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〈旬刊旅行新聞7月21日号コラム〉コロナ収束後には――我慢し続けた子供たちに楽しみを

2021年7月20日
編集部:増田 剛

2021年7月20日(火) 配信

 
 7月16日に関東甲信越、東北地方も梅雨明けした。その前日に真っ青な空と、夏特有の入道雲を眺めながら、本格的な夏の到来を予感した。しかしながら、新型コロナウイルスの影響はまだ収まらない。

 
 夏休みを前にして、東京都は7月12日から8月22日まで4回目の緊急事態宣言下にある。ワクチン接種も進んでいるが、「行動制限」が1年半にも及んでいる状況だ。コロナの感染防止のためとはいえ、これほどの長期的な「行動制限」に、そろそろ多くの国民はストレスや、我慢の限界に達しているではないか。

 

 
 大人に振り回されて、子供や若者たちが時に悪者になり、さまざまな制約を受けてきた点も、何もなかったように見過ごしてはいけない。

 
 昨年の春ごろから「重症化リスクが高い高齢者を守るため」と、子供たちは一生の記念となる卒業式や入学式、楽しみにしていた修学旅行や部活動、スポーツイベントやコンサート、芸術祭など数え上げたら切りがないほど中止・延期になってきた。

 
 お花見、ゴールデンウイーク、夏休み、お盆、秋の連休、クリスマス、お正月、成人式、春休みと、その都度、「我慢、我慢」と言われ続けてきた。

 
 未だに子供たちのイベントの多くは延期や中止されている。修学旅行が実施されるのか、今年も無くなるのか、不安に思っている。

 
 しかし、決定権は子供にはない。責任回避一辺倒や、政治的な駆け引きにコロナを利用する動きに苛立ちを覚える。

 
 大半の高齢者はすでに、ワクチンを接種している。あらゆる行動にはリスクはつきものであり、世の中のリスクは何もコロナ感染だけではない。子供たちの修学旅行やキャンプ、帰省、旅行、スポーツ大会などに、もう少し社会全体が寛容になるべきだと思う。

 
 旅行業界は、子供たちの楽しい思い出づくりや、旅でしか学ぶことができない貴重な体験などを提供してきた。コロナ禍にあっては、この「楽しい思い出づくり」の手助けをするという仕事の貴さを改めて感じる日々である。

 

 
 1年延期された「東京オリンピック2020」の開会式が目前に迫っている。だが、57年ぶりに東京で開催される五輪の祝祭ムードは、現在ほとんど感じられない。開催国・都市への配慮を欠いた、“商業主義”第一の姿勢が目に余るIOC(国際オリンピック委員会)の言動が、日本国民の感情を逆撫でし、オリンピックそのものが相当に嫌われてしまった。だが、競技者には罪はない。彼らだって被害者である。人並外れた努力をした者による、命を懸けた真剣勝負を純粋に楽しみたい。

 

 
 五輪が開幕すると、感染者数は増加していくだろう。海外選手の感染者も出てくるだろう。ワイドショーは威勢よく非難するだろう。これに世論が乗り、政府や首長らはさらに保身的になっていく。リスクを声高に叫び、責任を追及する側が押し込み、よりリスクが低い方へと社会全体が流れていく。

 
 これは結局、誰が得をするのだろう。巡り巡って、最も弱い子供たちの楽しみを奪っていくのではないか。不憫でならない。コロナが収束したら、我慢をし続けた子供たちに大きな楽しみを与えられる政策に期待したい。

 

(編集長・増田 剛)

 

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