国際興業、NYマラソン出走権付きツアー販売 4年ぶり海外から参加受入

2023年4月11日(火) 配信

料金は出走権を含め65万円
 国際興業(南正人社長、東京都中央区)は3月22日から、4年ぶりに海外参加者の受け入れを再開する「ニューヨークシティマラソン2023」に参加するツアーを販売している。
 
 同マラソン大会は1970年から、毎年11月にアメリカのニューヨークで開催され、毎年5万人以上が出場している。抽選でエントリーすることができるが、国際興業のツアーは既に30人分の出走権を確保している。
 
 ツアーは11月3日(金)~8日(水)に実施。ハイアット グランド セントラル ニューヨークに宿泊する。料金はマラソンエントリー費用を含めて、65万円(税込)。申し込みは同社のホームページで受け付けている。 

〈旬刊旅行新聞4月11日号コラム〉―― 「旅行新聞バイク部」活動再開近し 日本の良さを再認識する旅が始まる

2023年4月11日(火) 配信

 今年は関東の桜の開花時期がとても早く、もう少し眺めていたいなと思っていた矢先に葉桜へと変わってしまった。これは何も今年だけのことではなく、毎年桜の散る季節には名残惜しさを感じる。一方で、新緑も美しい季節になってきた。

 

 冬の間、半冬眠していたバイクは、バッテリーが弱ってしまっていた。このため、エンジンをかけるために重い車体を日の当たるところまで押して行き、しばらくタンクやエンジンが温まるのを待って、セルを押して念力とともにエンジンをかけるという日々が続いていた。

 

 しかし、さすがにしびれを切らして春先に新しいバッテリーに交換した。あわせて、タイヤの空気も規定値まで充填したところ、眠気まなこのバイクが何やらやる気を見せ始めた。昨夏にはダンロップのタイヤに変えており、今はいわゆる“ツーリング待ち”状態にある。

 

 

 春らしい季節は心躍るものがある。昨春はバイクに乗って郡上八幡や飛騨古川、上高地、松本などを巡る1人旅をしたが、今年はどこに行こうかと思案中である。

 

 バイクに乗っている最中は、バイクを見ることはできない。信号待ちの間にせいぜいタンクか、足元に見える剥き出しのエンジン、少し前に突き出したヘッドライト、アナログ式のスピードメーターとタコメーターなどを、パーツごとに眺めるだけだ。

 

 ツーリングに出ると、サービスエリアや道の駅などでしばし休憩したあと、自分のバイクを遠くから眺めるという、新しい視点が加わる。とても小さなことに思われるかもしれないが、ツーリングにおける大きな楽しみの1つといっても過言ではない。

 

 小休憩の間に体の疲れも取れ、心もリフレッシュして遠くから自分のバイクに近づくと、とりわけエンジン周りを中心に、さっきまで走っていた熱が残っている。この余熱が漂う状態が愛おしく思える。空冷エンジンのため、止めたエンジンから発する薪ストーブのような乾いた音も心地よい。

 

 再びエンジンをかけると、滑らかに回る。ロングツーリングの場合、これが何度も繰り返される。そのうちに、バイクに跨ると、メカノイズのような軋み音が鳴るようになる。労わりたくなる瞬間だ。

 

 

 泊りがけの旅では「目が覚めたとき、バイクはちゃんとあるだろうか」という不安が強い。車の駐車場の空いているスペースに置くことが多いため、盗難やいたずらが恐い。翌朝バイクと再会するときは胸が高鳴る。

 

 最近はバイク専用の駐輪場を設置してくれている旅館やホテルも増えてきた。なかには屋根付きの車庫が備わっている宿もあり、ライダーの気持ちを理解してくれていると感激する。

 

 昨年宿泊した、飛騨古川の宿では、夕食後に雨が降り出した。気づかずにくつろいでいるとフロントから客室に電話があり、「もし良かったら雨に濡れない場所がありますから、そちらに停めてもいいですよ」と親切におっしゃってくれた。ツーリング中に雨天はつきもので、ベッドの中で夜の間ずっと濡れているバイクのことを想うのもつらいものだ。

 

 

