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国内外ともに過去最高、新名所開業の東京が人気

2012年7月21日
編集部

2012年夏休みの旅行動向数値

 JTB(田川博己社長)がこのほど発表した、「夏休み(2012年7月15日―8月31日)に1泊以上の旅行に出かける人」の旅行動向によると、総旅行人数は前年比2・4%増の7703万人。国内旅行は同2・3%増の7431万人、海外旅行は同4・6%増の272万人と、国内・海外ともに過去最高の予測となった。旅行動向はJTBグループ販売状況、航空会社予約状況、業界動向、1200人のアンケート調査などから推計した。

 国内の旅行日数の平均は前年より0・017日プラスの2・35日。昨年は1泊2日と6泊以上が多く、二極化傾向がみられたが、今年は1泊2日が減少し、2泊3日と4泊以上が増加している。節電をきっかけに注目された長期滞在旅行は昨年の関東地域に続き、今年は関西地域などにも広がり、新しい旅行スタイルとして認知されつつある。また、夏の旅行回数は2回が18・8%(前年は15・1%)、3回が3・5%(同1・6%)、4回以上が1・9%(同0・7%)と2回以上が大きく増加した。

 国内旅行をみると、東京スカイツリーやお台場のダイバーシティ東京、渋谷ヒカリエなど新名所が次々と開業した東京への関心が高く、名古屋や大阪から東京・横浜方面への人気が高い。東北は夏祭りや世界文化遺産に登録された平泉を中心に復調しつつあり、東北4大祭りの「青森ねぶた祭り」「秋田竿燈まつり」「仙台七夕まつり」「山形花笠まつり」や「大曲の花火」などに多くの人出を予想。避暑需要で信州方面への人気が今年も続き、関西・中京方面からの申込も増えている。

 また、LCC利用で移動費用が抑えられることで、旅先で少し贅沢をしたり旅行回数を増やしたりするなど新たな旅行需要につながることも期待される。出発ピークは東日本発が8月11、12日、西日本発が12、13日。

 海外旅行をみると、新規路線の増加や機材の大型化で首都圏・関西を中心に座席供給量が大幅に増加し、円高の恩恵と合わせて渡航者が増加。方面では、ハワイ、グアム・サイパンが人気だ。近場の韓国、台湾を中心にアジア方面も引き続き人気が高く、東南アジアではマリーナベイサンズが注目されたシンガポールの人気が高く、タイも堅調に伸びている。欧州も好調でロンドン五輪のツアー人気のほか、フランスやイタリア方面が人気になっている。JTB企画商品の予約状況からみると、欧州やハワイは8月11日、アジアは8月12日の出発が多い。

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