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復興担当相辞任 ― イノチガケで東北復興を(7/11付)

2011年7月11日
編集部

 松本龍復興担当相が7月3日、村井嘉浩宮城県知事と面会したときの、松本大臣の異常な目線の高さに違和感を覚えた。まるで江戸の将軍が地方に赴いて、弱小大名におどしをかけ、命令を下す構図そのままだった。 2日後に松本氏は辞任した。一部には、松本氏の実績や手腕を買う声もあったようだが、1千年に1度といわれる東日本大震災の復興担当相として、やはり最適の政治家ではなかったと思う。スタートから不協和音が出るようでは、先が思いやられる。辞任は早くて正解だ。後任の平野達男大臣に期待をかけるしかない。
 そもそも、東北地方を中心とした地域の復興担当相に、九州出身者の松本氏が任命された時点で、私は少し首を傾げた。その後も問題となったが、本当ではなかったにしろ「九州の人間なので東北の市町村が地図上どこにあるかわからない」といったような発言はすべきではなかった。おそらく東北出身の政治家だったら、そんな気の抜けた発言は考えられない。菅直人首相の任命音痴ぶりも露呈した。
 各地方には1千年、あるいは2千年をかけて築き上げた独特の文化や、風土がある。そこで生まれ育ち、生活をしている人間でしか理解し得ないものがあるはずだ。震災後数カ月、東北支援や復興の仕事に携わったくらいでは、知りえない奥深い伝統やしきたりなどもある。仮に九州で大震災が発生し、復興担当相に北海道の政治家が就任したとしても、しっくりとこないはずだ。
 本来なら、東日本大震災の復興担当相は、東北出身の政治家で、それも「イノチガケ」で復興に取り組める政治家でなくてはならないと思う。
 もしそのような政治家が日本にいないとしたら、こんな悲劇はない。
 生涯地元を離れず、足尾銅山鉱毒事件を告訴した田中正造のように「私欲」を捨て、イノチガケで地域の人々の暮らしを守る政治家が少ない。もちろん、私欲を捨てることなど、誰にでもできることではない。だが、現職の政治家はこの難しい仕事を自ら立候補して、名乗りを上げたはずだ。
 東北の文化や自然、人の営みを愛して止まない政治家が、イノチガケで復興に取り組める日本という国になればいいと願っている。

(編集長・増田 剛)

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