 多方面からの期待が大きい「旅行新聞バイク部」もそろそろ本格的な活動再開の時か。日本の良さを再認識する旅が始まる。

(編集長・増田 剛)

外国人ノマドワーカーを呼び込む 自民党ワーケーション議連第3回総会

2023年4月10日(月) 配信

ワーケーション推進議員連盟は4月3日(月)、第3回総会を開いた

 自民党のワーケーション推進議員連盟(鶴保庸介会長)は4月3日(月)、第3回となる総会を開いた。内閣官房、総務省、厚生労働省、観光庁、文化庁、環境省、農林水産省、日本航空(JAL)、住宅宿泊協会、日本ファームステイ協会、日本テレワーク協会、長野県庁の代表者が出席し、ワーケーションへの取り組みを発表した。

 司会を務めた武井俊輔事務局長は、冒頭あいさつで、「コロナの前後でワーケーションに対する新しいチャンスや視点などがあろうと思われる。各省庁、団体、企業の皆様から広くお話を伺いたい」と述べた。

 長野県庁産業労働部産業立地・IT振興課は、普段の職場や居住地から離れ、信州ならではの魅力に触れながら仕事をする豊かなライフスタイル「信州リゾートテレワーク」を紹介した。県内のリゾートテレワーク受け入れ施設は100を超え、信濃鉄道沿線6市を周遊するワーケーションツアーなど、県内広域連携も行っている。

 県内に滞在する関係人口・企業の創出と拡大を目指し、新たなビジネスの創出や、地域経済の活性化、地域づくりの担い手の確保、移住・企業誘致──などにつなげていく考え。

 日本テレワーク協会では、これまでの反省点として「場所を強調しすぎていた」点を挙げた。テレワークとは本来、時間や場所を有効活用できる柔軟な働き方を指し、在宅勤務のみを指すものではないとして、「今後は真に時間や場所にとらわれないスタイルを追求し、『新テレワーク』として発信する」と意気込みを述べた。

 これに併せて、ワーケーションによって企業のビジネスと地域の課題解決がつながるような、関係づくりを突き詰めていく。

 質疑・意見交換では、「地域に呼び込むのは企業だけではなく、ワーケーションに取り組むユーザーにも効果的なアプローチを掛けてほしい」「企業側の制度設計が大事。先進的に取り組んでいる企業への優遇策や支援策によって推進できれば」「外国人ノマドワーカー需要も取り入れていきたい」など、活発な意見が交わされた。

 次回の総会では、実際にノマドワーカーなどさまざまな働き方をする外国人の意見をヒアリングする予定だ。

スペイン政府観光局、UTセミナー開催 現地視察踏まえた最先端の取組紹介

2023年4月10日(月) 配信

車椅子トラベラーの三代達也氏も登壇し、実際に訪れた際の体験を語る

 スペイン政府観光局は4月19日(水)午後1~2時、Zoomでユニバーサルツーリズムに特化したB2B向けオンラインセミナー開催する。「障害者や高齢者も安心して旅行ができるユニバーサルツーリズムの行き先として、先進的な取り組みに注力している」ことから、交通機関や観光施設、ホテルなど現地の視察を踏まえた最先端の取り組みを紹介する。

 また、車椅子トラベラーの三代達也氏も登壇し、実際に訪れた際の体験を語る。申し込みは4月14日(金)まで、日本旅行業協会(JATA)のホームページで受け付けている。

わが国立公園・温泉地ここに注目 豊かな食と夕日のまち(千葉県旭市)

2023年4月9日(日)配信

飯岡灯台から見る夕陽

 年間の平均気温が15℃と温暖で、「夏は涼しく、冬は暖かい」とても過ごしやすい気候のまち、千葉県旭市。旭市の最大の特徴は、豊かな食。全国第2位の生産額を誇る豚肉を筆頭に、全国6位の農業産出高の野菜、畜産、千葉県2位の水揚げ量を誇る飯岡漁港に揚がる海産物など食べるものすべてが新鮮なまま提供できます。加えて、全国的に知られた鴨の飛来地でもあり、千葉県内でも珍しい鴨料理専門店が2軒あります。

 旭市の魅力は食だけではありません。「美人の湯」として有名な飯岡温泉は、黒褐色のナトリウム炭酸水素塩泉で、皮膚の表面を軟化させ、分泌物を洗い流してくれるので美肌効果が高いといわれています。

