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【特集No.587】宿の波及効果生かし、地域活性化 空き家改修 地元の利益に貢献へ

2021年7月20日
編集部:木下 裕斗

2021年7月20日(火) 配信

 地方では過疎化が進み空き家の増加が深刻化している。藤龍館(福島県・湯野上温泉)の星永重社長は「地域観光の起点であるホテル・旅館から地方を活性化したい」との思いから、2020年9月に地元・湯野上温泉のお菓子工場兼店舗だった空き家を、観光客と地域住民が交流するコミュニケーションスペースに改修してオープンした。今後は、リネン業や寝具業など他産業への波及効果が高い宿泊施設も開業する予定だ。星社長に詳しい話を聞いた。

【木下 裕斗】

福島県・湯野上温泉 藤龍館 星社長に聞く       1棟貸しで新しい客層を集客

 ――藤龍館の歴史を教えてください。

 湯野上温泉は当館創業者が1890(明治23)年、近くの阿賀川に沸く源泉を水車で旧館である清水屋旅館に汲み上げたことから開湯しました。ほかにも源泉を引く宿が現れ、軒数も増加していきました。

 当館は開業当時、温泉街がある街道に沿った場所に位置し、宿泊客は、同街道で売れた牛や馬などの家畜を運ぶ馬喰が中心でした。

 1980年代には社員旅行などの団体旅行が盛んになり、近隣の芦ノ牧温泉では、大型化に着手する旅館が相次ぎました。しかし、当館は90年に開業100周年を記念して、創業の地から現在の場所まで300㍍ほどの場所に移転した以外、大規模なリニューアルは行いませんでした。移転前の宿は「清水屋旅館」として営業を続けています(コロナ禍で同館は現在、休止中)。

 ――大型化に踏み切らなかった理由は。

 私は大学を卒業後の2006年に当館に入りました。それまでは宿を継ぐことはもとより、宿泊業への就職を望んでいませんでした。大学在学中に父(先代)が亡くなったことを受け、仕事の手伝いから始めました。

◇源泉を客室に引く 先代の信条継ぐ

 父は、学生だった私に旅館経営に対する理念などをほとんど話すことがありませんでした。このため、過去の資料や、現在の宿の状態を鑑みた話になります。

 大型化しなかった理由として、すべての客室の浴場に源泉を掛け流し、温泉を楽しむ「内湯文化」を維持したい創業者の信念が大きく影響しています。

 温泉は開業当時、宿から約50㍍下った川の近くにある露天風呂のみでした。創業者は、街道を歩いてきた宿泊客に「すぐに風呂に入ってほしい」と思い、当時は贅沢と言われていた内湯を増設しました。……

【全文は、本紙1838号または7月27日(火)以降、日経テレコン21でお読みいただけます】

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