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ブッキング・ドットコム、「サステイナブル・トラベル」の調査結果発表 日本人の意識低く世界との差 鮮明に

2019年4月19日
編集部:平綿 裕一

2019年4月19日(金) 配信

表1

 ブッキングドットコムジャパン(アダム・ブラウンステイン代表)は4月22日のアースデイに先駆け、2019年度版の「サステイナブル・トラベル」(旅行先の環境やコミュニティに配慮した旅行)の調査結果を発表した。今年で4回目。世界ではエコでサステイナブルな旅への認識や意識が高まっているものの、日本は立ち遅れている状況にあることが分かった。

 旅行者のおよそ4分の3(72%)は「次世代のために地球を守るには、人々は今すぐ行動しサステイナブルな選択を行う必要がある」と回答したが、日本は40%のみだった。

 旅行先での過ごし方に関しては、世界の旅行者の52%が「サステイナビリティを高めるために旅行中の行動を変え、可能な限り徒歩や自転車の利用、ハイキングを行うようになった」と答えた。日本人だけでみると、旅行先で行動を変えたのは34%に留まる。

このほか、世界の旅行者の41%は、「旅行中によりサステイナブルな行動をとるためのアドバイスを旅行会社から得たい」と答えた一方、日本人は22%のみ。情報収集にも消極的だった。

表2

エコな宿泊施設が人気

 ブッキング・ドットコムでは、世界的にサステイナブルな宿が人気を伸ばしているという。今後1年間の間に「エコな宿泊施設、または“グリーン”な宿泊施設に1回以上滞在する予定である」と答えた旅行者は、全体の73%に上った。この回答者の割合は、16年に62%、17年に65%、18年に68%と、4年連続で増えている。

 自分がエコな宿を探しているかを問わず、旅行者の7割は「宿がエコに配慮していることを知った場合、その宿を予約する可能性は高くなるだろう」と答えた(日本:36%)。

 一方、「世界的にサステイナブルな旅への意識は高いものの、宿の見分け方に関しては少々問題がある」(同社)という。旅行者の約4分の3(72%)が「宿泊施設のエコラベル(地球環境の保全に役立つと認定された商品につけるマーク)の存在を知らない」と回答した。日本ではより顕著な傾向にあり、84%が知らないと答えた。

サステイナブルな旅行の難しさも

 旅行者の約半数(世界:46%、日本:43%)は、「日常生活よりも旅行中の方がサステイナブルな選択を行うことを難しく感じる」と回答。世界の旅行者の約3分の1(31%)、日本の旅行者の34%にとって「旅行は特別な時間であり、サステイナビリティについては考えたくない時間である」ことが分かった。

 とくに「予定があるため、選べるサステイナブルな選択肢に限りがある」と回答した日本の旅行者は約半数(49%)と、サステイナブルな選択をすることに非積極的だった。

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