 また市の内陸には干潟八万石といわれる田園地帯が広がり、南側の一大リゾート地「九十九里浜」とともに、雄大な自然に触れることができるまちでもあります。

 さまざまな魅力がそろうこのまちで私が気に入っているのが、日本夕陽百選にも選ばれている屏風ヶ浦の西端、刑部岬から見る夕日。とくに空気の澄み切った冬の時期は、九十九里の湾の奥に見える富士山とのコラボレーションが絶景です。

 また2月の後半には、ダイヤモンド富士も見ることができます。屏風ヶ浦の下に広がる九十九里浜では、のんびりと珈琲楽しむ至福の時間が過ごせるので、夕日を楽しんだ後は、満天の星空の下、波音をBGMにゆったりした時間をお過ごし下さい。

 【旭市観光物産協会 事務局長 水野竜也】

「観光革命」地球規模の構造的変化(257) 地方の衰退と統一地方選挙

2023年4月9日(日) 配信

 4年ごとに実施される統一地方選挙が近づいてきた。日本の各地域はいまさまざまに解決困難な課題を抱えているために統一地方選挙が重要であるが、現実には地方選挙の盛り上がりに欠けており、大いに危惧している。

 今回の統一地方選挙では地方創生の総括が重要になる。政府は安倍晋三政権の下で2014年に地方創生政策を打ち出した。東京一極集中を是正し、地方の人口減少に歯止めをかけ、日本全体の活力の向上を目指して、巨額の税金を投入して数多くの地方創生事業を実施してきた。

 日本世論調査協会(1950年設立)は統一地方選挙を視野に入れて、地方創生に関する世論調査を実施した。先ず政府の地方創生事業に対する評価では79%が「効果がなかった」と厳しい評価を下している。また「大都市と地方の格差が拡大している」と思う人が84%を占めている。要するに自公政権による地方創生政策については否定的評価が圧倒的多数を占めている。

 日本では既に「2025年問題」が大きな話題になっている。25年にはいわゆる「団塊の世代」が75歳以上になるとともに、583万人の労働力が不足する。日本は世界に冠たる「超高齢社会」のトップランナーになるが、その結果、生産年齢人口の減少に伴う労働力不足、医療・介護分野における人財不足、社会保障費の増大、空き家・マンション問題の深刻化などの解決が必要不可欠になる。

 日本は22年に出生者が初めて80万人を割り込み、話題になった。世界的大富豪のイーロン・マスク氏は今年3月にツイッターで「日本では昨年、出生者の2倍の人が亡くなった」と投稿。昨年5月には「出生率が死亡率を上回らない限り、日本はいずれ消滅する」と投稿している。日本の少子高齢化は今後ますます顕著になるので、国と地方が連携して抜本的対策を講じないと亡国の危機が生じる。

 観光産業は労働集約型産業の典型であり、数多くの従業者を必要としているが、既に労働力不足で苦労している。人財不足対策の一環として、労働環境の改善、健康経営の推進、キャリア形成支援などをはかると共に、AIを活用した技術革新やロボットによる業務自動化なども必要になる。観光業界のリーダーは厳しい現実を直視して、諸々の改革を推進すべきだ。

 

石森秀三氏

北海道博物館長 石森 秀三 氏

1945年生まれ。北海道大学観光学高等研究センター特別招聘教授、北海道博物館長、北洋銀行地域産業支援部顧問。観光文明学、文化人類学専攻。政府の観光立国懇談会委員、アイヌ政策推進会議委員などを歴任。編著書に『観光の二〇世紀』『エコツーリズムを学ぶ人のために』『観光創造学へのチャレンジ』など。

 

 

津田令子の「味のある街」「カットクーヘン(サザエさんの焼き印入り)」――洋菓子ヴィヨン桜新町本店(東京都世田谷区)

2023年4月8日(土) 配信

洋菓子ヴィヨン桜新町本店の「カットバウムクーヘン(サザエさん刻印入り)」 290円(税込)▽東京都世田谷区桜新町2―8―4▽☎03(5426)5044。

 東急田園都市線「桜新町駅」北口出てすぐの場所にあるのが、創作菓子の店洋菓子ヴィヨンだ。ドイツ農業協会が主催する世界最高峰の御菓子のコンテスト「DLGコンテスト」でヴィヨンのバウムクーヘンは金賞受賞の栄誉に輝いた実績がある。

