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横浜DeNAベイスターズ、電子地域通貨実現に向け実証実験

2018年11月9日
営業部:後藤 文昭

2018年11月9日(金) 配信

電子通貨で買い物をする参加者

横浜DeNAベイスターズは11月7日(水)、ギフティと開発を進める電子地域通貨の実証実験を行った。実証実験は、同日CREATIVE SPORTS LAB(神奈川県中区)で行われたトークイベントのプログラムとして実施。参加者40人が、ブールバードカフェ「&9」での食事を楽しんだ。

 支払いは、携帯画面に電子スタンプを押してもらうことで完了する形式を採用。参加者からは「決済完了が分かり易い」と好評価だった反面、金額入力の操作の難しさなどの声も上がった。一方のスタッフからは、「今回は支払面でのミスもなく、レジ業務の効率化につながる」、「インフラ環境が整っていない野外でも使えると思う」といった声が聞かれた。

(左から)坂本氏、久保氏、齋藤氏

 トークイベントでは「横浜らしい地域通貨」などのテーマで、有識者が意見を出し合った。しま共通地域通貨発行委員会(長崎県長崎市)の久保雄策氏は、観光客向けの地域通貨「しまとく通貨」を完全電子化するプロジェクトを主導した経験から仕組み作りを提案。「地域通貨を生かして顧客をどう引き込むかが重要。導入すれば儲かるというものではない」と指摘し、「行政主導ではなく、地域全体で仕組み作りを行うことがカギだ」と訴えた。

 これを受け、処デザイン学舎の齋藤美和子代表は、「横浜の人は地元愛が強いので、地域通貨は作りやすいと思う。ただし、便利さでは既存の電子通貨に負けてしまうので、使って楽しい仕掛けも必要だ」と提案した。日本政策投資銀行地域企画部の坂本広顕課長もユーザー体験としての面白さを重要視する。「これからの決済アプリは、いかに楽しませてくれるかがポイントになる。ユーザーに意味ある楽しさを提供するために、既存のスマホアプリとの連動やAR、GPSの活用も考えられる」と語った。

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