600万円と好調だった。グループ成長の柱として、発電所の増設などを行う。

 一方、旅行事業は同11・1%減の2995億8900万円。ハウステンボスグループは同28・1%減の98億4800万円と落ち込んだ。

 澤田会長は「(新型コロナウイルスの)大きな影響を受けたのは旅行事業。全世界に対して渡航・受け入れができないことは非常に厳しい」と危機感を示した。

 今後、同社では店舗賃料や人件費などの固定費の20%をはじめ、宣伝費を削減する。

 店舗は今後1年間で、国内263店のうち約3分の1にあたる80~90店舗を閉める。対象は都市部で営業エリアが重複する店舗。澤田会長は「コロナ禍前から閉店を考えていた。店舗の時代は終わった」と付け加えた。

 店舗に代わる販売手法として、デジタル販売の強化と新しいビジネスモデルを構築する。そのため、20人が在籍する新部署「DX(デジタルトランスフォーメーション)推進本部」を設置する。

 澤田会長は旅行需要の回復について「近距離の国内旅行を皮切りに、遠方国内、海外の順に回復する」と予測。

 当面は、海外業務の担当社員を国内業務へ異動させ、仕入れを強化。バスツアーやダイナミックパッケージを販売する。売上高は19年度から約1・5倍となる1千億円を目指す。

 商材は、訪日旅行でも活用し、受入体制を強化。訪日旅行の総取扱額約460億円をさらに拡大させる。

JATA正会員に 政府へ働き掛ける

 同社は、海外旅行の需要について方面別の回復シナリオをまとめた。

 第1フェーズではグアムと台湾、ベトナム。第2ではオセアニアとハワイ、韓国、その他アジア。第3はヨーロッパと中近東。最終段階の第4ではアメリカと中南米、アフリカと分類した。

 日本旅行業協会(JATA)の正会員にも復帰。日本政府観光局(JNTO)などへの働き掛けで、海外旅行の早期需要回復をはかる。

 なお、通期予想のほか、8月に予定していた持株会社化への移行は、新型コロナウイルスの影響が見通せないことから見送る。

【にっぽん旬旅】~動画で各地の魅力紹介~大分県・由布市~

2020年7月2日(木)配信

 大分県の由布市まちづくり観光振興局はこのほど、新しい観光PR動画“おとなしやかな「ゆふいん」”を公開しました。

 新型コロナウイルス感染症の影響で、新しい生活様式や新たな旅のスタイルが提供されるなど、これまでの暮らしが大きく変わろうとしています。「ゆふいん」も改めて地域の本質を見つめ直し、大切にしてきた「緑・静けさ・空間」を守り続けることで、住む人と訪れる人がともに、穏やかな環境の中で、心身を保養できる温泉地として、新たな一歩を踏み出していこうという想いを、短時間の映像に込めました。

 外出や営業が自粛される中での撮影でしたが、地元の多くの人が「好きな時期」と答える、新緑から初夏にかけての美しいゆふいんの風景をご覧いただき、心身の保養につながれば幸いです。

※動画タイトルのおとなしやかとは、落ち着いた、穏やかなさまを表す言葉です。

おとなしやかな「ゆふいん」

じゃらんアワード2019発表 別府温泉杉乃井ホテル、11年連続「売れた宿大賞」受賞

2020年7月2日(木) 配信

じゃらん OF THE YEAR 売れた宿大賞

 ORIX HOTEL&RESORTSが運営する別府温泉 杉乃井ホテル(佐々木耕一支配人、大分県別府市)はこのほど、旅行サイト「じゃらんnet」が発表した「じゃらんアワード2019」(九州ブロック)において、「じゃらんOF THE YEAR 売れた大賞 301室以上部門」で第1位となった。今年で11年連続第1位受賞となる。

 また、「泊まって良かった宿大賞」の朝食部門、夕食部門、接客・サービス部門でそれぞれ第2位に入賞した。

 同ホテルは、大展望露天風呂「棚湯」、屋外温泉「ザ アクアガーデン」、夏樹限定の屋内レジャープール「アクアビート」――など多数の施設を備える。