 

 同コンテストは品質基準の達成・維持・改善を農業や食品産業に促すことを目的としたコンテストで味、食感、香りなど審査項目は200項目に及び、そのすべてで満点を獲得した商品を認定するというものだ。

 

 ゴールドアーモンドペーストと、マダガスカル原産のバニラビーンズを使用した特選バウムクーヘンは、芳酵な香りと深い味わいのある高級感にあふれている。乳化剤や膨張剤を一切使用せず、本場ドイツでの基本を倣った職人が手作りで焼き上げていると記されている。1965年創業以来、1人で焼き続けているオーナーこだわりのバウムクーヘンの種類は豊富。サザエさんスペシャルは、桜新町の象徴であるサザエさんのイラストが入ったチョコレート付きプレーンバウムクーヘンで人気の商品だ。ほかにも創作菓子ヴィヨネット花器(木苺・洋梨・リンゴのゼリー入り)バウムクーヘンなどがある。昨年、久しぶりに訪れた桜新町。漫画サザエさんの舞台になっていることでも知られている。2022年は長谷川町子没後30年ということもあり、多くのサザエさんファンが訪ねていた。

 

 店内に入ると、すぐにサザエさんの焼き印入りクーヘンが目に入った。こちらをご近所さんと、家族のお土産にゲット。幸せ時間のおすそ分けといったところだ。バウムクーヘンは身がしっかりつまった感じの食べ応えある食感なのだが、カットクーヘンは薄切りなのでもう一つ、あと一つ……とあとを引く。

 

 庶民の暮らしを明るく楽しく描いた漫画家・長谷川町子ゆかりの地である桜新町駅から歩いて約7分のところに、長谷川町子美術館がある。7月まで企画展「町子の動物ワールド」が開催されている。記念館見学の帰りに、ヴィヨンでサザエさんの焼き印入りのカットクーヘンを買って帰ろうっと。

(トラベルキャスター)

 

津田 令子 氏

 社団法人日本観光協会旅番組室長を経てフリーの旅行ジャーナリストに。全国約3000カ所を旅する経験から、旅の楽しさを伝えるトラベルキャスターとしてテレビ・ラジオなどに出演する。観光大使や市町村などのアドバイザー、カルチャースクールの講師も務める。NPO法人ふるさとオンリーワンのまち理事長。著書多数。

「めぐる」「たべる」「つかる」3つの視点で地域の宝探し 春の訪れを告げる気候のなか春の味覚と菜の花畑などの景色を堪能(いすみ市)

2023年4月8日(土) 配信

春を感じながらウォーキング

 豊かな食を有する千葉県いすみ市で3月12日(日)、4年ぶりとなるONSEN・ガストロノミーウォーキングが行われた。いすみ鉄道国吉駅をスタートし、国吉神社・出雲大社上総教会へ至る約10㌔のコース。約230人が春の訪れを告げる気候のなか、春の味覚と菜の花畑などの景色を堪能した。

豊かな食をいろいろなカタチで

 東京駅から特急で70分という便利な立地ながら豊かな自然と温暖な気候によって育まれたイセエビ、マダコ、いすみ米、チーズ、日本酒などの生産地であり、日本を代表する料理人にも選ばれる高品質な食材の宝庫でもあるいすみ市。同市はこれらの魅力あふれるコンテンツを余すことなく参加者に提供することで、参加者自身による情報発信と今後の誘客戦略に繋げることを狙いとし、2018年度からイベントを開催している。

いすみを満喫

 コロナ禍による中断を経て行われた3回目のイベントでは、初めて里海から里山へコースを変更。スペイン・バスク地方・サンセバスチャンを手本に美食のまちづくりを推進する「美食の街いすみ~サンセバスチャン化計画」を策定している同市ならではのおもてなしとして、いすみ大使を務めている2人のフレンチシェフが監修した地元食材の美味しさを生かした料理を参加者にふるまい、いすみ市での開催を心待ちにしていた多くのリピーター含め、食の面でも高い評価を集めた。

