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空港リムジンバスと自動運転タクシーを連携 都心で実証実験

2019年7月23日
編集部:長谷川 貴人

2019年7月23日(火)配信

自動運転技術を活用したビジネスモデルの連携イメージ

 東京空港交通と東京シティ・エアターミナル(T-CAT)、日本交通、日の丸交通、三菱地所、JTB、ZMPの7社は2019年7月22日(月)、空港リムジンバスと自動運転タクシーを連携させた都市交通インフラの実証実験を行うことを発表した。東京都事業である「自動運転技術を活用したビジネスモデル構築に関するプロジェクト」に基づき、MaaSを活用して11月に2週間の期間で実施する。

空港リムジンバスと自動運転タクシーが連携したサービスは世界で初めての試み

 日の丸交通とZMP、三菱地所の3社は昨年夏、東京・丸の内エリアで自動運転タクシーを走行させ、需要の多い都心部路線でのドライバー不足の解消などの活用策や、ICT技術を活用した配車サービスの有用性を検証。今年はさらに発展させて、成田空港と羽田空港から東京シティエアターミナルを結ぶ空港リムジンバスと、自動運転タクシーを連携させて空港から丸の内エリアへのスムーズな移動を目指す。

 自動運転タクシーの走行区間は、東京シティエアターミナル(東京都中央区)と丸の内パークビルディング(東京都千代田区)を結ぶ約3㌔を予定し、日本交通と日の丸交通がタクシーサービスを提供する。さらに、空港リムジンバスと自動運転タクシーを組み合わせたサービスの提供を通じて、JTBがMaaSという概念に適応した新たな旅行サービスの商品化に関する検証も行う。

 同計画はモビリティ(移動)の連携により、交通混雑の解消や環境負荷の低減を目指すだけでなく、年々増加するインバウンド観光客の移動効率化も期待できるほか、交通弱者のサポートや慢性的なドライバー不足への対応を企図している。自動運転と複数インフラ連携を用いた同計画で、街における先進的な都市交通インフラ導入の可能性を検証し、国際都市・東京のさらなる機能向上を目指すという。

実証実験の概要(予定)

実施時期/期間:2019年11月/2週間

自動運転タクシー走行ルート:

 丸の内パークビルディング(東京都千代田区)―東京シティエアターミナル(東京都中央区)間(約3㌔)

自動運転タクシー車両:ミニバンタイプ(ZMP RoboCar® MiniVan) 2台

主催:東京空港交通株式会社、東京シティ・エアターミナル株式会社、日本交通株式会社、日の丸交通株式会社、三菱地所株式会社、株式会社JTB、株式会社ZMP

利用方法:2019年9月ごろ、ウェブサイトで利用者を募集予定

自動運転タクシーの走行エリア

自動運転タクシーの走行エリア

同プロジェクトにおける各社の役割

自動運転タクシー開発・・・ZMP

自動運転タクシー運行・・・日本交通、日の丸交通

空港リムジンバス運行・・・東京空港交通

施設提供・・・三菱地所、T-CAT

MaaSに適応した旅行サービス化検討・販売・・・JTB

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