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新造遊覧船 20年3月営業運航へ 湖上の花火遊覧会場にも利用(諏訪湖観光汽船)

2019年9月13日
営業部:古沢 克昌

2019年9月13日(金) 配信

新造船完成イメージ

海―陸路で諏訪湖へ トレーラー11台で分割輸送

 アルピコグループの東洋観光事業(小林史成社長、長野県茅野市)が運営する「諏訪湖観光汽船」は、今年新たな遊覧船が完成する予定だ。2020年3月に新遊覧船の就航記念式典を開き、主に貸切での営業運航を開始する。

 同社は現在、長野県の諏訪湖で遊覧事業を行っている2隻の遊覧船のうち、建造から40年以上が経過し老朽化が著しい「竜宮丸」を廃船し、15年から造船計画を立ち上げた。4年にわたる歳月を経て新たに誕生する船は、諏訪湖貸切クルーズ船で、定員100人乗り。最上部に展望デッキを設けており、湖上の花火遊覧会場としても利用できる。船内では最大80人まで立食スタイルのパーティーを行うことも可能という。9月30日には公募した船名の投票集計結果から新船名が決定する。

 同新造船は、佐賀県唐津市の江藤造船所で建造が進められている。

 通常は海上で行われる完工・引渡しが、納品先が内陸地のため、造船所で建造した船を一旦分解しなければならない。11台分のトレーラーに分割し、海路と陸路で現地まで輸送される。その後、諏訪湖に仮設されたドッグで再び組み立て、工事・検査・進水式を行う計画となっている。

新造船建造中のようす(19年7月30日撮影)

 東洋観光事業の小林社長は「諏訪湖遊覧船は、長らく『白鳥』と『親子亀』の船体で親しまれてきたが、新しい時代に対応するために、従来の遊覧する船から『船を活用した新たな提案ができる船』を目指していく」と30年ぶりとなる新造船について語った。

 「新造船として注目されるだけでなく、『海なし県の長野県の諏訪湖で新しい船を造る』『どうやって造った?』という建造の過程についても十分話題性があると思う」とアピールしている。

 今後の予定スケジュールは、10月15日に進水式を行い、翌16日から湖上での運航テストや、追加工事を実施する。12月1日には、旧遊覧船退役イベント「さよなら竜宮丸」イベントを開く計画だ。

【古沢 克昌】

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