いすみの味覚をPR

 いすみ市はガストロノミー以外にも、ロケや星空などさまざまなコンテンツを生かした観光コンテンツを開発し観光誘客に注力している。いすみ市役所水産商工観光課観光・誘客推進班の長谷香主任主事は、「古くからサーフィン文化があり、移住者も多い岬エリアを新たなコースとして整え、参加者には太平洋の眺望やサーフタウンの趣を感じていただけるようさらなる魅力を提供しつつ、今までの開催に引けを取らない『食べる』ことが楽しめる内容にしたい」と次回の展望を語った。

  一方でONSEN・ガストロノミーツーリズム推進機構の溝田祐一郎ディレクターは「回を重ねていくごとに地元の方々のおもてなしの心が強くなっていき、素敵なイベントに育っています」とこれまでを振り返った。

HIS、「シン・社員旅行」PJ始動 実施企業は63%が「会社好き」受け

2023年4月7日(金) 配信

シン・社員旅行のトップページ WEB

 エイチ・アイ・エス(HIS、矢田素史社長)はこのほど、訪れた地域の持続可能性にも注目してもらう新たな社員旅行 「シン・社員旅行」 を推進するプロジェクトをスタートした。

 同社の調査によると、会社が好きと答えた割合は32%だったのに対し、社員旅行を実施した企業で働く63%が会社が好きと答えた。インセンティブ行事で最も興味のある行事への問いでは、社員旅行が42%と最多だった。このほかに、SDGsなどの社会貢献意識の高まりを受け、サステナブルな体験を用意した。 

 具体的にハワイではアラワイ運河を綺麗にするため、ヘドロを除去する作用のある泥団子「ゲンキボール」を作り、運河に投入するプログラムを用意。個人でしか入場できないワイマナロビーチでの掃除体験も提供している。今後は、沖縄県へのツアーも販売する。

 同社は「リモートワークで希薄になった(社内の)コミュニケーションや帰属意識を取り戻しませんか」と利用を促している。

好きを極める新しい都市観光拠点に 4月14日(金)、東急歌舞伎町タワー(東京・新宿)開業

2023年4月7日(金)配信

タワー外観

 東急は4月6日(木)、東急歌舞伎町タワー(東京都新宿区)を報道関係者に公開した。劇場、映画館、ライブハウスなどで構成される施設で、4月11日に開業する同タワー。5月19日には、 2つのブランドのホテルもタワー内に開業する。

 “好きを極める”をコンセプトに掲げ、4月28日からは、コンセプトを具現化する施策の第1弾として、「エヴァンゲリオン」を題材に「EVANGELION KABUKICHO IMPACT」を展開する。

 同社新宿プロジェクト企画室の木村知郎室長は、羽田空港や成田空港とを結ぶアクセスバスを整備したことなどに触れ、「より多くのインバウンドの方々にも来ていただきたい。歌舞伎町のみならず、首都東京の新しい都市観光拠点になると期待している」と思いを語った。

 タワー内1~5階はエンタテイメント&レストランフロアとなっており、アミューズメントコンプレックス「namco TOKYO」や新宿ダンジョン攻略体験施設「THE TOKYO MATRIX」などを展開する。

109シネマズプレミア新宿

 6~8階劇場は「THEATER MILANO―Za」、9~10階は映画館「109シネマズプレミア新宿」となっており、映画館では全席をプレミアムシートとするなど上質な鑑賞環境を提供。3面ワイドビューシアター「ScreenX」も採用している。

エヴァとのコラボルーム

 18~38階に開業するライフスタイルホテル「HOTEL GROOVE SHINJUKU, A PARKROYAL Hotel」では、タワー全体で展開する施策に合わせ1フロアを「LIFESTYLE HOTEL EVA」とし、作品に登場する5人のパイロットをイメージした客室に宿泊できる「コラボレーションルーム宿泊プラン」を販売する。

 39~47階には、天空のラグジュアリーホテル「BELLUSTAR TOKYO, A Pan Pacific Hotel」を開業する。39~44階が7㍍のワイドビューの窓を持つ客室、45~47階が5室のペイントハウスとなる。