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HIS、新たな「パブリックビジネス推進室」を設立 指定管理ビジネスに初参入へ

2019年3月19日
編集部:平綿 裕一

2019年3月19日(火) 配信 

越前古窯博物館

 

 エイチ・アイ・エス(HIS)は4月1日から、地方創生を担う新たな専門部署「パブリックビジネス推進室」を設立し、同社として初の指定管理ビジネスに参入すると発表した。

 最初の取り組みで、福井県にある「越前陶芸村」の指定管理を始める。今後は全国の公共施設などの運営管理も行うなど、「事業を広げていきたい」(同社)と意気込む。

指定管理業務の概要

越前陶芸村(越前陶芸公園、福井県陶芸館、越前古窯博物館)における運営・管理

1、運営業務 イベントの企画・実施、広報宣伝・集客業務、陶芸教室など

2、施設・整備の維持管理に関する業務 施設など保守管理、清掃、警備など

3、施設・整備の利用許可、その他利用に関する業務 利用料金徴収など

※指定管理期間は2019年4月1日(月)~2024年3月31日(火)の5年間

◇越前陶芸公園(福井県丹生郡越前町小曽原120-61)…岡本太郎の「月の顔」、イサム・ノグチの「レインマウンテン」をはじめ、越前焼の窯元が制作したモニュメントなど、15 点のアート作品が点在。ピクニックなど家族で楽しめるスポットとなっている。毎年県内外から10 万人もの来場者で賑わう「陶芸まつり」、桜の時期の「越前陶芸村しだれ桜まつり」、秋の「秋季陶芸祭」なども開かれている。

 

◇福井県陶芸館(福井県丹生郡越前町小曽原120-61)…越前焼を、見て学ぶ「資料館」、作って楽しむ「陶芸教室」、使って味わう「茶苑」が揃った陶芸館があり、越前焼をより身近に感じていただけるよう、魅力を紹介している。併設された「陶芸教室」では、手ひねりや絵付けなど、子供から高齢者までつくる楽しさを気軽に体験できるようにした。

 

◇越前古窯博物館(福井県丹生郡越前町小曽原107-1-169)…越前焼研究の第一人者であり、越前焼の名付け親の一人である水野九右衛門先生が収集した、平安時代から現代に至るまでの貴重な資料(国登録有形文化財「福井県陶磁器資料」)を展示する「資料館」と水野九右衛門先生の住宅を移築した「旧水野九右衛門家住宅」、福井ゆかりの偉人、岡倉天心を顕彰する「茶室」がある。

 なお、4 月13 日(土)・14 日(日)には、「しだれ桜まつり~BLOSSOM FES~」を開く。600 本の桜が咲き誇るなか、陶磁器、木工細工、アクセサリーなどさまざまなジャンルで、過去最大規模150 を超える出店を予定している。

 今年は初企画としてスカイランタンイベントとしだれ桜のライトアップを実施する。願いごとを書いたランタンを一斉に夜空へ飛ばす。「幻想的な空の灯りと、夜桜のライトアップをあわせて楽しめる企画」だという。

 同社は今後、中部地区や関西地区の営業拠点と連携してツアー造成などを行う。施設への集客をはかり、「地域の活性化に力を注いでいきたい」(同)と展望を語った。

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