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ツアーセンター8団体  バリアフリー化へ連携 福岡市内で初の連絡会

2021年7月12日
九州支局:有島 誠

2021年7月12日(月) 配信

九州のバリアフリーツアーセンターが集まっての勉強会

 九州各県で活動するバリアフリーツアーセンター8団体の代表が参加(一部オンライン)した「九州ユニバーサルツーリズム広域ネットワーク連絡会」が6月23日、福岡市内で開催された。各センターが一堂に集まる会議は初めてで、九州運輸局の呼び掛けで実現した。

 九州の観光地のバリアフリー化を進め、高齢者や障害がある人の旅行需要を喚起するため、地域のバリアフリー旅行相談窓口である同センターのネットワーク化と情報共有化を目指していく。

 会議では、温泉エッセイストの山崎まゆみさん(跡見学園女子大学兼任講師)の講演のほか、国土交通省と観光庁のバリアフリー施策を説明後、各センターが意見交換した。

 冒頭、同局交通政策部の脇野正博部長が「地域のバリアフリー活動が、県境を越えた顔の見える連携になれば、観光客や利用者はストレスフリーになる」とネットワーク化に期待を示した。

 講師の山崎さんは、病気の父親が温泉入浴を楽しみ、杖を忘れてきたエピソードを紹介。「温泉の価値はバリアフリーの価値」と話し、「九州はバリアフリー観光の先進地。点の取り組みが面になれば、さらに素晴らしい」と連携を後押しした。

 各センターからは、温泉地での入浴介助や体験型のUDツアー、離島観光への取り組み、利益確保の問題などを報告して、意見を交わした。

 参加したセンターは次の通り。

 NPO法人バリアフリーネットワーク会議(福岡県)、佐賀嬉野バリアフリーツアーセンター(佐賀県)、NPO法人長崎バリアフリー推進協議会(長崎県)、長崎県ユニバーサルツーリズムセンター(同)、くまもとユニバーサルツーリズムセンター(熊本県)、別府・大分バリアフリーツアーセンター(大分県)、宮崎ユニバーサルツーリズムセンター(宮崎県)、NPO法人eワーカーズ鹿児島(鹿児島県)。

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