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handy Japanの講演で3者揃い踏み 勝瀬CEO「まだまだ成長する余地ある」

2018年7月20日
編集部:平綿 裕一

2018年7月20日(金) 配信  

勝瀬氏(中央)と平林氏(左)、村上氏(右)

スマートフォンレンタルサービス「handy」を展開するhandy Japan(勝瀬博則CEO)は、7月20日(金)に東京都内で開かれたソフトバンクワールド2018で講演を行った。新たに迎えた前HIS社長の平林朗氏と、前ヤフーCMOで現LinkedIn Japan日本代表を務める村上臣氏の2人も登壇。勝瀬氏は「業界をリードしている両者を迎えられ本当に嬉しい。世界に両者のすばらしい才能を還元したい」と語った。

 登壇した平林氏は「インバウンドが急激にFIT(海外個人旅行)化している。これまでと違い、旅行会社の立ち位置が難しくなっている。ハンディは旅行時に拠点となるホテルで、旅行者にタッチできることが革新的。これまでなかったタッチポイントを持っている」と期待を込めた。

 村上氏はスマホやインターネットの普及が進んだことに触れ、「最後のミッシングピースがIoT領域となる。ハンディがこのラストワンマイルを埋めうる。お客様との接点を作っていくというのは、私もやりたかったこと」と今回就任した背景を話した。 続けて「IoT領域は、これまで人がマシンに合わせていたが、マシン側が人に歩み寄ってくる時代が、10~20年でやってくる。今後のIoT領域でのハンディの進化に期待してほしい」と意気込んだ。

 同社は7月2日にソフトバンクとの資本・業務提携契約締結に関する発表を行った。このなかで中期戦略として「Travel Agent」「Hotel IoT」「Media」の3領域に力を入れていくとした。人的資本・投資にも注力し、「Travel Agent」領域で平林氏を、「Hotel IoT」領域で村上氏を迎え入れた。残る「Media」領域も順次発表していく見通し。

 ハンディは昨年7月のサービス開始から1年ほどで、日本国内全客室の30%(24万室)ほどのシェアまで成長。東京では6割、大阪は4割の宿泊施設で導入が進む。

 訪日外国人旅行者の利用状況はアクティブユーザーが86%で、1人当たりの1日平均利用時間は1時間以上だという。ハンディ端末の持ち出し割合は7割を超え、消費者に浸透してきている。

 一方、旅行領域の先も考えている。勝瀬氏は「現在はホテルの中に入っている。これが賃貸住宅に入ったらどうか。そうなると市場が5千万室にまで増える。さらに病院やレンタカーなど、ハンディは場所に付くIoTのターミナルになる可能性もある。旅行領域はもちろんだが、ハンディは人と物と場所をつなぐシステムとして、まだまだ成長する余地がある」と展望を語った。

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