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前年比17%増の予約、8月出発は過去最高ペース

2012年7月21日
編集部

<人気渡航先>

 エイチ・アイ・エス(HIS、平林朗社長)はこのほど、2012年夏休み(7月14日―9月30日)の予約状況からみる海外旅行動向を発表した。予約状況は、好調だった昨年をさらに上回る前年同日比17%のプラスで推移している。

 曜日配列上、9月に連休を取りづらいことから家族旅行を中心に7、8月の出発が人気。とくに8月出発は昨年に続き、過去最高の出国者数の更新を見込む。グアム、ハワイといった人気渡航先は前年同日比2ケタ増で推移。ファミリー予約数は前年同日比5割以上の伸びをみせ、「かぞくで海外旅行」商品の人気が高い。

 人気渡航先ランキングでは10都市中7都市がアジアで、上位のソウル・バンコク・台北ともに2ケタ以以上の伸びを示す。また、円高が追い風となり、ヨーロッパを中心に展開する添乗員同行の旅「impresso(インプレッソ)」は、シニア層からの予約も高まり前年同日比4割以上のプラス。アメリカ本土への予約も前年同日比2割以上の伸びを示している。

 7月27日から始まるロンドンオリンピックの観戦ツアーも好調に推移。ロンドンはホテルが混み合い、渡航先をパリにし、ロンドンまで日帰り観戦に行く個人旅行者の動きも見られる。

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