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HIS、世界遺産ハロン湾クルーズ事業を開始 日系企業として初 

2019年6月13日
編集部:平綿 裕一

2019年6月13日(木) 配信

日系企業として初

 エイチ・アイ・エス(HIS、澤田秀雄会長兼社長)は6月12日、ベトナムのハノイにある世界遺産「ハロン湾」で日帰りクルーズ事業を始めるため、インドシナを中心に旅行関連のサプライヤー事業を行うThien Minh GroupとHISのベトナム現地法人で合弁会社を設立した。同日にはクルーズ船の開所式を実施。ハロン湾でのクルーズを取り扱う事業社は、日系企業としては初となるという。

 ベトナム北部に位置するハロン湾は、大小さまざまな石灰でできた奇岩が並ぶ景勝地として人気ある観光地。ユネスコ世界遺産にも登録されている。湾内はクルーズで巡ることが一般的であり、現在はコースごとさまざまな木造船が就航している

 既存の木造船と異なり、新たに就航させるクルーズ船は鉄製スチールを使用した最新式の大型船だ。揺れの少ない安定した遊覧を楽しめる。

 1階はハロン湾の景色を眺めやすい大きな窓を取り入れ、軽食やアルコールを含むドリンクを提供するレストランとなっている。2階は、乗客定員62人が過ごせる約170平方㍍のオープンエアのサンデッキとした。

 船内ではベトナムの民族衣装アオザイを試着体験できるなど、旅ナカのコンテンツの充実化をはかった。

 バロン湾には年間で400万人ほどの外国人旅行者が訪れ、近年は毎年10%以上の増加傾向(出典1)にある。そもそも、ベトナムにおける観光業が近年著しい成長を遂げている。 17年の外国人訪問者は約1290万人、国内観光客は7320万人(出典2)と、いずれも増加傾向にある。

 国連世界観光機関(UNWTO)から世界でも成長率の高い6か国のひとつと評価されているという。さらに20年までに外国人訪問者数を1700~2000万人まで増やす目標も掲げており、同社は「ベトナムにおける観光業は今後も拡大していく」とみる。

 出典1:ユーロモニター、出典2:ベトナム・文化スポーツ観光省 

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