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No.358 ゆのごう美春閣 - 「誰と訪れても」選ばれる宿へ

2013年12月1日
編集部

ゆのごう美春閣
「誰と訪れても」選ばれる宿へ

〈「21世紀の宿を考える」シリーズ(1)〉 ゆのごう美春閣

 今回から、旅館経営者へのインタビューシリーズ「21世紀の宿を考える」をスタートする。シリーズ第1弾には、岡山県・湯郷温泉「ゆのごう美春閣」や、鷲羽山下電ホテルなどを経営する永山久徳氏が登場。ゆのごう美春閣は客室数85室、最大400人収容と、中規模旅館。旅館経営としては、難しい規模にある。永山氏は「中規模旅館は極端な方向性では上手くいかない。百貨店のようにお客様を絞らず、“誰と一緒に訪れても”選ばれる宿にしたい」と語る。

【増田 剛】

「百貨店」のような存在に

≪個人型、団体型の宣言はしない、相手を気遣う時間こそ旅館文化≫

 当時流行していた人間工学に興味を持ち、人の動きを解析するため、大学院では都市計画を専攻し、科学的なまちづくりのプランニングを学びました。大学を卒業した1991年は、好景気のピークだったため、就職先はたくさんあったのですが、大学院を出た93年はバブル経済がはじけた直後で環境が一変していました。就活して入社した大手不動産会社では、リゾート開発部門に配属され、バブル期の開発の後始末に直面することになりました。新入社員でありながら、ゴルフ場で売れ残っている数千万円の会員権を販売する対策として、「適正な価格はどのくらいか」を考え会員制度を改正したり、上場企業の役員などを相手にセールスして回ったりと、今から考えると本当に貴重な社会勉強をさせてもらいました。丸4年間働いたのですが、その間に、営業や商品開発、経理部門も経験し、自分の中ではある程度の達成感をもち、28歳の年に岡山に戻りました。

 

※ 詳細は本紙1527号または12月5日以降日経テレコン21でお読みいただけます。

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