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2年に一度の芸術祭「のせでんアートライン」10月26日から開催

2019年5月17日
営業部:野田 雄

2019年5月17日(金) 配信

のせでんアートライン2019 避難訓練

 のせでんアートライン妙見の森実行委員会(三好庸隆実行委員長、兵庫県川西市)は、2019年10月26日(土)~11月24日(日)に能勢電鉄(のせでん)の沿線やその周辺地域で、地域とアーティストが一体となって作る2年に一度の芸術祭「のせでんアートライン」を開く。2013年に始まり第4回となる今回のテーマは「避難訓練」だ。

 川西能勢口駅を入口に、のせでんに乗って妙見山へ至るまでのルート(新村落=ニュータウン)と、妙見山の裾野の集落(旧村落=キュータウン)をメイン会場に、国内外の8組のアーティストによるオリジナル作品の展示やパフォーマンスを展開する。併せて、地域の住民や団体が主体となって企画する「地域プロジェクト」も実施する。

開催テーマ「避難訓練」

 実行委員会によると現代は、自然災害や国際社会の諸問題から「渋滞に巻き込まれた」「学校や会社に行くのが辛い」といった個人の日常の悩みまで、さまざまな困難や災難がある。それらと向き合う中で必要な、心身の危険を予測する直感力、的確に対処する身体感覚の重要性が、改めて問われているように感じられるという。

 今回の芸術祭の舞台、兵庫県と大阪府をまたぐのせでん沿線地域には、都市部近郊でありながら昔からの原風景が広がり、とくに川西市黒川地区の里山は現在に至るまで人の手が入れられ、「日本を代表する里山」と称されている。「この里山の人々の知恵と技術に出会ったアーティストによって生み出された作品を鑑賞することで、『里山で生きる術』に触れられる。これにより時間や場所の概念を捉え直し、凝り固まった思考や筋肉を柔軟にし、我われがこれから進むべき新たな経路を指し示す。これがアートを通した『避難訓練』だ」(実行委員会)。

「のせでんアートライン2019」概要

テーマ:避難訓練

アートプロデューサー:前田文化

期間:2019年10月26日(土)~11月24日(日)の30日間

エリア:川西能勢口駅・能勢電鉄 妙見口駅~妙見山の一帯 ほか

目的:のせでん沿線の一市三町(川西市、猪名川町、豊能町、能勢町)が、府県を越え、アーティストや地域住民、企業、行政などのコラボレーションによって、「日本を代表する里山」と称されるこのエリアの魅力(歴史、伝統文化、自然、景観、食、人など)を伝える。そして、新たな価値を生み出し、新たな人の流れや交わりを作る。

プログラム:

(1)作品展示・パフォーマンス

 8組のアーティストが、川西市・猪名川町・豊能町・能勢町に滞在しリサーチやワークショップを実施する。

 地域の固有の歴史や風土などをリサーチしながら、本芸術祭のための新作アート作品を制作する。アート作品は、「のせでんアートライン2019」の開催期間中、妙見山や山裾の集落、のせでん沿線のニュータウンなどに展示される。

<参加アーティスト>(合計8組)順不同

井上亜美/いのうえあみ(1991~、日本・京都)

渡邉朋也/わたなべともや(1984~、日本・山口)

岡啓輔/おかけいすけ(1965~、日本・東京)

深澤孝史/ふかさわたかふみ(1984~、日本・北海道)

contact Gonzo/コンタクト・ゴンゾ(2006~、日本・大阪

拉黒子達立夫/ラヘズ・タリフ(1962-、台湾・花蓮/台東/台北)

渡部睦子/わたなべ ちかこ(1969~、オランダ・アムステルダム)

Diego Teo/ディエゴ・テオ(1978~、メキシコ・オアハカ)

(2)地域プロジェクト ※詳細は、6月頃発表予定

 「のせでんアートライン」初の試みで、公募によって集まった、地域が主体となるプロジェクト。個性豊かな地域住民や団体が新たな価値や仕組みの創出を目指して取り組み、同期間中に連携企画・イベントとして実施する。

プレ・プログラム

能勢ささゆり学園・児童館活動でのワークショップ

学校や地域コミュニティでのアウトリーチワークショップ:

 参加アーティストの渡部睦子が、川西市・猪名川町・豊能町・能勢町の学校や地域コミュニティ(地域団体やサークルなど)を訪れ、ワークショップを実施する。

期間:2019年6月中旬~10月中旬の期間で開催予定

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