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食のテキスト化で「地域の食をブランドにする!」金丸弘美〈著〉

2018年10月12日
編集部:増田 剛

2018年10月12日(金)配信 

「地域の食をブランドにする!」

食環境ジャーナリスト・食総合プロデュ―サーの金丸弘美氏はこのほど、「地域の食をブランドにする! 食のテキストを作ろう」を岩波ブックレットから発行した。

 「農産物を売り出したい」、「ブランドにしたい」といった相談を受ける機会が多い金丸氏は「食のテキスト化」を勧めている。

 テキストとは、農産物や海産物などの履歴を作ること。環境や、品種、歴史、文化、栽培法、栽培の履歴、量、栄養価、出荷法、食べ方までしっかりと調べ、特徴を明確にする。これによって、相手に具体的に伝えることが可能になる。

 テキストを作成した後は、「参加型ワークショップを開くことが大切」と金丸氏は話す。地域のくだものや畜産物、野菜などを組み合わせて、農家や栄養士、商工会など地域の食に携わる人が参加して、料理家を中心に20―30品目を作る。関係者で試食し、味を理解したうえでレシピ化する。

 このワークショップとテキストを組み合わせることによって、地域で地元の食が利用される幅が大きく広がる。さらに、購入する人にもさまざまなレシピの提案ができ、売りやすくなるなどのメリットがある。

 金丸氏は「地域の人がお互いにノウハウを共有し、連携すれば、四季折々にさまざまな食の提供が可能になる。ひいては観光振興にもつながる」と語る。定価(本体620円+税)。

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