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大東ブルーの海で釣りを楽しむ 異国情緒あふれる遺構も 沖縄県・北大東島

2020年11月26日
編集部:入江千恵子

2020年11月26日(木) 配信

古代遺跡を思わせる燐鉱石貯蔵庫跡

 「ツーリズムEXPOジャパン 旅の祭典in沖縄」は開催期間中、沖縄県内の自治体・観光事業者らと1~3日間の日程で、旅行会社やメディアを対象としたFAMツアーを行った。

 北大東島の「うふあがり島観光推進プロジェクトチーム」は10月31日(土)~11月1日(日)にツアーを実施し、サイクリングで巡る国指定史跡「燐鉱山遺跡」や夕日鑑賞、開発中の体験メニューの“釣り”を組み込み、島の魅力をPRした。【入江 千恵子】

那覇と北大東島を結ぶプロペラ機

 那覇空港からプロペラ機で約1時間。沖縄本島の東約360㌔にある北大東島は、別名「うふあがり島」と呼ばれ、“はるか東にある島”を意味する。周囲は13・52㌔、人口560人ほどの島で、東京・八丈島の移民によって約120年前に開拓された。

空から見た北大東島

 島の北西部には、燐鉱石貯蔵庫跡が残り、欧州の古代遺跡を思わせる異国情緒あふれる景色が広がる。一方で、大東ブルーの海を眺めながらの釣り体験など、離島らしい自然が満喫できる。

 1日目の行程は、北大東村民族資料館で島の歴史や生活文化を学んだあと、電動自転車で集落や国指定史跡の燐鉱山貯蔵庫跡、西港公園から夕日鑑賞する約6㌔のサイクリング。

 同島の燐鉱は、アルミの原料となるアルミナ鉄の含有量が多く、かつて「燐鉱の島」と呼ばれたほど燐鉱事業が盛んだった。1928(昭和3)年の最盛期には、台湾からの出稼ぎ者などで人口が約2700人まで増加し、にぎわったという。

燐鉱石採掘事業の跡地

 大正から昭和にかけて盛んに行われていた採掘事業は、50(昭和25)年に閉山。以降はサトウキビを基幹産業とする島に転換する。

 西港近くに現在も残る燐鉱石貯蔵庫跡には、当時使用されていた運搬用トロッコのトンネルなどが手の届く距離で見ることができる。石積みの建造物は、海やサトウキビ畑とはひと味違った景色で、まるで海外にいるようだ。

運搬用のトロッコのトンネル跡

 この場所から自転車で数分の高台にある西港公園は、夕日鑑賞に最適な場所。壮大な太平洋が一望でき、水平線に沈む夕日を見ることもできる。芝生の公園では、島の人がバーベキューをする場所としても知られ、今後の観光素材としても検討されているという。

初心者でも気軽に挑戦 釣果は2時間で10匹超

 2日目は、西港で釣り体験をした。当初の予定はボート釣りだったが、台風による高波の影響で岸壁からの磯釣りに変更になった。釣り方もイチから丁寧に教えてくれるので、初心者でも安心だ。

大東ブルーの海を前に釣り体験 レクチャーもある

 サビキ釣りとエサ釣りに挑戦。最初の1匹目は、竿を投げてからわずか10分ほどで、色鮮やかなスズメダイが釣れた。その後もビタロー(ハマダイ)やミーバイ(スジアラ)など、約2時間で10匹を超える釣果に驚いた。その場でさばいてくれた刺身は、最高の贅沢だった。

1番最初に釣れたスズメダイ

 西港周辺の海は水深約10㍍だが、釣竿を垂らすと魚が集まってくるのが見えるほど透明度が高い。どこまでも続く真っ青な海は、魚が釣れなくでもいつまでも眺めていたいほどの美しさだ。

大東寿司に焼酎も グルメも楽しめる

 八丈島の文化が融合する北大東島は、八丈島の「島寿司」と同様の郷土料理「大東寿司」が味わえる。新鮮なマグロやサワラを漬けにし、ツヤのある見た目と甘めの味付け、シャリを覆う大きめのネタが特徴で、宿泊施設や飲食店などで堪能できる。

 また、島産のジャガイモ「ニシユタカ」を使った焼酎も島の特産品だ。同島ではサトウキビ収穫後の畑でジャガイモが作られ、県内外に出荷されている。だが、毎年10㌧ほどのジャガイモが規格外で取り残されてしまうことから、有効活用を目的に開発されたのがきっかけだという。

 今回のツアーを案内してくれたフロンティアプラネットの當間リエ子氏は「規格外のジャガイモ2㌧で約4800本の焼酎が作れる」と話す。15年に販売を開始し、売上の一部は同島の農業振興に使用されている。

宿泊施設20部屋増設へ 完成は来年3月予定

ハマユウ荘うふあがり島

 島内には2軒の宿泊施設がある。そのうちの1つ、「ハマユウ荘うふあがり島」はツインが中心で、レストランも併設している。全室にシャワー・トイレ、ベランダを備え、敷地内の展望台からは満天の星を眺めることもできる。

新棟は来年3月完成予定

 現在、別棟にシングル20部屋を建設中で、来年3月に完成予定だ。親川茂治社長は「工事関係者だけでなく、1人旅の方や観光のお客様も受け入れやすくなる」と期待を寄せる。

 同島の観光は、自転車やバイクで周る以外に、15~16人の団体に対応のマイクロバスもある。集落の散策では、神社めぐりや地元商店での買い物など、島の生活を垣間見ることもできる。

 當間氏は、観光客の特徴について「旅行経験が豊富な人も多い。国内や海外を旅してきたが、北大東島だけ来たことがなかったと話す人もいる」という。観光について「サイクリングや釣り、遺構、バーベキューなど、密回避の観光素材もたくさんある。これから島旅を始めようという人ももちろん、ぜひお越しください」とメッセージを送った。

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