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近鉄グループ、WOVN.ioと提携 サイトなど多言語化を推進

2019年12月2日
編集部:長谷川 貴人

2019年12月2日(月)配信

業務提携により、ウェブサイトなどの翻訳品質と作業効率化の向上をはかる

 ウェブサイト・アプリ多言語化サービス「WOVN.io(ウォーブンドットアイオー)」 を提供するWovn Technologies(林鷹治社長、東京都港区)は2019年11月29日(金)、近鉄グループホールディングス(吉田昌功社長、大阪市天王寺区)との提携を発表した。大阪・関西万博やIR誘致などに向けたインバウンド・在留外国人の対応強化として、同グループのウェブサイトなどの多言語化を推し進める。

 提携によって、現在のウェブサイトの情報や近鉄グループ内で使用する固有名詞などの対訳表を基に、グループオリジナルの対訳用語集を作成する。

 用語集は、WOVN.ioでウェブサイト・アプリを多言語化する際に利用できる機能で、対訳表を資産化して翻訳の統一化をはかる。

 用語集を活用することで、機械翻訳時の品質の向上、人力翻訳時の効率化を通じ、ウェブサイト・アプリの多言語化を推進する。

 運輸・流通・ホテル・不動産・レジャーなど、近鉄グループ各社のウェブサイトなどへの2022年ごろの展開を目指し、まずは年内に実際のウェブサイトでの試験運用を開始し、課題確認や運営体制の構築などを進めていく狙い。

連携の背景

 近鉄グループは、「近畿日本鉄道」をはじめとする運輸事業、「近鉄百貨店」などの流通事業、ホテルチェーン「都ホテルズ&リゾーツ」などのホテル事業、「あべのハルカス」などの不動産事業、「海遊館」「志摩スペイン村」などのレジャー事業といった、暮らし・観光に関わる多様な事業・サービスを展開。インバウンド需要の取り込みに関して、関西で大きな役割を担っている。

 Wovn Technologiesは19年5月、近鉄グループのCVC(コーポレートベンチャーキャピタル)である近鉄ベンチャーパートナーズの出資により、近鉄グループにおける大阪・関西万博、IR誘致による訪日外国人や外国人就労者の増加を見据えた、多言語対応力の強化を掲げてきた。

 今回の提携により、近鉄グループのハウスエージェンシーであるアド近鉄とともに、グループ各社のウェブサイト・アプリへのグループオリジナル対訳用語集を用いたWOVN.ioの展開を進め、日々更新されるイベント情報の機械や人力翻訳による多言語化や、質の高い多言語対応ウェブサイト・アプリの構築をはかる。

 あわせて、用語集やグループ展開でのノウハウを生かして、沿線自治体などへWOVN.ioを活用した多言語化支援サービスの展開についても検討する。

WOVN.io(ウォーブンドットアイオー)とは

 「世界中の人が、すべてのデータに母国語でアクセスできるようにする」をミッションに、ウェブサイト・アプリを最大40カ国語に多言語化し、海外戦略を成功に導く多言語化ソリューション。大手企業をはじめ1万5,000サイトへ導入されている。

 既存のウェブサイト・アプリに後付けができ、多言語化に必要なシステム開発・サイト運用、翻訳にかかる不要なコストと人的リソースの削減を実現する。

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