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#インスタグンマー高崎を開設 じわじわくる高崎を配信

2018年8月2日
編集部:飯塚 小牧

2018年8月2日(木) 配信

群馬県高崎市は7月27日(金)に、市内のよく見るとじわじわとおもしろい“じわジェニック”な風景を、インスタグラムを通して発信するWebサイト「#インスタグンマー高崎」をオープンした。高崎市は2017年9月末から、長年愛される絶品ローカルグルメを紹介するグルメサイト 「絶メシリスト」 を公開。「#インスタグンマー高崎」は、このれに次ぐ第2弾のプロモーション。なお、「絶メシリスト」は書籍化され、8月1日(水)から販売を開始している。

インスタグンマー高崎

 サイトは、市内の高校生とプロのカメラマン・ライターで編成された「インスタグンマー高崎製作委員会」が運営。一見平凡な風景でも、よくよく見るとなんだかおもしろい、じわじわくる。そんな“じわジェニック”な写真を投稿していく。また、一般の人も「@instagunmer」に向けて「#インスタグンマー」「#高崎」のハッシュタグをつけて投稿すると、サイト内に表示されていく仕組みになっている。

 そのほか、投稿された“じわジェニック”な写真の撮影場所をすべてマップにプロットしていく「インスタグンMAP」や、「フリーグンマー素材」、月に1回最も“じわジェニック”な写真を選ぶ「インスタグンマー・オブ・ザ・マンス」など、さまざまなコンテンツを用意。ぜひあなたも高崎市を訪れインスタグンマーになってみては!?

■“映えダルマ”がもらえる!インスタグンマー・オブ・ザ・マンス
 

 数ある投稿の中から、とくにじわじわくる“じわジェニックな作品”を委員会が独断と偏見で選考し、毎月勝手に表彰していく。今月の1枚に選ばれた投稿者には、インスタ映えすること間違いなしの“映えダルマ”をプレゼント。賞品のデザインは毎月異なり、ここでしか手に入れることができない。

 8月の賞品は「パンケーキだるま」。応募方法は、①「#インスタグンマー高崎」の公式インスタグラムをフォロー。②じわじわする写真を撮影。③「@instagunmer」、「#インスタグンマー」、「#高崎」 とともに写真を投稿していただくだけ。結果発表は、表彰者にのみインスタグラムのDMで知らせる。詳細はWebサイト参照。 

“高高”の新聞部でディスカッション

■「インスタグンマー高崎製作委員会」の取り組みのようす
 7月、「インスタグンマー高崎製作委員会」の一員である、群馬県立高崎高等学校の新聞部の学生15人と、プロのカメラマン・ライターによる第1回ワークショップが行われた。ワークショップでは、市の“じわジェニック”な写真にハッシュタグをつけるため、3グループに分かれディスカッションを実施。その後、各グループの代表者が話し合いで出てきたハッシュタグを発表。地元学生ならではのハッシュタグの数々に笑いが起こった。

【参加高校生のコメント】
 「普段見ている風景にハッシュタグを付けて、高崎市らしさを表現することはやったことがなく、難しかったです。でも、どうしたら面白くなるのか細かいところまで話し合い、発見した時はとても楽しかったです。ハッシュタグは、長くなりすぎず、分かりやすいインパクトがある言葉になるように工夫しました。新聞部は、高崎市内のいろいろな場所に取材に行くので、『#インスタグンマー高崎』に投稿する風景も探していきたいと思います。」
 「今回のワークショップを通して、高崎市ってやっぱり不思議なところがあるなと改めて思いました。もう見慣れた風景ですが、ビルが立ち並ぶなか、大きいダルマがぽつんといたり、高崎市ならではの写真がたくさんありました。高崎市以外の人たちにもそういう風景を楽しんでほしいと思います。」

■『#インスタグンマー高崎』の企画背景
①加速する東京一極集中、深刻化する若者の地域離れ
 総務省が発表した「住民基本台帳人口移動報告(2017年)」によると、東京圏(埼玉、千葉、東京、神奈川)は、転入者が転出者を上回る「転入超過」が11万9779人となっており、東京圏の転入超過は22年連続になっている。さらに、同省統計局は「転入者の多くを15~29歳の若年層が占める」と指摘。大学進学や就職を機にした若者の東京圏集中が止まらない現状が浮き彫りに。

出典:「住民基本台帳人口移動報告(2017年)」(総務省)
     http://www.stat.go.jp/data/idou/2017np/kihon/pdf/all.pdf

②年々減少する群馬県、高崎市の人口
 2017年に公開された群馬県企画部統計課の調査によると、群馬県の人口は2005年から13年連続で減少。15歳未満の人口は過去最低の12・4%、65歳以上の人口は過去最高の28・9%を記録した。さらに、高崎市の人口も2015年から徐々に減少し、少子高齢化が進んでいる。

出典:「群馬県移動人口調査結果(2017年)」(群馬県企画部統計課)
     http://toukei.pref.gunma.jp/idj/IDJ2017.htm
   「群馬県年齢別人口統計調査結果」(2017年)」(群馬県企画部統計課)
     http://toukei.pref.gunma.jp/nbj/data/nbj2017.pdf

 富岡賢治市長は「近年、地方では若年層の地域離れが社会課題になっています。高崎市でも、多くの若者が進学・就職を機に東京に移り住んでいます。そのような状況のなか、どうしたら高崎市の良さが伝わり、残りたい、戻ってきたい場所になるのかを考えました。昨年9月にスタートした『絶メシリスト』では、これまで光が当たりにくかった高崎市の昔ながらの飲食店を紹介し、注目される様になりました。反響も大きく、皆様に知っていただく良い機会になったと感じています。今回は若者にアプローチすることを目指し、現在人気のインスタグラムに注目しました。『#インスタグンマー高崎』には、高崎市内の高校生が製作委員会として参加してくれています。この取り組みを通して、地元の若者と交流を持ちながら、まち全体を盛り上げていけることを大変嬉しく思います」とコメントしている。

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