WeChat Pay、LINE Pay加盟店で利用可能に 中国客を支援
2019年10月23日（水）配信
中国・テンセント（騰訊）は2019年10月21日（月）、モバイル決済サービス「WeChat Pay」が「LINE Pay」加盟店で利用可能になったと発表した。
8月の連携開始以降、順次進めていた決済対応を掲示するアクセプタンスステッカーなどの発送が完了。これにより、訪日中国人観光者による取引額の増加を手助けし、中小商店にとってもキャッシュレス決済サービス導入の支援になるとする。
訪日するWeChat Payユーザーは、LINE Pay加盟店に掲示されているQRコードを読み込むことで支払いが可能。通貨の両替や現金を持ち歩く手間が省ける。一方、日本のLINE Pay加盟店は、巨大な中国人海外旅行者の旅行市場との結びつきを強化でき、キャッシュレス化の対応をはかることもできる。
□中国人観光客の取り込みを後押しする「WeChat Pay」
WeChat Payは、世界中に11.83億人の月間アクティブユーザーを抱えるコミュニケーション・アプリ「WeChat（微信）」のモバイル決済サービスで、中国人にとって最も身近な決済手段。WeChat Payが提供する国境を越えた決済ソリューションは、世界中の加盟店で中国人観光客の取り込みを後押しし、8億人のWeChat Payユーザーとの持続的なつながりを提供する。
中国人海外旅行者へのサービスを通じて、増え続ける海外の加盟店とのパートナーシップを確立し、現在49の国と地域で、16種類の通貨の決済処理が可能になっている。WeChat Payでは、今後もLINE Payのようなパートナーと協働し、中国人海外旅行者の旅行体験を効果的に向上させるとともに、海外の企業が同旅行者の旅行市場の恩恵を得られるようサポートしていくという。
